メインキャラクター紹介

天道 輝(安藤一人)

年齢10歳。4月3日・6時47分6秒47きっかりに生まれた、太陽のように明るく爽やかな少年。
両親が仕事の関係でアメリカに滞在中で、家では執事のムッシュと二人暮らし。
大科学者だった祖父の遺言を受け、5つのパーツを装着して小さなスーパーマン・ガンバロンとなる。

※備考──輝が通う小学校は「白鳥台第四小学校」。第17話の劇中で語られる「湯川先生」というのが担任の名前らしいが、第5・6話に登場する女教師(大森不二香)を指しているのだろうか?

ガンバロン(車 邦秀、久保勇一、声・中越 司)

身長143センチ、体重40キロ。天道 輝が「ガンバローン!」の掛け声とともに変身する小さなスーパーマン。
新幹線よりも早く、怪獣よりも強い。大きなビルも一っ飛びだ。
(詳しい能力は「ガンバロンの5つのパーツ」の項を参照のこと)

※備考──第14話からは声が天道 輝役の安藤一人自身に、また第27話の「御宿編」からは演技者が湯川泰男になった。

デスク(古川清隆)

年齢11歳。輝が所属する子供新聞の豆記者グループ「少年タイムス」のリーダー。
将来は東大を目指す小学6年生で、オープニングから察するに特技はヨーヨー?
第21話のテストの答案から「大場真一」という本名であることが分かる。

アリス(河端未知、1〜13話)

年齢データ不詳だが、第5・6話で輝と同じクラスにいることから同学年=10歳であることがわかる。
大工の父を持つ「少年タイムス」の女性記者で、オープニングから察するに特技は輪投げ?
のちに塾通いで多忙になり、途中から「タイムス」を脱退してしまう。

チーコ(西島久美)

年齢6歳。アリスの妹で、おしゃまだけれど頑張り屋の女の子。独楽回しの名人でもある。
輝を「輝にいちゃん」と呼んで慕っており、彼とは半ば恋人関係(?)。

ケンダマ(内海敏彦、1〜13話)

彼の年齢データも不詳だが、アリス同様、第5・6話から察するに年齢10歳。
あだ名の通りケン玉の名人で、彼には小学1年生のジロウ(岩本 巧)という弟がいる。
のちに父親の転勤で九州へ行くことになり、アリスとともに「少年タイムス」を脱退してしまう。

ロング(金月真美、14話〜)

年齢10歳。アリスに代わって「少年タイムス」のメンバーとなった、はりきり豆記者。
9・13話で、すでに街頭インタビュアーとしてタイムスの活動に参加していた?
デスクに対して、ほのかな好意を寄せている

カッパ(谷部勝彦、14話〜)

年齢10歳。ケンダマに代わって「タイムス」のメンバーになったオカッパ頭の少年。
運動神経抜群で泳ぎの名人だが、精神面で少々もろさがあり「歩く」のは苦手。
ちょっぴりオッチョコチョイという一面も・・・・。

西郷大造(石川 進)

「少年タイムス」のオーナーで、あだ名は「大将」。輝たちの新聞活動の拠点となる編集社 (編集車?)=ポンコツバスを提供した。
ガソリンスタンドを経営する江戸っ子のガンコ親父で、いざとなると巨大なスパナを武器にする。
5年前の自分の誕生日に妻を亡くしている。

西郷百合(原田真弓)

大造の一人娘で、「日報社」という新聞社に勤める美人記者。
新聞記者が大好きという、父の影響を受けたのかもしれない。「少年タイムス」の良きアドバイザーだ。

※備考──月刊「テレビマガジン」( '77年4月増刊号)の記事では名前が「西川ちかげ」となっており、設定製作段階ではそういう名前だったと思われる。

磯間ガン助(深江章喜)

町の治安を守る警察署長で、通称「ヘソマガリ」署長。
大将と同じ江戸っ子で、さらに輪をかけたようなガンコ親父だ。
輝たち「少年タイムス」が事件に首を突っ込むことを、あまり愉快に思っていない。
第18〜20話では、彼の姪・みどり(宗方みどり)も登場する。

ムッシュ(黒部 進)

白いタキシードに身を包んだ天道家の執事。輝の秘密を知る唯一の人物で、天道邸の「コンピューター司令室」からガンバロンの行動をサポートする。
無口で「笑う」ということをしない男たが、底知れぬ実力を秘めている。
彼の愛車は、当時話題のスーパーカー「ランボルギーニ・カウンタックLP400」の赤。

ゴエモン(声・中江真司)

ムッシュが大旦那(=輝の祖父)の遺言だった壁のジグソーパズルを、3年がかりで完成したとき、 その後ろから現れた大電子頭脳。
輝=ガンバロンが直面するあらゆる問題を分析し、アドバイスを出す。
ゴエモンは輝の祖父の遺志を受け継ぐ、言わば「心を持つ機械」。
淋しい時、つらい時に輝を励ます「親友」であり、また彼を厳しく育てる「父」でもある。

ワルワル博士(天本英世)

年齢59歳(第12話で60歳となる)。優秀な頭脳を持つ町の発明家だが、平和が大嫌いという意地悪爺さん。
科学を、人を困らせることばかりに使う。カワユイ子供と梅干しが大好きで、逆に犬は苦手。
30年間愛用しているというシルクハットがトレードマーク。

※備考──設定=身長197センチ、体重89キロ。

怪人ドワルキン(1〜26話・牧野好年、27話〜・伊藤雄治、声・飯塚昭三)

ワルワル博士が「魔法のマント」を着ると変身する怪人。
このドワルキンの姿になると、ワルワル博士は「ジキルとハイド」のごとく、一介の意地悪爺さんから精悍な悪の魔人と化す。
平和や友情といったものを憎み、人々を不幸のドン底に叩き込まんと、恐ろしい科学力を使って次々と悪事を敢行。
巨大なトマホークを武器に持ち、愛機「イジワルーン」に乗って空を飛ぶ。弱点は頭の角で、また泳げないという欠点も持つ。

※備考──設定=身長199センチ、体重89キロ。
 愛用のトマホークは・・・・
 @柄のドクロ・マークから催眠光線を出す。
 A警察犬の10倍の臭覚で相手を探す「逃亡者探知レーダー」を内蔵する。

番頭ワルベエ(花巻五郎)

ワルワル博士に仕える助手で、ドワルキンの正体を知る唯一の人間。 長身の博士とは対照的に、非常に小柄な男だが、悪知恵に長けており油断ならない。
語尾に「○○でゴワル」とつける妙な癖がある。

 ※備考──設定=身長160センチ、体重63キロ。