A サブルーチンの説明
*KAISEKI−−−−次方程式の解析
(項に分解し、その種類を判断する。)
*KAKKO−−−−−かっこを外す(外した式を表示)
*KAKERU−−−−かっこを外す(外した式の計算をする。)
*KAKERU2−−−分母をはらうとき
*BUNBOWOHARAU−−−−分母をはらう(最小公倍数を求めて上記サブへ)
*IKOU−−−−−−文字の項を左辺に、数字の項を右辺に移項する
*KEISAN−−−−両辺をそれぞれ計算する。
*KOTAE−−−−−Xの係数で両辺を割り、答えを出す。
*YAKUBUN−−−分数を既約分数にする。
*BUNSU−−−−−分数の形で表示する。
<<<<例>>>>
1 2
2(□x−□)=3 最初の式(このように表示されません)
4 3 (入力されたまま表示されます)
1 2
2*□x+2*(−□)=3 *KAKKOのサブルーチンで表示
4 3
1 4
□x−□=3 *KAKERUのサブルーチンで表示
2 3
1 4
6*□x+6*(−□)=6*3 *BUNBOWOHARAU−>*KAKKO2で表示
2 3
3x−8=18 *KAKERU2で表示
3x=18+8 *IKOUで表示
3x=26 *KEISANで表示
26
x=□□ *KOTAEで表示
3
B 関数の説明
FNR$−−−−数字を数字のまま表示すると、正数の場合は、数字の前に1文字空きます(符号が入るところ)。それを取り除く関数です。
(例) 3 => ” 3” => ”3”
−3 => ”−3” => ”−3”
数字 文字に 結果
C エラー処理
次のエラーがあります。 エラーの例
1.error 0では割れない X/+3=3 X/0=3
2.error 分母に文字はこない 3/X=3
3.error 文字 がある 3Y=3 3*X=3,2
4.error = がない 2X+6
5.error X または x がない 2+3=5
6.error 右辺がない 2X+3=
7.error 左辺がない =3X
8.error ) が足りない 2(X+3=3
9.error ( がない X+6)=5
10.error 桁数が多すぎます 54321X=0.123
11.error 項の数が多すぎる x=1+2+3+4+5+6+7+8+9=10
D 改造のアドバイス
グラフィックの命令を使っていないので、ほとんどのコンピュータで動くのではないかと思います(確かめていません)。
このプログラムは、必ずかっこを外してから分母をはらいますが、その逆の方がいい場合もあります。例えば
X−5 1 5 1 5
−−−=3 => −X−−=3 =>2*−X+2*(−−)=2*3
2 2 2 2 2
つまり (X−5)/2=3=>X/2−5/2=3=>・・・
とかっこを外して、分母をはらうより、
X−5 X−5
−−−=3 => 2*−−−=2*3 =>X−5=6
2 2
と先に分母をはらった方がいい場合があります。それをプログラムしてみるのもいいと思います。
また、このプログラムは小数のまま計算し、最後の答えでのみ処理をしていますが、分数と同じように先に小数を整数に直して計算することもいいです。*IKOUの前にそういうサブルーチンを入れてみるのもいいと思います。
分数の表示の仕方を、もっとうまい方法があったら、直してみて下さい。そして、教えていただけるとうれしいです。
変数表と各サブルーチンの説明をみて、いろいろ改造をしてみて下さい。