衛生紙

因為朋友的女朋友是原住民,而女朋友的好朋友是客家人。又因為好朋友的外省朋友剛好也認識這位台灣朋友的女朋友,所以台灣朋友也成了外省朋友的朋友。後来原住民、客家人、台灣人、外省人都變成了一家人。

というわけで新寶島康樂隊の7枚目「衛生紙《を入手。結構入手するのがが大変であった。というのはRock Record(Japan)は既にAmazonesとの戦いに傷つき、以前は田舎街にもあったTower Recordsは何時の間にやらHMVに変わっていて、これまたタワレコの時代よりもローカライゼーションが進んでいるのだ。今回は特に台北の日本食レストランの御子息を煩わして、手荷物で入手することが出来た。

衛生紙というと、まあペーパーナプキン、ティッシュペーパーといったものが想像出来る。ごく当たり前にテーブルの上にのっかっているという、新寶島康樂隊の環境音楽っぽいところが発揮されたアルバムだろう。12回x30分x365日多聴有益というわけで、どこかから流れて来る台灣の空気なのですね。陳昇氏と陳世隆氏のデュオが中心となったアルバム。「VONちゃん《というと山のオニイサンなんだが、陳世隆氏というと立派な中国紳士だ。黄連煜氏もコーラスに加わっている。なんと黄さんは金城武の「おっしょさん《なんだとか。

「牧師的女児《なんて、清らかな青春の思い出なのだが、牧師館から流れて来るピアノに蝉の声が重なり、良く聞くとその向うにかすかにコアヒかなんかの音が混じっているのが実に美しい。

どこにでもあるティッシュペーパーだが、高品質のティッシュペーパーが世界で一番安いのは日本なのだ,という記事を目にしたことがある。あれほど国際貿易に適さないものも珍しく、後発先進国で、物価の安かった頃の吊残なのかとも思う。12年前の台灣では時としてレトロな品質の衛生紙に出会うこともあったのだが、そんなものもすぐに思ひ出の彼方に消えてしまうのであろう。そして現在、中国が高品質のティッシュペーパーの、世界で最も安い国になろうとしているのではあるまいか。

バナナにオサルのパッケージ、更に怪しい歌詞カード、中国絵画風のデイスクラベルと、ビジュアルも凝っている。「牧師的女児《が弾いているピアノはどうしてもヤマハブランドではないかと思うのだが、現在の台灣を照らしている光の中には60年前「イヌが去ってからブタが暴れるまで《の光も混じっていて、その光の照らしていたのは「元大日本帝国《の一部なのだ。