31.Mar.2004 @color


3月も終わりですか。
桜も咲こう、海もぬるもうというこの時期、
まだまだ山シーズンは終わらない。

時期的にはパウダーシーズンから春山シーズンへの変わり目で、
天気次第、気温次第でどっちにも転がりうる。
かく言うこの週末は、
直前に降った新しい雪のおかげで、パウダーギャランティーだったらしい。

まあ要するに、日頃の行いが良いかどうかってことか。
っつうことでオレの日頃の行いがとても良いせいなのか、
前日は思いっきり雨。
しかもどしゃ降り。
まあこうゆうこともあらぁな。
いちおう水曜日は晴れマークだしぃ。

5時にパッチリ目が覚める。
夕べ7時に気絶した時は、まだまだ止む気配もなかったけど、
どうやら夜が明ける前には上がったらしい。


雲はまだ垂れ込めてますね。


雲をすかして朝日が差し込む


さて今日は黄日程で、今期まだ滑ってない山がターゲット。
別グループで青色日程もあるのだが、
どれぐらい集まってんのかなぁ。
トネさんには申し訳ないが、少ない人数だとうれしいね。


朝イチのミーティング。
願いが通じて(?)黄グループは客3名。
ボードのオオミナミさんと、
シーズン券で47をホームにするスキーのテラシマさん。
ガイドはトネ親分。
まあ雨のせいで雪は期待できんけど、
小人数で行動できるってだけで、 既にニコニコですわ。


そんじゃ本日のミッションの
ベースへ移動しますか。
空はかなり良いカンジになってきました。
あとは風ですな、まああの天気図じゃ吹くわなぁ。


案の定ゲレンデは既に風にヤラれてた。
ゴンドラはかろうじて動いているけど、
上のリフトは止まってる。
まあ少しまてば動くでしょ、とベースで待機する。


「一番絞り(生)
」を囲んで話に花が咲くチームユースケ。
ユースケチームは初めてバックカントリーにエントリーする4名のお客さん。


なかなか動く気配がなく、マッタリ状態へ突入中。
日焼けタイム?


オープンしたよぉ〜ん、
と調子の良いシェフに起こされる親分?


ほんじゃ上がりますかい。
今日の爆撃目標は目の前のピークあたりから、右下へ伸びる沢。
良いカンジです。


ゲレンデトップまで上がってきた。
空が抜けてる。
気温は高からず、低からず。
風もまだかなり弱いです。


ビーコントレーニング、そして親分のタメになるお話。
人数が少ないと、行動も早いってのも良いし、
なにより滑る仲間って 意識が高まって良いですよね。


チームユースケもビーコントレーニング中。
初めてのBCの人には、ちょっと雪のコンディションがイマイチかな。
でも、いきなり「当たり」よりも、
こうゆうこともあるのだという認識ができて逆にいいのかも。
2度とやるか!とか思われちゃうのが心配だけど。


あの沢も滑りたいねぇ、
それもパウダーギャランティーで。


あっちも良いっすねえ。


さあ天気も良いことだし、
ぱっぱかぱぁ〜んと登りましょ。
でもじつは今日は登り少なめで、
おいしいとこだけいただくっつうミッションなのだ。


前をユク、テラシマさんのザックはブラダイ。
ショベルもブラダイ、ポールもブラダイ。
カッチョイイっす。
できればスキー板もブラダイでシブくキメていただきたい。


チームユースケもぐんぐん高度を稼ぐ。


小休止のトネ小隊をかるぅ〜く抜き去り。
どうぞどうぞ、お先に。
オヤジはマイペース。
Slow Life Slow Surf で。


初BCでもしっかり絵になりますね。


青空の元、ピットチェック中?
いや違う、自然が親分を呼んだらしい。
これもミッションの一部?


っつうことですっきり顔の親分。
タメになるお話。
「自然の呼び声わぁ、放物線を描いてぇ...」いやいやそうじゃなくて。


またしてもボケオヤジを無視して登る親分。
翼を広げて飛び去るハヤブサのような雲。


唐突に落下開始。


うへぇ〜。
堅そう〜。
自分は3番目。
最後でも3番目。
やっぱ小人数ですよ、BCは。

雪わってぇと、確かに堅い。
でも面は荒れてないので滑りやすいっす。
自分的にはオッケー。


今度は最初にドロップ。
標高下げるにしたがってどんどん雪質変化。
でもまだ、このあたりはかなり調子良い。

今回は、トネ親分にカメラを渡して撮ってもらいました。
親分どうもありがとう。
ちなみに自分のカメラ2台フル稼動です。


おおおおおお!!!!
ナイスビッグドロップ!
テラシマさん!
女性で、スキーで、この雪で、この地形で、
これだけの滑りはなかなかできないでしょ。
素晴らしいです。


オオミナミさんも調子よさそう。
フトコロの深いライディング。

でもこれでパウダーならなぁ、
なんてことは言ってはイケナイ。
こうゆうコンディションで滑ることは、
経験値を上げることにつながる。
悪い時に楽しめれば、良い時はもっと楽しめるのだ。


ライトのショルダーで仕事中のオオミナミ氏と、
ボトムでクロスするテラシマさん。
画質が悪くてスンマソン。


ふたりともお疲れさまです。


そんじゃさらに行っちゃってください。


親分 at work

斜度、長さ、地形、と
3拍子そろった沢
週末は、この同じルートがパウダーだったらしい。
そうゆう時にもう一度滑りたいっす。


地形的にかなり調子良い。
アイテム満載なのだ。
ギュインとえぐりたいっすね。


でも今日はダメ。
沢のボトムにところどころ、こんなハザードアイテムが。


どうやらここに埋蔵されていたらしい。
春はこれに注意ですね。


かなり降りてきました。
でもまだあります。
くどいようだが、パウダーデイにノンストップで落下したいです。


このまま行っちゃうと、
さらに危険なアイテムに遭遇してしまうので、
とりあえず尾根に上り返し。
こうゆうことは、的確なガイドのおかげです。
知らずに行ったらとんでもないことになっちゃう。
滑りに専念したい人や、初めてのエリアには、
絶対ガイドツアーをお勧めしますね。


尾根の上から先を眺める。
このあと、長い長い道のりが。


長い道のりを前に腹ごしらえ。
人数が少ないと、和気あいあいとした雰囲気。


最後のひと滑り。


そして到着したのがココ。
昨日の大雨で、予想通り川が増水している。
もともと渡渉の覚悟してたんだけど、けっこうキテますなこれは。
親分が少しでもぬれずに渡れそうな場所をチェック中。


なんか良いカンジの2ショットですが。


「だめだこりゃ!」
と微笑まれても...


と、いきなりピットチェックを始める親分。
「いやここで雪崩れでもした日にゃ、川へザブンだからねえ」
なわきゃない。
階段作成中です。


そんじゃイチロヲ隊長行ってもらおうかい、
となぜかここだけ隊長に任命された切込み隊長。
突撃しまぁ〜っす。
と言いつつ、思いっきり慎重な切り込み隊長。


かなり腰が引けてます。
石の上にうまくのれば、せいぜい甲に水がかかるぐらいですむ。
でもハマると足首まで。


イェ〜イ!!!
と中間地点まで無事到着して単純に喜ぶ切込み隊長。


隊長に続いてドンドン行っちゃいましょ〜。
自分はブーツがまだ新しいせいか、
インナーの中まではまったく濡れなかった。
みなさんはけっこうシミタらしい。


親分登場。
本日のメインディッシュのお味わ?


そこはかとなく技を見せ付けられた。
なるほどねぇ〜。
微笑むなっつうの(^^;;;


チベたい足で先を急ぐトネ小隊。


ミッションの跡を振りかえる。
あぁぁぁ、パウダーだったら...
しつこい!


花も嵐も踏み越えて。
トネ小隊は今日もゆく。
道無き道をガシガシゆく。


おぉぉぉぉぉ、やっと前線基地が見えてきましたぁ。
あと少しでぇ〜っす!


と思ったら、またしても渡渉作戦決行。
こんどはコンクリートブロックのアタマが水面に出ているが、
間隔が広いのと、とうとう吹き始めた超強風のせいで、
かなりやばい。
写真じゃ全然ワカらんけど、
ブロックの間の水深はところにより腰ほどもある。
おっとっとっとととぉ〜。


やっと渡りきったぞ、と思ったら中州。
もしここで川が大増水でもした日にゃ、
「増水した川の中州でスキーヤー4名取り残される、
それにしてもスキーヤーがこんなところでいったいナニを???」
などと新聞沙汰である。
ボード背負った状態でレスキューされてみたかった、なんつって。


レスキューが出動することもなく、
無事渡りきって、山を振りかえる。
今日も一日無事に遊ばせてくれて、山の神様に感謝。
楽しかったです。


駐車場は、砂嵐状態。
1月の八方に続いて、
またしてもブローで立ってらんない状況に遭遇。
まあ、なんにしてもBCはいろんな経験ができて楽しいです。
ゲレンデでクソクソなコンディションだと、
けっこう腹立ったりすることもあるけど、
BCだと楽しくてしょうがない。
4月もまた来ます。 親分またヨロスク。
トネ小隊の仲間にも感謝。

そんでば

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