shidouan301
担任だけで授業をするための | テーマ「色」 | ||
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単語 色 brown, red, yellow, blue, green, purple, white, black 動物 bear, bird, duck, horse, frog, cat, dog, sheep, goldfish, monkey, children |
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絵本 "Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?" by Bill Martin, Jr. Pictures by Eric Carle |
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H19/7/21 第1回小学英語自主研修会で、この指導案について話し合いました。私(犬塚)が作った指導案ですが、思いつくままに「色」という一つのテーマで完結できる授業を考えたので、検討してみたら、長すぎました。つまり、45分の授業では、やりきれない長さでした。話し合った結果、この内容だと、週1時間英語の授業があるとして、4回分(約1か月間)に分けて、復習も加えながら、同じようなパターンで進みながらこの内容を行うくらいでちょうどいいのではないかという結論にたっしました。その他、話し合いで出てきた留意点などについて、下記の指導案右の黄色部分に話し合った結果を記入しておきます。参考にしてください。 |
過程 | 教師の指導内容 | 児童の活動 | 指導上の留意点 | 研修会での意見 |
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ウォーミングアップ | 1、CDを流して、いっしょにチャンツを演じ、歌を歌う。 チャンツ "What's This? It's a Book" p2 英語の歌 "The Hello Song" p1 (教材 "Let's Dhant Let's Sing" Carolyn Graham Oxford Univ. Press, book and CDを使用) |
1、立って、手拍子を入れながらチャンツを行う。ジェスチャーを入れながら歌を歌う。 | 前時までに学習したチャンツと歌を復習する。 必ず体の動きをつける。体を動かしながら、大きな声で元気よく英語を話す。教師もいっしょにテンションをあげて。毎回、動きに変化を入れるなど飽きないように工夫する。 英語の授業以外でも、チャンツや歌を練習する機会を作ると効果的。 |
小学校3年では、The Hello Songはちょっと簡単すぎる。小1・小2向き。 |
新出単語の導入 | 2、色の単語を導入する。 (科学実験風に提示) ペットボトルに赤の絵具をといた水を入れておき、児童に聞く。What color is this? 児童がredとか答えたら、That's right.と言い、次の透明の水の入ったペットボトルを見せ、What color is this?と聞く。(ペットボトルには、水をいれておき、キャップの裏に絵具をつけてしこんでおく。)そして、ペットボトルを振って、青色の水にして、It's blue.と言い、驚かせる。あとは、別の何本かのペットボトルの色を想像させる。 |
2、教師のWhat color is this?に対して、(It's) red.などと答える。次にどんな色がくるか予想する。 | ただ色紙を見せてWhat color is this?と言うのではなく、考えさせる。塾などですでに単語を知っている児童でも、考える場面を入れることで意欲が高まる。 (この活動は、愛知教育大学の高橋美由紀先生のワークショップで紹介があったものです。) |
科学実験風の単語導入は非常におもしろい。塾とかでもう知っている児童でも興味を持って参加できる。 |
楽しくドリル活動 | 3、学習した色を何度も発音させ、色を見て英語で言えるようにする。 色カードを見せて、発音させる。(「小学校英語学習コンテンツ」HPを見せ、ネイティブの発音を聞かせる。) |
3、大きな声でネイテイブの発音を真似しながら発音する。 | プロジェクターでコンピュータ画面をうつして、色を見せながらネイティブの発音を聞かせ、リピートさせる。1回聞かせて、1回リピート。1回聞かせて、2回リピート。1回聞かせて、3回リピートなど工夫をする。1回聞かせて、男子だけリピート、次に女子がリピートや、1回聞かせて、立ち上がって3回リピート、すわって3回リピートなど動きをつけたりする。 | 絵を見せて単語の発音練習をする時、ピクチャーカードには、文字も添えておくと、小5・小6で文字を学習するときに良い橋渡しの効果がある。何気なくまず見せておくことが大事。 |
4、色カードを使って、予想させながら英語で色を言えるようにする。 色カードを黒板に貼り付ける。まずは1枚だけ裏返して貼り、What color is this?と問い、答えさせる。次に2枚を裏返して、それぞれを訪ねる。次に3枚を同様に行う。 |
4、予想して答える。 | 生徒に手をあげさせて、答えさせたり、教師が指名したり、全体で言わせたり、列で言わせたりと、答え方に変化をつける。 ドリルは、飽きさせないようにいろいろ答えかたや動きを入れるなど、変化をもたせる。そして知らないうちに何度も発音していたという感じでドリル活動を楽しみながら単語の定着をはかりたい。 |
この活動も、もう単語を知っている児童でも「考える」場面があり、授業に参加できて有効。 | |
コミュニケーション活動 | 5、絵本 "Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?"を読み聞かせする。 "What do you see?"を言った後で、児童に考えさせる。(予想して答えさせる。)次のページの絵を少しだけ見せてヒントを与える。などの工夫をして、読んでいく。 |
5、次に何がでてくるのか予想しながら、先生の朗読を聞く。予想した次の絵を英語で言う。 | "What do you see?"が耳に残るように抑揚をつけて発音する。 絵本を読むときは、間が大事。児童とのコミュニケーション(やりとり)を入れながら、読んでいく。 |
絵本の読み聞かせやストーリーテリングは、児童が興味を持つ。前もって絵本にでてくる単語をある程度導入しておいて、話をすると理解が深まる。読んだ後も、その内容で活動が続くと良い。その点、この指導案はうまく構成されている。 |
6、動物カードを少しだけ見せて、"What do you see?"と児童に質問し答えさせる。 厚紙に家などの絵を描き、その窓に切り込みを入れて窓が開き、中が少しだけ見えるようにしたものを作り、中の絵がなんであるか児童に当てさせる。 <会話パターン> What do you see? I see a white dog. Yes. That's right. / I'm sorry. No. |
6、絵を予想して、英語で答える。 | ただ動物カードを見せて、"What do you see?" "It's a white dog."というやりとりをしても、本当のコミュニケーションにならない。少しだけヒントを与えて、考えさせることで、質問の意味がいきてくる。 次のゲームで児童が英語を話せるように、What do you see?も教師といっしょに発音させたり、会話文をリピートさせたりする。目標としては、どの児童も会話パターンを言うことができ、ペアでのゲームjに参加できるまで繰り返し練習する。 |
絵本に出てくる会話パターンが、活動に使えていて良い。 | |
7、カード当てゲームを説明して、ゲームをおこなわせる。 児童に5枚ずつトランプ大のカードを配る。4枚には、学習した単語を描いておき、1枚は白いままにしておく。その1枚に児童に自由に絵を描かせる。そして、ペアで会話パターンで会話をさせる。当たったら、相手にそのカードをあげる。お互いに2回ずつ交互に質問をして、別のペアのところに行く。 <会話パターン> 児童A(自分のカードを1枚少しだけ見せて) What do you see? 児童B(相手のカードの絵を予想して) I see a blue bird. 児童A Yes. That's right. / I'm sorry. No. |
7、会話ゲームを行う。カードを集める。 | まずは活動の見本を見せる。できそうな児童を相手に、ゲームをやってみる。 授業で時間がなければ(足らなければ)この活動は省略しても十分授業が楽しめるくらい、その前までの活動で、楽しくドリル活動をすることを徹底する。児童が会話パターンを使えそうにないのに、無理やりこのゲームをやっても、ただのゲームになったり、いんちきをして会話をごまかすだけで、価値がない。児童の様子を見て、無理にアウトプットの活動にもっていかない。 |
1枚白いカードを用意し、絵を描かせるのはおもしろい。絵を描いたりするのが好きな児童もいる。ただ、夢中になって、絵に懲りすぎて時間がかかったりするので、「1分間で簡単に描くように」と指示をするほうがよい。 | |
国際理解活動 | 8、絵本 Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?をもう一度、読み聞かせ、最後のページで世界の子供たちの肌の色がいろいろであることに注目させ、国際理解に関わる話をする。 | 8、世界にはいろいろな肌の人がいることを知る。 | 最低5分は時間をとって、語りたい。絵本以外に、カラー写真を見せたりするのも良い。(「ワード」などのクリップアートの中にも外国人の写真がたくさんあるので、A4サイズの紙にカラー印字して見せたりするとよい、インターネットで外国の有名人の顔写真をとってきて、同様に印字して見せるのもよい。) | 肌の色だけでなく、目の色や髪の毛の色にも目を向けさせたらどうか。 国際理解にういて、言って良いこと・いけないことを今後まとめていきたい。 |
まとめと評価 | 9、BGMとしてCDを流しながら、「ふりかえりシート」に今日の自己評価を書かせる。 CD "What Colors Did You Choose?" "Music Movement in the classroom" written by Steven Traugh, Creative Teaching Press |
9、「ふりかえりシート」に記入をする。 | BGMに流す曲の時間を計っておいて、音楽が終わるまでに記入するように言う。 「ふりかえりシート」の質問 (1)今日の授業で楽しかったことは何ですか。(2)今日の授業でわかったことは何ですか。 |
できる子が自慢する場面にならないようにしたい。この指導案だと、前の国際理解の部分で、どんな感想を得たかなどについて記入させ、「わかちあい(=順に意見を発表する)」をさせるとよい。 |
10、4人グループで「ふりかえりシート」に記入したことを順番に発表させる。 | 10、自分が書いたことを読み上げ、友達の感想を聞く。 | 友達がどんな思いをしているのか、良く聞かせる。 |