2008.6.9

本日のディーゼル価格

先日は171円/リットルのガソリンを入れたのだが、シアトルでもガソリン価格がついに118円/リットルになったようである。

石油が値上がりしていると言うよりは、ドルが値下がりしている、ということではなかろうか。隣の国ではオリピックと同時に「所得倍増」の時代を迎えて既に乗用車の販売台数が世界第2位になったそうだし、更に北の国では「考えてみればウチだって産油国じゃないか。」と秘密警察出身の元大統領がバブルをあおっている様なフシもある。石油の先物取り引き量が実需要の7倍というのも、この辺りの人々が煽っている様な気がする。

ガソリンの全米平均価格が$4.00/ガロンに達した、というUSATodayの記事を見ていてふと気付いたのは、ガソリンよりもディーゼル燃料の方が高いのだ。全米平均で$4.69/ガロンだから、現在のドル相場105.24円/ドルを掛けると130円/リットルとなる。

日本のガソリン価格も米国のディーゼル価格も税制操作による政策価格だろうが、「消費者物価への影響が大きくてナンタラ」という日本式が大企業優先の隠れ蓑になっている感があるのに対し、米国式の方が消費者優遇に直結している気がする。