山名っ子が作ったケータイマニュアル〜抜粋                       
 子ども達が,この授業の2時にケータイの使用について話し合った内容をまとめ,パンフレットを作成。
地域の中学校や地区の生徒指導部会でも配布しました。

まえがき
山名小学校の5年生は,総合的な学習(健康)で「携帯電話」について学習しました。
 わずか数年の間に,子ども達にも広がってきた携帯電話は,開発当初には予想もされなかった使い方がされ,その結果,たくさんのトラブルが起こっています。そして,社会の対応が遅れている現在,大人も子どもも,どういう使い方をしていくのかを,自分自身で考えていく必要があります。
 特に,未成年の使用にあたっては,自分ですべての責任が負えるわけではなく,未熟ゆえにトラブルやマナー違反を起こしてしまう可能性が大きいことを,保護者は常に心しておくべきです。つまり,家庭の意識が大きく影響してくるといえるでしょう。
  このパンフレットは,山名小学校5年生の子ども達が,学習をもとに話し合い,その意見をもとに作成したものです。不充分な内容ではありますが,ご家庭や地域でご利用していただければ,幸いです。                         
 

1 マナーを守ろう
○ 映画館や病院,電車の中などでは,ケータイの電源を切りましょう。(場所と状況をわきまえて使いましょう)
○ たくさんの人がいるところ,静かにしなければならないところでのケータイの使用に気をつけましょう。
○ ケータイを使いながらの自動車や自転車の運転はやめましょう。
○ 歩きながら,ケータイを使うのはやめましょう。
○ いたずらメールや人がいやがるメールを送るのはやめましょう。
○ ケータイに夢中になりすぎないで,周囲に気を配りましょう。(気持ちがケータイだけに行ってしまっていませんか)
○ ケータイに夢中になって,目の前の人とのコミュニケーションを,わすれていませんか?

2 トラブルに巻き込まれないために
○ 必要なときだけ使うようにしましょう。
○ 未成年の人は,必要なときに,親のケータイを借りるようにしたほうがいいでしょう。
○ マナーが守れないなら,買わないなど,ケータイについての話し合いを家族でしましょう。
○ 知らない人からのメールに返信するのはやめましょう。
○ 変な電話やメールが続いたら,電話番号やアドレスを変えましょう。
○ 自分だけのケータイを買わないで,家族で共同で使うようにしましょう。
○ いやなメールが来ても,気にしすぎないで。おうちの人や先生や信頼できる人に相談しましょう。
○ ケータイを使うには,責任が必要です。各自が自覚を持って使いましょう。

3 ケータイ企業の人へ山名っ子から提案
○迷惑メールで困っている人の相談施設を作ってください。
○タバコやお酒のように年齢制限を作ってください。
○ルールを作ってください。
○未成年者が気をつけるようなポスターを作ってください。
○マナー違反による罰金を作ってください。
○いたずらメールやいたずら電話を消去する機能をつけてください。
○登録してある人だけ受け入れる機能をつけてください。
○簡単にアドレスがわからないようにしてください。
○迷惑メールができないようにしてください。
○CMなどで,ケータイの危険な面も知らせてください。