敦煌、莫高窟へと続く砂漠の砂山、鳴沙山。
この砂が絶えず移動し、莫高窟を埋め続けます。 莫高窟の壁画、仏像、その美しさはたとえようもなく、まさに砂漠の大画廊です。 残念なことにカメラもビデオも禁止です。
ウルムチまでくると運転手が「もうこの先は走りたくない」と言う。 カシュガルまで行く約束だったが、洪水のためのあまりの悪路でネをあげたのか、それとも金が原因なのか、契約が曖昧だったのか、運転手も車も帰ってしまったので、仕方なく又別の車を手配してもらいました。 自転車で走っている日本人とすれ違いました。神戸の人達だそうです。
イスラム教の色が濃く、会話はウイグル語です。 検問をしていて車を止められ、何かと不備を見つけて通してくれません。 仕方なくお金を渡すと通行OKとなります。 こんな時、中国語ではダメでウイグル語で交渉しないとスムーズに進みません。 道端で羊を解体していて、下に血だまりがあり、驚く。 食事は小麦粉をこね、細長く伸ばして、日本のうどんのようなものが出ました。 羊の肉と野菜が乗っていてけっこう美味しい。 日本から持っていった“麺つゆ”をかけたら、日本食になりました。 そして主食は“ナン”。 イースト菌を使用しないパンのようなもので丸く平たい型をしています。