中部地区英語教育学会
愛知支部
平成14年度
第1回研究会



(1)期日 5月25日(土)14時〜17時
(2)会場 日本福祉大学 中央福祉専門学校    
     〒460-0012 名古屋市中区千代田三丁目27−11
     <JR・地下鉄鶴舞駅より徒歩5分>
     TEL (052)339-0200 FAX (052)339-0201

(3)日程 受付  13時30分〜14時
     講演  14時〜16時30分
      「日本のコミュニケーション状況と英語教育の教育的使命」
        三浦  孝先生(静岡大学)
      「英語を教え学ぶことの喜怒哀楽」
        弘山 貞夫先生(豊田東高等学校)
      「コミュニケーション教育の真髄は授業プロセスにあり」
        中嶋 洋一先生(富山県砺波市立出町中学校)
    質疑応答 16時30分〜17時
(4)資料代 500円(当日お願いします)

今回講演をお願いする上記3名の先生方は、近々研究社より「だから英語は教育なんだ―心を育てる英語教育のアプローチ」という本を共著で発刊されます。その意味でもタイムリーな講演会になると思います。なお、発刊される本と著者の紹介を最後にあります。

(5)参加申し込み  
 以下のフォームにご記入の上、鈴木(mnsuzuki@toyota-ct.ac.jp)にご返信ください(5/22までにお願いします)。

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 研究会参加希望

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  所属

  電話/FAX

  E-mail
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ご質問は以下までお願いします。
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〒471-8525 豊田市栄生町2-1
 豊田工業高等専門学校 鈴木基伸研究室内
   中部地区英語教育学会愛知支部事務局

鈴木基伸(豊田工業高等専門学校)
   E-mail: mnsuzuki@toyota-ct.ac.jp
   Tel & Fax: 0565-36-5821(研究室直通)
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<資料>

1 著書紹介

書名:「だから英語は教育なんだ―心を育てる英語教育のアプローチ」
編著者:三浦 孝(静岡大学)・弘山貞夫(愛知県立豊田東高校)・中嶋洋一(富山
県砺波市立出町中学校)
出版社:研究社
定価:本体価格2,400円
内容概略:
教育の目的の半分が、職業技術を含めた過去の文化・技術の後世への伝達であるならば、残る半分は過去の大人が成し遂げ得なかった価値・文化・技術の創造でなければならない。それは、全世界の被造物がより豊かに、平和に、幸福に共生できる壮大な夢の実現へと向かう道であり、それこそが教育の目指す普遍的価値である。 言葉の教育に、この普遍的価値を求めるならば、我々の教えるコミュニケーションが当事者の心を豊かにしてゆくかどうかを、問わなければならない。本書は自分を尊重し、人を励まし暖める言葉の教育として英語を教えるメソードを提案したものである。自分と自分の間で、自分とクラスメートの間で、クラスと教師との間で、またクラスと他のクラスとの間で、英語でふれあい、表明・理解しあい、どこの国の人とも平和なinteractionを築ける素地を作ることを目標としている。
 近年は英語指導技術に対する関心が非常に高まり、授業のノウハウに関する様々な指導書やワークショップが数多く提供されている。しかし、本書は英語授業を単なる技術の問題とはとらえていない。本書が目指すのは、「うまい」授業よりも「心に残る」授業、人まねの技術の貼り合わせよりもむしろその教師なりの一本貫く幹のある授業である。生徒のすばらしさを見ようとする授業、悩みや苦しみや喜びを共感しあう授業、生徒と教師が育てあう授業である。もちろんこのような授業は一朝一夕に実現できるものではなく、成功するための万能薬的なノウハウなど存在しない。そういう意味で、本書が取り上げたのは、そこに至る過程としての、煩悶・失敗・挫折と再起の授業の記録である。
 本書の第1部「理念編」では、心を育てる英語教育の原則を4項目に分けて解説する。第2部「実践編」では、心を育てる英語教育という理念が、生徒の心を掘り起こし学習集団を育てるという観点で実際にどのように授業に具現化されうるかを実例で示している。第3部「指導法編」では、心を育てる英語教育のための各種の指導法を具体的に紹介する。これらの指導法は多くの教師によって試されてきた、まさに日本の教室に根付いた指導法である。第4部「体験談」では、学術論文ではかいま見ることのできない英語教師の教育体験を何篇か、手記の形で特集する。教師が自分の人生と関連させながら発想し、期待や不安を経由して実践し、事後には感性・感情レベルを含めて実践を反省する姿が描かれている。


2 著者紹介

三浦孝(みうらたかし)
1971年愛知県立大学文学部卒業。千葉県・愛知県にて23年間県立高校英語教師。1987年三省堂英語教育賞一席入賞。1994〜1997年バーミンガム大学大学院通信制課程に学びM.A.取得。1995年名古屋明徳短期大学、1999年より現在まで静岡大学教育学部英語教育講座に在職、教授。バーミンガム大学大学院在日チューター。

弘山貞夫(ひろやまさだお)
1973年愛知県立大学外国語学部英米科卒業・愛知県立碧南工業高校、岡崎商業高校、安城南高校を経て、現在豊田東高校に勤務、英語科教諭。三友社刊高校英語教科書Atlas編集委員。マザーグース研究会会員。

中嶋洋一(なかしまよういち)
1955年富山県生まれ。小学校に3年(連続で6年生を担任)、中学校に19年勤務(中1を2度、中2を3度・後は中3を担当)した後、現在は指導主事。著書に『英語のディベート授業30の技』(明治図書)、ビデオ『中嶋洋一の「英語がわかる・話せる授業」(3巻)』(汐文社)など。

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