汐川干潟の生き物たち・貝の仲間2
巻き貝の仲間
汐川干潟でごく普通に見られる巻貝たち
- アラレタマキビ
高潮線より上の飛沫帯の岩の割れ目などに見られます。
- ウミニナの仲間
汐川干潟には、いろいろなウミニナの仲間が住んでいます。どの貝もとても良く似ています。干潟表面に溜まった有機物や藻類を食べるので、これらの貝の這った後が、幾筋も幾筋も見られ、不思議な模様になっています。干潟に苦潮が押し寄せて、カニたちが死んでしまった後も、ウミニナなどの巻き貝は、たいした被害を受けていないようでした。酸素の少ない状態に耐えることができるのでしょうか?それぞれの貝の違いを略図(14KB)で紹介します。標本を見てスケッチしたものです。
- ウミニナphoto(24KB)
- ヘナタリphoto(20KB)
- フトヘナタリphoto(21KB)
- イボウミニナphoto(24KB)
- カワアイ
- アカニシ
夏になると浅瀬に卵を生みに来るのだそうで、普段はお目にかかることが少ない貝です。この写真も沖で捕ってきた人に写させてもらいました。少し泥臭いけれど、サザエよりもおいしいと地元では言われています。魚屋さんでも「ニシ」と言う名前で売っいます。卵は、ナギナタホウズキと呼ばれる袋に入っています。昔、縁日でこれを染めたものを口の中でぶーぶーと鳴らすことのできるおもちゃとして売っていたそうです。残念なことに私は見たことがありません。
- アラムシロ
肉食の貝で、触覚をぐいっと伸ばして、這い回っています。魚の死骸に群がるところなどあまり気持ちのいいものではありませんが、「あぁおいしい!」とアラムシロはつぶやいているのかも知れません。
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