中部産業遺産研究会 主催
◆シンポジウム
特別講演「クルマ技術発展の足跡と次世代への伝承」
小口泰平(芝浦工業大学教授・前学長・工学博士)
基調講演「自動車大国日本のルーツ −中部を中心にして−」
鈴木一義(国立科学博物館主任研究官)
講演1 「トヨタ車の誕生、その前後 −愛知県の自動車事情−」
西川 稔(トヨタ博物館学芸員)
講演2 「1960年代のホンダのF1」
佐野彰一(東京電機大学理工学部教授・元本田技術研究所エグゼクティブチーフエンジニア)
*講演タイトルはいずれも仮題
パネルディスカッション「中部地方のクルマ作りの誕生・継承と今後の地域産業への波及」
コーディネーター:坪井珍彦(光洋精工相談役・中部産業遺産研究会シンポ実行委員長)
パネリスト:小口泰平、鈴木一義、西川稔、佐野彰一、杉本漢三(中部産業遺産研究会)
(*敬称略)
◆懇親会(17:30〜19:00) 会場:トヨタ博物館内レストラン
◆開催趣旨
20世紀の中部におけるクルマづくりの歴史は、1920(大正9)年に三菱内燃機製造(現名古屋市港区)が設立され、三菱A型を神戸造船所から移したことにはじまります。次いで1932(昭和7)年に中京地区の機械工業の活性化対策として、名古屋市の大岩勇夫市長が主唱した中京デトロイト化計画により名古屋の5社(日本車輌製造、大隈鉄工所、愛知時計電機、岡本自転車自動車、豊田式織機)が共同で「アツタ」号を完成させ、1938(昭和13)年までに30台を製作しています。1936(昭和11)年には国産車製造を育成保護するための「自動車製造事業法」が公布され、翌年にトヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)が設立となります。トヨタ自動車の最初の自動車「トヨダAA型」はその前年の1936年に創業者豊田喜一郎によって完成しています。
第二次大戦後は、1947(昭和22)年に愛知起業(旧愛知航空機)がオート三輪車「ジャイアント」号の製造を開始。以後、1948(昭和23)年に本田技研工業の設立。1954(昭和29)年に鈴木式織機が鈴木自動車工業に社名を変更し、翌年スズキ初の四輪車「スズライト」を発売。1960(昭和35)年に新三菱重工が「三菱500」を発売、1963(昭和38)年に本田技研が「ホンダ
S500」で四輪車へ進出。
このように中部とりわけ東海地方は日本のクルマづくりの中心地として形成され発展してきました。
本シンポジウムでは、20世紀を象徴する技術の一つであり、かつ、ものづくり中部を象徴する技術の中核でもある自動車について、その誕生の経緯、エポックメイキングとなったクルマの技術史的観点から見た発展の歴史やエピソード、そして将来の展望にも踏み込み、論議を深めたいと考えています。また、産業遺産として残るクルマや関係資料の歴史的意義と、それを後世に伝えるための方策、活用法についても考えてみたいと思います。
◆オートモ号(1999年復元)
主催:中部産業遺産研究会
後援:(社)日本自動車工業会・(社)自動車工業振興会・(社)自動車技術会中部支部
(社)日本機械学会・産業考古学会・日本産業技術史学会・日本技術士会中部支部
(財)中部産業活性化センター・(社)中部開発センター(予定を含む)
協力:トヨタ博物館
◆シンポジウム会場案内・申込方法
1.会場
「トヨタ博物館」
所在地:愛知県愛知郡長久手町
電 話:(0561)63−5151
交通:名古屋駅(地下鉄東山線)→藤ヶ丘駅
(名鉄バス)→長久手車庫(徒歩5分)
→トヨタ博物館
2.参加費用
シンポジウム :2,500円(報告資料集代を含む)
懇親会 :5,000円
昼食弁当 :1,050円
3.定員
シンポジウム:240名
懇親会 : 80名
定員になり次第締め切らせていただきます。
懇親会終了後、バスで「地下鉄藤ケ丘駅」までお送りします。
4.申し込み方法
下記の様式をはがきに貼付、またはFAXかE-mailでお申し込みください。
なお、参加券は発行しませんので、定員超過などによるお断りがなければ、当日受付にお越しください。
日本の技術史をみる眼」第19回 申込書 | |
氏名 | |
〒住所 | 〒 |
電話 | |
所属 | |
見学会参加 | ( )名 なし |
昼食弁当注文 | ( )名 なし |
シンポジウム参加 | ( )名 なし |
懇親会参加 | ( )名 なし |
報告集のみ注文 | ( )冊 |
5.申し込み先
シンポ実行委員会事務局 天野武弘まで
中部産業遺産研究会ホームページhttp://www.tcp-ip.or.jp/~ishida96/index_csih-2008.html
*中部産業遺産研究会の編集・発行書籍(2000年11月現在、40点)
(シンポジウム18回までの報告集を含む)
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