2003.6.15
昔々ある村に三人の男が住んでおりました。
「土地さえあれば羊が草を食べて太るから私が働かなくとも良い。土地が有れば豊かになれる。」商人は言いました 「太った羊をツブしても馬が無ければ欲しい人には届けられない。馬があれば世界で一番ほしがる人に羊を売ることができる。」金貸は言いました。 「金さえあれば必要な時に土地でも食べ物でも手に入る。金が有れば国などいらない。」 それから2000年経ちました。 三人の男は相変わらず争いをしております。 村のお寺に商人の若い衆が立て籠って、 金貸一家にいぢめられたりしています。 この話には百姓は出てこないのですが、 なぜか、というか金貸の本性でしょうが、 東の果ての島にも 「商人をいぢめるから金を出せ。」という回状が来ている様です。さて、東の果ての島は百姓島なので、 「土地と水と金は天下の回りもの、米が出来るのは人に指図をして田植えをさせた人がエライのさ。」という「偉い人ゲーム」を、 こちらはかれこれ3000年程続けているのでアリマス。
しかし「偉い人ゲーム世界」の中心は天安門前広場であります。
近所には相当に「偉い人ゲーム」の修行を積んでおり、
同族で50年以上も「偉い人ゲーム」のワンターンを
多数の人的犠牲を払いつつ続けている人々もいます。
島国で「田舎版偉い人ゲーム」しかやったことのない連中が、そういう人々に
かかっていこうというのですから、向こう見ずなことではあります。
しかもこれが、商人相手に喧嘩を売って、旨く行かなけりゃあ次の相手は百姓だ、
という羊飼い一味の「言いなり」というのがどうも。
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