汐川干潟は、かつて「ゴカイ」掘りで生計を立てる人がいたほどのゴカイの産地でした。しかし、今では、学術上の和名で「ゴカイ」と呼ばれる多毛類の姿を見ることはできなくなってしまいました。うねうねと流れていた澪を浚渫してしまった為だと言われていますが、汐川干潟に流れ込む河川の上流で農業形態が変わってしまったことも要因の一つだと思っています。干潟は、以前の踏み込んだら足が抜けないほどの泥質から砂混じりの砂泥質に変わり、それに伴って生息する生物も変わってしまいました。
ゴカイの仲間は識別が難しく、素人の私には分かるのはごく僅かなので、名称は確かではありません。お気づきの点がありましたら、是非教えて下さい。
糞の山を見つけると一生懸命掘ってみるのですが、本体を見たことはまだありません。相当深いところに生息しているのでしょうか?杉山沖の砂の多いところで見つけることのできるゴカイです。数は多くありません。
この写真のゴカイが汐川干潟では、もっとも普通に見られ、ハマシギやダイゼンの餌になっています。