オリジナルドールのための道具
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ブラシ
 筆です。私の使っている筆は、ナイロン製の筆です。良く見るとオレンジ色をした独特の腰をもった筆です。後、異様にながい筆で、30センチほどの長さがあります。しかしながら肝心の筆の部分は1センチにも満たないものです。フナ釣りのウキみたいに、長い柄のお尻の微妙な動きを見てとることができるので、細かい作業がしやすいです。
パレット
 学生時代は耐水性の高い高価なペーパーパレットを使っていたのですが、ドールのペイントくらいですと、少ししか使わないのでもったいないです。今は普通の厚紙を使っています。Yシャツなんかについてくる厚紙とかで良いです。
 あと、洗うときはデザートかなんかのパッケージに水を入れて使っています。マンゴプリンが大好きなので、それを使っていたりします。汚くなったら新しいのと取り替えていくと気分も一心。
ブラシリンスクリーナー
 どんなプロも仕事とかに使う道具にはこだわりを持っているものです。安い高いはともかく、気に入った道具を変えることは非常に大変なことです。ドールペイントもしかり、大切な筆が長持ちするように手入れには細心の注意を払います。私の筆もこれでこまめにメンテをしているので、10年間も使い続けることが出来ました。私はこの筆の癖を知りつくし、この筆無しでは上手く描くことは難しいでしょう。しかしながら、この筆を売っていた店は無くなってしまったのです。これからも大切にしていこうと思います。
 あと、リンス効果でナイロン筆もセーブル筆のような含みに生まれ変わります。
ハサミ
 ハサミもボークスとかでドール専用も売ってるみたいだけど、蒼騎は使い慣れた100円くらいのハサミ。いつも使ってるので、使いやすい。先のまがったやつが良いとか云う話も聞くけど、蒼騎は失敗した。よって使っていない。しかし、気に入らない髪の毛一本をカットするのには向いているので、最終的な仕上を行うときには一つ持っていると良いかも知れない。100円ショップで売っている。
 一応、紙用のハサミで、ゾーリンゲンとかも持ってるけど、ドールの植毛を切るのには向いていないようだ。もしかしたら、散髪用のハサミを買ってくるのが一番かも知れない。
リキテックス
 リペイント、つまりやり直しが多い蒼騎にはリキテックスが合っています。シンナーで簡単に綺麗さっぱりと消すことができるので、思い切ってアイペイントを楽しむことができます。
 リキテックスを買うときの注意点としては、タイプ的にソフトタイプとレギュラータイプがあります。どちらでも良いと思うんですが、蒼騎はなんとなく使い慣れているレギュラータイプ。ソフトタイプは新しい製品で多少色数が少ないので。
 またリキテックスには透明度が混在していて、透明、半透明、不透明があります。一般的な絵の具ではポスターカラー、透明水彩などあまり透明度が混在してる場合はありません。ガッシュやMr Colorなどは不透明で、ムラが出来にくくて厚塗りにもなりにくくアニメ瞳向きです。リキテックスでも、まずはムラの出来にくい不透明のものを買うことをおすすめします。そして、少し慣れてきたならば半透明の色を傘ね塗りすることによってグラデーションを簡単に綺麗に仕上げることができるので、リアルな瞳を描くタイプの人に支持されています。しかしながら、リキテックスにも弱点があり油絵の具に近い特性も持っていて、絵の具を盛って立体的なタッチを表現する事もできます。リキテックスは特性上どうしても慣れないうちは厚塗りになりやすいので、アイペイントにとって非常に見苦しいものとなりますので注意が必要です。この点に注意さえすれば思い通りのアイペイントを表現できるでしょう。
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