14,15.Oct.2008

 

 

なんだかまた波なしですよ
しかもまたしても雨予報だよ
ふ〜んだ

 

14日

やっと明るくなりかけたころ現着
もちろんいつものビーチ
ICは
「車で寝てるから叩き起こしてね」
つーことだったので
仰せの通り
波はないけど起こしてさしあげた

イヤそうに起きてきたIC
さすがに波ないから車少ないねぇ
とか言ってるそばからパラパラと車がやってくる

誰もいない海でパドル修行だ
「悩むくらいならパドルアウトしろ」by ジェリーさん

 

そうとうイヤそうなIC
浮かんでるのはヲレひとり

 

本日はジェリーさんディッケルの7'2"を 使用です
この板はショートのヒトにとっては
充分どデカイ板ってことになるんだろうけど
自分にとっては充分小さい
よってさすがに良く動く
でもパドルはかったるい

 

イヤそうながらも
小さなシアワセを見つけるIC

 

ICのようにはいかないヲレ

 

かったるい波を
ボディーボードして遊ぶIC

 

極小ながらも
シェイプの良い波を見つけるIC

 

カズさん登場

 

IC
どうしたらこの波でこんな動きができるのかなあ

 

イチロヲ
フロントで遊ぶ

 

IC
フロントで優雅にキメる

 

イチロヲ
小さなシアワセを見つける

 

カズさんは見つけたのか?

 

結局
ヒトは30人ぐらいまで増え
ほとんどポイントパニック状態となり
東風でやられた極小波で
3時間ほどパドル修行をして
上がったら雨ザーザーで
全員クルマに待機したら
瞬時に気絶して3時間も爆睡してしまった
でもってあいかわらずあまりにカッタルイ波なので
そのまま撤退
明日はヒューマン消波ブロック隊員が久々にやってくるという
こりゃ明日もダメだな

 

 

 

 

 

 

15日

 

昨日の帰宅後
気象のサイトとか波情報とかチェックしたら
どうやら夜のうちに
低気圧をともなった前線が太平洋岸沖を通過するという
ただし低気圧頂点の山型も
あまり形がはっきりしないうえに
頂点が沖を通るらしい
よって波的にはそれほど期待わできない
つーかヒューマン消波ブロック隊員来るんでしょ?
フラット以外のナニモノでもないわなこりゃ

それでも
ありうるとしたら
超アサイチ
昨日とほぼ同じぐらいの膝波が残ってんでない?

まだ真っ暗なうちに現着

したらば
目の良いヒューマン消波ブロック隊員が
割れてますよ
と言う

よーく目を凝らしてみると
たしかに昨日より少しだけ波がありそうな雰囲気もただよってる
なにより昨日は東風で
アサイチからヨレが入ってたのが
今日は微かなオフ

ほとんど暗くてわからんのだけど
いちおうスープの白いのが
なんとか認識でき
じっと見てると
どうも綺麗に左から右に順番に割れてくような気がするなあと

フト気が付いたら

ウェットに着替えて
浜でストレッチして
パドルアウトしてるヲレがいた

 

これはスローシャッターで撮ってるので
そこそこ波が見えますが
実際は目が悪いこともあって
ほとんど波が認識できません
だからパドルアウトしてる時も
昨日と同じぐらいの波だと思ってたし
テイクオフしても
ちょっとダンパーっぽくて
なかなか抜けられないなあと
何本もコケた

でもってちょっと明るくなってきて
なんとか波が見えるようになったら

うわ〜
なんだよコレ!
昨日よりサイズあるじゃん
つーかもしかしてメチャクチャ調子良いんでないの?

コレは前が閉じますが
このあと滑った3本は
スーパーファンウェイブ
サイズこそ胸ぐらいだけど
面も綺麗だし
レフト方向に
適度にホレてロングライド
ヲレにしてバックサイドで3発も振れちゃいましたぁ

本日はYUの7'11"使用です

ヒューマン消波ブロック隊員も
よくわからん中で
するするっとアウトに出れて
気がついたらコレ

うわ〜!
横に滑ってるよ!!!!!
やったぜ!
でもちょっとぎこちない

じつは同じ波にヲレもパドル開始してて
どうせ消波ブロック隊員はコケるだろと
タカをくくってたのでしたぁ


でもって案の定コケた

ぢゃ
ヲレが後を引き受けます

と思ったら閉じた
つーか
本当は
消波ブロック隊員のテイクオフ位置が正しくて
ちゃんと滑れてれば
至福の瞬間を味わえたのです

波乗りの社会は
まだ大して乗れないヒトとか
テイクオフでやたら乗り遅れるとかしてるヒトは
ナメられて
へーきで前乗りされます
隊員もさらなる精進をして
ナメられないようなヒトになりましょう

 

消波ブロック隊員@ありえない場所&体勢

こうゆうコトを繰り返してると
ナメられるワケですね

 

イチロヲ@ヨレた小さいセット

う〜ん
調子良いなあ
こんなことなら
全員(IC、隊長、シゲさん)叩き起こしてくりゃ良かったなあ
あまりに暗かったので
ぜったいイヤな顔すると思って遠慮したのですが

「悩むくらいならパドルアウトしろ」by ジェリーさん

 

こりゃスーパーファンデイだよ
と消波ブロック隊員と二人で
ニヤけまくりました

でもってセットのサイズも少しづつアップして
肩ぐらいまで行ったんですが
30分ぐらいして
一本滑ってラインナップに戻ろうとしたら
アウトから今までのセットより1サイズ大きいセットが
メラメラと割れ始めた
こりゃイカンとパドルを加速して
かろうじてスルーしたら
その後ろにさらにデカイのが立ち上がってた
またしても必死でパドルして抜けたら
さらにその後ろにも
さすがに3発で終わりだろ
と思ってドキドキしながら抜けたら
その後ろにまだ続いてた
しかもさらにデカイ
こんなセットの大群今までなかったぞバーローと
ブツブツ言いつつも
だいぶアウトに出てたので余裕で抜けた
したらばさらにその奥に
そしてさらにまた
なんだこりゃ〜
いったいいくつ来るんだぁ〜
消波ブロック隊員とワーギャー騒ぎまくったのだった

「この波はどこから現れたんだ」by ジェリーさん

結局たぶん少なくとも7発は来た
しかも後にも先にもそのサイズのセットはその7発だけ
そしてそんな大群のセットも
もちろん自分らは全部のがして
他に誰もまだ海に出てないので
誰も乗らない幻の7発セットになったのだった

なんだかジェリーさんのストーリーみたいだな

 

はやくみんな出てきてくれないと
ヲレたち二人だけじゃ
全部のセットフォローできませんよぉ
もったいなやもったいなや

と思ってるヲレのココロを察したのか
大焦りで出て来たIC

 

焦っててもストレッチは必ずしてくださ〜い

ドリームコンディションなのに
海に入ってるのは
ヲレと消波ブロック隊員のみ
つーか「消波ブロック」の汚名解除!
「みどりクレヨン隊員」再び!

このインサイドのブレーク
ヤバくないすか?

 

くれよん隊員
うわ〜
コレヤバいよ
乗り遅れて良かったかもよ

 

IC
眠気覚ましの一発をキメる

 

おそいっすよ隊長
はやくはやく

ちなみにICも隊長も
海に入るまでは
ワイドでイマイチと思ってたらしい
ヘタすると別のポイントに移動した方が良いかも、とまで

ところが入ってみたら
全然良いぢゃん、と

「悩むくらいならパドルアウトしろ」by ジェリーさん

 

イチロヲ

ソレ逆だろ!

 

IC@レーストラック

正面はレフトの高速ブレークだった
ヲレとくれよん隊員は
まだ暗いうちにカレントで少し流されて
いつのまにか
ちょっとメロウでライトもある右のピークにいたらしい

さすがのICでも高速ブレークに手こずってたようで

 

イチロヲ

うわ〜閉じるぅぅぅぅぅ!!!

 

イチロヲ

入って1時間ぐらいは
このポイントとしては90点あげても良いぐらいのクォリティだった

 

IC
レフトの壁から下界を見下ろす

 

朝日を背中にあびる隊長@レーストラック

 

IC@パーフェクト高速レフト

 

隊長@ドリームレフト
でもやっぱりズドンと閉じた

 

 

IC
the backside ripping machine

 

みんな見てるよぉ〜
ちなみに左から
イチロヲ、クレヨン隊員、シゲさん

 

イチロヲ
やたらハズレクジひきまくり

 

イチロヲ

こんなのほとんど仲間だけでシェアできるなんて
ユメのようです

最後のコマの左下ショアにいるのは
ゆっくり御出勤のみよっち嬢

 

イチロヲ@ユメ再び

この時点でもまだヒトは10人いないんじゃないかな?
そのうち半分はさーひん部のみんな

 

隊長&イチロヲ
ワンマン・ワンウェイヴを実践す

アウトで見てるのはくれよん隊員

シゲさん
アヴィソによる余裕のセレブリティライド

 

みよっち嬢もセットをゲーット!
ワイプアウトもオシャレです

 

IC
なるほどそう行くわけか

 

イチロヲ@小確幸

 

IC@クローズセクション
それにしても前が閉じるのが多くなってきた

 

IC
knocking at the back door

 

カズさん
だいぶ西風が上がってきましたね

 

IC
またしてもクローズセクション

 

珍しいシゲさんのレフト
でもこの波はショルダーがのびなかった

 

イチロヲ@クローズセクション

 

入水から2時間半
もう腕が廻りません
カラダ壊れそうなほど滑り倒しました
こんなことなら昨日海はいらずに寝てりゃ良かった

つーわけでフォトグ様とカメラを交代
ちなみに潮が下げに入って
ちょっとワイドになって来ました
風も上がってます

 

隊長
良いセットですね

 

本日の和菓子系

 

三色団子
隊長は定価で買ったことが
どうにも納得いかないらしい
いつも半額ですよぉ、と

 

みよっち嬢

既にヒトは半分ぐらいに減りました

 

 

みよっち嬢

アウトの面がかなりザワザワしてきてます

 

 

フォトグ様

う〜ん良いじゃないですか

 

 

カズさん
風でかなり面がヒドイことになってます

 

 

フォトグ様
一本乗るごとに面が荒れていきます

 

とうとうカズさんも撤退
セットのサイズはまだまだ充分なんですが
とにかく風が

 

フォトグ様
BBは風の影響を受けにくいようで

 

みよっち嬢
苦労しながらなんとかメイク

 

そしてフォトグ様も撤退
そしてとうとうみよっち嬢の完全貸しきりとなったのだった
太平洋ひとりぼっち

 

セット全部独り占めだわよぉ!

 

それにしても凄いタフな女性です
既に4時間近く入りっぱなしなんすけど
まさしく「爆裂ガール」の名に恥じません

 

うふふふふ
ナニかとてもうれしそうなIC

 

みよっち嬢
とうとう撤退
お疲れさまです

 

ぎゃぁ〜
突如悲鳴が上がった
どうやら強風で煽られて
テトラの段差を乗り越えられないらしい
助けてぇぇぇぇぇぇえぇぇ!!!!!!
早く早くぅ!
早くきてぇぇぇぇぇ!!!

 

そして撤退したみよっち嬢が広げたのがコレ
わわわわわわわわ!!!!
イナリと海苔巻き!
きゃぁぁぁぁぁぁ
コレいただけるんすかぁぁぁ????

右のまな板上にあるのは
カズさん持参の地元ナシ

 

そしてみんなでピクニック気分でいただく
ピーカンの中とてもおいしくいただきました
みよっちさん
カズさん
どうも御馳走様でした
またお願いしま〜す

 

結局ココでダラダラとおしゃべりして過ごし
風が落ちないので撤退しました
IC、隊長、シゲさんは
ポイント変えてもう1ラウンドしたみたいですが
ワイドでイマイチだったと

はぁヲレは後味も良いまま
シアワセな1日を送れて
カミサマとさーひん部のみなさま
そしてフォトグ様に感謝いたします
来週もまたヒトツ
よろしくお願いしたいところであります

 

ところでIC
さっきナニをニヤニヤしてたの?

ダメ!
教えない!
トップシークレット!
ヒミツだよ〜ん!
ぜったいレポートに書くなよっ!
わ〜ったな!

 

う〜ん
言いた〜い
書きた〜い
破裂しそ〜う

仕方ないから
どうしても知りたいヒトは直接ICに聞いてくださ〜い

 

来年はさーひん部で海外サーフトリップ行くぞ〜!
お〜!

 

 

 

P.S.

タイトルバックにも使わせていただいた
ジェリーさん
の本
「SURF REALIZATION」
最初は高いなあと思ったんですが
やっぱりジェリーさん信者としては
高いなんて言ってられんでしょ
発売と同時に購入
ゆっくり読もうと思ってたんですが
面白くてドンドン読み進み
3日で822ページ全て読破してしまいました
ジェリーさんのストーリーテラーとしての才能は
波乗りの才能にも匹敵するぐらいなんじゃないかと
とにかくリアル
今まで読んだ数少ない波乗り関係の読み物の中でダントツにリアル
そして文句なく凄い経験の物語
パイプラインでセットを喰らうシーンとか
まさしく手に汗にぎって読ませていただきました

でもってせっかくだから
自分にとってのジェリーさんのお宝たちと一緒に写真に収まってもらおうと思ったわけです

 

蛇足ながら説明いたしますと

1.SURF REALIZATION ジェリーさんの本 まるで辞書みたいでコロんとしてかわいいです
2.YUシェイプによるロペツ7'2"ファンボード "チーター"
3.YUシェイプのジェリーさんとデイヴ・カラマデザインの非対称ウインドサーフィンウェイブボード(15年以上昔の板)
4.マウイのパイアにあった、今はなきジェリーさんのサーフ・ウインドショップ "NORTH SWELL" のステッカー
5.3の非対称ボードの前にYUに削ってもらったロペツテンプレートのウェイブボードについてたフィン(ロペツロゴ入り)
6.言わずとしれた Gentem TT ソフトフレックス ロペツモデル(?)
7.NORTH SWELL で購入したロペツロゴのTシャツ
現在手に入るロペツロゴだけのデザインじゃなくて
SURF & SAILING EQUIPMENT MAUI,HAWAII の文字入り
8.NORTH SWELL のスェットシャツ
なるほどお店は
ロペツとデイヴ・イジーのダブルネームだったんだ
NORTH SWELL 関係は20年前に初めていったマウイで購入

ジェリーさんの本の日本語版は
本人も横乗り全般のディープな世界にどっぷり漬かってて
なおかつジェリーさん本人と
その廻りの人々とも親交が深い
岡崎友子さんの素晴らしい仕事のたまものです
波乗りやスノーボードのこと何も知らない
青っちろい顔した本職の訳者さんに仕事させなかったのは大正解でございます

ちなみにジェリーさんの本の巻末年表に
ウインドサーフィンショップ「NORTH SHORE」ってありますが
これは「NORTH SWELL」の
間違いなんじゃないでしょうか?
てことはまた1ドル寄付?

てなことはどうでもよく
この本はまさしく全サーファーの
いや外で遊ぶのが好きな全てのヒトのバイブルたりえると思います

じゃ友達に借りようとか
図書館にリクエストしよとか言わずに
ぜひ一家に一冊買ってください読んでください
「悩むくらいならパドルアウトしろ」by ジェリーさん

そうそう
ジェリーさんの本読んでて
この話ってたしか昔サーフィンの雑誌に載ってたよな
と思って発掘してみました

 

1996年サーフィンワールド1月号

ジェリーさんの本の内容とは直接関係ないけど
ジェリーさんを精神世界という観点から取り上げたコラム
まさしく TAO of SURFING

 

2001年 サーフィンワールド8月号

ジェリーさんの本の「宝の島」との連動記事
まさしく夢のような宝の島へのボートトリップ

 


1995年サーフィンワールド5月号

トウインサーフィンのもっとも初期のころの記事
この写真はジェリーさん
最初は日本ではパワーサーフィンと呼んでた
その後、ストラップサーフィンになりトウインになった、と思う
「トウインサーフィンの夜明け」と連動

 

2000年サーフィンライフ12月号

約束の地「G-LAND」
今回はジャパニーズソウルサーファー千葉公平氏と共にした旅となった
「G-LAND」と連動(してないかな?)

 

その他にも「1マイルものロングライド」と連動する S-TURN の記事も
どこかにあったハズなんだけど
発見できず
その他にジョーズの写真集とかも紹介したかったけど
それはまたの機会に

 

 


最後に一言
「早起きは三文(セット3本分)の得」

 

 

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