次期マックOSには標準搭載される予定のWebブラウザーです。Win95に遅れをとっている部分は、標準搭載ブラウザーが無いということ。Appleの考え方は、マックを買ってWebを見るには業界標準のネスケを使った方が、ユーザーの為には良いだろうという判断が働いているように感じます。私もこの意見に賛成です。しかし、マイクロソフトでは、OSに組み込みエクスプローラーとMSNを使いクリック一つでインターネット。独占禁止法ぎりぎりのラインでネスケを攻めてます。
そんなわけで、なぜかMac VS Win95の特集でMacOSの欠点がWebブラウザーが標準でないと云う点をあげる愚かな記事のせいで、不利益を被っているので、まぁとりあえず標準でおまけを付けようという配慮のようです。一番の正解は、ネスケとEudora ProをただでMacOSに付けることだと思うのですが。

前置きは長くなりましたが、AppleのWebブラウザということで、Cyberdog君の評価は厳しいようです。まずネスケとの比較で、やはり辛いものがあるようです。実際両者比べると、体感速度だけは決定的な遅さを感じます。データの転送速度は両者一緒なのですが(回線速度が一緒だから)、随時表示してくれるネスケは速いように錯覚します。精神衛生上非常に良くできている。
あと、Cyberdog君には理解できないタグが多いです。最低でもフレームはサポートして欲しいですね。それはおいおい解決されるでしょうけど。大体ネスケVer1くらいですね。

あと、ネスケ用のスクリプトはほとんど動きません。Java Scriptと云われているものは、実際はLiveScriptと云われるもので、ほとんどネスケ専用です。スクリプトはjavaで書かれていても、ネスケをコントロールするのでCyberdog君は理解できません。CyberJavaと云うライブラリーが追加してあればアプレットは動作します。

プラグインについては、ネスケ用の物はほとんど使えます。これがあるのでCyberdog君は救われています。ショックウェーブ、YamahaMIDI等動作確認とれています。


この時、CyberdogのCyberdog Libraries に追加するライブラリー二つとNetscape Plug-insと云う名前のフォルダをつくっておかなくてはいけません。もちろんこの中にプラグインをいれておくのですが、 ネスケのPlug-insフォルダのエイリアスをつくって、 Netscape Plug-insとリネームして置いた方がディスクスペースは無駄になりません。

Cyberdog君の利点もあります。一つはOpenDocなので、他のパートと連携が簡単。メールはもちろん、グラフィック、ワープロ、表計算などとの連携はお手の物です。これから先さらに増えてくるので非常に楽しみですね。

あとは、イントラネットにも対応している点です。


Cyberdog君は、そのままAppleTalkのボリュームにアクセスできます。http:// の代わりに at:///とやれば簡単にアクセスできます。

ファイルの場合はfile:///でローカルなファイルで動作確認等できます。