栽培技術
- 1 技術面は皆で工夫すること
私は自然農法の原理だけを、教えたので、技術面の方はみ
んなの方で工夫するということになったのです。
見教え集27 9.6〜9.7 昭和28.10.6
- 2 技術面によって無肥料をより生かすこと
無肥料を技術の工夫によってより生かしたものです。生か
したという事は早めたわけです。(編註 肥毒が抜けるのを)
- 3 技術面は重視する必要はない
本当を言えば、自然農法に於ては指導者の必要はないので
ある。何となれば私の説をよくかみしめれば、それで充分解
る筈だからである。そうして不徹底な人の多くは技術面に関
心を持ちたがるが、本農法に限って技術面はたいして重視す
る必要はない。常識で考えただけで沢山である。何よりも此
の原理の根本は、肥毒を早く消滅さして、土自体の性能を発
揮させれば可いからである。
栄光163 昭和27.7.2
- 4 自然を無視しないこと
報告を読んでみると、従来の農耕迷信が、仲々抜けきらな
い事をよく物語っている。其の根本は何といっても、自然を
無視したがる事であるというのは水田の水分が多いとか少な
いとか、色々な事を心配するため、余計な事をして、反って
成績を悪くするのである。というのは今迄の人間の考え方は
殆んど近視眼的で、深い所が分からないから、失敗の原因を
作るのである。それが化学文明の通弊でもあるから、何より
も其の点に気が付かねばならない。処が我が自然農法の原理
は、実際と遊離したものではなく、実際と抱合っているので
あるから驚異的成果を得るのである。全く科学以上の科学と
いってもいいのである。
栄光163 昭和27.7.2
- 5 適当にその場所に応じてやること
おかげ話の中で技術的な事がありますが、これはあんまり
必要がありません。今までのやり方でいいのです。それから
土地によってよく育つ所、つまり暖い所、それからごく寒冷
地という所は、種を蒔く時期を早くするとか遅くするとか、
それは適宜に土地の状態に応じてやればいいのです。よく、
あそこではこういうやり方だから、それに習おうと言ったと
ころで長く作った所は肥毒が非常に多くしみ込んでますから
そういう所は無肥にしても、肥料をとるのに年限がかかるわ
けです。
御教え集19 44.13〜45.5 昭和28.2.25
- 6 手数のかからぬようにすること
自然栽培のやり方というのは、一番手数がかからないで楽
なのです。それでいいのです。どうも人間は面倒臭い事やや
やこしい事をしたがる観念がありますが、その為に成績が悪
いのです。ですから一番手数のかからないで楽なやり方ほど
良いのです。
御教え集19 55.11〜55.13 昭和28.2.27