A 実行及び操作(入力)の仕方
実行すると、一次方程式を入力するように指示されます。入力の仕方は、分数の場合以外はそのまま入力して下さい。小数、かっこがあっても構いません。ただし、文字はXかxのみです。もちろん次数は1です。
2X=6
2(X+6)=−(6−X)
3(X−1.5)=3.5 など
分数の場合は、次の例を参考にして入力して下さい。また、分数と小数が両方あってもかまいません。
2 6 1
−X+−=−− ==> 2X/3+6/5=−1/2
3 5 2
(3分の2Xプラス5分の6イコールマイナス2分の1)
2 3
−(2X+6)=−− ==>2(2X+6)/5=−3/4
5 4
(5分の2かっこ2X+6イコールマイナス4分の3)
X−3 2X+5
−−−=−−−−− ==> (X−3)/2=−(2X+5)/3
2 3
(2分のX−3イコールマイナス3分の2X+5)
1 2(X+5)
−X+−−−−−−=1.5 ==>X/2+2(X+5)/3=1.5
2 3
(2分の1Xプラス3分の2(X+5)イコール1.5)
一次方程式を入力して、リターンキーを押すと、コンピュータが解いていきます。もし、入力した式にエラーがあった場合は、”errorなになに”と表示され、再入力を促します。一応ほとんど全てのエラーに対応しているつもりです。
エラーがない場合は、ほぼ教科書の通りに解いていきます。
@ かっこがあったら、分配法則を使ってかっこをはずします。
A 分数があったら、等式の性質を使って両辺に分母の最小公倍数をかけて、分母をはらいます(整数、小数だけの式にします)。
B 文字の項を左辺に、数字の項を右辺に移項して集めます(教科書では、左辺・右辺を指定していないが、ほとんどの場合、文字の項を左辺に、数字の項を右辺に集めています)。
C 左辺、右辺をそれぞれ計算します(ax=bの形にします)。
D 文字(x)の係数(a)で、両辺を割ります。
式の変形の中で、赤で表示される数は、変形された数という意味です。
そして、分数の表示も、一応分数のように表示します。
2 5
2/3 => □ −5X/12 => −□□X
3 12
13
(−13/5) => (−□□)
5
分数の横棒を−でしようと思いましたが、マイナスと間違えやすいということと、分子と分母が離れて分数にみえないということから、ロ(片かなのろ)にしました。
そして答えですが、(ax=bでx=b/aとなる)
@ b/aが割り切れて整数になる場合は、そのまま整数で表示します。つまり、X=3というように表示します。
A b/aが割り切れるが小数になる場合は、
諱@aやbが整数なら、答えは既約分数で表示します。
つまり、 b
X= □
a
ただし、既約分数にするときに、mod(整数の割り算の余り)を使っているので、aもbも整数型でしかいけません。つまり、−32768から32767までの数字ではないと、オーバーフローとなりエラーです。その時は、”約”をつけて小数で表示します。
轣@aまたはbが小数の時は、答えは小数で表示します。ただし、小数第4位までの小数です。つまり、
x=0.1234
2469
x=0.12345 => x=□□□□□
20000
小数第5位より小さい位がある小数になる場合は、分数で表示されます。
答えが出たあとに、再び一次方程式を入力するように促されます。違う一次方程式の解き方を見たい場合は、それを入力します。また、やめたい場合は、何も入力をしないでリターンキーを押します。そうすると終了します。