メインキャラクター紹介

青山ミドリ（柿崎澄子）

年齢10歳。通称「ドリちゃん」と呼ばれる小学５年生の女の子。頭脳優秀、スポーツ万能で、クラスの人気者である。弱きを助け、強きをくじくオテンバ娘で、「アターック！」のかけ声とともにアメリカン・フットボールの要領でイジメっ子に体当たりをかます。「ケンカは正々堂々と素手でやるべし」というのが彼女の信条である。

※備考──第９話によれば、彼女が在籍するのは「５年２組」。４月放映の第14話以降は彼女も６年生に進級するが、こちらも第20話から「６年１組」に在籍していることが分かる。

青山虎男（安藤聖一）

ミドリの弟で小学２年生。姉からは「虎ちゃん」と呼ばれている。勉強は少々苦手だが、屈託のない明るい性格の快少年。やや早トチリなところがあり、毎回事件をややこしく──ストーリー的には面白く──する。

※備考──彼も、第14話以降３年生へ進級。第24話のテストの答案より「３年２組・出席番号１」であることが分かる。

青山竜夫（佐藤　允）

「青山動物病院」を経営している、ミドリのパパ。自分が育てた子供たちを信頼することを忘れず、物事に対してつねに冷静に対処する。強く優しくたくましい理想の男性像であるとミドリから評され、慕われている。趣味は将棋。

※備考──彼が小学生の頃、飼っていたハッピーという名の犬が「猫いらず」を食べさせられ、３日間苦しんで死んだが何もしてやれなかったという苦い経験を持つ。この時「動物のための病院」の必要性を強く感じたのが、彼が獣医を志すようになったきっかけである。（第４話）

青山梅子（吉野佳子）

ミドリのママ。家族を明るくするも暗くするも自分次第と、主婦の仕事に誇りを持っている。家族の前では絶対に弱みを見せない、強い母親である。

白川菊子（曽我町子）

青山家の隣に住んでいる、70歳の痛快なお婆ちゃん。竜夫を「憧れの人」と慕っており、青山動物病院を訪れる口実を兼ねてペットをたくさん飼っている。原付自転車を乗り回す行動派で、ガンバス大王の眼力によれば「120歳まで生きる生命力を保持しておる」という。若い頃よく聞いたという、チャールストンが好き。

※備考──菊子のペットとして画面によく映るのは、白・茶２匹の小犬とカゴの鳥。白犬は「ジュリちゃん」という名前らしいが、茶犬はプチ（１話）、コロちゃん（５話）、小鳥はチルチルちゃん（５話）、ピイちゃん（25話）と話数によって違う名前が続々登場。いったい何匹飼っているのか？　そういえば第10話では猫も抱いていた!?

白川大介（安藤一人）

菊子の孫。ミドリと同じ小学校に通うボーイフレンドで「大ちゃん」と呼ばれている。少々気弱でイジメられ安いところがあり、気が強いミドリにいつも助けられることに男として少々引け目を感じている。虎男とも大変仲がよい。

※備考──大介の両親は仕事の都合で遠いアメリカに滞在中であり、家では祖母の菊子と２人暮らしという設定。（奇しくも同じ安藤氏が演じた『小さなスーパーマン　ガンバロン』の主人公、「天道　輝」の設定と殆ど同じ！）

熊野幸治（武田雄二）

通称「ボス」。ミドリや大介たちをいつもからかう、イジメっ子たちのリーダー格である。町のサッカークラブに入って身体を鍛えており、柔道の心得もあるのでなかなかの強敵。母は魚屋の店員、父はマグロ船の船長だったが、彼が３才の時に嵐に合い、帰らぬ人となっている。

※備考──９話の予告ではボスはミドリの上級生（つまり小学６年生）と語られている。つまり、主人公たちが一学年進級した14話以降、ボスは中学生になっているはずだが、ストーリー上、小学校を離れられると面倒と考えられたのか第21話でさりげなく同学年という設定になっている（彼の作文に６年３組という記述がある）。

ボスの子分たち

黒田（吉山和昭）、石山（１～３話は野田利明、４話以降は八幡洋之）、浜（藤木武司）の３人が登場。このうち石山と浜はミドリと同じクラスである。

雪原純子（小牧リサ）

ミドリの担任の先生。目下独身で、青山家の近所にあるアパート「グリーンハイツ」に住んでいる。美術関係の出版社に勤めながら、画家を志しているという兄（佐野　守）を持つ。

※備考──他にミドリの小学校の教師として第２、11、13話の雷教頭（杉　義一）、第２話の居眠り先生（平野正明）、第19話の横山先生（高橋利道）などが登場する。

ガンバス大王（藤村有弘）

この世のすべての夢が叶うというパラダイス、「フェアリー王国」の統治者。ミドリを生き別れになった娘「ゼリアン」であると信じて疑わず、事あるごとに妖精の国に連れ戻そうとする。「大王・大魔力」と呼ばれる超能力を持ち、その気になればあらゆる物事は彼の意のままだが、ヒゲをつままれると笑いが止まらなくなるという泣き所を持つ。ミドリのパパに対して強いライバル心を燃やしている。

ガンバス王妃（藤島くみ）

妖精国の大王婦人。夫と共にフェアリーの宮殿に住んでおり、妖精テレビを通してミドリをつねに見守っている。ガンバス大王に伴われて人間界へ赴き、身体を小さくして木の葉や花の間ニ隠れ、動向を探ったりもする。