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2014.8.28

交通と近代都市
ピーターラビットと
機関車トーマス

職人の腕
田園都市
郊外分譲地
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東京計画60


東京計画60


東京計画60

日本では1960年代に入ると全国総合開発計画(1962)が定められた。この後5全総にいたるまで、建設・技術系の計画者は繰り返し産業の地方移転を訴え続け、経済企画の計画者は大型化・集約化・自動化を進めて来たといわれる。

1960年代に丹下健三研究室が発表した「東京計画60」は、大型化・集約化・自動化を都市デザインとして表現したもので、その後の日本の都市開発に大きな影響を与え続けた。

都心と木更津をメガストラクチャーによる都市軸で結び、海上都市を建設するというものであった。


首都高速湾岸線


フジテレビ


幕張

今日では海上交通軸はアクアラインに姿を変え、湾岸副都心への機能集中が進んでいる。

現在の首都高速湾岸線、みなとみらい、メガストラクチャーっぽいフジテレビなどの見える臨海副都心、品川駅東口などはこの流れにそったものだろう。


Inplode

20世紀が「都市爆発」の時代だったのと対照的に、21世紀は「都市爆縮」の時代だとする研究もある。
NASA/Guardian


arkitekcher.tumblr.com

建築科の学生から劇画に転じた大友克洋は、そうした産業経済主導による都市建設の行方を、グルーミーな近未来都市の姿として"AKIRA"という劇画で描き出した。

大友はまた近代都市の始まりを、近代戦争に結びつけたアニメーション「スチームボーイ」も制作している。







Walking City

英国では日本と対照的に、地方での産業近代化が既に終わっており、戦災復興にあっても急激な人口の都市集中は起りにくく「超高層住宅は開発途上国のものであり、ロンドンの戦災復興はそれまで通り5階建て以下。」という方針が取られた。

1960年代に入り、若手建築家が未来の都市を描くことで、様々な提案を始めた。 彼等は”Archigram”と名乗り、

人間が動かなければならないから、都市交通問題が起きるのであって、都市が動けば良い。という”Walking City”。


Instant City

“Crystal Palace(教科書P154)”の様な仮設建築は現在の技術を以てすれば一瞬で実現出来るという”Instant City”。


Suitaloon

都市機能・住宅機能はウェアラブルになる、という”Suitaloon”


Logplug

都市機能の殆どはプラグがあれば取出せる。”Logplug”

といったものであった。都市機能をバラバラにしてしまう、というこれらの提案の中には、その現実のものとなっているものも多い。ケータイなどもそうした流れにあるのだろう。


Dassault Systeme/BBC

コンピュータ技術の発達は未来都市のデザインにも影響を及ぼしている。デジタル化されたBIM技術が、現在の都市の分析結果から未来予測にも応用出来、そこから新しいデザインが考えられる、というものだ。




DroneAmazon/USAToday
宅配ドローンの危険性について
CNET

Amazonではドローンによる宅配を研究している。

米国の田舎では、「酒屋へ100マイル、スーパーへ50マイル」と日本では考えられない様なところに人間が住んでおり、電気は自家発電機、というのもザラだ。

そうしたところでも都市と同じ生活が出来る様にしようとするものだろう。

未来建築に関するブログも沢山あるぞ。オリンピックだの東京中央卸売市場だのを見ても、現在の日本には「建築デザイン」「都市デザイン」はなく、取りすぎた税金を垂れ流すことしか行われていない。建築・都市を考えるには英語の情報に頼るしかないのだ。

http://archipressone.wordpress.com

This is a blog about architecture and its many curiosities. It is a collection of ideas, thoughts and interests of varying gravity and sincerity, all routed in the intrigue of the complex and diverse space we as humans have forged.

If you have any questions or comments please feel free to get in touch.

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