2016.5.18
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誰もこない庭昨日は最後にアクトタワーの屋上庭園に行ってみたのだが、あれはどうもへんちくりんなシロモノだ。若者はいいのだが、高齢者は歩いて登るのが大変なので、上から目線で下を見下ろすのが趣味の人でなければ誰も来ないだろう。 思い出したのはバンクーバーの裁判所の屋上庭園だった。 街の真ん中に美術館があって、向かいが裁判所だ。美術館は昔の裁判所の建物を利用しているそうだ。 歩道橋の高さが屋上庭園になっているので、近づきやすい。後ろを振り向くとEATONというデパートの建物がある。 下に道路が通っていて、裁判所の事務棟が歩道橋のように空中にあるようだ。 よいお散歩コースである。 滝があるのだが、 滝の裏側が裁判所の事務室だ。 池があるのだが、池の底がトップライトになっていて、下が事務室だ。 裁判所の職員は「草葉の陰で」仕事をしているのだ。 アクトの屋上の階段はここらのパクリだろうが、、、。
日本の武士道精神は「葉隠」だと言われる。草葉の陰で人知れず世の中を支え、人知れず消えてゆくのが武士の本懐ということらしい。
最近の日本では、公務員になって上役に媚を売っていさえすれば、何もせんでも給料がもらえる、という状態だ。このままでは国は滅びる。
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2016.5.18
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