第40話「ウドは大木になるのか・・・」の続編です。できれば先に第40話をお読みください。 「ウドノキと言う常緑樹があってそれは直径1b、高さ18bほどの樹になります。」とメールを 頂いた。メールには、「この樹は伐採後、数ヶ月で腐朽してしまいまったく役立たないのでウドの 大木の話はもしかしてこの樹のことを言うのではないだろうか」とも書かれていました。ウドノキ は沖縄、小笠原から熱帯アジアに分布しているオシロイバナ科の樹木です。別名をオオクサボクと 言います。大きな木なのに簡単に鎌で刈れるそうです。高さ18bなら大木と言ってもよいと思い ますし、そして切った木は腐朽して役立たないとなれば「ウドの大木」にぴったりだなあと思えま す。どんな樹なのか見たいものと思い手元にある樹木図鑑を調べましたが載っていません。ホーム ページ検索ではやっとのことで画像を見つけました。 ウドノキ(オオクサボク)の画像は こちら 青木さんの Botanical Garden(電脳植物園) このウドノキを調べているうちにどうやら「ウドの大木」はこの木のことから生まれたと言う説明 に出会いました。そうすると「ウドの大木」のことばは沖縄や小笠原諸島において発生したことに なりそうですが・・・。 なお、ウドノキを調べる中でウドノキ科と言う科があることを知りました。でもウドノキはウドノ キ科ではありません。(植物学者様、紛らわしいことしないでください。) ※ 世界一の植物いろいろの話の中にウドノキは「世界一の軟木」として取り上げられています。 幹まわり5〜8mの巨木でもウドノキは鎌で刈れるやわらかさだそうです。 |