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愛知県の状況はどうなってる?

最新ニュース

県内の動き

  愛知県も、国の動きにあわせて、動いています。いくつかの英語関係の特区やたくさんの拠点校が英語活動を実践しています。それらの研究から得られた知見をもとに、それぞれの学校での小学校英語が展開されていくといいですね。

  「あいちの教育に関するアクションプラン」
  次代を展望し、世界に視野を広げ活動することのできる人間を育てるための具体的取組

外国語活動の教員研修はどうなってるの?

小学校英語活動の研修会
 平成19年11月12日(月)〜16日(金) ルブラ王山にて 東海北陸ブロックの研修会が実施される。
 教員研修センターのホームページに5日間の研修日程がでています。(下線部分をクリックするとPDFが開きます)

小学校・外国語活動←ここをクリック。

平成20年度、中核教員への研修・管理職への研修情報

◎愛知県は?

◎参考、他県の様子は?

 富山県・・・3日間の実施で予定。まだ素案の段階なので決定ではない。
        人数と距離を考えると、県内2カ所での実施。

県内の研究指定校はどこ?

1、文部科学省 研究指定校・研究開発学校

  東海市横須賀中学校区  平成16年度で完結、引き続き基礎学力充実教育
    ○総合的な学習の時間における国際理解教育の一環としての英語活動
     研究テーマ  「豊かな思いを伝え,確かに受け止める児童生徒の育成 −英語活動と各教科の授業づくりを通して− 」
       英語活動部会ではカリキュラムの中に「生きた英語を使う」場面を取り入れた活動を検討していく。
      タスクを生かした授業づくりを目指す。小学校6年生から中学校への連携を意識した,カリキュラムを作る。
      また,興味を持続させたり,達成感が味わえるような教材開発をしていく。ALTとの共通理解を深め,英語活動の拡大を目指す。
           (横須賀中学校ホームページより 研究紹介のホームページへのリンク)

  西尾(にしお)市立寺津(てらづ)小学校、寺津中学校  平成18年度で完結、引き続き継続研究 [小・中連携][その他新教科等]
    ○研究開発課題
      小学校中学校一貫教育のもと、小学校段階より新教科「ABC」及び「食科」を取り入れるとともに
     9年間を見通した教育課程・指導方法及評価方法のあり方に関する研究開発
    ○研究の概要
      国際感覚を磨く礎となるコミュニケーション能力を養うために、・中学校全学年に教科「ABC」を新設し、
    英会話を中心とした英教育を行うとともに、発達段階に応じた系統的な食に関する教育をうため、
    小学校・中学校全学年に教科「食育科」を新設する。
      また、9年間を4・3・2制に区切ることを視野に入れ、小学校階から教科担任制を一部教科で導入するとともに、
    小中学校教員のを越えた交流授業を積極的に取り入れ、小学校中学校一貫教育のあり方につて研究を行う。

2、構造改革特別区域における教育特区

平成19年度から

  一宮市英語教育特区
    ○特区の概要 (首相官邸ホームページの資料より抜粋)
      市内全小学校の第3学年から第6学年に年間35時間、「英語活動科」を位置づける。
      小中連携を進め、小学校の発達段階に即して系統的・計画的に英語教育を実施し、国際理解を深めるとともに
    英語による実践的なコミュニケーション能力を育成する。
      さらに、国際感覚に満ち、一宮の将来を国際的な視野に立って考え、支えていくことができる人材の育成を目指す。
    ○基本姿勢
      英語を好きにさせる→ゲームの活用
      リズムを大切にする→英語の歌
      興味・関心を持たせる→手作りの教材を作成
      英語に触れさせる→英語を使用
    ○各学年の内容
      3・4年 身近な単語中心 簡単な応答
       例 3年生 色、食べ物、動物、数、体、スポーツ、身の回りのもの、時刻、家族、乗り物、季節、感情、国
         4年生 色、食べ物、動物、スポーツ、数、体、家族、乗り物、曜日、天気、月、方向、建物、時刻
      5・6年 身近なトピック 3・4年の内容をふまえた対話
       例 5年生 ALTや友達と出会おう、これはなあに?、どんな色を持っているの?、これは何かな?、いくつすすめるかな?
              大きいの?小さいの?、何曜日かな?、これはどこにありますか?(「私たちの町一宮」について紹介)
         6年生 私は誰でしょう?、どんな動物が好きですか?、誕生日はいつですか?、ニューヨークの天気はどう?
              デパートはどこですか?、どんな食べ物が好きですか?、これはいくら?、私の夢
    ○一宮市小学校「英語活動科」の目標
       英語に慣れ親しみ、英語を聞いたり話したりする活動を通して、英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育てる
      とともに、自分の思いや「一宮市」について伝えようとするコミュニケーション能力や英語運用能力の基礎を養う。また、英語や
      外国の文化に対する興味・関心を高め、国際理解の基礎を培い、豊かな国際感覚を養う。

  御津町英語教育特区「ハートフルタウン みと」
    ○特区の概要 (首相官邸ホームページの資料より抜粋)
       小中学校全学年を対象に英語活動、英語教育に取り組んでいる。
       町内小学校3年生から「英語活動」を教育課程に位置付け、中学校では、英語の授業を1時間増やし週4時間にし、
      小中の一貫性を持たせ、「英語の話せる御津町民」を育成する。

平成18年度から

  豊橋市英語教育特区

  飛鳥町英語教育特区
   海部郡飛島中学校区  特区での小中一貫教育「英語」 平成18年度から
    ○小学校に「英語科」を新設  
       小1〜2 隔週1時間 小3〜6 週1時間  学級担任と教科担任、ALTとのTT
    ○中学校の英語の授業数増加
       週3時間→4時間  ALTと英語科教員とのTT  (飛島中ホームページより)

3、文部科学省・県 「小学校のおける英語活動等国際理解活動推進プラン」 拠点校

  知立市立知立東小学校   
    ○研究主題 「一人一人が輝き、地域とともに生きる東っ子 −学校・地域の特色を生かした多文化共生教育ー」
       外国人児童(おもにブラジル籍)が36%を占める小学校。お互いを認め、共に生きようとする(多文化共生)を目指す。
     手立て1 異国文化、異世代文化、地域を題材とした「創GO!隊夢(そうごうたいむ)」
     手立て2 コミュニケーション能力を高める英語活動
     手立て3 外国人児童の学校生活を支える日本語指導    (知立東小ホームページより)

  稲沢市立大里東小学校
    英語活動等による国際理解教育の充実を図り、コミュニケーション能力の向上を目指すとともに、
   異文化理解を通して国際協調の精神を培います。
    学級担任、2名のALT(語学指導助手)、10名のボランティアが進める英語活動(歌、ゲームなど)を通して、
   コミュニケーション能力の向上を目指すとともに、他国の文化を尊重する態度を身に付けさせます。
    年間の英語活動時間数
   1・2年生:10時間  3・4年生:18時間  5・6年生:35時間  (大里東小ホームページより)

  大府市立北山小学校  研究内容紹介ホームページへのリンク  

  田原市立神戸小学校
    ○研究主題  「学び合い、高め合う子の育成 −英語活動への試みとコミュニケ−ション能力育成への取り組み−」
    (1) 個に応じた指導やかかわり合いのある授業実践。
     (2) 文科省委嘱の「英語活動」に、全校で取り組む。
    (3) 全教科において、コミュニケーション能力を高める指導の工夫をする。
    (4) 学び合う学習集団づくりのための授業力向上を図る。
    (5) 講師を招聘し、研究の深化を図る。
    (6) 特別支援教育について理解を深め、日頃の実践に生かす。
    (7) 先進校の視察や研修会への参加を、積極的に推進する。
    (8) 幅広い教養を身につけるための多様な研修を行う。      (神戸小ホームページより)

  その他、瀬戸市立品野台小学校、春日井市立玉川小学校、小牧市立桃ケ丘小学校、扶桑市立高雄小学校、弥冨市立弥生小学校
       蟹江市立新蟹江小学校、東海市立大田小学校、安城市立新田小学校、西尾市立寺津小学校、豊田市立古瀬間小学校
       豊田市立青木小学校、新城市立東郷西小学校、豊川市立豊小学校、蒲郡市立形原北小学校、名古屋市立井戸田小学校
       名古屋市立森孝西小学校
  (参考、岐阜県の一部 各務原市立稲羽西小学校、山県市立伊自良南小学校、大垣市立中川小学校、海津市立高須小学校
                 郡上市立八幡小学校、富加町立富加小学校、恵那市立三郷小学校、下呂市立東第一小学校、など)

4、文部科学省・県 「小学校における英語教育の在り方に関する調査研究」研究協力校

  一宮市立中島小学校

教育センター「小学校英語講座」80人の先生に聞きました

1.何時間くらい英語活動の授業をしているの?

  県内78校の小学校5・6年の年間授業数のデータです。
  平均すると、年間22,7時間になります。
  グラフを見ると、週1時間(年間35時間程度)と、月1時間(年間11時間程度)が多いようです。

2、英語の指導体制(誰が教えているか)

  ALTが主導で教えて、担任はサポート
  担任が主で、ALTの協力を得て
  担任のみ
  担任が地域(保護者)ボランティアとともに
  JTE(日本人で英語の堪能な人)がおもに教えている。英語専科教員

3、英語活動の授業をする上での障害となっていること(困っていること)

  自分の英語力への不安(英語が話せない、発音に自信がない)
  忙しくて、ALTと授業の打合せをする時間がない
  どんな目的で英語を教えればいいの?
  具体的に何を教えればいいの?教材・教具はどうしたらいいの?
  今は、ALTにおまかせなんだけど、それでいいの?将来的には、担任が教えるの?
  塾や英会話教室に行っている児童と、そうでない児童にもう差がでているんだけど、どうしたらいいの?

4、英語活動の授業を行うにあたって、必要だと思うもの

  良い教材・グッズ
  負担にならない英語研修

5、どんな研修を望むか

  実際に明日から使える実践テクニック、ノウハウ
  校内研修のメニュー
  具体的な授業が見たい
  教材・教具の活用法、作成法

小学校英語の教員養成はどうなってるの?

1、愛知教育大学に小学校英語免許コース新設

   2007年度から新設の初等教育教員養成課程/英語選修では、小学校教諭1種免許が取得できるほか、
  英語科について専門的に履修するため、所定科目の単位修得により中学校教諭1種免許(英語)・
  高等学校教諭1種免許(英語)が取得できます。さらに所定科目の単位修得により幼稚園教諭2種免許が取得できます。
                                          (愛知教育大学ホームページより)

   愛知教育大学に、2007年度より、早期英語教育専門の高橋美由紀先生が赴任されています。

2、特別な免許がいるの?

   小学校の教員免許には教科が入りませんので、特に特別な免許があるわけではありません。
   小学校の教員免許があれば、小学校で英語を教えることはできます。

3、教員の研修プログラム

   現在の小学校教員には、以下のような研修プログラムが予定されています。(ただし、小学校英語が必修化となった場合)
    平成19年11月12日から16日(5日間) 「小学校における英語活動等国際理解活動指導者養成研修」の東海・北陸ブロック研修会が、
   ルブラ王山にて開催。各県の指導主事が参加し、国の教員研修センターから研修を受ける。
    平成20年度、その指導をうけた指導主事が、各小学校1名の教員に対して、研修会を実施。
     (あわせて、管理者研修も実施して次の校内研修がスムーズに進むように配慮してもらう。)
    平成20年度、上記研修会に参加した教員が、それぞれの小学校で、校内研修会を実施して、全教員に研修機会を与える。