02.Mar.2005

先週、3日間も地道なコーデュロイ削り作業に勤しんだワタシたちは、
その熟成の成果をなんとか裏山で試したい、と。
しかもどうせならアノ山で試したい、と。
そんなワケでカラー様にワガママ言って、
もともと黄色日程が組まれてた水曜日に
今年から採用された「フリーガイド」っつう
「お客さまわカミサマです」システムで赤色を作ってもらった。
しかもけっこうギリギリに頼んだので、もしかしたら
客はオレらだけじゃねえのか?なんて淡い期待もホノカに。
ははは、トネ隊長ゴメンちゃい。

まあいずれにしても、それわお天気次第、
「 神の味噌汁」ぢゃなくて「神のみぞ知る」
ってしょーもないネタ何回も使いまわすなっつーの。

っつうワケでいつものように
(既にこれがアタリマエになりつつあるところが恐い)
前日の朝ゆっくり出発しようとしたら、
謎の物体が行くてを阻んだ。


わぁ〜、火星人襲来か〜!
と古典的なギャグブチかますほどのことでわない。


コイツだった。
どうせ雪の上歩けんくせに、
エラそうな態度とらずにちゃんとお見送りしろ!


家の廻りでも、漁が解禁の時期になったらしい。
車のナンバーとか見ると、
はるばる遠くからもいらっさってるようだ、
ゴクロウさまです。
まあワシらが雪国まで遊びに行くのと同じってことですね。


天気は良いらしい。


でも、唐突ながらアノお山はガス。
う〜ん、明日は微妙っす〜。


お月様お願いします〜。

 


ばば〜ん、と朝になった。
やっぱり微妙。
こりゃやっぱアノ山はダメかな。


本日の我々の隊長は、久々のこのヒト。
ユースケガイド〜、ぱちぱちぱち〜。
最近はカメラマンとしても御活躍の御様子、すばらしいです。

そんでもってやっぱし、アノ山は視界不良でダメなので、候補は3か所。
「目をつぶって好きなとこに手を挙げてぇ〜」by Yusuke
ってことで投票の結果、
自分は初めて行くエリアに決定。
ちなみにゲストは、我々2名と、
もう一人「kr4t.dpt 」さん。
全員ボードで、
4名のチーム・ユースケが結成されましたぁ〜。


そんじゃま、あっちの山にクルマを1台デポしといてぇ、
こっちの山から登りま〜す。
あれ?なんか胸にヘンなものブラさげてるぞ〜。


アサイチ、いやアサニぐらいのゴンドラ。
これから山岳訓練に向かうボード兵を発見?
ソレわアーバンカモですか?っていらんことを言わんでよい!


いかぁ〜ん、ボード兵に気をとられてて、
体操に遅れてしまいましたぁ〜。
あれ?なんかヘン。
スノーシューお散歩シルバー軍団でしたぁ〜。
たったかたぁ〜っと脇をすりぬけま〜す。


いかぁ〜ん、シルバー軍団に気をとられてて、
電車に乗り遅れてしまいましたぁ〜。
あれ?なんかヘン。
冬わ動かない、シルバー軍団様御用達のロープウェイでしたぁ〜。
たったかたぁ〜っと脇をすりぬけま〜す。


フザけ過ぎた罰があたったのか、
ユースケガイドがトラップにかかってしまいましたぁ〜。
...
コラコラコラァ〜、きさまらかぁ〜、
いつもロープくぐってんのわぁ〜。
わぁ〜、めっかったぁ〜。
にげろぉ〜。
...

なんつってウソでぇ〜す。
ここのゲレンデはバックカントリャーに大変ご理解があるのだ、
ロープをこえるのはちゃんと了解済みです。

ただし、
リフトトップから、そのままいきなりハイクしてはいけない、と。
とりあえず林道まで降りて、「
裏山入り口(?)」からハイクすること、と。

せっかく理解してくれてるんだから、
そうゆう決まり事はきっちり守りましょう。
それがいやならゲレンデじゃないとこを、
リフト使わずに全部歩いて登りましょう。

 
それじゃ登りますか、といきなり急登の直登から始まったりするわけだ。
あ、kr4t.dpt さんはDPT64じゃないすか、
かっちょええ〜。
今日は64仲間(自分はMax Force)っつうことで
ひとつヨロスクお願いします。

 
いきなりの急登に、いきなりヘロヘロになるフォトグ。
と、それを優しく見守るユースケガイド。お手数かけます。


時折、優しい光が差し込んだり、また陰ったり。
この登りはフォトグにはかなり暑いらしい。
そろそろ春の声か。


などと思いつつ、ズンズカ登る。


樹林帯も分け入る。


おや、なんだか開けてきたか?


と思ったら第一の降下地点に到着〜。


  バンザァァァァァァ〜イ!
最高の雪にハイになるユースケガイド。
そして全員で万歳三唱!

ちなみにこのあたりの雪は、
マジで下界からは信じられんぐらい良い。


Guide at work.
良すぎて、けっこう微妙らしい。
けっこう真剣に雪の状態チェック中。


人が真剣にチェックしてる時に寝るなぁ〜。


ゴッツアンです。でわない。

 
ゴッツアンです、の報酬。でわない。
ユースケガイドがスキーカット
(このバヤイ「ボードカット」っつうのが正しいのか?)
しつつ偵察降下。

 
続いてkr4t.dpt さんがDPTで降下。

 
そしてフォトグ。

1 2

3 4
そしてユースケガイドによる、最後の壁の当て込みシークエンス。


2枚目の拡大。
あっふぅ〜ん、この腕の使い方がスタイリッシュなのぉ〜ん。


はっはっは、ご満悦の様子である。
あ、その胸に下げてるモノわ、
もしかすてカノ「アバラング」でわないですか。
付けてるとこをハジメテ見ますた。
ユースケガイド曰く、
「これって吸い口が右側にあるんで、グーフィーの人は良いけど、
レギュラーだとくわえにくいんですよぉ〜」。
なるほど、ボーダー向けに
レギュラー用とグーフィー用と2種類用意して欲しいもんです。
でも実際に使うとこを見たいようでもあり、
見たくないようでもあり...

そんでもってオレわってぇと、
珍しくフォトグが作品を残してくれますた。
ありがたやありがたや。


ますイッチョ。

1 2

3 4
そしてユースケガイドと同じ壁で、ほぼ同じシークエンスで。
こうやって見ると、自分のナサケナイところが良くわかる。

まず、アプローチの角度が浅すぎ。
もっとヴァーチカルに行くべきところである。
さらに高さもない。

言い訳すると、一個前の画像にあるように、
すぐ直前に一発入れて、
セコくすぐ2発目を入れようとしたために
ボトムまでおりきれてないっつうこと。
これは地形の全体を良く見てなかった証拠。

そんでもって腕の位置。
まずアプローチで両手を開きすぎ。
かなりカッチョ悪い。

で、左手、返す直前からもっと下げて背中側に廻したい。

そして右手、返した直後に「オィ〜ッスゥ!」はねえだろぉ〜(^^;;;。
コレは絶対ユースケガイドのが一枚も二枚も上手。

全体的に言って、体のチカラの入るべきとこと抜くべきとこのメリハリが全然なっちょらん。
もっと勉強してから出直してこぉ〜い、ぶわっかも〜ん!

ドジ○坂のサーフィンスクールじゃねえっつうの。


シツレイしましたぁ〜。
スゴスゴと退場。


Yusuke at work
そしてさらに降下。


kr4t.dpt さん。


そしてボトムへ到着。
今の作戦行動の成果を眺むるも、
視界不良のため細部確認できず。
ほぼ真ん中あたりの、
この画像ではちょっとブラインドになってるあたりの沢ですね。


休憩中にフト見たら、山の精が語りかけてきた。
「フェッフェッフェ〜、この先は天国となるか地獄となるか、それわ神の...」
わわわわわ、これからオレたちどうなるんだぁ〜。


どうやら天気は下り坂らしい。
先を急ごう。

それにしても人数が少ないってことは、
行動が迅速にできて裏山ではそれなりに利点も多い。
まあその裏にはデメリットもあるわけだが。


ユルい登りを延々歩く。


と、稜線上へ出た。
「アソコまで行きまぁ〜す、遠く感じますけどアっちゅうまでぇ〜す」by Yusuke
後ろでフォトグのアタマがガァ〜ンと鳴った。


さらにユルく歩く。


下りもあったりする、そしてコケてみたりもする。


と、またしても山の精が語りかけてきた。
「ほほほほほ、この先は天国?それとも地獄?それわ神の...」
わぁ〜、神の...なんなんだよぉ、いったいなんなんだよぉぉぉぉぉぉ。


答えを求めてさらなる登坂が。
なんだか急速に激寒になってきた。
いつのまにか横殴りの猛吹雪状態。
アサイチの登りは既に春?とか思ったのに、
ここへきて一気に真冬の山の様相を呈してきました。
山を舐めたらあきまへん。
天国か地獄か、
これが山の精が言ってたことなのか?


こんな痩せた尾根をツルツルと行く。
向かって左は雪庇の連続。


と、唐突に
「到着〜、第二の攻撃目標で〜す」by Yusuke


再びユースケガイドが偵察降下。


Yusuke at work

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kr4t.dpt さん at 4コマ漫画
ダブルピンの威力が炸裂。シビれる。

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Max Force も充分調子良い。
メロウにやる。


ちょっとしたタフな仕事だって楽々こなせる。頼もしいヤツ。

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フォトグの4コマ...あれ、4コマ目を撮りそこないましたぁ(^^;;;。

 
いつしか4人が山の精になっていた...のか???
それわ「神のみ...」


撤収!
スミヤカに!


山の精たちはとても満足の様子であった。
またよろすくオネガイします「山ノ神」様。
カラーガイド様。


あ、別働隊の撤収現場を発見。
こっちの山の精たちも満足の様子。

 

ということでありました。
あぁ〜あ、タマには「
2の線」でカッチョ良くレポートしようと思うと、
いつもコレだよ〜。
まあそおゆうキャラクターだ、しゃ〜あんめい。


調子イイ仲間と、
スバラシイ山と、
ナイスなガイドに感謝しつつ
でば、また来週。

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