愛知県豊川市とその周辺の街

愛知県豊川市

長坂氏の出身地である愛知県豊川市。その為、長坂氏の作品には豊川市が登場することがある。
ここではそのネタを紹介。

『月刊東三河情報ぽっぷこーん 1989年9月10月合併号』

(1989年9月1日発行)
豊川市を含む、愛知県の三河地方発行のローカル誌。この情報誌に、江戸川乱歩賞受賞記念として長坂氏のロングインタビューが掲載されている。なお、この雑誌は本号をもって休刊となった。
 このインタビューにて、「自分の故郷豊川を意識されていますか?」という問いに対し、「申し訳ないけど、郷土愛ゼロ。」と答えている。さらに、「浅草エノケン一座の嵐」に豊川や豊橋が登場することに対しては、「あくまで場面設定であって、郷土愛というわけじゃない」と答えている。

……あくまでも「ネタ」のみのようである。



『奥さま!タイヘンです』第4話「おもしろい奴 いやな奴」

(1969年10月28日放送)
 ゲストのイケガミショウタロウ(演:大辻伺郎氏)の故郷は、台詞によると豊川稲荷近辺とのこと。


『ザ・ボディガード』第12話「女が死を選ぶとき」

(1974年6月20日放送)
 本作の舞台は、豊川市の隣町・蒲郡市の三谷温泉。その蒲郡へ向かう際、江本(演:目黒祐樹氏)が乗った車が豊川インターチェンジを降りるシーンがある。(当時の蒲郡への最寄インターは豊川インター。ただし、現在は1986年に完成した音羽蒲郡インターが最寄りである)


『特捜最前線』第234話「リンチ経営塾・消えた父親たち!」

(1981年11月11日放送)
台本では、失踪した大畑(演:石山律雄)の会社の事務所に桜井刑事(演:藤岡 弘氏)が聞き込みに行くシーンにて、ト書きで「豊川稲荷"商売繁昌"の札がある。」とある。(シーン34) なお、映像ではこのシーンはカット。


『特捜最前線スペシャル』「疑惑のXデー・爆破予告1010!」

(1985年10月10日放送)
衣笠麻耶子(演:大場久美子氏)が特命課に対し、バスに仕掛けた爆弾による脅迫電話をかけた直後、犬飼刑事(演:三ツ木清隆氏)が神代課長(演:二谷英明氏)に報告したバスの現在位置が「豊川」である。
なお、台本では「犬養 「8時26分、××です……」」(シーン98)となっており、長坂氏による指定ではないと思われる。偶然なのか、演出側による長坂氏に対しての何らかの意図的なものなのかは不明。
ちなみに、映像ではこのバスは名古屋発で途中停車は浜名湖とあるが、台本では京都発で途中停車は名古屋である。


『浅草エノケン一座の嵐』

(1989年9月15日発行)
本作では、エノケンと早矢子が、江の田と竜子の想い出の場を探索する為に訪問、豊川市の各地を回っている。



【豊橋駅】
現在の住所:愛知県豊橋市花田町西宿
エノケンが東京から夜行寝台車に乗って訪れた駅。AM8:02着。この駅で早矢子と合流する。


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  豊川鉄道(1943年、国有化の際に国鉄(JR)飯田線に変更)
  現在は、15分程で豊川駅に到着する。
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【豊川駅】
現在の住所:愛知県豊川市豊川町仁保通10
エノケンと早矢子は、豊川稲荷の最寄り駅であるこの駅に下車。


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  徒歩 約5分(本編ではこの付近で朝食を済ましている。)
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【豊川稲荷】
現在の住所:愛知県豊川市豊川町1
エノケンと早矢子が江の田と竜子のゆかりの地を訪れる。ここは、江の田と竜子の出会いの場所である。


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  タクシー
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【法幢山上善寺】
現在の住所:愛知県豊川市弥生町1丁目12
当時の住所(本編に記載):宝飯郡牛久保町(1943年、合併の為に豊川市に変更された)
エノケンと早矢子が江の田と竜子のゆかりの地を訪れる。ここは、ひかりが捨子をしたという寺である。


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  徒歩
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(老舗の鰻屋)
※おそらく架空。
ちなみに、豊川出身である筆者(このホームページの)の土地勘で言えば、現在はこの付近には昭和初期の時点で老舗と呼ばれるような鰻屋は無い気がします。ただし、豊川は(比較的)鰻屋が多いのも事実。
エノケンと早矢子が昼食の為に寄る。


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  タクシー
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(花屋)
※おそらく架空。
墓に供える花束を買う為にエノケンが訪れる。


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  タクシー(おそらく)
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【法幢山上善寺】


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  徒歩 約5分
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【牛久保駅】
現在の住所:愛知県豊川市牛久保町城跡55
上善寺の最寄り駅かつ、駅の左手にある昭和座へ訪れる為に立ち寄る。


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  徒歩 数秒〜数分
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(小劇場・昭和座)
※おそらく架空。
エノケンと早矢子が江の田と竜子のゆかりの地を訪れる。ここは、竜子一座が公演に使っていた小屋である。


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  タクシー
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【宝飯郡八幡町大字千両】
現在の住所:愛知県豊川市千両町
「宝飯郡八幡町大字千両」は本編に記載されている「当時の」住所である。
エノケンと早矢子が江の田と竜子のゆかりの地を訪れる。ここは、江の田の生家跡である。
なお、長坂氏の出身地もこの千両である。
※「千両」はちぎりと読む。


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  タクシー
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【素戔鳴(すさのお)神社】
現在の住所:豊川市松原町京田
エノケンと早矢子が手筒花火を見学しに訪れる。
なお、この手筒花火は現在でも夏になると豊川の各地で見ることが出来る。


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  タクシー
   ↓


(行商人宿)
※おそらく架空。
エノケンと早矢子が宿泊した宿。


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  タクシー(おそらく)
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【豊橋駅】
エノケンは、早矢子と共に電車に乗って東京へと帰る。



『街』

(1998年1月22日発売)
場面は雨宮(演:あらい正和氏)の第1日目PM1:00。
雨宮が挑戦するクイズゲームの中の選択肢のひとつとして「豊川」が登場。


『弟切草・蘇生篇』

(1999年3月25日発売)
ボイラー室から祈りながら走って風呂場に戻るときの選択肢のひとつ「家内安全、商売繁盛」選択後の文句より、「豊川稲荷」が登場。




愛知県豊川市周辺の街

『透明少女エア』第3話「ふたりだけのオペレーション」

豊川市の隣町である豊橋市。長坂氏が通っていた高校もこの豊橋市にある。

本作品にて「豊橋のちくわ小田原のちくわは違う」という台詞がある。(台本にもある)
映像を見る限り、豊橋のちくわと呼んでいた方はたしかに豊橋名産の「ヤマサのちくわ」らしく見える。(100%断言は出来ないが似ている・・・)取り寄せたのかどうかは不明。



番外編

『特捜最前線』第248話「殺人クイズ招待状!」

(1982年2月17日放送)
『特捜最前線』の中でも印象的なゲストで有名なスルス宮口を演じるのは豊川 誕氏。なお、芸名の由来は豊川稲荷だそうだ。


『円盤戦争バンキッド』第25話「来るなら来い!グザレ」第26話「さらば、バンキッド」

(1977年3月20日・27日放送)
豊川市の隣町である蒲郡市。

本作は愛知県蒲郡市ロケで、竹島等、蒲郡の名所を回っている。ただし、本番組は長坂氏がメインライターを担当しているが、この第25・26話は長坂氏による脚本では無い。



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