11,12.Oct.2008

 

このところの極端な波無しで
もうヲレの波乗りシーズンは終了なのか?
さーひん部としての活動も
これをもって本年打ち止めなのか?

と思っていた

もちろん
これからがシーズンだろ
日本海の!
という一部の部員もいるワケですが
寒さに弱いオヂサン的には
もうそろそろ雪山へ向けての準備期間としても良いかな

と思っていた

 

したらばだ
こうきやがった

 

うわっ!
なんぢゃこりゃ!
ほんとかよ!

とビックリマークだらけになりつつも
こりゃ行かねばなんめえ
どう?
さーひん部のみなさま?

 

 

 

11日

はっきり言ってまだだった
つーかホントに明日来るのか?
本来なら今日既に
なんらかのお達しがあってしかるべきぢゃないのか?

 

なすすべもないほどの膝波
引きにかけてちょっとだけマシになったものの
だんだん不安になってきたのだった

 

撤退後に撮影したいつものポイント

セットでかろうじて腰ぐらい
ヒトが増えるとともに
ワイドかつヨレヨレになってしまった

まあそれでも
このところの
極端なほどの
湖状態からすりゃ
遥かにマシと言えるのか?

う〜ん
でも明日はちょっと期待できそうにないかも

ちなみに本日のさーひん部は
ヲレひとり
カズさんは海に来たものの
あまりのナサケナサに
そのまま裏ヤブ方面へ宝の発掘に向かいましたとさ
でもってそっちは大収穫だったらしい

 

 

 

12日

 

アサイチ
いつものポイントに来ました

う〜む
またしても唸ってしまった

昨日よりゃかすかにマシ
と言っていいのか?

ヒジョ〜に暗くなりつつも
一緒に海に向かっているハズの
ICと隊長に連絡してみた

「いつものポイントですがぁ、限りなくフラットに近いっす」
「ダメですか?」
「まあ昨日よりはかすかにマシと言えなくもないと言えなくもないと言ってよいかも」
「もしかしてアノあたりとかの方がマシなんじゃないかなあ?」

じつは昨日は
さーひん部のシゲさんから
別の場所でかなり調子良かったという情報をもらっており
東ウネリだとやっぱりアノあたりなのかな、と

「ぢゃヲレたちはアノあたりをチェックしてみるんで
イチロヲさんはそこで待機しててください」
「へい、わかりやした」

10分後

「え〜コノあたりですがぁ
全然サイズありま〜す
セットで肩は楽勝でありま〜す」
「マママ、マジすか?そっち行きます」
「でもヒトどんどん増えてきてま〜す」
「見てから考えま〜す」

なななんと
数百人は1ピークに固まっていた
でもよくみると全員羽根が生えてるんですけど
しかも空中に浮いてる人もいるんですけど

漁船が近付いて大騒ぎする羽根の生えた人々

 

とりえあずヒトは多いけど入ってみることにした
なんだよやっぱり湖ぢゃん!

左から隊長、IC、イチロヲ

 

ちょっと遅れてカズさん到着
左の女性は知らないヒト

でもやっぱり湖ぢゃん!

 

 

 

と思うだろ

ばぁ〜ん!
どぉだぁぁぁぁぁぁぁあぁ!!!!!

セットで肩
時々アタマぐらいのも
メロウで途中からキュンとホレる
ワイド気味のもあるけど
キレてるの多数
ロングライド
面ツルツル
ありえないほどシアワセ

 

え〜
今回もまた
ツマンナイ写真ばっかりしか撮れませんでしたぁ
たぶんミナサンにおかれましてわ
とても余裕ぶっこいて見ていることわできない画像ばっかりだと思われますので
こっから先は見ない方が良いと思いま〜す

画像はユルくて長い壁の上で
鼻歌うたうヲレ
ふんふんふぅ〜んと

 

バレルインまであと3センチ?
IC

 

イチロヲ
コレはワイドに割れましたが
綺麗にショルダーが張るセット多数
久々の超ロングライドも出現しました

3枚目ぐらいまでは
なんとか抜けられるかな〜と思いましたが
4枚目でいきなり目の前がヒラヒラしだして
一気に目標離脱に転換
そしてズドーン
あぶねえあぶねえ

 

ICもワイドに手こずる?

 

イチロヲ
コレ、ライト側に行ってればかなり調子良かったんじゃないかしら?
極端な東うねりで
ほとんどレフトにしか行けない波だったので
ライト側に行くという意識が最初全然ありませんでした

 

IC
あいかわらずバックサイドキレキレ

 

イチロヲ
さっきのセットで思い直してライトへユク
にしてもツルツルだと思いませんか?
ウフフフフ

ジツワやっぱり目の前がピラピラしてきたの見て
居ても立ってもいられずに
プルアウトしちゃいました
でもコレ見たらまた悲しくなりました
またしてもICに怒られそうです

 

カズさん
果敢にもライトへ攻める

 

隊長
グーフィーフッターとしての意地を見せる
トリャー!
最後のコマなんて良く見るとスゴイですよ
ちゃんと視線はボトム向いてますもん
足も板にぴったり乗ってるし

 

イチロヲ
コレも7コマめでボトムターンの体勢でまだ先のセクションを目指してるんですが
8コマめでやっぱりピラピラが目に入ったらしく9コマめで思いっきり離脱方向
そしてここに載せてないさらに次のコマで全部ドカーンと落ちます

 

カズさん
再びフロント側を果敢に攻めるも
やっぱり閉じましたね

 

 

IC
波が調子良いので
かなりキワドイリップを連発してました

 

IC
コレもギリギリ

 

IC
少しだけ波がヨレてきたカンジですかね

 

ちなみにイチロヲはヨレヨレのフルスーツのタメなのか
たんに加齢で寒さに弱くなったタメなのか
1時間ぐらいして
ちょっとセット間隔が長くなり
じっと波待ちしてる時に
フト「もしかして寒い?」
と気が付いた瞬間から
もう全身震えがとまらなくなり
はやく1本セットを乗って上がりたいとだけ思ってまして
このICのシークエンスあたりでは既に上がってると思います

もちろん3人はまだまだ入ってますが

このあと自分も撮影班に廻ったのですが
あまりに寒くて
最初Tシャツの上にダウン着てたんですが
それでも寒く
さらに薄手のフリースを中に着てちょうど良いぐらいでした
フォトグ様なんて膝掛けもしてグローブまでしてましたから

みんなこんなクソ寒いのに良く入ってられるよなあ

 

またしてもバックサイドリッピングマシーン状態のIC

 

隊長のバックサイド
めずらしく調子良いライトのブレーク

 

IC
テイクオフ直後にショルダーにいるヒトが視界に入って
一瞬躊躇したカンジですが
もしそれがなかったら
パーフェクト10ポイントライドになったんじゃないでしょうか?
ちなみに後ろの波がコレまたパーフェクトですね

 

カズさん
ありえないほど良い波のロングシークエンス
泣けます
サイコーです

隊長
これまたパーフェクトレフティーですね
もしかしてトップへ行かずにカッ飛んでたら
バレルインして抜けられたんじゃないすか?

 

隊長のマニューバー
フレームアウトしててスミマセン
コレもヤバイぐらい良い波

 

ICのライトハンダー
サイズは大したことないけど
こんな綺麗なシェイプの波
伊良湖エリアぢゃ
そう頻繁にはお目にかかれませんよ

 

隊長とICの波取り勝負
そして軍配は隊長に上がった

 

今度はカズさんとICの勝負
今度も軍配はカズさんに
そしてカズさんグッドウェイブをゲット

最初から人口密度に関するストレスはほとんどなかったんですけど
このあたりからヒトもさらに減って
もうやりたい放題に近い状態でしたね

 

目と目が会えば言葉なんていらない
リップとボトムで愛を育むICとカズさん

 

そしてまたしてもICとカズさんの勝負
今度はICに軍配が上がり...

勝ち名乗りを上げたIC
この後も延々と
ショアまでリップ連発で乗り継ぎましたぁ
連射枚数44枚ですよ!
ありえないでしょ
さすがに多過ぎなので後半全部省略(笑)

 

いちおう1枚だけリッピングを載せておきます
撮ってる方も疲れるけど
乗ってる方も疲れるんでないの?

 

太陽ガンバレー

 

あまりに長く乗り継ぎすぎたため
ラインナップまで歩いて戻るIC

 

レフトのピークからテイクオフしたら
インサイドで前からバレルが迫ってきたカズさん
これ反対からテイクオフしてきてたらバレルイン間違いなしですよ

 

カズさんとはまったく鏡像関係で 反対のバレルに遭遇した隊長
できればバレルに前からすっぽり突入してくれたら笑えたのに

 

ロングウォールのレフティーを滑るカズさん

 

カズさん
さらなる良い波をゲット

 

鳥さんのロングウォール
インサイドで立ってるのはカズさん

 

3つの見るべきポイントのあるシークエンス

1.レフトのロングウォールをクルーズするIC
2.リーシュの切れたヒトのボードを回収して渡すカズさん
3.切り取り線状態で編隊飛行する鳥さんの群れ

それにしても潮加減で多少の変化はあるものの
終止良い波のコンディションは変わらず
サイズもキープ
ここは地形の良さが際立ってるカンジですね

カズさんやっと1ラウンド終了

 

隊長
またしてもクローズセクションに特攻をしかける

このへんでやっと全員1ラウンド終了
隊長もカズさんも寒い寒いと上がってきたけど
ひとりだけセミドライのICは暑いと言って上がってきた
かなりズルイです

自分はアサイチかなり調子良いセットを連発で滑れたんで
もうこれで終了で良いと思ってたんですが
ICは「これで今シーズン終わりかもしれませんからね
思い残すことないようにした方が良いですよ」と悪魔のささやき
あまりに寒くて悩んだんですが
まあICの言う通りだなと
おおむね乾いてきたフルスーツをもう一度着ました

 

イチロヲ
2ラウンドめはチキータバナナで出撃
寒いのと疲れたのでまったく乗れないかと思ったら
いきなりバックサイドの調子良いのを連発しました(画像なし)
でもって途中でレギュラーにも小さいけどそこそこ良い感じのが入るのに気付いて
そればっかり狙ってみました

 

イチロヲ
小さいけど良いシェイプでした
板は全然動かせないけど
パワーポケットはいちおうキープできてるかしら?

 

イチロヲ
1ラウンドで終了しなくて良かったです

 

イチロヲ
かなりシアワセです

 

2ラウンドめを終えて
シアワセな気分で上がる
IC&イチロヲ

太陽が顔出したため
1ラウンドめとうって変わってポカポカで気持ち良かったです

 

マジで予想以上に調子良い波でした
ポイント選択に機転をきかせてくれたICと隊長に感謝です
良い波共有できたカズさんにも
寒い中撮影してくれたフォトグ様にも
感謝感謝です

これで今シーズンの波乗り終了しても思い残すことはございません
シーズンはじめはなんだか波ないなってカンジだったのが
結果的には調子良い波をかなり滑れて
とても良い波乗りシーズンでした
それも全て
さーひん部のみなさんのお陰です
やっぱり仲間って良いなあ
来シーズンも一緒に遊んでください
そしてもちろんその前に雪山でもね

とか言いつつ
波が良くて暖かい日が休みと会えばまだまだ海行きますけどね
とりあえずは休部宣言しても良いかな
もちろん日本海攻撃組のヒトたちはさらなる戦果を期待してます

それでは次回は雪山でお会いしましょう

 

 

 

閑話休題

最近調子よかったモノを2つほど

 

その1

「卒業」Part2
チャールズ・ウェッブ著

図書館の新着コーナーで捕獲
手にした瞬間
だれかカンケーない作家が調子に乗って映画化しようと続編を書いたのかと思ったら
原作者本人だった
「エレイ〜ン!」と叫んで式場からトンズラした二人も
今じゃ二人の子持ち
あれから11年後のお話
(ちなみにこの本は2007年に書かれた)

思えば青春時代
青くさいワカモノのヲレの心にジンワリと浸透した映画だった
もちろん初演は67年公開だからまだ小学生で見てないと思うんだけど
学生時代にリバイバル上映したのをわざわざ映画館に見に行った
テレビでも何度もやってたんですけどね

なによりミセス・ロビンソン役のアン・バンクロフトの色気と毒気にすっかりヤラれて
幾晩もフトンの中で悶々とした記憶が
そのミセス・ロビンソンも今じゃオバアチャン
でも色気と毒気は健在なのだ

原題は「HOME SCHOOL」で当時はやり始めてたらしい
学校という教育制度に納得いかない人々が始めた
「親による家庭内教育」に関するいざこざが主題
でもって今回もやっぱり
ミセス・ロビンソンがその悪の元凶なのであった

う〜む
こんなバアサマいねえだろ
というつっこみは置いといて
1作めと同様に
絶妙なセリフ廻しが素晴らしいです
読んでてだんだんイライラしてくるんだけど
それって作者の思うつぼですな
もしかして「Communication Breakdown」ってまさしくコレのこと?
1作めの映画のセリフもほぼ原作そのまま使ったらしいです
噛み合わないセリフをぜひ御堪能ください

 

 

その2

 

「Water Man」
波乗り系ビデオ
波乗り系映像ダウンロードサイトにて購入
上の写真はジャケットですが
データのダウンロード購入ですので
ジャケットも画像データのみです
DVDでも出てるんだろうけど
こっちのが全然安い
しかもゴミも出ない
今後はこのシステムで充分なんじゃないでしょうか

でもって内容はというと

その前にこのタイトルの Water Man ってのは一時ハヤリましたよね
ちまたにウォーターマンってヒトが溢れかえり
かなり食傷気味だったのですが
そのブームもめでたく収束したらしく
最近はとんと聞かなかったのですが
また出て来たな、と
最初は無視してたんですが
しつこく来るこのサイトの広告メールから
リンクを辿って見たら
どうやら元祖ウォーターマンのレアードが絡んでるらしい、と

でもって内容ですが
JLoことジェニファー・ロペスぢゃなくてジェリー・ロペス
レアード、デイブ・カラマ、ロブ・マチャド、マロイ3兄弟
この7人によるメンタワイボートトリップの記録
これを知った時点で無意識のうちにカートに入れてましたぁ

まあレアードとカラマが絡んでる時点で
おバカかつとんでもなく凄いパフォーマンスは保証されてるわけで
そこへ今が旬(?)のマロイブロス
そしてどうゆうワケだかロビー(マチャド)イチロヲ的フェイバリットサーファーです
そして神様ジェリーさん
そしてメンタワイボートトリップ
悪いワケがありません
海を守ろうっつう有り難い御説教も控えめで
とても楽しませていただきました

レアードによる御馴染みのSUPアホバカアタックもあり

 

そのSUPレアードとトウインロピーのデュアルライドもあり

シビれます

もちろんアホバカ頂点のハイドロフォイルボードも出てきます
さらにカラマは得体の知れない乗りモノにも乗ってます

iTunes の PodCastとしてダウンロードされて
そのままiPodにも転送できます
波乗り1ラウンド終わって休憩中にお手軽に見て下さい
さもなきゃ猛吹雪で停滞中の温泉宿でモーローとしつつてのも良いかも

あ、ダウンロードサイトは自分で探すように
まあそれぐらいはね

 

 

そんでば

 

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