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セルロースファイバー吹き込みによる断熱です。原料は古新聞というのがエコです。北海道など北国では大分普及して来た様ですが、浜松ではこれから、といったところでしょうか。
実は私、グラスウールがダメなんです。以前は平気で建物の断熱材としても大分使ったのですが、あるとき、夏の最中に汗だくの体中グラスウールまみれになったことがあり、それ以来体が受け付けません。工事現場にグラスウールが置いてあるだけでもう駄目です。と言う訳で私の設計からはグラスウールを追放することにしました。
南国浜松では100mmくらいのグラスウールで済ませてしまうことが多いのですが、北国ではそうはいきません。札幌などでは壁・天井セルロースファイバー吹き込み300-400mmというのが今風なのだそうです。
近回りで吹き込みをやってくれるところは無いか、と思っていたら、20年程おつきあいのある飯田市の櫻井さんがこのための会社を立ち上げた、という朗報が。何でもフィンランドまで出かけて、機械を買い込んで来た様です。これで断熱材の問題は解決しました。保存材にはホウ酸を使っているということで、「何だ、目薬と一緒か。《と思ったのですが、現場で匂いをかぐと、小学校の頃に遊んだ紙粘土の匂いがします。「エコトピア飯田《
飯田と言うと遠く聞こえるかもしれませんが、実は兵越峠を挟んだ隣町になってしまったのであります。茶臼山、治部坂といった最寄りのスキー場もこっち方面で、断熱工事は委せて安心といったところです。長野県まで行けば、この辺では知る人の居ない「本気で焚いても安全なストーブの据え方《を知っている人も居ます。
F
通気性防湿フィルムです。ポリエチレン100%の上織布であるようです。
G
ドライウォールにペンキ塗りです。
次の課題
壁をここまで重装備にすると、断熱性能は飛躍的に改善します。外部通気層などを無視し、簡単に壁の断熱性能を見ると、