Portfolio

大野千鶴の翻訳書

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『ジオ・ポンティ』
グラツィエッラ・ロッチェッラ
(タッシェン・ジャパン)

ジオ・ポンティの建築は、一言でいえば「軽い」。ポンティの手にかかれば、オフィスピルも集合住宅も教会も天空を軽やかに舞う切り紙に変わる。タラント大聖堂は、まるで茶谷正洋さんの折り紙建築のようだ。建物だけでなく、ポンティがデザインした椅子も軽い。かの有名な椅子「スーパーレジェーラ(最軽量)」はわずか1.7キロであり、指一本で軽々持ち上げられる。陶磁器デザイナー、建築家、家具デザイナー、雑誌『Domus』の編集者、ミラノ工科大学教授など、多彩な顔を持つポンティの仕事を紹介する。






『ヴァルター・グロピウス』
ギルベルト・ルプファー/パウル・ジーゲル
(タッシェン・ジャパン)

 近代建築に偉大な足跡を残したヴァルター・グロピウスの功績をコンパクトにまとめた本。グロピウスは、母国ドイツでバウハウスを創設し10年間校長をつとめ、モダニズムの原点となるバウハウス校舎などを設計したが、国の方針と異なったため、新天地を求めて渡米した。アメリカでは、ハーバード大学建築学科長をつとめると同時に、共同設計事務所(TAC)を経営しパンナム航空ビルをはじめとする数々の傑作を残し、インターナショナル・スタイルの普及に貢献した。
  






『バウハウス』ベーシックアーキテクチャーシリーズ
マグダレーナ・ドロステ
(タッシェン・ジャパン)

バウハウスは、1919年、ヴァイマール共和国でヴァルター・グロピウスによって設立された伝説的デザイン学校。カンディンスキー、クレーなど、今では著名な芸術家を講師(マイスター)に招き、ユニークな授業を行った。工業生産を考えたシンプルなデザインは、機能主義と呼ばれた。1933年にナチスによって閉鎖されるまで、わずか十数年しか存在しなかったにもかかわらず、その後のデザインに与えた影響は絶大だった。
15ページほどスペイン語原稿が混じった乱丁版(?)が出回っているらしいので、購入の際は要注意。一生懸命訳してるのに悲しい…。 







『チャールズ&レイ・イームズ』
グロリア・コーニッグ
(タッシェン・ジャパン)

ミッドセンチュリーの先駆者、チャールズとレイ・イームズ夫妻は、成型合板、プラスチック、ワイヤなど素材の実験を繰り返して有機的な曲線を描く椅子を開発するとともに、工業規格品を用いた斬新な住宅を設計した。建築家チャールズと芸術家レイの能力の融合によって、家具デザイン、建築、映画、展覧会、玩具など幅広い分野で、機能的かつ芸術的な作品の数々が誕生した。本書は、代表的な家具、自邸でもあるケース・スタディ・ハウス#8、名作映画『パワーズ・オブ・テン』などを掲載。訳者の個人的苦境を乗り越えて執念で訳した1冊でもある。







『コンテンポラりー・グラフィックデザイン』
シャーロット&ピーター・フィール

(タッシェン・ジャパン)

デジタル革命によって現代のグラフィックデザインは大きく変化した。静止画像から動画へと変わり、ファインアート、イラスト、音楽、ファッションなど他の創造分野と融合した。社会的メッセージ性の強い作品から、商業的な作品まで、デジタルツールをフル活用した作品から、手描き風作品まで、ステファン・サグマイスターやピーター・サヴィルなどベテランから、ユルグ・レーニなど若手まで、西欧、東欧、アジアのデザイナー115人の作品を紹介するとともに、各自がデザインついて語る本文も掲載する。







『リチャード・ノイトラ』
 バーバラ・ランプレヒト
(タッシェン・ジャパン)

ウィーンで生まれ、後にアメリカに移住した建築家リチャード・ノイトラは、「よい建築は人間を癒し、悪い建築は害を及ぼす」として果てしなく人間を探求し、カリフォルニア州に数多くの私邸を建てた。張り出し材「スパイダーレッグ」、水の取り入れ方、「風車」形平面図は独創的である。健康住宅、VDLリサーチ・ハウスTとU、カウフマン邸、ケース・スタディ・ハウスなどの私邸に加えて、保健所やクラブハウスなど、代表作を取り上げる。






『アルヴァ・アールト』
ロウナ・ラハティ
(タッシェン・ジャパン)

フィンランド人建築家アルヴァ・アールトは、建物、家具、花瓶、照明器具など幅広くデザインした。そのオーガニック・デザインは、祖国の自然に大きく影響を受けている。ヴィープリ図書館、パイミオのサナトリウム、セイナッツァロの町役場、自邸、フィンランド館、ヘルシンキ工科大学、フィンランドホールなど建築作品をはじめ、花瓶「サヴォイ」などデザインの代表作を取り上げる。裏表紙を見ると、若き日のアールトは近代建築史上まれにみるイケメン!





『ル・コルビュジエ』
ジャン=ルイ・コーエン
(タッシェン・ジャパン)

「住宅は住むための機械である」という有名な言葉を残したル・コルビュジエは、20世紀を代表するモダニズムの建築家である。近代建築の5原則、「自由なプラン」「自由なファサード」「ピロティ」「水平連続窓」「屋上庭園」を定義した。本書では、私邸、集合住宅、宗教建築など建築作品から、家具や絵画まで、代表作を考察する。




『ミース・ファン・デル・ローエ』
クレア・ジマーマン

(タッシェン・ジャパン)

ミースの建築は、ガラスとスチールという近代の建材を用いていることに特徴づけられる。高層ビルでは、従来は壁によって隠した鉄骨構造を外側に映し出すことによって、新たな都市型の美を構築した。ミースの高層ビルにならって、アメリカの大都市には同様のビルが立ち並ぶようになった。本書では、私邸、パビリオン、高層ビル、大学施設、実現しなかった構想計画など代表作を考察する。




『デザインハンドブック』
シャーロット&ピーター・フィール
(タッシェン・ジャパン)

概念、素材、様式に関するデザイン用語をABC順に紹介。「バウハウス」「アヴァンギャルド」「アルミニウム」から、なじみの薄い「医療デザイン」「軍事デザイン」まで幅広く取り上げる。




False Flat―オランダデザインが優れている理由』
アーロン・ベツキー、アダム・エーヴェンス

(ファイドン)

著者は、既存の形やモダニストの原型を変換する現代のオランダデザインを、この国の「人工の大地」(false flat)にたとえている。オランダには国ぐるみでデザイナーを支援する制度がある。本書では、フェルメールやリートフェルトから、建築家のレム・コールハースやMVRDV、デザイナーのリチャード・ハッテンやマルセル・ワンダース、切手のデザイン、スキポール空港のサインデザインまで、幅広く取り上げる。ブックデザインを手がけたのはイルマ・ボーム。ページごとにフォントのサイズが違うのが特徴的だ。




『モア・ペーパーワーク』
ナンシー・ウィリアムズ
(ファイドン)

 紙は、グラフィックデザインのみならず、建築、ファッション、プロダクトで幅広く応用されている。本書には、坂茂の紙管建築、吉岡徳仁のハニカムチェア、茶谷正洋のグリーティングカードなど、古くから紙の文化が発展していた日本の作品が多い。フセイン・チャラヤンのエアメールドレス、トルド・ボーンチェの切り紙のライトなども興味深い。巻末には、紙に関する用語集付き。和紙用語、製本用語も含まれている。



『ロバート・キャパ決定版』
リチャード・ウェラン
(ファイドン)

ロバート・キャパは、スペイン内戦、ノルマンディー上陸など、戦地に赴いて迫力ある写真を残し、最後は戦場で地雷を踏み、帰らぬ人となった。戦争写真以外に、日常の風景の写真、ピカソなどの有名人のフォトエッセイがおさめられている。また、本文には、ノルマンディー上陸のピンボケ写真やロバート・キャパのネーミングの秘話、イングリッド・バーグマンとの恋愛、アンリ・カルティエ=ブレッソンとデーヴィッド・シーモアともにマグナムを設立した経緯も書かれている。




『フンデルトヴァッサー 建築』
(タッシェン・ジャパン)

 フンデルトヴァッサーは画家であり建築家であった。彼の絵にも建物にも直線がない。自然のなかに直線は存在しないから、「直線は人間性の崩壊へと通じる」と考えたからだ。アパートの借家人が自由に窓をデザインできる「窓の権利」や窓から顔を出す「木の借家人」の入居を訴えた。また、今では一般的になった屋上庭園をいち早く提唱した。自らを建築医とし、直線的な古い(病気の)建物に曲線的な装飾やタマネギタワーを加えるなどの改築を行った。





20世紀のデザイン』
シャーロット&ピーター・フィール
(タッシェン・ジャパン)

20世紀のデザイン・キーワードをABC順に写真入りで紹介したデザイン事典。「アール・ヌーヴォー」「アーツ&クラフツ運動」などの歴史的なデザイン動向、「ウィリアム・モリス」、「アルヴァー・アールト」、「イームズ」などのデザイナーを項目ごとに解説する。日本からは、柳宗理、倉俣史朗などが取り上げられている。768ページの大型版と191ページの縮小版(ICONシリーズ)がある。





60sデザイン』
フィリップ・ガーナー
(タッシェン・ジャパン)

 60年代は20世紀のなかで最も視覚的に刺激のある時代であった。モダニズム、ポップ・カルチャー、宇宙時代、都市計画、反デザインというテーマに沿って、この時代のデザインを考察する。ソットサス、ノール、イームズ、サーリネン、ヴァーナー・パントン、クレージュ、アーキズームなど、60年代に活躍したデザイナーの作品を紹介するとともに、「2001年宇宙の旅」などの映画とそこに登場するデザインも取り上げる。




『ピエール&ジル』
(タッシェン・ジャパン)

ピエールは写真家でジルは画家。ふたりは公私ともにパートナーであり、ピエールが撮った肖像写真にジルが絵を加えることによって、2つの相反する芸術様式が完璧に融合する。「楽園シリーズ」「聖人シリーズ」など、一見キッチュできれいすぎる彼らの作品は、現代社会の美的感覚や宗教観に対する挑戦である。マドンナ、カトリーヌ・ドヌーヴ、菊池桃子がモデルになった作品もある。





『ファイドンアトラス 世界の現代建築』
(ファイドン、共訳)

1998年以降に建てられた世界の現代建築を写真入りで紹介する。縦46センチ、横32センチ、厚さ6センチの巨大な本。プラスチックケース入り。日本や欧米をはじめ、アフリカなどのあまり目にしない地域の建物も含まれている。




『デジタル・ビューティー』
ジュリウス・ウィードマン

(タッシェン・ジャパン、共訳、英訳)

アーティスト約100名によるコンピュータグラフィックスの美女たちを紹介。髪の毛やまつ毛の11本、白目の充血、肌や繊維の質感など、細部まで再現され、写真と見間違う作品もある。日本と海外の作品では特徴が大きく異なる。日本の作品は圧倒的に「カワイイ」系が多いが、海外の作品は「セクシー」系が多い。


雑誌:

『エクスナレッジHOME』
ヴァルター・グロピウスのインタビュー
フランク・ロイド・ライトのスピーチ
ルイス・バラガンの建築

未出版の翻訳書:

『ANDO Complete Works 1975-2010』追加分
(タッシェン・ジャパン)
『ANDO Complete Works』
に近作を追加
した改訂版。追加分担当。
東急東横線渋谷駅、21-21 Design Sight、東京大学情報学環境福武ホール、
アブダビ海洋博物館、バーレーン遺跡博物館、パラッツォ・グラッシ再生計画など。
翻訳にあたって研究のため、大阪までTOTOテクニカルセンター「安藤忠雄建築展 挑戦−原点から−」とサントリーミュージアム「安藤忠雄建築展2009−水がつなぐ建築と街・全プロジェクト」に行ったのに。

『マグナム・ストーリーズ』
(ファイドン)

ロバート・キャパ、アンリ・カルティエ=ブレッソン、デビッド・「シム」・シーモア、ジョージ・ロジャーが創設した写真家集団マグナムとフォトジャーナリズムの歴史を考察。マグナムに所属した写真家61名の写真と文により、それぞれの関心事にしたがい歴史の証人として時代をみつめた彼らの仕事を紹介。ノルマンディー上陸、ヴェトナム戦争、ガンディーの葬儀、マルコムX、チェ・ゲバラ、ピカソから、名もなき人々の日常まで。

『ジャン・プルーヴェ』
(タッシェン・ジャパン)
金属加工師を経てデザイナー兼建築家になったプルーヴェは、自らの手で施工しながら、常に構造を重視した家具と建築構造体をデザインした。金属を思いのままに操ったプルーヴェの作品を紹介

『スカンジナビアのデザイン』
(タッシェン・ジャパン)
機能重視のシンプルデザインを特徴とする、北欧諸国の家具、ガラス製品、陶磁器、照明器具、玩具などをデザイナーごとに紹介。各国の歴史も併せて紹介。

『スウェーデンのカントリーハウス』
(タッシェン・ジャパン)

カール・ラーションの家から、『長くつ下のピッピ』の著者リンドグレーンの家まで、伝統的なスウェーデン建築とインテリアデザインを歴史と文化を踏まえて紹介。

『トスカーナのカントリーハウス』
(タッシェン・ジャパン)

地上の楽園トスカーナのロマンティックなファームハウスや人里離れた屋敷を伝統料理のレシピとともに紹介。


その他:

ICSID、ICOGRADA、IFI 会議
シンポジウム、コンペティション、展示会
機械、建築、自動車マニュアル、仕様書
契約書、論文 等





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