20010627jh-AETTT
テーマ:AETとのティームティーチング
雁が音中学校学校訪問 資料

平成13年6月27日
刈谷東中学校 犬塚章夫

「AETとの Team Teaching における効果的な指導方法について」

1、AETの役割
(1)リスニング
  AETひとりのスピーチを聞く
  AETと誰かの会話を聞く
    コミュニカティブ・ストラテジーの見本を示す
      相手の言っていることがわからないとき
      意味の確認
      あいづち
      turn taking 話のきっかけ作り
  音の違いを聞く
      ミニマル・ペア map mop ... mop , red led ... red

(2)スピーキング
  文法事項の練習的なコミュニケーション活動に参加する
  実際の英語使用場面を演じる
     買い物
     道案内
     電話の会話
     入国審査(海外旅行)
  AETと生徒の個人会話・・・・・・・・・・1対1の会話
  AETと生徒とのグループ会話・・・・・生徒同士のグループ会話に一員として加わる
  AETと生徒とのクラス会話・・・・・・・ディスカッションやディベートへの展開

(3)ライティング
  エッセイ(自由英作文)の英訳補助
    英訳しにくい文を聞いてみる
      「昨日、部活に行った。」
      「私はテニス部です。」
      「東京は、外国人が多く住んでいる。」
  メール(交流)の英訳補助

(4)国際理解
  文化・風俗の紹介を話してもらう
  日本の文化紹介を聞いてもらう

(5)新出文法事項の導入 Oral Introduction
  生徒とinteraction(会話)をしながら導入していく

2、AETと会話していない時の生徒の活動
(1)クラスの前で会話をしている場合(会話を他の生徒に見せる場合)
  ・内容をメモさせる。
  ・会話を評価させる。
  ・会話の内容に関わることで、AETからクラス全体に質問して挙手などをさせる。

 マイナス面
  みんなの前で会話をすることは、間違ったとき恥ずかしいなどの
 意識が高まり、特に英語が苦手な生徒にとっては非常な負担となる。

(2)別室で会話している時(会話を他の生徒に見せない場合)
  ・会話の準備や、会話を振り返っての活動をさせる。
   (会話を録音し、テープおこしを各自行い、自分の会話分析を行わせる。)
  ・会話に関連したプリント学習
  ・まったく別のメニュー
   (少人数授業なら、まったく別に他のJTEが授業できる。
    JTEとAETのTTなら、自習プログラムを作る必要がある。)

 マイナス面
  JTE2人とAETのティームティーチング(少人数授業)が必要。
 そうでないと、JTEが会話の様子を見て評価することができなくなる。