日本の干潟
日本の干潟の紹介ページです。
将来は、項目を増やしてデータベース風にしたいと思っていますが、現在は、ほんのさわり程度。コメントは、私が鳥を見に行ったときの感想、あるいは友達に聞いた話です。
- 葛西海浜公園
- 谷津干潟
- 藤前干潟
- 安濃川河口
- 吉野川河口
- 曽根干潟
- 和白干潟
- 今津
- 諫早
- 漫湖
- アンパル
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1.葛西海浜公園
PHOTO(29KB)「渚で休むキョウジョシギの群」
- 所在地:東京都江戸川区臨海町
- 交通
JR京葉線葛西臨海公園駅下車。
- Best Watching Time
- コメント
東京湾にある人工海浜。夏は、水辺で遊ぶ人が多くて、とても鳥は見れないそうです。
隣接して水族館があり、ツノメドリを見ることができます。
- 保護対策は?
東なぎさは干潟の生態系を守るために立ち入り禁止です。
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谷津干潟
PHOTO(51KB)「ハマシギとユリカモメ」
- 所在地:千葉県習志野市谷津
- 交通
JR京葉線新習志野駅か京成電鉄京成谷津駅で下りて歩いていく。
車なら京葉道路の花輪インターで下りるか、東京湾岸道路の湾岸市川インターで下りる。湾岸道路の下の道を行くと、ララポート船橋(ダイエーやマクドナルドがあるショッピングセンター)が見えて、次に滑り台のような巨大な人工スキー場が見えてくると谷津です。
- Best Watching Time
満潮時から少し過ぎたぐらいがいいのかなと思っていますが、2回しか行ったことがないのでよく分からない。また、海から遠く離れているので、正確な満潮時間も不明。観察センターに問い合わせるのが一番でしょう。
- コメント
高速道路と住宅地の間に挟まれて、谷津干潟はあります。ここが、かつて東京湾であったとは、とても思えません。現在でも東京湾とは、水路で結ばれており、潮の満ち引きがあります。春秋に訪れるシギチドリを初め、様々な鳥を観察することができます。私は、ソリハシセイタカシギを見に行きました。その時は、まだ建設中でしたが、設備の整った観察館ができ、谷津干潟の生い立ちや干潟の生き物について様々な展示がされているそうです。
- 保護対策は?
国設鳥獣保護区であり、ラムサール登録湿地、及びシギチドリ渡来地ネットワーク登録湿地です。
-
谷津干潟ホームページ(英語のみ)
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3.藤前干潟
- 交通
名古屋から国道23号線で四日市方面へ向かい、庄内新川橋を渡ってすぐの「サークルK」から2本目を左折し、藤前公園に沿って南へ1キロ、突き当たりの堤防の上が観察地。
あるいは、名古屋駅、名鉄バスセンターより、長島温泉行きで南陽町藤前下車(所用時間35分)西へ2本目を公園に沿って左折、堤防まで徒歩10分
- 藤前干潟案内図(23KB)
- Best Watching Time
小潮の時は、干潟が出ない場合もあります。藤前干潟を守る会に問い合わせて下さい。
- 所在地:愛知県名古屋市南陽町
- 保護対策は?
何の保護もしていないだけでなく、名古屋市は、ゴミで埋め立てようとしています。
詳しくは、藤前干潟を守る会のホームページを御覧下さい。
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4、安濃川河口
PHOTO(17KB)「渚を飛ぶミユビシギの群」
- 所在地:三重県津市
- 交通
近鉄電車で津駅下車。駅前のバスセンターから「阿漕浦駅」行きに乗り、大井町下車。川の堤防の右岸を歩いて河口へ行きます。このバス路線は、1日に4本ぐらいしかありません。三重交通、バス路線案内(0592-27-3216)に問い合わせて下さい。津駅から真っ直ぐ東へ向かって、3キロほどなので、歩くあるいはタクシーでも。
車なら、国道23号で津に向かい、志登茂川を渡って23号のバイパスに入り、5分ほどで安濃川です。橋を渡って、すぐに堤防に入り河口へ。ただし、川の堤防はとても狭いので運転には要注意。河口から海に出ると、堤防は広く(車2台がすれ違えるぐらい)なります。 - Best Watching Time
大潮の日の満潮時がよいでしょう。川の小さな中州に、シギチドリが集まってきます。
- コメント
安濃川の河口に広がる砂質の干潟で、河口の小さな中州は満潮時にも水没しないため、比較的近距離でシギチドリを観察できます。1995年秋には、コハジチドリが飛来しました。海岸の砂浜では、ミユビシギの群を見ることができます。
- 保護政策は?
銃猟禁止地区に指定しているだけ。
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5.吉野川河口
- 所在地:徳島県徳島市川内町
- 交通
JR徳島駅から市営バス富吉団地行き(吉野川大橋経由)で「北常三島」で下車。河口に向かって歩く。富吉団地行きは、旧吉野川橋経由もあるそうで、詳しいことは、市バス交通局駅前センター(0886-52-8488)で聞いた方がよいと思います。
- Best Watching Time
いつか行ってみたいと思っていますが、訪れたことがないのでよく分かりません。
- 保護政策は?
県設鳥獣保護区であり、1995年3月ブリズベンで行われたラムサール締約国会議で、シギチドリ渡来地ネットワークの湿地として登録されました。しかし、河口堰の建設計画や干潟の真上に橋を架ける計画、河口のすぐ南の海を埋め立などの計画が消滅したわけではありません。詳しくは、吉野川河口干潟ホームページを御覧下さい。
- 吉野川河口干潟ホームページ
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6.曽根干潟
PHOTO(47KB)「ダイシャクシギの群」
- 所在地:福岡県北九州市小倉南区曽根新田の海岸部
- 交通
小倉駅からJR日豊本線で下曽根下車、3キロほど歩くかタクシーを利用する
車なら、国道10号を大分方面へ向かい貫川を渡ってすぐに、堤防を右折。干潟の中で満潮時になっても最後まで潮が引かずシギチドリの集まる場所へ出ることができます。私は、九州自動車道の小倉東インターで下りて曽根バイパスに入り大分方面に向かいました。すぐに国道10号の方に入りたくて、東の方向へずんずん進んだら、迷子になってしまいました。素直にパイパスが10号線と合流するところまで行ってから、北九州方向へ少し戻って貫川を探した方が得策かもしれません。
- Best Watching Time
大潮の日の満潮時が最もよいでしょう。
- コメント
北九州空港の南側にある広大な干潟で、大潮の干潮時には、沖の間島まで歩いて渡ることができます。私が訪れた冬季には、ズグロカモメ、ツクシガモ、ダイシャクシギの群を見ることができました。ミサゴの数も多く沖の海の苔粗朶に止まっている姿を見ることができました。また、後背地の葦原をチュウヒがゆっくり飛んでいて、じっくり見ることができました。
ズグロカモメは、渡去直前の三月上旬には、夏羽の群を見ることができるそうです。また、三月下旬には、越冬したダイシャクシギの群に南から渡ってきたホウロクシギの群が加わり、大形シギが群れて飛び採餌する姿が見られるそうです。
- 保護政策は?
沖合にある人工島は、2010年開港予定の新北九州空港建設予定地で、浚渫工事にともなう土砂の拡散などで、干潟の形状が変わり生態系に与える影響が懸念されています。また、干潟を埋め立てて、水田、農地、宅地等を作ろうという「周防灘地域開発構想」も発表されています。
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7.和白干潟
PHOTO(36KB)「渚で休むミヤコドリ」
- 所在地:福岡県博多市和白・唐原川河口に広がる干潟
- 交通
JR鹿児島本線の「九産大学前」駅で下車するか、JR香椎線の「和白」駅で下車して歩くしかないと思います。
車だと、博多駅前から国道3号線に入り、北九州方面へ進み、香椎東で国道495号(志賀島方面へと言う看板がたくさんある)に入る。すぐに九産大駅が見えるので、左折する。と、浜に行けるはずですが、あと少しと言うところで何度も迷子になってしまいました。住宅地で道が狭く、行き止まりだったり、一方通行だったり西鉄の線路を渡ることができなかったり・・・。一度もまともに浜に出られたことはありませんが、何とかたどり着くことはできます。
- Best Watching Time
満潮時でないと、干潟が広がって鳥のシルエットしかわかりませんでした。ただし、これは、人工島の工事に入る前の話です。
- コメント
1995年の冬は、干潟から海浜植物が生える浜があり背後にはクロマツの林と、かつて日本各地で見ることのできた自然な「干潟」を見ることができました。渚では、ハマシギ、シロチドリ、ダイゼンなどの他にミヤコドリ、シロカモメ、ダイシャクシギが羽を休めていました。しかし、人工島の工事が始まった1996年の冬は、通称「海の広場」へも行くことができなくなっているそうです。
- 保護政策は?
市設鳥獣保護区に指定されていますが、干潟のすぐ沖に人工島が建設されつつあり、水質の悪化や干潟の質の変化など、干潟の生態系に壊滅的な打撃を与えるのではないでしょうか。詳しいことは、ホームページを御覧下さい。
- 和白干潟を守る会
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8.今津
PHOTO(62KB)「休息するクロツラヘラサギとヘラサギの群」
- 所在地:福岡県博多市西区・今津湾に架かる今津橋から瑞梅川河口に至る付近
- 交通
西鉄バスで玄洋高校まえ下車。北に向かってどんどん歩くか、遠回りになるけれど、バス道路をバスの進行方向に向かって進めば、瑞梅川に出れるので、堤防を歩いて河口へ。
車なら福岡駅方面から旧道の202号で今宿に至り、右折する。Y字路を左折すると玄洋中学があるので、手前の水路を右折して進めば、堤防にでることができる。Y字路を左折し損なっても、そのまま行けば今津橋に出れる。橋の左側が今津干潟。
- Best Watching Time
満潮時から少したったぐらいが良いと思います。が、なぜか潮に関係なく、クロツラヘラサギとヘラサギは、夕方にならないと、葦の塒から出てきてくれませんでした。嘴だけでなく目の先まで突っ込んで眠っていると、どれがクロツラでどれがヘラなのかよくわからず、悲しい思いをします。
- コメント
和白干潟と共に中国大陸への玄関口にあたり、他の地方では見られないような鳥の見られるところです。クロツラヘラサギやヘラサギも毎年越冬していますし、汐川干潟で越冬するシロチドリとは違う、色の濃いくっきりしたシロチドリ(亜種が違う?)を見ることができます。後背地には、ミヤマガラスの群、カササギも見ることができます。
- 保護政策は?
市設鳥獣保護区になっています。
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9.諫早
PHOTO(43KB)「広がる干潟」
- 所在地:長崎県諫早市
- 交通
JR長崎本線で諫早駅で降りるのが常道でしょうが、広大な干拓地にバス路線などないから、タクシーで行くとなると、諫早駅よりも、高来町の小江(おえ)駅か、諫早市の肥前長田駅で下りた方が、お得かもしれません。
- 現在の諫早
1997年4月14日、多くの人々の反対を無視して諫早湾の締め切りが強行されました。現在の状況については、ISAHAYA HIGATA NETを御覧下さい。
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10漫湖
- 所在地:沖縄県、那覇市と豊見城村にまたがる国場川と饒波川の合流点
- 交通
那覇市内の旭ターミナルからバスが出ています。様々なバス路線があるので、窓口で聞いて下さい。バスは、バス停によって、手を挙げないと止まってくれません。(バス停にその旨が書いてあります)私は、通り過ぎていくバスを何台も見送ってしまいました。
- コメント
那覇空港から市内に至る道筋にありる市街地の中の干潟です。越冬するシギチドリ類が面白く、本州では見ることのできないシギチドリの冬羽を見ることができるそうです。
- 保護政策は?国設鳥獣保護区に指定されています。
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11.アンパル
PHOTO(19KB)「干潟とマングローブ林」
- 所在地:沖縄県石垣市名蔵 名蔵川河口に広がる干潟
- 交通
車で行くしかなさそう。八重山民俗園の前には、「元名蔵」というバス停がありましたが、一日に数本しかバスは来ないし、そこからは歩くしかありません。
- コメント:
1996年2月27、28日とアンパルを訪れました。マングローブの林に囲まれた干潟では、チュウシャクシギ、シロチドリ、メダイチドリ、キョウジョシギ、キアシシギがエサを捕っていました。干潟には、たくさんのカニの穴があり、ミナミコメツキガニ(44KB)を観察することができました。上空をミサゴが飛び、河口部ではクロサギ(黒型)も見られました。
- 保護政策は?県設鳥獣保護区にしていされています。
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汐川干潟を守る会(eriko@tcp-ip.or.jp)