21.Mar.2007

 

さてと、スノーシーズンもケガなく無事終了できて
まだなんだか寒いんだけど
ボチボチとパドル筋復活へ向けてユルやかに始動しますか

 

とりあえずウネリの発生装置はどっかにあるのかな?と
ふ〜ん、なんだか良いカンジに高気圧がズッポリ来てるなあ
でも2つ玉になっちゃって
その間のヘコミがちょっとなあ
コレだと微妙に稜線にガスがかかって
フラットライトになっちゃうか?
でも少なくとも
フラッグシップには登れるかな?

ん?
登れる?
フラッグシップの山?
おめぇナニ言ってんの?

 

おおおおおおお?????
なんだなんだ?
ここわドコなんだ?
なんでオレったら家のベッドじゃなくて
いつもの宿のフトンで目が覚めてんだコラ!

 

わははははは!!!!
来ちゃいましたぁ〜!

なんつうかねえ
そらまあ先週のもいちおう「紫」成立ってことらしいんですよぉ
しかも「新ルート開拓 」っつう御褒美もプラスされてたしぃ
だけどなあ
なんかなあ
こうココロの中にモヤモヤしたものがなあ

つまりだ
もちろん先週のスティープなツリーラインもたしかに悪かぁない
雪もドライでディープで文句のつけようもない
メンツも最高
親分のガイディング
も最高だった

でも、である
オレの求めるモノとはちょっと違う
オレはやっぱビッグマウンテンのドデカイ面をグーンとイキたいっ!
首根っこ摘まれてるような滑りはヤダ
ヤダったらヤダ!

 

つーことで本日
めでたく「紫」リトライということに
なったワケだね

まあ、こんなオレの心中を察したのか
微妙に金計算が巡ったのかはわかりませんが
オヤブンは本来「谷川岳ツアー」になっていた日程を
急遽変更して白馬「紫」ツアーをブチ挙げてくれたワケで
アリガタヤアリガタヤ

 

と、いろいろと言い訳をしたわけですが
要するに
こんなんでシーズン終われっかバーロー!
オレわガマンなんてこたぁできんぜベイベー!
ということなんである

 

 

実はやっぱり
週間予想天気図わ
毎日、目を皿のようにして見続けていたわけで
どうやらちょっとづつ物事は良い方向へ向いてるらしいぞ、と
でも前日白馬に到着した時には
稜線ズッポリのガス
かなりドキドキしたんだけど


おらぁぁぁぁぁ!!!
どぉだぁ〜!!!
まいったかぁぁぁぁぁぁぁ!!!
やっぱカミサマは初めからこおゆう風に仕組んだんだね

 

アサイチの励行風景
うちのフォトグ(八方ゲレンデヲタク)による
久々の画

 

およよよよ?
なんだよコレわ
雪ねーじゃん!

 

ばーん!
見よこの下界との違いを

「やった〜!」とはしゃぐ親分を俯瞰する

 

本日のゲストも強力だぞ
先週の開拓組も4名そのまま流れとるしな
つーかやっぱみんな納得してねえってことじゃん

 

オヤブンは珍しくシール登高である
つまりそうゆう行程だってことなんだね
山は例のフラッグシップなんだが
今回はひと味違うぜ

 

再びうちのフォトグ(ゲレヲタ)による
砂糖の山に群がるアリンコの図
ひときわ密集体形で尾根上をユクのが
悪名高き「カラーおバカ軍団」
「一蓮托生集団」とも呼ばれる
である

 

 

 

  

その「一蓮托生集団」の団員のミナサン

 

 

 

そして
密教の教祖様であらるる
トネ「帽子脱ぐと寝グセが見られるんだよなあ(誰も見てない!)」尊師様
そして
カズー「あ、ヤバイまたションベンしてるとこ撮られる」導師様
よろしく御導きくだされ〜

 

 

本日の目標わ
あっちの方
かな〜???

 

めったに見られないかもしれない
シールを履いて不帰へ向くオヤブン

 

むちゃくちゃハイスピード登高で
いきなり滑り始める
一蓮托生集団

 

 

コレは単なる食前酒
もしくは
通過点
に過ぎないんだが
いきなり今シーズンで一番気持ちいい滑りを堪能してしまった

 

 

 

 

キャウ〜ン!
あまりに調子良すぎで
たとえ「今日はこれまで!」と言われても文句は言いません
状態である

 

「ちゃんと写真撮ってくれたかな?」by カズー

 

 

へいへい〜
こんなカンジでいかがでございましょう?

 

まだイクよ〜

 

う〜んコレが「単なる食前酒」?
贅沢過ぎなんでわ?
はっきり言って気絶しそうっす
オレもうこのまま帰りたい

 

でも本番はコレからなんだよぉ

 

むぢゃぐぢゃあぢぃ〜っす
汗ダラダラのぉ
日に焼けまくりのぉ
寝グセ見せまくりのぉ

 

 

それにしてもココはホントに日本なのか?
っつう光景です
ちなみに既にまったく人の気配はありません

お、「グレート・トモキ」オリジナルグラフィックの実物初めて見ましたぁ
なるほどなるほど
こんなカンジだったんですね

 

おまわりさ〜ん
この人たち2億円の金塊盗もうとしてますよぉ〜
ちょっと色が違うね

 

アブナイ「一蓮托生集団」は
さらに危ない武装集団に変身した

 

 

うわっアブねぇ〜!
おまわりさ〜ん
この人たちいつもよりたくさん尖ったモン持ってますよ〜

うるへい!
ダマって登らんとブッ刺すぞオラオラ!
ガスガス、ガスッ
ぐえっ!

 

沈黙あるのみ

 

「一蓮托生集団」改め「冬期登山隊」わ
無事登頂に成功せり
そして予想外の強烈なナイフリッジ状態に
腰ひけまくりの隊長
じゃなくて教祖様だった

 

うわっ!
すげぇ〜
やべぇ〜
エライこっちゃがな〜

ほとんど言葉以前の言葉しか発せられない親分
じゃなく教祖様である

でナニがスゴイかというと

 

今登ってきた反対面も
強烈にヨダレモンの滑りたいシュートだった
そして「このへん」になんと

 

人が滑ってた
しかもトラック一杯だった

き、きさまらぁ〜!!!!
ヲレたちの山に無断で
なんばすっと〜!?
(ちなみに「ヲレたちの」山でわありません)

 

 

あ、コラ
一蓮托生集団!
ぢゃなかった冬期登山隊!
じゃなくて密教軍団だっけ?
もうなんでもイイけど
ナイフリッジで肩震わせるのヤメてくんない?

とりあえずどっち降りるのよ?
A面かい?
そりともB面?
ぢゃまづB面降りてからぁ
登り返して次A面ってことでわ?

バカもの!
そんな余裕あらすか!カナダ、ほっかいどー
...

だから肩震わすなっつうの

あまりにバカ過ぎて
賢明な読者の方々がついてこれなくなってると思われますので
コレぐらいでA面降りることにします

実はもっと「おバカ」な「ダレが一番で滑るか?」
争いが繰り広げられたのですが
客商売たるべくトネ教祖様の名誉にかけて
あえて伏せさせていただくことといたします

 

 

「ど」シビレるカズーのファースト
すんませんレンズに水滴付いてて画質最悪です
でもとてもボツにするに忍びないカッチョ良さ

 

そんじゃ一蓮托生のミナサン
ドバーっとイッちゃってくださ〜い!

 

 

 

 

「欲張るモノが損をする」の見本たるべく教祖様によるラストドロップ

 

「もうジャンケンもへったくれもねい!
今度わオレが一番でユク!」
オレがルールだという威厳を見せるべく後半部をファーストでユク教祖様

 

 

 

反論すべくもなく
次々ユク一蓮托生様たち

 

 

しばし茫然
でもこっからが延々長ぇんだよぉ
なにしろ奥の奥の最奥なんだ

 

 

 

 

托生集団のミナサマは調子良く滑ってらっしゃいますが
もうオヂサンはレッドゾーン突入っす
かなりヘロヘロで
地形は最高なのに
カラダが最低
はやく終わってくれ〜

しかもカメラもピンボケの
レンズに水滴の
超最低
一蓮托生なミサマどうも申し訳ございませんです

 

 

やっとセイフティーゾーンに到着したのだが
太陽がかげったタメに
一気に寒くなっちゃいましたぁ
登ってる時には
シャツいっちょでも汗ダラダラだったのに
ウェア全部着てバラクラバかぶってフードかぶっても
まだ寒い
のんびり休んでられまへ〜ん
早く降りたいでぇ〜す

 

しょ〜がね〜な〜もぉ
と一気に撤退
渡渉もモンダイなく
林道もモンダイなく...???

 

ヲヲ〜イ!
ナニやってんの!

 

だからぁ...

 

こんなトコで片脚滑りの練習しなくてよい!

 

つーかアンタもかい!

スポンサー各位様〜
このヒトたちこんな不埒なことやってますよぉ〜

 

いえ〜い!
サイコーですかぁ〜?

 

ナニわともあれ
ステキなガイディングワークに感謝です

 

一蓮托生集団のミナサマも
どうもありがとうございました
最高に楽しかったです

あ〜来シーズンもまだこんなことやってられるかな〜?
そろそろ体力的に...
でもジツはまだココロの中にモヤモヤが...
なんとか来シーズンこそは
と誓うワタクシであったのです

そりでは
来シーズンまで(ホントに)
バイバイ
今後は波乗りレポート再開しますので
お暇なヒトは
おバカなレポート時々見てやってください

 

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