子供連れ東京ディズニーランドを楽しむ方法
=====東京ディズニーランドを より楽しむために=====

 ウォルト・ディズニーが作り上げたアニメーションを中心とした「ディズニーの世界」。これを具現化したのがディズニーランドです。現在、世界には4つのディズニー・テーマパークがあり、そのうちの一つが、私たちの住む日本にある東京ディズニーランドです。ここは決して「遊園地」などという場所ではありません。一貫した理念に基づいて運営される「テーマパーク」なのです。



<目次>
●浜松からのアクセス

●日帰りコース・1泊2日コース

●小さな子供とインパークする

●ちょっと通な楽しみ方

●この話を知っていればより楽しめる!

●お得な情報(もっと安く行きたい)

●その他

●より楽しむために



●浜松からのアクセス

 浜松からインパークするには、新幹線と車の二通りの選択肢がありますね。

 私は、もっぱら新幹線を利用しています。お勧めは、朝7:00浜松発のひかり号で8:24には東京に到着します。こだま号よりも約30分乗っている時間が少ないので、子供もそれほど飽きません。京葉線の乗り換えまで結構距離がありますが、「動く歩道」があるので、そんなに疲れないでしょう。(ここでは、だんだんパークが近くなるぞっていう気分を盛り上げましょう)

 車の場合は、所用時間を3〜4時間みておきましょう。渋滞で有名な首都高速道路を通らなくてはなりませんので、出来れば朝のラッシュを避けた時間を選びたいですね。(そうすると、かなり早朝・・・と言うより夜立ちになってしまいますね・・・)パークの駐車場前には、かなり早朝から車の列ができています。

 荷物が多いと新幹線はつらいかな?運賃も高いですよね。でも肉体的・精神的には楽ですね。ただ、朝一番のオープンの時間(8:00-9:00 時期によって変わる)には、間に合わないのですよ。その点、車なら早朝インパークが可能ですね。運転手はきついですが・・・・。

●日帰りコース・1泊2日コース

 子供連れであるならば、『とにかく無理をしない事!』これが基本です。東京ディズニーランドへ行く目的は「家族みんなが楽しむために行く」と言う事です。「無理をしてでもアトラクションに乗る」のが本来の目的ではないですよね。

 ≪日帰りコース≫

 とにかく日帰りですと時間が足りません。これだけはどうしても乗りたいっていうアトラクション(例えば今年4月にオープンした「ミクロアドベンチャー!」とか)を絞り込んで乗るとか、パークを廻ってすいているアトラクションを見つけたら並ぶ様にするとか、ショーを中心に観るとか、方針を決めて廻るのが良いですね。欲張ってあれもこれもって思うと気持ちに余裕がなくなります。
 日帰りの場合、パスポートをインパークの前日までに購入しておくと、当日チケットを買うためにチケットブースに並ぶ手間が省けて時間の節約になります。パスポートは、ディズニーストア浜松遠鉄店(遠鉄百貨店5階)で購入できます。これは日付の入っていないものなので東京ディズニーランドの入園ゲートへ持っていきその日のスタンプを押してもらいます。ただし、このチケットは入場制限が掛かってしまった日には、利用できません。明らかに混雑しそうな日にインパーク予定であれば旅行代理店で、期日指定のパスポート予約券を購入するほうが良いでしょう。

 新幹線の場合ですと夜のパレード「ディズニー・ファンティリュージョン」を見る(19:30−20:30 時期によって時間が変更します)のが、ちょっとキツイかもしれません。東京発の最終こだま号が、21:31なので、最後までファンティリュージョンを見てしまうと時間的にぎりぎりいっぱいですね。
 さらに浜松着が23:29。子供にもかわいそうな時間になってしまいますね。


 ≪1泊2日コース≫

 お勧めは、こちらのコース。ホテルもパークの廻りのオフィシャルホテルなら言う事ありません。ホテルに帰ってきてもディズニー気分が味わえます。
 ここ数年、東京ディズニーランドは一年中慢性的に混んでいます。人気アトラクションに乗ろうと思っても、かなりの時間並ばないと乗る事ができません。でも、どうしても乗りたいって思いますよね。そこでですね、すいている時間を狙うのですよ。夜のディズニー・ファンティリュージョン以降の時間帯になればパーク内も比較的すいてきます(・・・といっても、昼間よりはという程度ですが・・・)。並ぶ時間が、少しですが短縮されますのでこの時間帯を狙って人気アトラクションを攻略してみましょう。逆に朝一インパークをして、攻略するという手もありますね。その時に人気アトラクションに向かって、開園と同時にダッシュするゲストが結構います。しかしこれはいけません!転んだりして危ないですからね。早歩き程度にしましょう。パーク内は走ってはいけません。

 オフィシャルホテルに宿泊するメリットは、いくつかあります。

    1)朝、ホテルに荷物を無料で預けられる。
      パークの入り口付近にもコイン・ロッカーがありますが(有料)、ほとん
     どいっぱいで、空いている所を見つけるのに苦労します。特に大きいサイズ
     のコインロッカーは、数も少なく空いていない事が多いのです。先ず(はや
     る気持ちを押え)宿泊先のホテルに行って、荷物を預けて身軽になるのが、
     いいですね。(これなら無料)
      ただし、この時にチェックインはできません(普通15:00からチェックイ
     ン)

    2)2DAYパスポートを購入

      オフィシャルホテル宿泊者だけが、購入する事ができるパスポート。普通
     のパスポートが5,200円/日(大人)だが、2DAYパスポートは2日分で
     9,070円と、約12.8%お得。

    3)入場制限がかかっても宿泊者であれば入園できる。

      宿泊証明書を発行してくれます。

    4)昼間、疲れたら部屋に戻って休憩できる。
      子供連れの場合、助かりますね。チェックイン開始の少し前(14:30頃)に
      一旦パークを出て(この時再入園のスタンプを押してもらうのを忘れずに)
     ホテルに行きチェックインして、部屋で少し休憩しましょう。また、この時
     にお土産類を買うのも良いですね。オフィシャルホテルには、東京ディズニ
     ーランドの直営店「ディズニーファンタジー」があります。パークで売って
     いるものとほぼ同じ物がそろっていますので、混雑していないこの時間帯に
     買い物を済ませておけば、時間の無駄になりません。(パーク内のショップ
     はすごく混む)
      休憩して元気が出たら、再びインパークしましょう。ここで休憩を取れば
     子供達も夜のパレードまでがんばれるでしょ!

    翌日、朝一インパークの元気があるなら、まず夕食の予約をする事をお勧めし
   ます。東京ディズニーランドには「ミッキーのサンセット・ルアウ」というディ
    ナーショーがあります。アドベンチャーランドのウエスタンリバー鉄道乗り場
   の前あたりに予約ブースがあります。ただこのショーもかなり人気がありますの
   で、早く行かないとすぐにソールドアウトになってしまいます。ショーは1日4
   回行われますので、夕方の早い時間の回でしたら、帰りの新幹線も大丈夫でしょ
   う。

    朝食がまだでしたら、キャラクターズ・ブレックファーストがお勧めです。ア
   ドベンチャーランドのクリスタルパレスレストランとファンタジーランドのスモ
   ールワールド・レストランの2ヶ所で、朝だけ行っています。いろいろなディズ
   ニーのキャラクターたちがゲストの朝食のテーブルの所に来て遊んでくれます。
   写真を撮ったり、サインをもらったり、食事をする暇も無いくらい楽しいですよ
   。スモールワールドレストランの方が若干空いているかもしれません。

    とは言ったものの、これでは夕食の予約を取る為と朝食の為と2ヶ所に別れて
   並ばなくてはなりません。お父さんお母さんが、それぞれ並ぶか、若しくは、ど
   ちらかをあきらめて、次回のお楽しみにするか。難しい選択ですね。

●小さな子供とインパークする

  前にも書きましたが、子供連れの場合には、絶対に「無理をしない事」が、基本で
 すね。無理をして熱が出たなんてことになったら、それこそ何のために来たのやら・
 ・・・・。   あまり小さいうちからインパークさせるのもどうかな?と思いますが、ミッキーた
 ちをみて喜んだりするようになったら連れて行きたいですよね。
  アトラクションの中には、身長制限(スペースマウンテンなど)や年齢制限(スタ
 ーツアーズなど)があるものもあります。でもお父さんお母さんは乗りたいでしょ?
 いい方法があるんです。ベビースイッチ(交代乗車)といって、大人が2人いれば、
 一人ずつ交代で乗る事ができます。あらかじめキャストさんに「ベビースイッチ(交
 代乗車)でお願いします。」と言っておきましょう。先ず大人のどちらか一人がアト
 ラクションに乗ります。その間もう一人の大人は子供と待っています。一人が乗り終
 わったら、次に待っていたほうの大人がアトラクションに乗ります。その間さっき乗
 った大人が、子供と待っています。これで、別々ですが、二人の大人がアトラクショ
 ンを楽しむ事ができます。

  小さい子供と楽しむには、シアター系のアトラクションがお勧めです。ゆったり座
 ってみる事ができますし、比較的待ち時間も少なくて済みます。ミッキーマウス・レ
 ビュー、カントリーベア・シアターなどがお勧めです。少し大きい音も大丈夫なら、
 ビジョナリアムもいいですよ。

  パークの一番奥にあるトムソーヤ島にいかだで渡るのも良いかもしれません。派手
 なアトラクションではありませんが、タルの橋を渡ったり、洞窟探検をしたり、イン
 ディアンの村で遊んだりと、のんびり過ごせます。

  もしもの時には、ベビーセンターへ行きましょう。ワールドバザールを入って大き
 な交差点を右に進み、アーケードが切れた先の右側にあります。おむつの交換や落ち
 着いた環境でミルクを飲ませてあげられます。もちろんミルク用のお湯も用意されて
 います。(パーク内の各レストランでも、頼めばミルク用のお湯を頂けます)子供用
 の小さなサイズのトイレも必見!?ただし、お昼寝は、させてもらえません。

●ちょっと通な楽しみ方

  ほとんどの人が、アトラクションに乗る事ばかりに気が行ってしまいがちですね。
 これは、いままで日本にそういういわゆる「遊園地」しか無かったからではないでし
 ょうか?ディズニーランドの基本理念は、『ファミリー・エンターテイメント』なの
 です。もっと別の楽しみかたをしてみませんか。

  東京ディズニーランドでは、毎日たくさんのショーが行われています。どれも胸を
 張って皆さんにお勧めできるものばかりです。まだ観たことがないという方は、是非
 一度ご覧になってください。アトラクションに乗るばかりが東京ディズニーランドの
 遊び方ではありませんよ。中でもお勧めは、「フィール・ザ・マジック」「フィエス
 タ・トロピカール」です。どちらも人気の高いショーですので、少し早めに並んでお
 かないと入場できない場合があります。

  ワールドバザールの大きな交差点の先、左側の2階に「ディズニーギャラリー」が
 あります。ここは、外の賑わいとはうって変わってとても心が落ち着く場所です。歩
 きつかれた時などちょっと寄るとリフレッシュします。現在「ディズニーギャラリー
 」では、「ディズニー・アニメーション・マジック〜魔法の王国へのひらめき〜」と
 題して、ディズニー・アニメーションに使われたセル画、スケッチなどの展示をして
 います。まさにそれは、アートです。ウォルト・ディズニーのスピリッツを感じてく
 ださい。是非ご覧になることを強くお勧めします。

●この話を知っていればより楽しめる!

  東京ディズニーランドのアトラクションやレストランなどには、必ずバックグラン
 ドストーリーがあります。例えば、何故ミッキーはトゥーンタウンを公開したのか?
 とかスプラッシュマウンテンは、アライグマが密造酒を作っている最中に蒸留機が爆
 発した為にそう呼ばれるようになったとか。そう言ったストーリーを知っているとそ
 こに置かれているすべての物に、なるほどと納得させられます。ワールドバザールの
 ウインドゥに書かれた文字にもすべて物語があります。例えばウォルトの両親の名前
 が書かれていたり、ウォルトが生まれ育ったミズリー州マーセリーンの文字も見る事
 ができます。

  東京ディズニーランドには、自動販売機というものが1台もありません。必ずキャ
 ストさんがゲストに「ありがとうございました」の言葉と共に商品を渡してくれます
 。人と人とのふれあいを大切にする事もまたディズニーの理念なのですね。

  インパークする前には、ガイドブックを熟読する事をお勧めします。そうすれば
 100倍でも1000倍でも楽しめます。

  また東京ディズニーランド(他のディズニーテーマパークも同様)には、ヒドゥン
 ミッキー(Hidden Mickey)といって、いたるところにミッキー(ミッキーマーク:三つ
 の●で作られたミッキーの顔)が隠れています。例えば、シンデレラ城の橋の欄干が
 3つの丸がくっついた形で刳り抜いてありますね。これでは、ミッキーマークの逆さ
 まなんですが、夕方頃にその影を見てください。ほらね!ミッキーが居たでしょ!他
 にもたくさんあります。是非探して観てくださいね。

●お得な情報(もっと安く行きたい)

  私は年間何度も行きたいと思うので、より安く行けないか?より効率よく行けない
 か?と、常に研究し、情報を集めています。

  @交通費(新幹線+京葉線)
    金券ショップで、新幹線のチケットを買えば、すこし安いですよね。でも舞浜
   は、東京23区外ですので、舞浜駅で差額の清算をしなくてはなりません。土日
   曜日などの混雑している日などは、清算するのにも列ができてしまって結構時間
   が掛かってしまいます。お金と時間の兼ね合いを良く考えて、どちらにするか決
   めましょう。また金券ショップで買うチケットは、回数券のばら売りなので、夏
   休みなどの期間は、使えませんので注意しましょう。

  Aパスポート券
    あらかじめディズニーストアで購入するのが楽ですが、裏技としては、第一生
   命の人に頼んで、買ってもらうと通常価格よりも1000円位安く買う事ができます
   。(ただし大人用のパスポートのみ)これは、第一生命がオフィシャルスポンサ
   ーになっているからでしょう。パスポートは、期限付きの日付無しのものです。
   入場制限が掛かった場合には、使用できません。

  Bホテルのメンバーになる
    各ホテルともホテルメンバーズカードと言うものを発行しています。年会費は
   無料だったり$25程度だったりと様々ですが、そんなに高くありません。メンバ
   ーになると宿泊料金の割引、優先予約、部屋のアップグレード、ホテルのレスト
   ランの割引、レイトチェックアウトサービスなどかなりメリットがあります。
   (お問い合せは、各ホテルにお願いします。)

  Cマジック・キングダム・クラブ・カードを利用する
    もしあなたの勤めている企業がマジック・キングダム・クラブに入っているの
   なら、パスポートやオフィシャルホテルの宿泊費が割引になりますね。

  D年間パスポートを買ってしまう
    もしあなたが、年間7日以上インパークするのでしたら、年間パスポートを購
   入しましょう。(1泊2日で3回行けば6日のインパークをすることになります
   ね。)休園日と12月31日のカウントダウンパーティを除いていつでもインパ
   ークできますよ。入場制限の掛かっている時でも年パスを持っていればOKです
   。購入方法は、東京ディズニーランドの入園ゲートの一番左側にゲストリレーシ
   ョン・ウインドゥという窓口がありますので、そこでお金を払います。後の手続
   きの方法も、そこで教えてくれます。年間パスポートは大人、中人=35,700円、
    小人(4〜11才)=27,500円。

●その他

  私は、インパークすると先ず入園ゲートに置いてあるトゥディズ・インフォメーシ
 ョンをもらって、ショースケジュールを確認し、その日の計画を立てます。これは、
 基本です。トゥディズ・インフォメーションには、その外にもその時期のお勧めのレ
 ストランのメニューやグッズが紹介してあります。必ず頂きましょう。

  次に入園ゲートをくぐってワールドバザールの建物に向かって1番左の角にメイン
 ストリートハウスという場所があります。ここで「パークのマップ」と「ファミリー
 エンターティメント」という東京ディズニーランドの情報誌を頂きましょう。(この
 情報誌は、郵送の年間購読もできます。)このメイン ストリートハウスは、落とし
 物や迷子の時にも窓口となりますので、覚えておくと便利ですね。

  東京ディズニーランドでは、インターネット上にホームページを開設し情報の提供
 を行っています。ここにも毎日のショースケジュールからパークの最新情報まで、さ
 まざまな情報がかわいい写真入りで紹介されています。インターネットを見られる環
 境をお持ちの方はぜひご覧ください。(http://www.tokyodisneyland.co.jp/)

  とにかくパーク内で困った事や疑問に思った事は、近くにいるキャストさんに相談
 するのが一番です。必ず親切に笑顔で(ディズニースマイルと言います)応対してく
 れるはずです。このようなキャストさんとのふれあいもまた東京ディズニーランドの
 楽しみなのです。

●より楽しむために

 東京ディズニーランドは、「夢と魔法の王国」です。そのゲストとなるわたし達は現実
社会から離れ、頭を切替えて魔法にかからなくてはなりません。ジューススタンドで、ジ
ュースを売っているおねえさんは、ただのジュース売りではありません。東京ディズニー
ランドという広いステージで、それにふさわしいコスチュームを着てジュース売りを演じ
るキャスト(出演者)なのです。そこに私たちゲストも積極的に参加(共演)していくべ
きなのです。バーチャルな世界に身を沈めてみましょう。きっとそこには、もう一人のあ
なたが・・・いや、もうずっと昔に忘れてしまったあの頃のあなたが見つかるはずです。
ミッキーはミッキーなのです!決してぬいぐるみではないのです。

 ミッキーにパークで出会ったら、思いっきり手を振って「ミッキー!」って声をかけま
しょう。ミッキーはきっと応えてくれます。その時あなたは、忘れていたあの笑顔を取り
戻す事でしょう。(^_^)


                    岡田 栄一郎@【DUCTER】

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