2007.12.9
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・一旦停止を考えると
・国土利用の歴史に行き着く
・建ぺい率と容積率
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・ホームパーティーをやろう
・駐車場がなくっちゃね
・路上駐車


路上駐車

英国と対照的なのが北米です。表通りに面しては立派な玄関が並び,自家用駐車場は敷地と敷地の間にあるサービス道路から入る仕掛けです。そのサービス道路が6m巾なので日本の住宅地の表通り程の広さがあります。

バンクーバー市役所近くでは ◎◎◎



表通りにちゃんとした車が3台停めてあればホームパーティーをやっている事が解ります。駐車場・ゴミ置き場・設備スペース・物干し場など、サービス系スペースが表に出てしまうと,玄関まわりがなかなかまとまりませんが,ここでは裏表にきちんと分けられています。







ダラス近郊では ◎◎◎

建築密度からすれば古い農村集落にも見えますが,最近売り出しの分譲地です。GoogleMapで見るとこんなのが延々と高速道路沿いに延びています。シアトル周辺でも最近の分譲地の敷地は300坪以上、となっているので,銀行においてある住宅情報誌の敷地面積が書いてないのは300坪ということだと思います。建物の造りも大きく、安く,なので何となくディズニーランドの作り物っぽい。

お客さんは当然路上駐車ですね。北米における路上駐車というのは、幌馬車でごろごろやっていた頃の吊残ではないかと思われます。商店街もお客さんは馬車で買い物なので、店の前に馬車の駐車スペースが必要。ところが馬車はバック出来ない、というわけで映画"Back To The Future"に見る様に,田舎町の通りの巾が50m程、となってしまうわけです。

この伝統を受け継いで道路の一番外側は駐車スペース、というのが常識です。日本とは道路の歴史が違うので仕方ありません。

米国の建て売り住宅の規模を今までの半分にすれば地球温暖化も大分楽になるはずです。サブプライムローン騒ぎでどうなりますやら。