メインキャラクター紹介

団長=小林芳雄(黒沢 浩)

少年探偵団(Boy Detectives 7)の団長。責任感にあふれ、勇気も人一倍である。
 演じる黒沢さんは、のちにNHKの歌番組『レッツゴー・ヤング』のアイドル・グループ「サンデース」の一員として人気を博した方で、1、2話のゲスト・キャロライン洋子さんのお兄さんです。

ガッツ=篠崎はじめ(坂本高章)

BD7の副団長で、団長の小林が不在の回は彼が全員の指揮をとる。
 フットボールで鍛えた体が自慢で、体当たりの名人。
 「篠崎はじめ(始)」というのは、江戸川乱歩の原作の第2作「少年探偵団」と第3作「妖怪博士」に実際に登場する名前で、そこから取られています。

ゴムカン=桂 正一(すのうち滋之)

パチンコの名人で、いつも腰にぶら下げている。
 この「桂 正一」も、原作では第2作「少年探偵団」と第3作「妖怪博士」に登場します。

オウム=羽柴荘二(内海敏彦)

ものまねの名人。どんな人や動物の声でも即座に出せるという特技の持ち主。
 演じている内海さんは、後に『小さなスーパーマン ガンバロン』の「ケン玉」役でも活躍。
 「羽柴荘二」は第1作「怪人二十面相」と第2作「少年探偵団」のキャラクターです。

トンボ=山田三吉(辻 辰行)

忍び込みの名人。身が軽く、綱渡りも朝飯前。
 演じている辻さんは、後の『円盤戦争バンキッド』のラビットです。
 「山田三吉」というのは原作には登場しないようですが、「ポケット小僧」(曲芸団への在籍経験がある少年で、体を丸めてトランクに入ってしまう特技を持つ)がそのモデルでしょうか?

キカイ=白石四郎(岩渕英二)

機械いじりの天才。メカに強く、無線機ぐらいなら即座に組み立ててしまう頭脳の持ち主である。
 この人も原作には見当たりませんが、団員の名前が「始」「一」「二」「三」「四」になると言う長坂先生のお遊びによるネーミング?

マジョ=秋吉めぐみ(山添三千代)

BD7の紅一点で、手品の名人。戦う時に、突然ステッキを出して叩いたりする。
 マジョ役の山添さんは、映画『呪いの館 血を吸う眼』や『太陽を盗んだ男』などにも出演した方です。
 この「秋吉めぐみ」もテレビのオリジナルらしく、原作で活躍する女性団員は「花崎マユミ」という名前です。

明智小五郎(浜田柾彦)

御存知、江戸川乱歩作品でお馴染みの名探偵。

明智ちはる(#1〜8・沢田ミキ、#9〜・藤山律子)

明智小五郎の妹で、探偵事務所を手伝っている。

中村権兵衛(深江章喜)

怪人二十面相逮捕に命を賭ける、警視庁・坂ノ下署の警部。最初は明智やBD7を敵視し、煙たがっていたが、二十面相との戦いを通じて次第に仲間意識を感じるようになる。
 明智が「二十面相はこの中にいる!」と言うと、疑われてもいないのに自分から「違う・・・・違うよ! 我輩、断じて二十面相なんかじゃない。何だったら、○○の○○○してもいいんだから!」と弁解を始めるのが毎回のパターン。

怪人二十面相(団 次郎)

ある時は大金持ちに、又ある時は警官や女性にまで姿を変える変装の名人。影のように現れては消える。
 いつも必ず、自分の犯行を予告しておいてから盗みを働く大泥棒だ。

ナレーター/畠山 麦

ちょうど本作品と同時期に『秘密戦隊ゴレンジャー』のキレンジャー役で活躍された方。
 今回のようなナレーションという役回りは、大変珍しいです。