クライマー H12、7、3 bS8
厳しすぎるくらいでないと環境は守れない
土曜日、祖父江鈴子さんを招いての環境学習を行った。
祖父江さんはとてもエネルギッシュな方であった。聞く側に訴えかけてくるような話し方に、圧倒されながら聞いていた。
(どれくらいエネルギッシュかというと・・・先週の木曜日に打ち合わせにみえたのだが、祖父江さんは、その日の午前、ミャンマーから帰国したばかりであった。そして、午後から江南市民文化会館で講演をこなし、そのまま本校へ打ち合わせにみえた。さらにさらに、夜は犬山で和太鼓をたたくというのだ。なんというタフさ!)
子どもたちも、たいへん暑い中でダレるかなと思ったが、最後まで熱心に耳を傾けていた。
話は、「私はドイツは嫌いです」の言葉から始まった。「いじめられまくった」からだという。その言葉で、子どもたちの心をぐっとつかんでいった。さすが、各地で講演をして回っているだけのことはある。終始子どもを飽きさせない話しぶりで、楽しませてくれた。
さて、祖父江さんのドイツの話を一部紹介しよう。
1 散歩中、公園に生えているワラビをとったら、見ていた人に叱られた。
2 車をバックさせていたら、街路樹の枝を50cmほど折ってしまった。それを見ていた人に警察に通報され、その場で罰金1万5千円ほどを支払った。
3 自宅で洗車をしてはならない。洗車はガソリンスタンドなど、専用の場所で行わねばならない。(汚れた水が流されるから)
4 庭には、野生の小動物のために、実の生る木を植えねばならない。また、ウサギが冬越しするための背の低い木も植えねばならない。
5 窓は毎日みがかねばならない。汚れていると、近所から苦情が来る。また、花を植えねばならない。
6 新聞広告はない。必要な広告は、広告置き場から自分で取ってくる。
7 街に勝手に広告を貼ってはならない。決められた場所に、高い使用料を支払って広告を貼る。
8 缶飲料はない。ほとんどがビンである。当然ジュースの自動販売機はない。
9 ゴミを入れるビニール袋はない。容器に直接投入する。ゴミ回収のトラックは、機械で容器を持ち上げて、中身だけ回収していく。
10 ほとんどの製品には、リサイクルのための費用が予め上乗せされている。リサイクル費用は消費者の負担となっている。リサイクルは専門の業者によって行われ、リサイクルの責任は企業が負う。
11 街には、家具直しの職人がたくさんいる。何度も何度も直しながら使う。欠けた皿も直して使う。
まだまだいっぱいあったが、紙面が尽きたのでここまで。
水 泳
今日25m泳げた人・・・○○さん・○○さん・○○さんの3人です。残り8名です。