「50sライト」 大須のアンティークショップでKioで買った照明器具。1950年代のアメリカ製。 ずっしりと重いステンレスがその時代を感じさせる。ヘッドは角度を調節でき、アームは動かせる。 「ナイフ&カトラリー」 柳宗理 柳宗理(1915-)は、成型合板の「バタフライ」スツールのデザインで世界的に有名。 現在は日本民藝館(設計は父親の柳宗悦)の館長も兼ねる。2002年文化功労賞受賞。 このカトラリーはボッテリとしたユーモラスなオーガニックデザイン。ナイフは手になじんで使いやすく、これ1本で何でも調理できてしまう。マットなステンレス製なので傷もつきにくい。 「ボウル&パンチングストレーナー」 柳宗理 パンチングストレーナーとは、難しい横文字の名で売っているが、要するにザル。余分な枠の針金もないし、網ではなくてパンチした穴が開いているので、「ひじき」も詰まりにくい。なんと裏ごしまでできてしまうすぐれもの。ボウルの形も美しい。 「Dish Doctor」 Marc Newson マーク・ニューソン(1962-)はオーストラリア人デザイナー。 プラスチックの遊び心あふれる創造性では他に並ぶ者はない。 Orgone chair、フォード社のコンセプトカーでは、プラスチックならではの色、赤が効果的に用いられている。 日本との関わりも深く、イデーの家具と照明器具、auの携帯電話もデザイン。 この「Dish Doctor」は、オレンジ色のボディーに微妙に長さを変えた突起が並ぶ。、 先端はグリーンに塗られてマッチ棒のようだ。突起が長いので大皿にも対応できる。 入っていた箱がまた捨てるには惜しい。上から見た図と側面図が描かれている。 お店から持って帰る道のりも楽しくなる。他に白がある。 「Optic」(1970) Joe Colombo ジョエ・コロンボ(1930-1971)は、ミラノで活躍したイタリア人デザイナー。 アレッシィ社やカルテル社のプロダクトデザインやインテリアデザインを手がけた。1970年にコンパッソ・ドーロ賞受賞 この時計の上に開いた小さな穴はアラームを止めるためのものらしいが、ペンを差し込んでもいい。白と黒もある。 「Unikko」 Maija Isola マイヤ・イソラ(1927-2001)はmarimekkoを代表するフィンランド人デザイナー。初期は、アフリカ芸術に、その後は、植物のモチーフ、スロヴァキアの民族芸術、カレリア農民に影響を受けた布地をデザインした。 ポピーをモチーフにしたUnikkoは、カーテン、クッション、ベッドカバー、バッグ以外に、食器、文具、照明器具などさまざまな商品に用いられている。 「Kaivo」(1964) Maija Isola marimekkoのテキスタイル「Kaivo」を使ったバッグ。 この大胆なデザインは、アメリカのカラーフィールド・ペインティングの影響が見られる。 1964年のデザインが現代でも新鮮。優れたデザインは時代を越えて愛される。 「red & blue chair」(1918-1923) Gerrit Thomas Rietveld オランダ人家具デザイナーのヘリット・トーマス・リートフェルト(1888-1964)は、幾何学的フォルムを追求し、デ・ステイルのメンバーして活動。バウハウスとの関係も深い。その後、建築家として活動し、可動式間仕切りによって自由に間取りを変えられるシュレーダー邸(ユトレヒト、世界遺産)を設計。 本当はレッド&ブルーチェアがほしいけれど買えないのでポスターでガマン。 「FREITAG」(1993-) Daniel & Markus Freitag フライターグはスイス人兄弟ダニエルとマルクス・フライターグがデザインした100%エコフレンドリーなバッグ。自転車の内部チューブ、トラックの幌、車のシートベルトなどすべてリサイクル素材。中古トラックの幌の一部を使用しているため最初から若干汚れているが、同じデザインはなく一点もの。今もていねいに手づくりされている。 「エコ=カッコいい」の代名詞。 「LILAC」 Charles Rennie Mackintosh チャールズ・レニー・マッキントッシュは、19世紀末から20世紀初めにかけて活躍したグラスゴー派のデザイナー。インテリア+その場所専用の家具をトータルでデザインした。特にグラスゴーのティールームが有名。彼の幾何学的デザインは、ウィーン分離派に影響を与えた。写真はステンドグラス風だが、実はグラスゴーに行った友人からもらったティータオル。バラのモチーフと直線と曲線の組み合わせがマッキントッシュらしい。 |