植物豆知識の頁 16


都 道 府 県 の 花 と 木


愛知県の花 「かきつばた」 (画像クリックで拡大)

  他県の方に「愛知県の木はハナノキです。」と言ったら「花の木と言うんですからきれいな花が
咲くのでしょうね。どんな花ですか。」と質問されてしまった。
  紅葉がうつくしい木であることは知っていたが、花については知識がなく赤面した。
  4月、若葉が開く前に紅色の花(雄花がうつくしい)が咲いて、よく目立つことからハナノキの
名がつけられたそうです。
  その後、豊根村、東栄町などでハナノキを見ました。

画像クリックでハナノキのページ

制定・指定・告示等年月日とコメントは各都道府県の頁を参考にしました。なお、現在調査中なので随時追加します。

==花==

北海道   スズラン科       すずらん
         
青 森   昭和46年09月23日指定  バラ科           りんご 
         リンゴは全国第1位の生産を誇り、りんごの花は県民の生活と切り離せないものである。                  
岩 手   ゴマノハグサ科   なんぶむらさききりのはな 
         
宮 城   昭和30年03月制定   マメ科           みやぎのはぎ
         夏から秋にかけて、赤紫色や白色の花が咲きます。
秋 田   キク科           ふきのとう
         
山 形   キク科           べにばな
         昭和57年03月31日告示「江戸時代全国に名声を博し、今も県を象徴する花」
福 島   ツツジ科         ねもとしゃくなげ
         昭和29年03月22日    「NHK開局29周年特別番組の中で、福島県の郷土の花として発表」
茨 城   バラ科           ばら
         
埼 玉   サクラソウ科     さくらそう
         昭和46年11月05日指定「サクラソウ科に属する多年草で、川のほとりや野原に自生し、春先にハート形の花びらの
         花を咲かせる。北海道南部から四国沿岸まで分布し、県内でもかつては荒川沿岸に広く自生していた。田嶋ケ原(
         さいたま市)の自生地は、今も昔ながらの面影を残し、国の特別天然記念物になっている。
栃 木   ツツジ科         やしおつつじ
         昭和44年10月01日告示「やしおつつじは、県民の郷土愛と郷土意識を高めるとともに、昭和45年に開催された日本
         万国博覧会を記念して、県花選定委員会の答申により選ばれました。那須高原、塩原などを中心に、県中央部や南
         部の山地にも広く分布しているツツジ科の落葉低木です。花は、直径5pくらいで、淡紅色、白色、濃紅紫色など
         があり、4月中旬から5月上旬にかけて咲く春のシンボルです。
群 馬   ツツジ科         れんげつつじ
                             「ツツジ科の落葉低木。5〜6月中旬にオレンジ色の花を咲かせます。県内に群生地があり
         一部で天然記念物に指定されています。」
千 葉   アブラナ科       なのはな 
                             「昭和29年4月、NHKが中心となり一般から公募したもので、正式には決められていませんが
         菜の花として広く親しまれています。」                
東 京   バラ科           そめいよしの 
                     
神奈川   ユリ科           やまゆり 
         昭和26年01月制定     「やまゆりは、県民の皆さんの投票で最高点となり、昭和26年1月に全国に先がけて県の花
      として制定されました。やまゆりは、全美・荘厳の花ことばで知られる我が国独特の花で、神奈川県の気候風土に
      よく合い、三浦半島や津久井地方また丹沢や箱根など県内各地でその美しい花を咲かせ、その気品に満ちた美しい
     姿が昔から多くの人々に愛されて県の代表となっています。」                
新 潟   ユリ科           チューリップ 
         昭和38年08月23日制定 「チューリップは、明治後期の三島郡越路町で栽培が試みられ、産業として栽培が本格化し
         たのが現在の新津市内です。肥沃な土地と気象条件に恵まれ成功し、全国のチューリップ球根の生産発祥の地とい
         われています。今では県内で広く栽培され、諸外国にも輸出しています。切花の生産量は日本一です。」            
長 野   リンドウ科       りんどう 
                    「やや乾いた山地や草地に自生し、9〜11月ごろ紫色の美しい花を咲かせます。茎は 30〜60
         cmで大きいものは1mくらいのものもあります。気品のあるこの花が咲くと秋の深まりを感じます。」    
山 梨   バラ科           ふじざくら
         昭和29年制定         「4月から5月にかけて、富士の裾野を彩ります。木はあまり大きくならず、花びらも小型
     で下むき加減に開きます。きびしい富士の風雪に耐えて、つつましやかに咲く花は「和と忍耐」を表しています。   
静 岡   ツツジ科         つつじ 
         昭和40年09月21日選定 「静岡県には、数多くの野生のつつじがあります。なかには静岡県だけにしかない品種もあ
     ります。「県民のだれにも親しまれ、栽培も容易で本県の気候風土に適したもの」という条件で静岡県の花の会連
         合会が「県の花」を公募した結果、最高点だった「つつじ」を県の花に決めました。         
富 山   ユリ科           チューリップ 
         昭和29年03月22日制定 「4月下旬になると、礪波地方をはじめ各地でこの花のじゅうたんが見られます。本県の特
      産品の一つで新品種「黄小町」はオランダの種苗登録を受けました。」
岐 阜   マメ科           れんげそう 
                       
愛 知   アヤメ科         かきつばた
         昭和29年選定         「在原業平朝臣が現在の知立市八橋を訪れたとき、そのあたりの花の美しさに旅情をなぐさ
         め、カキツバタの5字を詠み込んでうたった(伊勢物語)と伝えられています。昭和29年NHK、全日本観光連盟な
         どの共催により、郷土の花(県の花)に選定されました。」               
石 川   ユリ科           くろゆり
         昭和29年03月19日制定  郷土の花、「白山に群落が見られる高山植物。」 
福 井   ヒガンバナ科     すいせん 
                        
滋 賀   ツツジ科         しゃくなげ
                                    
三 重   アヤメ科         いせはなしょうぶ 
                 
京 都   バラ科           しだれざくら 
                     
奈 良   バラ科           ならのやえざくら 
             
大 阪   イネ科           あし
                              
和歌山   バラ科           うめ 
                
兵 庫   キク科           のじぎく
                          
鳥 取   バラ科           にじゅっせいきなし 
               
岡 山   バラ科           もも 
                    
島 根   ボタン科         ぼたん 
                        
広 島   カエデ科         もみじ 
                          
山 口   ミカン科         なつみかん 
                      
香 川   モクセイ科       オリーブ 
                       
徳 島   ミカン科         スダチ 
                          
愛 媛   ミカン科         みかん 
                          
高 知   ヤマモモ科       やまもも
                          
福 岡   バラ科           うめ 
                             
大 分   バラ科           ぶんごうめ
                 
宮 崎   ヒガンバナ科     はまゆう 
               
佐 賀   クスノキ科       くすのき  
                        
長 崎   ツツジ科         うんぜんつつじ
                    
熊 本   リンドウ科       りんどう 
                        
鹿児島   ツツジ科         みやまきりしま 
                   
沖 縄   マメ科           デイゴ   
          
               
==木==

北海道   マツ科           えぞまつ
青 森   ヒノキ科         ひば(別名あすなろ)
         昭和41年11月15日指定「ひばはアスナロとも呼ばれ、第32回国民体育大会の愛称となりました」                   
岩 手   マツ科           なんぶあかまつ 
宮 城   ニレ科           けやき
         昭和41年09月制定    「県内各地に見られ、仙台市青葉通、定禅寺通にはケヤキ並木があります」
秋 田   スギ科           あきたすぎ
山 形   バラ科           さくらんぼ
         昭和57年03月31日告示「初夏の味覚として全国一の生産量を誇る果樹」
福 島   ニレ科           けやき
         昭和41年09月28日公募選定「北海道と九州の一部を除く日本全土に分布し、福島県内にも広く分布しているニレ科
         の落葉高木、陽のあたる場所を好み、成長が早く、寿命が長いのが特徴です」
茨 城   バラ科           うめ
埼 玉   ニレ科           けやき 
         昭和41年09月05日指定「ニレ科の落葉樹で春に織田らしい葉とともに、うすい黄緑色の小さな花をひらく。県内に
         古くから自生し、『清河寺の大ケヤキ』(さいたま市清河寺)をはじめ、各地に天然記念物に指定されたケヤキが
         ある。   
栃 木   トチノキ科       とちのき
         昭和41年06月28日告示「県木・トチノキ(栃の木)は、平和のシンボルである緑の意義を自覚し環境緑化を推進す
         るため、県庁内で組織された企画調整委員会で選定しました。この木は、その名前により古くから郷土の木として
         親しまれている落葉樹で、葉は手を広げたような形をし、5月頃、白やピンクの優雅な花が咲き、実は粉末にする
         と餅や団子などの材料として食用になります。」
         
群 馬   マツ科           くろまつ
                             「内陸山間部で繁茂するのは珍しいマツ科の常緑高木。県内では赤城山南面に広く植樹され
         ており、県庁構内でも老木が趣をそえます。」
千 葉   マキ科           まき 
         昭和41年9月29日指定 「本県の気候風土にあい、公園、庭木など県民の目によくふれる木として選ばれました。」               
東 京   イチョウ科       いちょう             
神奈川   イチョウ科       いちょう
         昭和41年11月制定    「いちょうは、昭和41年11月にイチョウ・ヤマザクラ・ケヤキ・シカラシの4つの木の中か
         ら県民の皆さんの投票で「県の木」に制定されました。神奈川県の気候風土に適し、古くから県内各所の神社・寺
         院の境内に植えられ、また成長が早く寿命が長いことなどから、近年には、公園の木や街路樹としても多く見られ、
         皆さまに親しまれています。美しい緑の環境をつくり、日常生活にゆとりと豊かさを増し、愛樹の思想を広めるた
         めにふさわしい木といえます。」                 
新 潟   ツバキ科         ゆきつばき 
     昭和41年08月27日指定 「ユキツバキは、本県で最初に発見されました。暖地に分布栽培されているツバキと形態、
     性質とも異なるツバキが日本海側の山岳地帯に分布していることがわかり、昭和25年、本田正次博士により「ユキツ
     バキ」と命名されました。雪の中で緑をみせる生命力を持ち、県民性を象徴していると言えましょう。」         
長 野   カバノキ科       しらかば 
                    「別名しらかんば。白くなめらかな木肌が特徴で木の高さはおよそ20mほどになります。
         白樺湖、志賀高原、蓼科高原などで美しい白樺の林が見られます。その白い幹は、四季の変化に富む自然に調和して
         信州の高原には欠かせない清らかさと風情をたたえています。  
山 梨   カエデ科         かえで   
         昭和41年9月制定   「一般的には、葉は緑色で、秋、霜をうけて美しく紅葉します。本県の山などを美しく彩
      るそのさまは、「山々の男ぶり見よ甲斐の秋(虎子)」などと詠まれています。」 
静 岡   モクセイ科       もくせい 
     昭和41年12月27日制定 「もくせい」は、暖かい地方に植えられ、日あたりのよい、やや湿った土地によく育ちま
         す。花のかおりが強いので古くから庭木やいけがきなどに使われ、県下にも広く見られます。静岡県の木選定委員会
         が、県にゆかりのある木の中から「県の木」を公募した結果、第一位の「もくせい」を県の木に選びました。」
富 山   スギ科           たてやますぎ
         昭和41年10月01日制定 「立山を中心とする山岳地帯に自生する、寒さや雪に強いという特徴をもち、まっすぐに
     天に向かって伸びる姿は、たくましい生命力を感じさせます。
岐 阜   イチイ科         いちい               
愛 知   カエデ科         はなのき
         昭和41年制定         「愛知県を中心とする中部地方にのみ自生するカエデ科の落葉樹で、昭和41年、愛知県が
         県民投票により、愛知県の木に選定しました。北設楽郡豊根村の茶臼山山麓にある「川宇連のハナノキ自生地」は、
         国の天然記念物に指定されています。」               
石 川   ヒノキ科         あて(能登ヒバ)
    昭和41年10月01日制定  「能登地方に多く、輪島漆器の素材にも利用。」 
福 井   マツ科           まつ                
滋 賀   カエデ科         もみじ                           
三 重   スギ科           じんぐうすき゜         
京 都   スギ科           きたやますぎ             
奈 良   スギ科           すぎ     
大 阪   イチョウ科       いちょう                     
和歌山   ブナ科           うばめがし        
兵 庫   クスノキ科       くすのき                 
鳥 取   イチイ科         だいせんきゃらぼく       
岡 山   マツ科           あかまつ            
島 根   マツ科           くろまつ                
広 島   カエデ科         もみじ                  
山 口   マツ科           あかまつ              
香 川   モクセイ科       オリーブ               
徳 島   ヤマモモ科       やまもも                  
愛 媛   マツ科           まつ                  
高 知   スギ科           やなせすぎ                 
福 岡   ツツジ科         つつじ                     
大 分   バラ科           ぶんごうめ        
宮 崎   ヤシ科           フェニックス (カナリーやし)      
佐 賀   クスノキ科       くすのき                 
長 崎  ヒノキ科・ツバキ科ひのき・つばき           
熊 本   クスノキ科       くすのき                 
鹿児島   マメ科           かいこうず(アメリカデイコ)           
沖 縄   マツ科           りゅうきゅうまつ