姫ちゃんの実践ページ(平成10年度)

子どもたちに愛と幸せを!

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いのちの学習1年
いのちの学習6年
学校保健委員会
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いのちの学習1年

1年生では,「うれしいな たんじょうび」というテーマで,授業を行いました。
10月生まれのお友達の,おたんじょうびかいをするという設定で,授業をすすめました。
お誕生会プログラムの中に小さい頃の写真とエピソードのコーナーや,
「あかちゃんはどこから」のビデオを見る時間を作り,命の始まりについて
学習するというスタイルにしました。

最後に,「プレゼントを用意したよ」ということで,おうちの人二かいていただいた
「メッセージ」を読み上げました。その後,「ほかのみんなのおうちの人は,どう,
おもっているか知りたいよね?」と聞き,「しりたい!」「私もてがみほしい!」の声とともに
「じつは,全員にあるんだよ」と一人一人におうちの方からのメッセージを渡しました。
子どもの感想
◎ ぼくがうまれてくるとき,みんなでおうえんしてくれたんだよ。だからぼくは, とてもうれしかったよ。ひみつのとんねるのことはおぼえていないけど,
おかあ さんがおしえてくれたよ。おかあさんが「にんげんは,うまれたときからみんな におうえんしてもらっているし,じぶんでがんばるちからをもってい
るんだよ。」 といいました。だから僕もみんなをおうえんしたりいろんなことをがんばれるん だよ。
◎ ぼくはおかあさんのてがみをよんで,なきそうになったよ。やさしいこころに なろうとおもった。

 保護者の感想

◎ 「たねとたまごがどうやって,くっつくのかわからん。あやしい。」と,いって いたらすぐにお姉ちゃんが「お父さんとお母さんの心が通じたからだよ」と教え
 ていました。段階を経ている性教育の成果だなぁと思いました。
◎ とてもわかりやすく,丁寧な授業で感心しました。子どもたちも興味深く聞い ていた姿がよかったです。帰宅後も,自分のうまれたときのことを詳しく聞い
て きて,私が話し終えると「生んでくれてありがとう」といってくれました。子どもの成長に対する思いを話題にする機会を与えてくださって,ありがとうございました。
     
いのちの学習6年
1) 自分たちの周りのいろいろな情報に目を向け,情報が自分たちの生活や考え方に
 大きな影響力を持ってることを理解する。
(2) ゲストティーチャーのお母さんたちのお話を聞き,情報の中には生命を軽視したものや,
 性についての大げさな表現など子どもたちの思考に大きな影響を与えている事についての,親の 心配や判断力と情報の選択の必要性について意見交換をする。

子どもたちの感想


◎ 自分のまわりにはたくさんの情報があることがわかった。
 でも,すべての情報 をインプットしてはいけない。
 テレビなどで人殺しの場面など何度も見て,
 「あたりまえ」と思えてくることがこわい。
◎ 情報はいいものだと思っていた。
 だけど,授業をうけてなんだかわかってきた。 
 自分を見失わないようにしなければならない。自分でいいものか悪いものかを
 判断しなければならない。
◎ お母さんたちの声が生で聞けて
 大人はどんなことを心配しているのかがわかっ た。きちんと判断できるようになりたい。情報ともつきあい方をよく考えてみよ うと思った。
                                             
 学校保健委員会

学校保健委員会というと,ロの字型に長机を並べて,堅苦しい雰囲気の中でPTAの役員さんとか校医さんを前に,養護教諭が資料を基に,報告して・・・。
苦労の割に,なかなか,この会で話し合ったことが,全家庭に環流されません。
この形をうちやぶろうと,最近はいろいろな形で,この会を工夫されている学校も多いと思います。本校では,基本的に全職員参加・全家庭が自由参加です。
本年度は「子どもの主体性を育てる」をいうテーマのもとに2回の学校保健委員会を開催しました。


1回目は,名古屋CAPを招いての,「大人のセミナーと模擬ワークショップ」を開催しました。
《名古屋CAPのセミナーについて》
子どもが持っている3つの大切な権利「安心して生きる権利」「自信を持って生きる権利」「自由に生きる権利」。児童虐待・いじめ・暴力(性被害を含む)は、
この権利を奪うものである。
 今回の学校保健委員会では、「子どもたちに、この権利がとられそうになったとき、どうやって自分の身を守るのかを具体的に教え、さらに子どもの奥底に眠
る「自分で自分を守る力」を引き出すために大人は、どうあるべきか。」を公園とワークショップで学習した。
 この後、名古屋CAPの方々の指導により、参加者は小学校4年生の子どもとなって、被害にあいそうな時、どう対処するのかを体験した。
参加者は,60名ほどになり,内容についても好評でした。「ぜひ,子どもたちにこのプログラムを受けさせたい。」という感想が多くみられました。
2回目は,前・県教育センター 教育相談員の先生を招いての,講演と意見交換会を実施しました。
この会でも60名ほどの参加者があり,「ほんの少し考え方を変えることで,子どもとの関係がよくなることがわかりました。」などの感想が聞かれました。