【ストーリー紹介】世界的犯罪組織「クライム」の悪事に対抗する為、「国際科学特捜隊」の鯨井大助はサイボーグ部隊を結成。選ばれた4人の若者はサイボーグ手術を受けて生まれ変わった。彼らの名は「ジャッカー」。「ジャッカー」と「クライム」の壮烈な戦いは始まった。やがて、ジャッカーは番場壮吉こと、行動隊長ビッグワンを迎え、激化するクライムの攻撃に立ち向かっていく。
第32話「どっちが本もの?!危うしビッグワン」
放送日:1977/12/03 アメリカで研究を続ける湯川博士の息子・カズトシは、父親が長期不在の為に寂しさから泣いてばかりいた。ジャッカーの行動隊長・番場は、湯川博士から「息子が強い子になれるように」と託され、父親代わりにカズトシに接する。そんな中現れたクライムの新たな刺客・カメレアン大隊長は、得意の変装でジャッカーの4人に接近。油断した4人は全員捕らえられてしまった。磔にされた4人が射殺されようとしたその時、クライムの戦闘員・クライマー、そしてカメレアン大隊長へと化けた番場が現れその場からの脱出に成功。その後、カメレアン大隊長は番場に変装してカズトシに接近、誘拐を試みるが、警官に化けた番場が阻止。逆にカメレアン大隊長を捕らえ、ジャッカーの本部に幽閉する。しかし、カメレアン大隊長はジャッカー本部より脱走、カズトシを誘拐する。ジャッカーはカメレアン大隊長と決戦、そして、ジャッカーの必殺武器・ビックボンバーでカメレアン大隊長を追い詰めた。しかし、ジャッカーの目前にはカズトシが二人。一人はカメレアン大隊長の化けた姿なのだ。どちらが本物か分からないジャッカーだったが、番場の機転で正体を見破りカメレアン大隊長を粉砕する。無事に助け出されたカズトシは、番場に「強い少年になる」ことを誓うのだった。
『秘密戦隊ゴレンジャー』(1975年〜1977年)に続く東映の「戦隊シリーズ」第2弾である『ジャッカー電撃隊』。長坂氏は1作品だけを担当。ただし、この第32話「どっちが本もの?!危うしビッグワン」は、なぜか脚本が上原正三氏になっている資料が多いが、本編テロップ及び台本上では長坂氏になっている為、間違いなく長坂氏の作品と思われる。 |