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報告者  土 井

 2025年6月5日(木)社楽の会を布袋北学習等供用施設で開催しました 。

参加者は土井、伊藤先生(岩北小)、髙木先生、髙木先生、木下先生(犬西小)、藤田先生(布北小)、奥村先生、吉田(岩東小)、高橋先生(岩倉市教委)の名でした。
今回は、布袋ふれあい会館の最初の回です。

今回の内容
1 質の高い探究的な学びの実現(情報活用能力との一体的な充実)
 大阪・関西万博へ行ってきました!
3 (予告) 岐阜市立加納小学校研究発表会
4 【学級崩壊の芽】教師の致命的なミス10-こうして学級は壊れる
5 FW報告
6 AIを使いこなせ - 続報 -

 
         

次回
 6月19日18時 第2会議室です 

1  質の高い探究的な学びの実現(情報活用能力との一体的な充実) https://www.mext.go.jp/content/000360892.pdf

 スライドで紹介します。

 

2 大阪・関西万博へ行ってきました!

昨日(64日)大阪・関西万博へ行ってきました。

あまり予備知識なく行ったもので、行って分かったことをブログにまとめています。

これから行く人は、ぜひ参考にしてください。

 https://blog.goo.ne.jp/syaraku0812/e/4e08d4061bcb8e390be982a5cf784ce7   

 

3 (予告) 岐阜市立加納小学校研究発表会

 627日(金)特別活動 8:1512:30   628日(土)教科    8:1512:05  

 前回紹介した澤之向先生の歴史の授業を見ることができます。私も行きます。別紙で紹介しました。

 

4 【学級崩壊の芽】教師の致命的なミス10-こうして学級は壊れる

https://www.youtube.com/watch?v=6ZFsWccLPhs 

実際に見ると21分かかります。時間がない人は、NotebookLM に「具体的に書かれていることをまとめてください。」とたのむと、以下のようにまとめてくれます。

 ――――――――――――――――――――

学級を壊す10の地雷:

 

1. 叱ったことを教師自身がやってしまう

子どもに注意したり叱ったりしたことを、教師自身が行ってしまうこと。

例えば、机が汚い子どもに「机をきれいにしなさい」と言っておきながら、教師の机がぐちゃぐちゃな状態などがこれにあたります。

また、「相手を見ずに聞く」「相手の顔を見て聞きなさい」と言ったのに、教師自身が忙しさにかまけて相手の顔を見ずに話を聞くことも含まれます。

子どもは「先生、言っていることとやっていることが違うじゃないか」と感じ、関係が破綻していく原因となります。

 

2. 静寂を作らない

子どもたちの話を聴く時、子どもたちが話す時、教師が話す時など、話を聞くべき時に静寂を作らないこと。

聞くことは相手を大切にする基本であり、そのためには静寂が必要です。

騒がしいまま説明や指示を始めてしまうなどがこれにあたります。

体調が悪かったり時間がなかったりする場合でも、静寂を作ることを徹底することが重要です。

 

3. 言っていることがコロコロ変わる

教師の言っていることが日によって、あるいは人によって変わってしまうこと。

昨日と言っていることが今日違う、Aさんには良いと言ったのにBさんにはダメと言うなどです。

特に高学年や中学生になると、子どもは「先生、言っていること違うじゃないか」「先生ひいきだ」と感じます。

教師が廊下を走っても許されるのに、子どもが走ると叱るなど、教師と子どもで基準が違う場合もこれにあたります。

言っていることに一貫性を持たせることが、信頼獲得に関わってきます。

 

4. 話が分かりづらい

教師の説明や話が分かりづらいこと。

分かりづらい話が続くと、子どもの心が次第に離れていき、耳を傾けなくなります。

早口や、余計な補足が多いことが原因となることがあります。特に優しく丁寧な先生ほど、あらゆるパターンを説明しようとして話が長くなり、何が重要か、何をすべきかが分かりづらくなる傾向があるとしています。

説明はシンプルにし、10説明したいところを5割程度に抑え、足りない部分は質問で補足していく方が良いとしています。

 

5. 減点方式

子どもの足りないところや良くないところばかりに注意を払い、悪いところにバツをつけるかのように関わっていくスタンスのこと。

注意する割合が褒める割合よりも多くなってしまっている状態を指します。

子どもたちとの関係を壊してしまうため、避けるべきだとしています。基本的には褒めて伸ばす方が良いと述べています。

 

6. 馬鹿の一つ覚え的点方式 (ずっと褒めっぱなし)

減点方式とは逆に、とにかく褒めておけば良いという考え方で、ずっと褒め続けること。

これは教師の指導基準が曖昧になっている状態であり、悪いことでも褒めてしまうことにつながります。

悪いことは「それは違います」「それはダメです」とき然とした態度で伝える必要があり、ずっと褒め続けるだけではいけないと述べています。

 

7. ネガティブ発言のスルー

人を傷つけたり学級の雰囲気を悪くしたりするネガティブな発言や態度を、教師がスルーしてしまうこと。

「チクチク言葉」や「マイナス発言」と呼ばれるものがこれにあたります。

スルーしてしまうと、ネガティブな言動が広がり、その教師への信頼が落ちていく原因となります。

 

授業中など大量の情報が入り乱れる状況では、ネガティブ発言が不明瞭に聞こえてしまい、スルーしてしまうことがあるとしています。

不明瞭でもネガティブな発言が聞こえたら、一度活動を止めて子どもたちの注意を引き、「今聞こえた言葉は誰ですか?」と問いかけることで、「先生は些細な発言も見逃さない」という姿勢を示すことが重要だと述べています。

 

8. トラブルを解決しきらない

子どもたちの間で起きたトラブルを、解決しないまま次の活動に進んでしまうこと。

謝罪や反省の気持ち、許す態度などが見られることが望ましいにも関わらず、時間がない、あるいは子どもの言っていることがよく分からないといった理由で、「次から気を付けてね」などと簡単に済ませてしまう場合があります。

トラブルが解決されないままになると、子どもたちはモヤモヤした気持ちを抱えたままになり、それが家庭に持ち帰られて保護者から連絡が来る原因となることがあります。トラブルは一つずつ解決していくことが大切です。

 

9. 悪のりする

教師が子どもをいじったり、適当なふりをしたりすること。

堅物で真面目な教師は嫌われると思ったり、子どもとの距離を縮めたい(あるいは忖度したい)という気持ちから、ユーモアを交えるつもりが、いつの間にか子どもをいじる側になってしまったり、きちんとしなければならない場面で適当な態度をとってしまったりする場合を指します。

子どもたちは教師に平等さ、公平さ、真面目さを求めていることがほとんどであるため、教師は理想的な姿で子どもたちに関わるべきだと述べています。変な悪のりや忖度は不要だとしています。

 

10. 自分の意見をすぐ言う

教師が自分の考えや意見をすぐに子どもに言ってしまうこと。

これは子どもの口を塞いでしまうことにつながります。

教師は人生経験が豊かで準備もしているためすぐに考えがまとまりますが、子どもは初めて問われたことに対して考える時間が必要です。

教師が子どもの考える時間(良い意味での沈黙)を待てずに、「ちなみに先生はこう思うよ」などと自分の意見を先に言ってしまうのは良くないとしています。

子どもが考え、口から出すまでにはおよそ8秒かかるとの文献があることに触れ、子どもが考えをまとめるまで8秒待つことが重要だと強調しています。

これらの「地雷」を踏まないようにすることで、学級が悪い方向へ向かうのを止めることができ、学級の雰囲気や秩序が安定していくと述べられています。

 

よくわかります。私も、いくつか過去に失敗した思い出があります。ぜひ、参考にしてください。

 

5 FW報告

津島街道・あま -1- 恵那巡り -1-、は終了しました。

今連載中は、大垣城・大垣宿-1- 。

 おもしろい!お城そのものは元国宝。さすがに関ヶ原の戦いで西軍の起点になったお城ですが、天守以上に面白いのが、「水」です。外堀がかなり残っている点では全国トップクラスでしょう。また、芭蕉「奥の細道」の結びの地。俳句に関する碑が数多くありました。さらに、「美濃路」が城域を貫いているのも特長です。そして、映画『聲の形』の舞台。聖地巡礼の人もいるそうです。さらに岐阜県の文化的な豊かさにも考えさせられました。ぜひブログをご覧ください。

 




















6 AIを使いこなせ - 続報 -

 大学の授業では、AI活用を義務の一つにしています。学習指導案を作成した後、アドバイスを求めるというものです。

 これを始めて3年目になりますが、昨年の最後の振り返りでも、多くの学生が触れていました。

 しかし、より強力な方法がわかりました。

 「教科書・ワークシート」など、関連するものも一緒にアップロードすること。

 アドバイスの精度が格段に上がりました。まさにコロンブスの卵。

 ぜひやってみてください!