04.Feb.2009

 

どうも最近「今年のお前らアタリすぎだろ!」とか
「そのうちドカンとヤラれるぞ!」とかブッソウなことおっしゃる人が
チラホラみえます
でもそうかなあ?
ヲレたちあたってる?
自分らからするとそんな「アタリまくり」感は全然ないんすけど
たとえば先週のホフク前進訓練とか
他にも、えーと、あの、その、ほらアレだ
、あのね、なんだそのぉ
まあ良いか

 

 

つーわけで今週は再び裏山クラブ活動に復帰
仕事は休んでもクラブ活動は欠席がユルされないという我々
ところがあろうことか先週のゲレンデクラブ活動にてみどりクレヨン隊員改めジャアントロボ隊員が負傷
今週は欠席届けが提出されました
良いのか良いのかそんなことで
ヲレたちだけで行っちゃうよぉ?
アッチとかソッチとかね
まあ天気しだいですけど

 

あ、なんかちょっと?

 

晴れました、ははは

じつは先週のホフク前進訓練の後、カラダは極限まで疲れきり
あやうく隊員全員玉砕するところだったのだが
なんとかミスターアニバーサリーとヲレは踏みとどまり
化学兵器にヤラれた帝王Aも某国のスパイから入手した極秘ワクチンの
おかげでゲホゲホ言いつつもなんとか復帰
そして今週は今シーズンのハイライトのヒトツである「紫」日程
本来ならばテンションMAXで挑まなければ返り討ちにあうミッションである
にもかかわらず体調がイマイチの各隊員の士気は上がりきらず
なんとなくダラけた雰囲気がただよっていた

そこへ先週ヲレたちがホフク前進訓練をしていたちょうどその時
某超有名ジャパーニーズエクストリームスキーヤー様が
我らがカラーガイドの石川テッチャンを相棒に選び
これまたHKBが誇るジャパニーズ超エクストリームルートのヒトツにアタックし
さらにそれをこれまたジャパニーズトップシューターかつフィルマーの大御所が
映像に残すというミッション(長げぇなあもぉ)
が繰り広げられる予定だったのだが
爆撃目標があまりにヤバイ状況であったため
やむなく延期していた

それがなんと奇しくもちょうど1週間後の本日
鼻の穴おっぴろげフンガーフンガーものでリトライするという

なんという奇遇
それヲレたちに目の前で観戦しろってことなんでないの?
と一瞬色めきたった隊員たちであったが
その後の親分からの別のルートの提案にハッと我に返った隊員諸君
冷静にその新たなる提案「ほとんど誰も滑らないルートなんだよね」に一気に総崩れとなったのだった
まあ「誰も滑らない」ってのは実はエグイシュートだからとかでわなくて
そこ滑るなら普通もう一個奥の調子良い面滑るでしょ
ってことなんですけどね

ま、良いじゃないか
ヲレたちそうゆう
「普通それわないでしょ」
とか
「なんでわざわざそこまで行ってそっちなんだ」
みたいないかにもアタマ悪いことがスキなんだよぉ

 

紫だ!歯を見せんなよ歯を!
シブイ顔してろよみんな!
という親分

 

今回自分も緊張してたのか、単にボケただけなのかワカランけど
ベースのスキー場のゴンドラ乗る直前に忘れ物に気がつき
急遽宅配便を要請したのだった
かろうじて間に合ってことなきを得たのだが
前回の「おむすび号ツアー」の時に親分の忘れ物を散々指摘したのを
親分はよほど根に持っていたらしく「コレでヒトのことわ言えんなイチロヲ君」とするどく言われてしまった

 

スキー場トップにて
下界の様子にシビれるボーイズ
親分〜景色カッチョ良いっすよ〜

 

ちょっとちょっと親分ここまで来てナニやってんのよ
「いいから黙っとりんしゃい!」
またしてもヲレにナニも言えなくなった親分である

 

はぁ〜すっきりした
ぢゃ行こうか
「すっきりした」ぢゃないっ!

ちなみに親分のバックに見えるのはフラッグシップ山
こっちから見ると全然ナルナルな山に見えるなあ

 

そうそう本日はジャイアントロボ隊員が欠席の替わりにこのヒトが参加
去年の紫以来の山ピーである
結婚オメデトウ!
これからは山方面は自粛するように!
いいかげんバカなことわやめて良き家庭人となりんしゃい
その代わりワシらが行っとくから、わっはっは!

いかんいつもの調子になってきた
今回はシリアスな路線で行くようにと親分に固く念押しされてたんだった
よぉ〜っし!イクぞぉぉぉぉぉぉ!
今回わマジだぜボーイズ!

 

と気合いを入れた瞬間、本日の爆撃目標がドーンと目に入った
と、とおいっす
マジでアソコまで行くんすかぁ〜

 

振り返れば下界は遥か眼下に

 

気がつけばユーメイな家紋がドーンと近くに
いやいや遠いよ
へは〜

 

こっちを見ればこれまたユーメイなアノ山
その迫力に圧倒され無言のボーイズ
それにしてもあんなとこ滑った人がいるなんて信じられません

 

それにしてもこの山の連なりを見てくれ
いつものフラッグシップからスリーシスターズさらにその北方面の稜線とはまったく違う荒々しさを醸し出している
いつもフラッグシップ方面に登るとその偉容に圧倒されてしまうのだが
こっちの山の荒々しさを見ると向こうはまるで女性的に思えてしまうのだ
とにかく言葉にできない迫力である

 

この尾根は風が廻りこむらしく
セッピが場所によって右にできてたり左にできてたりするので気が抜けないのだ

 

風もなく天気もドピーカンで春のような暑さ
でも一瞬風が通ると一気に冷えるんだよなあ

 

だいぶ来たなあ
と思って前を見ると
げ!
ナニが「だいぶ来たなあ」 ぢゃ
全然近づいてね〜じゃん
写真だとすぐそこに見えるけどめちゃくちゃ遠いぞ
とにかく目をあげると目標が見えてて歩けども歩けども近づかないので
なるべく見ないようにしようと
ちなみに自分ら以外にはこっちに登ってくる人は誰もいません

 

きっとみなさん向こうのフラッグシップに登ってんでしょう
それにしてもなだらかに見えるよね
こっちの山との違いに注目
ところでテッチャンたちはアタックしてるのかな?

 

おっ!あんなとこ滑ってる人たちがいるぞ
もしかしてテッチャンたちまたコンディション不良で予定変更した?
「でもあそこ降りちゃうと大変なことになっちゃうんだけどな〜」
「テッチャンなら知らないハズないしな〜」
「あれじゃ遭難モノだよ〜」
by親分
(注:テッチャンたちではありあませんでした
テッチャンたちは見事目標攻撃成功しました
おめでとうございます)

 

他人の心配してるバヤイではない
とにかく進もう

 

おおおおお
とうとうです、やっとです、近いです

 

見上げれば家紋が
すげ〜迫力
「家紋が近くにカ...」

コラっ!
今ツマンナイだじゃれ言おうとしてただろイチロヲ君!
今回はマジ路線なの!

うっ!
言いたい...
なんだか気持ちよく屁をここうとした直前とめられた感じ
く、くるしい...


くだらんコトは正味置いといてだ
ヲレ最近になって少しはHKBのことわかってきたかな?とか思ってたけど
とんでもない間違いでした
完全に未知の領域です
こんな凄いロケーションがあったとは恥ずかしながらまったくシリませんでした
コアな人々がHKBにテッテーテキにハマっちゃうワケがオボロゲながらわかったような気がします
イヤ「まだまだわかってないような気がします」 だな

 

ガンバレ〜もう少しだぞ〜

 

かなり近づいたとは言いつつ
じつは最後の最後が登りの核心部の急登
既にヘロヘロになったカラダにむち打つような仕打ちである

 

シール隊について行くのはキツイです
とにかく一歩一歩登るしかない
ゆっくりでも歩き続けよう
この一歩一歩がヲレたちの人生なのだ
いつかは着くだろ

 

うっわ〜スゲ〜!
この超巨大なボウル滑りてぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
まあ普通の人はきっとそう思うだろ
もちろんヲレたちもそう思う
でも

 

滑るのはコッチなんだよぉ!
え?
マジで?

 

こんなとこまで来て冗談言うと思ってんのか!
さっさと準備しんしゃい!
さもないとコレにモノを言わすぞ!

 

 

うへ〜い
了解です〜
つーかクソ寒いんだけど
撮影しつつ指が凍傷になりそうでしたぁ

 

ほんじゃまあこっから行くから
ついてきんしゃい!
ただし一人づつな
でもってエッジ抜けたらシヌから
それわ間違いないから
でもって助けにわいけないから
そ〜っとトラバースしときんしゃい!

 

うへぇぇぇぇぇマジかよ

 

はぁ〜い!
「はぁ〜い」ぢゃないっ!

 

ごっつぁんデス
やってるバヤイか!
あぁぁぁぁ指が凍るぅぅぅぅぅ!!!!

 

帝王A

 

山ピー

 

ミスターアニバーサリー
ダメだって下見ちゃ緊張するから

このトラバースはマジでピリピリ来ました
ちょっとだけチビっちゃったかも

 

はい!
ぢゃこっから本番で〜す

す、すげぇぇぇぇぇ!!!!!
去年の紫の時の比じゃないっす!
今までのツアーの中で一番スゴイ斜面かも

 

この下のノドの部分がつながってるかが一番の心配だった親分
大丈夫で〜す
慎重に落下しちゃってくださ〜い

 

 

うぉぉぉぉぉぉ
ユクぞぉぉぉぉおぉぉぉ!

このヒトがファーストで落下するツアーは必ず成功するというジンクスができあがった帝王A
ちなみに今回はコスチュームがいつもの帝王ファッションと違うことにお気づきであろうか?
でもほんとはリアルファンクで鼻歌まじりに紫をこなしたかったという帝王Aである

 

え〜
この先
見ていてキブンが悪くなる(いろんなイミで)ヒトもいると思いますので
とっとと寝ちゃった方が良いかもしれません

 

「慎重に来んしゃい」
という親分の忠告を無視して
ドバドバにイッちゃった帝王Aである
カッチョ良過ぎだろ!

 

山ピー

 

ミスターアニバーサリー

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親分の後半部

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以上が第一ピッチ
本日の核心部でした

 

あとはダルダルかと思ったら大間違いだぞ
去年のナンチャッテ紫は
出だしこそ今回に匹敵するほどの急斜面だったけど
第二ピッチ以降はメロウな面になった
でも今回はアベレージで超急斜面が延々続くのだ

 

ドバーっとイッちゃってください!

 

ミスターアニバーサリー
ホントはまだまだ延々連写が続くのだが
マジでみなさんこの先見てくれなくなりそうなので
このぐらいで勘弁してあげます

 

山ピーの第二ピッチ後半部

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帝王

 

親分
まったくもって
シビれまくるシュートです
雪質・斜度・ロケーション・幅
言う事ありません
唯一残念なのは
まわりがあまりに切り立ってるために
光が届かず
良い写真にならなかったこと
でもそのお陰で柔らかい雪なので文句は言えません

 

以下
第三ピッチ

帝王

 

山ピー

 

ミスターアニバーサリー
ゴッツァンです

 

さらに第四ピッチ

 

ミスターアニバーサリー
そろそろ夜道は気をつけた方が良いかもよ

うまく見れない場合は以下をクリックしてください
YouTuneリンク

 

山ピー

 

帝王

 

親分

 

わははは

次イキますか?

第五ピッチ
つーかいつまで続くんだよ

 

ご安心あれ
そろそろ始まりましたよ

 

と思ったけど
まだですか?

 

もう飽きました

 

ぢゃアイスクライミングでもヤリますか?

 

 

ま、紫ってことで
いちおういろんなアブナイ道具もってることだし
いちおう使ってみますか

 

こんなカンジでどうかなぁ?

 

てめえヤルかコノヤロ!
ガスガスグサっ!

 

来ましたよ
そろそろ足腰ガタガタです

 

うわわわわわわ!!!!
ヤバイ!
親分が流された〜!
ウソぴょ〜ん!
デブリ畑をむりやりスキー履いたまま越えようとして思わずダンスしちゃった親分
だからおうちゃくすんのはヤメなさいっての

 

またまた楽しいアトラクションが

 

うわ〜
ナンかが引っ張ってるよ〜

地底生物に右手を喰われそうになる帝王であった

 

そしてカーテンコール

 

すでに夕闇がすぐそこまで

 

 

ということである
今回の紫ツアーは
今まで自分が参加したカラーツアーの中でも
ダントツのタフでシビれるロケーションで凄い斜面でした
こんなルートを的確に安全にガイドしてくれた親分
そしてそういうルートを切り開いてきたカラーのガイドおよびその廻りの人たちに
心から感謝します
そしていつも一緒に行動してくれる仲間にも感謝
ジャイアントロボ隊員も次はまた一緒だ
もうナンチャッテとは言わせんぞ!


スゴ過ぎだぜ
HKB
サイコーだぜカラースポーツ!
イェェェェェェ!!!!

 

P.S.
いまだにカラダボロボロです
インフルエンザにかからないようにと
必死の防衛網張り巡らせてます
ちなみにカラー周辺
極悪菌蔓延中です御注意ください

 

 

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