特捜最前線関連HP第2回オフ会 報告

既に恒例になりつつある(ホントか?)特捜最前線関連HPオフ会。
第2会の今回はロケ地巡りとして東京にて開催されることとなった。
前回のオフ会終了後より掲示板を使ってロケ地の調査を行い、ロケ地探索の場の選定を行った。

そしてオフ会の日当日。
1999年5月29日土曜日。

10:00 【東京駅】


集合時間10時ちょうどにメンバー全員集合する。
前回のオフ会で顔を合わせた人もおり、なつかしい気分である。
今回のメンバーは前回参加した4人、新参加者6人(1人は2次会のみの参加)の計10名。
やはり前回のオフ会の主力メンバーである名古屋チームの参加が少なかったのはちょっとさみしい(大阪チームはゼロだし)
遠距離は最大の敵であるようだ。

時間どおりに集結したメンバーはさっそく移動を開始する。
まずは第1チェックポイント。

(東京駅 −JR山手線→ 御徒町駅)

10:05 【御徒町】


御徒町のとある交差点。
第147話「殉職II・帰らざる笑顔!」のアドバルーンの場所である。
がだいぶ雰囲気が違う。
時間の流れを痛感。

(御徒町駅 −徒歩→ 上野駅)

10:15 【上野駅】


上野駅前。
第250話「老刑事,赤い風船を追う!」冒頭、吉野がおやっさんを迎えに来るシーンである。

(上野駅 −JR京浜東北線→ 王子駅)

10:30 【飛鳥山・王子】


画像:「誘拐1・貯水槽の恐怖!」の身代金受け渡し指定地 第136話「誘拐1・貯水槽の恐怖!」吉野、紅林、滝が所轄の下手な張り込みを眺める歩道橋から、実際に下手な張り込み地点を観察。
なるほど確かにあの場所である。
しかし、その下手な張り込み地点である飛鳥山公園の噴水は改装されていてドラマ中のものと違った。
ちょっと残念。

そしてその後に222話「亡霊が見舞いに来る夜」の亡霊の立つ地点を見学。


(栄町駅 −都電荒川線→ 荒川車庫前駅)

11:15 【荒川車庫前】


画像:「逮捕志願!」の犯行現場 第260話「逮捕志願!」にて犯人役の織本順吉が犯行を行う場所。
織本順吉がたたずむシーンが妙に印象的な場所である。
なかなかあのシーンの雰囲気が残っている。
ドラマ中で既に廃屋とされていた古い建物がまだ残っていた。
よく残っていたものだ。


(荒川車庫前駅 −都電荒川線→ 向原駅)

11:40 【大塚】


画像:「ビーフシチューを売る刑事!」のビーフシチュー屋 ロケ地密集地帯、大塚。
最初は第170話「ビーフシチューを売る刑事!」のおやっさんのビーフシチュー屋。
看板は「スナックふみ」であったが建物は間違いなくあのビーフシチュー屋。
さすがに空き缶を蹴飛ばしたりはしなかったが・・・。


画像:「子供の消えた十字路」の交差点 そこから2〜3分歩いたところにこれまたおやっさんの「私にとって生涯忘れることのできない事故の場所」である、交差点があった。(118話「子供の消えた十字路」)
名称はドラマ上での設定の都電4号踏切ではなく早稲田一号踏切。(豊島区南大塚三丁目)
角にパン屋がなかったのが残念ではあった。
ぜひそこで牛乳(白いの)を飲みたかった。


画像:白の十字軍 そこでふと頭上を見上げるとなんだか気になる看板が目に入った。
なんと「サルバ 白十字」の看板が!
課長=特命課はやはりこの地に深く入り込んでいたのか・・・。
(注:サルバとは二谷英明がCMをやっていた「あれ」である。
名古屋テレビの再放送では特捜最前線の再放送の時にこのCMが入ることもあり、ファンはおなじみ。
しかしこのCMは、老人用の紙おむつの宣伝。
番組では課長がかっこよくきめているというのに(?)、CMでは紙おむつ・・・。
しかもだいぶ老けている。
なんとも困ったファンサービス(なのか?)なのである。
ちなみに名古屋テレビの再放送では本郷功次郎もCMに登場。
こちらはエステの宣伝でなんと家族で出演。(トータルエステティックサロン ラ・セーヌ)
さすがは再放送王国名古屋での再放送である。)

それにしても白十字とは、白の十字軍か?
定年退職した神代課長が黒の十字軍に対抗するために作ったんでせうか?

ところでおやっさんはなんであんなところを歩いていたのでしょうか?
あの近くにおやっさんの家でもあったのでしょうか?
それとも前述のスナックふみの下調べか?すぐそばだし。
この回はおやっさんが一旦退職する数ヶ月前である訳だし、妻の死とは関係なく脱サラを企んでいたのでしょうか?


画像:「母のメロディーが聞こえた!」の赤い鳥居 そして次の目的地は294話「母のメロディーが聞こえた!」にて特命課が賢明に探す、あの赤い鳥居の場所。
文京区大塚4丁目交差点。
だが、あの場所、あのビル(山洋ビル)には赤い鳥居はなかった。やはりセットだったのか?
しかも現在では障害物があり同角度から見ることが出来ない。ショック。
さらに交差点では「とうりゃんせ」も「故郷の空」のメロディーも聞こえない。
なんてこったい。当時から流れなかったのだろうか?謎である。


画像:「恐怖のテレホン・セックス魔!」の美容室 大塚の地最後の探索は第94話「恐怖のテレホン・セックス魔!」の犯人森浦(演ずるは西田健)の勤めていた美容室。
なんとホントに美容室でした。
なんとも・・・。


(大塚駅 −JR山手線→ 池袋駅 −西武池袋線→ 大泉学園駅 −バス→ 放射7号)

12:30 【教学院北】


画像:「津上刑事の遺言!」の信号その1 第351話「津上刑事の遺言!」のあの信号です。
この地はぜひ事件のあった時間「午後2時13分18秒」でということで時間を合わせました。
ここまでくるとホントにおバカな集団である。(何をいまさら・・・。)
まずは信号の確認。


画像:「津上刑事の遺言!」の信号その2 信号のコンピュータの番号とドラマ上の番号と照らし合わせてみる。
が、番号が違う。
我々の捜査は間違っていたのだろうか?
しかし、よくその番号を見ると前に文字を消したあとが見える。
よ〜く見てみると、まさにドラマ上の番号と同じ番号。
やはりあの場所はここだったのだ。


ここでまだ時間に余裕があるので近くのファミレスで昼食をとることにする。
で、この店の下駄箱に18番があったので強引にGET。
別にコインロッカーではないのだが、何かうれしい。(第30話「核爆発80秒前のロザリオ」)
鍵つきなので紅林みたいに靴を間違えられる心配もなし(何のこっちゃ)(第162話「窓際警視の靴が泣く!」)
で、昼食なのだが思ったより食事が出るのが遅く、時間が刻々と迫る。
ここまできて時間に間に合わなかったら、まったくお間抜けである。
焦る一同。
結局何とか間に合ったがマジで焦った。
長坂脚本流に言えば「・・・0秒前!」といったところか。

そして信号に向かう一同。
が、なんと信号の周辺でさっきまではなかった工事の車が。
おいおい、もしかして信号を工事してるんじゃないだろうな、とまたしても焦る。
なかなかドラマチックな展開が続くがやはりしゃれにならない。
しかし工事は信号ではなく、そのすぐそばで何やらやっているだけのようであった。
まずは安心。

迫る時間。
カウントダウン開始。
「さぁ、はたして午後2時13分18秒にこの信号は青なのか、忍くんのお父さんの無実は証明されるのか」
そしてついにその時間が・・・。
な、なんと赤!
おい、特命課の捜査は誤捜査かい?
一同大ウケ。

めげずに捜査陣は次なる捜査を開始する。
今度こそ津上の捜査を立証するのだ。
あのおばあちゃんが同時に渡っていた隣の信号に向かう。
この信号とシンクロしているというあの信号である。
だが、シンクロしてない!
なんと5秒ほどずれているではないか。
またもや特命課の捜査と食い違ってしまう。
我々は特命課の捜査のあらを探しているのだろうか?
犯人の子供に15年前の捜査を再捜査してくれって頼まれたんか?
ともかく当時から今まで信号が止まったことはなかったかとか調べるのは大変なので捜査はここで打ち切りとする。

(放射7号 −バス→ 大泉学園駅 −西武池袋線→ 池袋駅 −JR山手線→ 渋谷駅)

15:30 【渋谷】


次なる目的地は渋谷。
画像:特命ビル そう、特命ビルこと東邦生命ビルである。
今回のオフ会の参加者は東京の人が多いのだが、実際にここに来た人は少ない。
やはりそれが普通なのでしょう。


実際に中に入って上の階の方の窓から外の景色を見ようということになる。
第481話「連続爆破・共犯者は街に溢れる!」の「これは特命の宿直室から見える風景と同じですよ」の景色と比べてみたいというのもあるのである。
そして一同最上階へ。
ちなみにこのビルの最上階は32階。
ドラマ上での設定は最上階の33階ということになっているのでまさに架空の存在ということか。
で、最上階へ。
だがエレベータから降りたところでは窓を見ることができない。
各部屋に入らないと無理なようだ。
その下の階も同様。
最上階のレストランに入るかという案もでるが、さすがに諦めて地上に戻る。
それからこのビルの2階にあるCD屋へ。
ここに特捜最前線のサントラがあるかどうか確認するためである。
なければここで注文するとかなぜ置いてないのですかと文句を言ったりでもしようかとかと企む。
だがVAP版のVOL.2を発見。
これだけ置いてあるということはVOL.1も入荷して1だけ売れたのかもしれない。
(ちなみに昨年確認した時は1枚もありませんでした。)
さすがは特命ビル。
でもちゃんと在庫は確保してほしいです。
できればここが撮影に使われていたビルですなんて紙を貼ったりとかしてほしいぞ。

(渋谷駅 −JR山手線→ 新宿駅)

16:50 【新宿】


ロケ地巡り、最終目的地(2次会は除いて)
さすがに皆疲れきっているが探索を続ける。その元気はどこから来るのであろうか?
まずは蒲生と乙平の出会いの場所。(第345話「新春 窓際警視の子守歌!」

そして第30話「核爆発80秒前のロザリオ」にて神代が2分前にダッシュをする地点を確認。
ホントにここからあのコインロッカーまでいけるのか?
実際に走ってみようかとの案も出たがさすがに皆、体力が残ってなく断念する。
そして新宿の目を確認(第287話「リミット1.5秒!」)

画像:「恐怖のテレホン・セックス魔!」の公衆電話 それから第94話「恐怖のテレホン・セックス魔!」の公衆電話へと向かう。
被害者である奥さんが電話をしていた場所は、さすがに電話の形は違うものの電話があった。
だがしかし、西田健が電話をしていた場所にはなぜかキヨスクが・・・。
実際に西田健が電話をした場所からそばの電話に電話をしてみたかったのだが・・・。
しかし、実際にその電話からどこかに電話をしていたメンバーもいた。
さすがである。


画像:「核爆発80秒前のロザリオ」のコインロッカー 次は第30話「核爆発80秒前のロザリオ」のコインロッカー。
でも先ほどの神代ダッシュの地点から2分たらずで来れるのか?ちょっと謎。
実際に行ってみるとロッカーの形がほとんど同じ。
しかし、その場所に18番はなく回りのロッカーの配置の雰囲気も違う。
どうやら配置替えでもしたようだ。
ただほぼ同型のロッカーが残っていたのは驚きである。


ほぼ1次会の工程も終了し、2次会まで時間がある。
ここで、近くに品ぞろいがとてつもないビデオレンタル屋があると聞いたので無理を言ってそこへ向かうことにする。
で、ここでさぁ行こうかという時、メンバーの誰かがぽつりと一言。
「あっ、風船だ」
すると皆一斉にそちらの方へ目を動かす。
条件反射なのか皆そちらに注目してしまうのが悲しいところ。
何の変哲もないただの風船を見つめる大人達の姿は、周りからはどう見えたのであろうか?
しかし東京、そしてこのメンバーで風船を見上げるのもなかなかおつなものである。
でも出来れば赤い風船がよかったなぁ。

そしてレンタル屋。
さすがにとんでもない量。
「人造人間キカイダー」、「キカイダー01」、「快傑ズバット」、「アクマイザー3」、「子連れ狼」等々、長坂ビデオ作品のほとんどがあるではないか。
すごいぞここは。
なんとも近所の人がうらやましい。
悔しい思いを残し、ここを離れる。

1次会最後の場所となるのは 第107話「射殺魔・1000万の笑顔を砕け!」の狙撃地点である交差点。
やっぱり結構笑っている人がいました。
あそこで通行人に笑わないで下さいって言ってまわるのはかなりキツそうだ。

これにて1次会の工程は終了である。

19:00 【新宿−2次会】。


新宿にあるカラオケボックス
今回借りた部屋はなんと1部屋にカラオケ全機種あるというとんでもない部屋。
当然東映カラオケもある。
1度映像付きのズバットやキカイダーのカラオケを見てみたかったのだ。
(東映のカラオケは一部の作品でその番組の映像がバックに流れるのです)

まずは食事を平らげる。
当然「私だけの十字架」のカラオケをBGMに・・・。
また、「私だけの十字架」だけではなく「ふれあい」「恋人よ」「モンスター」「透明人間」等、特捜最前線の挿入歌として使われた曲もBGMに。
なかなか風情があってよろしい。
また長坂作品ということで「キカイダー」、「ズバット」、「ジュニア」等もセレクト。
東映カラオケは始めて見たが、やはりその作品の映像がながれるのは良い。
これは歌にも力が入ることでしょう。
でもズバットの映像は第7話「悪い風だぜ港町」と長坂脚本ではない。
全32本、長坂作品でないものは2作品しかないというのに、よりにもよってその2つのうちの1つとは・・・。
またキカイダーも第4話「悪魔のブルーバッファローが罠をはる」と長坂作品ではない。
長坂ファンとしてはちょっと悲しい。
ちなみに「キカイダー01」は第30話「悪魔?天使?ビジンダー出現!!」と長坂作品でした。
ひとつでもあってよかった・・・。

食事が済んだ後は雑談タイム。
前回のオフ会同様、いたる所で濃い会話が展開される。
しかしこれも前回同様、徐々に特捜ネタからどんどん他のネタへとずれていく。
脱線ネタは特に昔のドラマネタを中心に展開。
カラオケ合戦(?)も始めは特捜&長坂作品をセレクトしていたのだが、いつのまにか全然関係のない方へと突き進んで行く。
これらもドラマ中心で「キイハンター」「ワイルド7」(なぜか異様に盛り上がった;)「熱中時代」(3種すべて)「Gメン75」(面影)、等々限りなく続く。
まだこのあたりの展開なら分からないでもないが、「レインボーマン」の「死ね死ね団のテーマ」でなぜか異様なまでに盛り上がり大合唱になったり、こんなのごく一部の人しか知らないぞといった水木次郎(二郎か?)バージョンの「マジンガーZ」とか(こさきんリスナー限定ネタ。この場では3人もリスナーがいました。)何のオフ会だこれはといった展開である。
まぁ予想はしてましたが。
それにしても、長坂さんといえば「豊川」、「豊川」といえば「飯田線」ということで山本正之「飯田線のバラード」を選曲したら、私を含め3人もの人が知っていたのでびっくり。
普通は知らんぞ;

いろいろと大盛り上がり大会となって、あっという間に予定の5時間が過ぎていく。
そして最後は当然「私だけの十字架」で締める。
一同大合唱して、フィナーレとなる。
時間は深夜12時、そして解散。

ほんとに長く楽しい時間でした。
参加された皆さん、お疲れ様でした。