23,24.Jun.2009

 


上がって下がってまた上がるぅぅぅぅ〜
ナニがって言うと
前線が

梅雨時は一般的に波がないと言うけれど
前線の上がり下がりによって一瞬よくなることもある
前線上を低気圧が伝って動いて行くとなお良い

低気圧伴った前線が上がると南寄りの風が吹いて波も上がる
ただしジャンクな風波
その最中は波乗り的には調子良くない
でもって前線が下がると北寄りの風に変わって波が整う(可能性が高い)

 

まあ我々を見放した神様のことだからまったくアテにはできないのだけれど
この火水にあわせて上下運動が起こる予定らしい

 

 

23日

夜中にGロボが我が家の前に到着して爆睡してたのを3時半に叩きおこして出発
Gロボは来る途中の峠道でスーパー豪雨に遭遇してかなりシビれたらしい
海への道のりもやっぱり雨です

 


去年の秋以来のみよっち嬢とカズさんと
さ〜ひん部Pで待ち合わせ
ある程度想像してたけど想像以上にハードな海であった

そこへ
Sカー軍団と行動してるシゲさんから連絡があり
「某Pにて調子良いのが割れててしかもまだ全然人いないので入りますっ」
と焦っている声がした

ど〜しようかな〜こっちでもヤレないこともなさげだけど
ちょっとツライかな〜
移動しようかな〜
と悩んでるうちに
用事があるので超アサイチだけで帰るらにゃならんというみよっち嬢とカズさんが撤退

じゃあまあダメもとで移動してみますか

 

某ポイント到着

う!
こ、これわ!

既にSカー軍団は入水
セットで頭オーバー
ツルツル
ちょっと高速だけど選べば充分抜けれる
ただしブレークはちょっとキョーレツ

ゲティングアウトもキツそうで
まだあまり慣れてなさそうな人はアウトに出れずに敗退してる

これは久々にシビれる波に乗れる?
でも待て待てGロボが一緒だった

う〜ん

一瞬Gロボの後頭部に水平チョップ喰らわせて
気絶してる間に入水しようとしたけど
オトナなヲレはかろうじて積みとどまった

たぶんここよりはGロボでもヤレるだろうと思われるメジャーPへ向かってみることにする
後ろ髪ひかれまくりだけどな

てな感じで頭の中がグルグルしてたので
シゲさんたちのスーパーライドを撮りそこねましたぁ
スミマセ〜ン

 

 

メジャーP到着


アウトでかろうじて肩アタマサイズが時々割れてる
到着時2名ぐらいロングがアウトにいたけどすぐインサイドに戻った
よってアウトは無人

インサイドは肩ぐらいでホレててショートが30人ぐらいロングもチラホラ

よってイチもニもなくアウトに向かう

 

堤防脇の反則ゲティングアウトへ向かう巨人と小人

なにしろ頭サイズのセットも割れてるんだけど
一発も波かぶらずにアウトまで行けちゃうのである
ここでいつもやってたらパドル力はイマイチつかないんではなかろうかと


ちなみにGロボには

「オフ気味の風も吹いてるし
もしかしてカレントもあるかもしれんので
インサイド寄りにいた方が良いよ〜ん」

とオトナなヲレはご忠告さし上げた


たしかにセットな波はアウトで割れるんだけどチョ〜ピンポイント
一瞬ホレた直後にジョワジョワとブ厚くなっちゃう
なのでロングでも猫の額ぐらいのピンポイントにあわないとテイクオフできない

このありえないほどダラダラの波も
テイクオフ時は後ろの波のような感じだったのです

なるほどそうゆうわけでロングもみんなインサイド寄りにいるわけだ

でもかろうじてテイクオフしてミドルをガマンすれば
ショアまで乗り継げちゃう
インサイドのショートの密林を抜けるのがシビれるけどな

でもって浜に着いたら堤防脇まで歩いて楽勝ゲティングアウト
ヲレってこんなことしてて良いのかな〜と思いつつも2本ほど繰り返したりして

 

コレ逆だよな〜
でもどうせすぐ厚くなっちゃうのだ

 

なんじゃこりゃ

 

方向は合ってるけどバッシャンで終わった

 

実は昨日までフォトグ様は南の島へダイブトリップに行ってきたばっかりでお疲れ
よってほとんどワケわからん写真しか残ってませんでした

一本スゲー調子良いアタマサイズで壁が伸びたセットをやっつけたんだけど
ちょうどその時寝てた、と
偶然目がさめたらその最後だけ目撃した、と

でもってインサイドで全然調子でなかったらしいGロボは
ヲレのその一発を目撃して
矢も盾もたまらずアウトに来た

「あら来ちゃったの?まああんまりアウトに行き過ぎないようにね」

でもその後も結局1本も乗れずに撤退を余儀なくされたらしい

 

こうゆう意味不明な写真が
シークエンスじゃなく1枚だけあったりした

にしてもインサイドの人の波はかなりヲレ的にはイヤです

結局アウトにロングが4、5人出てきてたけど
後半どんどんコンディションを落としました

でもまあシビレルほどのはなかったけど
ヲレ的には充分満足いたしました
ここ的には人も少なかったし

 

メジャーP併設の施設を見学する

「ヲレコレが欲しいです」
by Gロボ

 

ブハ〜!

塩水での鬱憤を泡水で解消しようというGロボ
運転手はヲレなのでご心配なく

 

 


ヲレは充分満足したのだが
Gロボはどうにも納得がいかないらしく
もう1ラウンドやりたいと言う
でも風(南西)上がってっからなあ

シゲさんに連絡してみると
ちょうど1ラウンド終わってメシ喰ってます、と
シビれまくりましたぁ〜
と声がうわずってる

ぐぞぉぉぉぉぉぉ

全然パドルしてなくて疲れてないというGロボは
「巻かれまくっても良いからパドルしまくりたい」
と言う
じゃシゲさんたちが入ってたポイントへ行ってみようと

 

 

再び某ポイント到着

 

サイズはまだそれなりに残ってるけど
やっぱ風でヤラれまくってる
どう考えてもツマンナイ
しかも人も多め

よってダメもとでいつものポイントへ戻ってみた
でもやっぱダメなものはダメ
Gロボは鼻の穴おっぴろがって相当やりたそうだったので

「ヲレは見ててあげるからパドルしてきなよ」

と言ったら何故かシュ〜ンとシボんだ

じゃ替わりに散財攻撃して鬱憤晴らしたいというので
スポーツ量販店に行って吊るしのロンスプ探したけど
巨人サイズは皆無
なにしろポンニチXXLでも小さいと言うのだ

あんたねえソレアメリカの量販店行かないとダメなんでない?

 

 

某ポイントにてスマトラ帰りのAさんに会う

Aさんがスマトラ用に作った板を拝見した

キーワードは

「気」
「シングルフィン」
「ソフトウイング」
「'70sテンプレート」
「3ストリンガー」

見ただけでシビれます

波乗り界の志村ケンさん(おこっちゃヤ〜ヨ)から「コレしかないだろっ」と熱く語られ
どう考えてもスマトラ的には短い気もするのだが
その魂のこもった説得にダマされ
もとい納得し
いつのまにか手にしていた

で、結局スマトラは
サイズ的にもの足らないアタマオーバーぐらいだったのだが
それが幸いして(?)この板でニアス(!)のディープチューブに
ズッポリ包まれて
きたそうな

ヲレには世界が違いすぎてウラヤマシイとか言えません
ただただ聞き入るのみです

ちなみに価格もお聞きしましたが
そちらも世界が違いすぎました


前回予告いたしましたシゲさんの謎のマシーンのベールを剥ぐ

デッキのレイルコンケイブもテイルの独特な形状(最近流行り?)よりも
画像ではよくわかりにくい凄さが!

見よこの諸元!

シゲさんコレショートボードじゃないすよ〜

ちなみに謎のマシーンも価格を聞きましたが
こちらも違う意味で世界が違いましたぁ
さすがシゲさんです〜

にしてもテイル寄りに
角ばったブブンが一杯ありますがぁ
なんだかシラナイ間にまあるくなってそうですな〜

 

 

つーわけで今晩Gロボは我が家に滞在
泡水好きのGロボであった

画像は我が家
ではなくて街のパスタ屋

久々に外で飯喰って腹が割れそうです〜

そんなこんなで夕方から前線が上がって天気悪化

 

 

 

24日

 


暗いうちから雨ダーダー

でもって日中にまたしても前線が下がるという
昨日よりちょっと時間帯は遅いけど同じ感じ
ただし低気圧は夜のうちに通過してないので波はそんなないだろうと

 

いつものポイント到着

雨どしゃめしゃ
セットで腰
ヌルヌルの波
でも面はツルツル

ロング2名、ショート1名、BB1名
入水してった

コレGロボに最適な練習コンディションじゃん
と振り返ったら
助手席で気絶してた

お〜いと呼んだけど
ちょっと寝ます〜

なんだかなあ
昨日あれほど鼻の穴おっぴろがっちゃってたのになあ
パドルトレーニングだけでもしなくて良いのか〜?

と言いつつヲレもまるでヤル気になれない波
少なくとも潮が下げてくればヤレるだろと車待機

30分ほどしてちょっとだけ良くなってきたので
爆睡中のGロボをそのまま放置して入水した


車で見てたのより充分調子良い
もっと早く入れば良かった

しばらくしてGロボも来たけど
一緒に東風もやって来た
みるみるうちに面が荒れてきたけど
波のサイズもちょっとだけ上がって楽しい
なにしろ遠くにロングが1名、インサイドにショート/BBが4名のみなのだ
デカめのセットとりたい放題


しかしながら風はガシガシと上がり
浜から流れ込んだ赤土で海もまっ茶色
加えて目も悪いので波が全然判別できん

冷静に考えてオフに振れるだろう風を待った方が良いな
と一旦上がる

どうやらGロボは1本だけ調子良くロングライドできたようで
メデタシメデタシ


ちなみにこの間
雨がドシャメシャ過ぎて撮影ありません

 


車でウトウトしつつ延々待てどもなかなか風も雨もやまない
1時間ぐらいたったころか風が収まってきたのに気がついたので
ヤルことにする

面もだいぶ落ち着いてきた
サイズは腰ぐらいか
でも潮が下げてワイドになってきた

まあこの波ならGロボが借りてる緑のアレで遊んでみてもオモロイかな

 

 

緑のアレと共に海に向かうヲレ

あれ?全然波ない?
人も全然いない

 

いやいやちょっとだけ良さげですよ

にしてもこの緑のアレ、短いです
6'0"ってことなんだけどフィッシュだからなあ
テイルの谷間までは5'6"ってとこ?

 

アウトのラインナップについてびっくり
全然サイズあります
肩は充分ある
しかもツルツル
でも高速

乗れるヒト的にはこの板にピッタリなのかもしらんが
いかんせん初めて乗る板、形状、短さ
全然乗る位置がワカラン

何本もおいしいセットに乗り遅れ
コレはオフの風のせいなのかと思ったら
どうやら後ろに乗りすぎてることに気が付いた
ほとんど目と鼻の下にノーズが来るイメージでちょうど良いらしい

 

 

でもってテイクオフしたのがコレ

ボードのことが気になってよくわかんなかったんだけど
うわ〜こんな波だったのかよ!
なんだよ〜グラスラヴみたいぢゃ〜ん(「ここまでは」と言っておく)

ぢゃ続き見てみますか

 

レイトでノーズが刺さらないかドキドキしたけど
刺さらん
つーかあるべき場所にノーズがなくて(ロング/ファンボーダー基準)頼りない

おお!と感動して
ぢゃターンだ
後ろ足をこうグイっと...

あれ?なんぢゃコリャ!
土踏まずがフィッシュの谷間にあるやんけ〜(後ろすぎ)

うわ〜
となんとか後ろ足を前にズラそうともがくヲレ

ズルっ!
後ろ脚がテイルから落ちて尻餅つくヲレ
どば〜ん!

 

なるほどねえそうゆうことか
とイロイロなことを学習したけど
いかんせんコンディションが
今のヲレと緑のアレの組み合わせに対してタフ過ぎ

 

もう1本だけいちおうテイクオフしたけど
ワイドでドーンとイキ
スープでむりやりターンだけした

 

ここで冷静なヲレが現れ
この波でこの板で遊んでるバヤイぢゃないだろ7'11"出さんかい!
こんど膝腰の優しい時にまた貸してくれ>Gロボ

 

んなワケでいったん上がる

7'11"出そうとしてるとこに隊長登場

別のポイントで1ラウンド
床屋(?)でもう1ラウンドやった
と言う

アサイチは良かったけどすぐ東風にヤラれ
潮がひいてきたのでコッチも良くなったかと思ったそうで

ここで
アサイチ、ロングで出てたヒトが
ヲレと同じタイミングでシングルフィンのショートで出てったんだけど
そのヒトも上がって違うシングルフィンの板に替えて出てこうとしてた

なんだろめちゃくちゃ上手いしいろんな板持ってるし
ショップ系のヒト?
シェーパー?

でもその人は今回のゲティングアウトはちょっと苦労してる
どうやらみるみるうちにさらにタフな状況になってきた


ヲレは7'11"で慎重にゲティングアウトの場所を選んだけど
スープの絨毯爆撃に会いほとんどヤメて帰ろうかとなりつつも
なんとかアウトに出た
スープパワーも数もさっきより全然強烈

アウトにはヲレとシングルフィンの人の2名のみ
でもって隊長が出ようとしてるのが見えた

アウトに出てみると
緑のアレで出た時よりもセットは1サイズはデカく軽くアタマ
しかも台風の時とかにしか割れないスーパーアウトサイドが割れ始めてる
そこはいつもの一番アウトのさら倍以上アウトで
昔ウインド時代はそうゆうアウトサイドの巨大な波で遊んだりしたんだけど
サーフボードぢゃ全然無理


そんなスーパーアウトは置いといて
セットのデカイのは久々に波待ちしてて感動するぐらいのヤツだった
でもって超高速
一般的にはほぼダンパーと言いますな

厚すぎてロングのデカイのじゃないとテイクオフできないぐらいのセットが
サンドバーに乗り上げて垂直壁が出現し
一気にグガンと落ちる
上手いショートのヒトならウハウハものだろうけど
ヲレ的には自殺行為である

 

 

慎重に切れたのを選びに選んでも
ブレークが速くて結局の脳天逆落とし

 

イチロヲさんのロング乗らせてくれ
と言うのでどうぞと言ったものの
コレGロボには出れんなと思ったら
その通りだった
つーかもし出れたら今度は怖くて帰れずに漂流か板まっぷたつである

 


結局
ヲレは脳天逆落としを2、3本して
こりゃヤバイとさらに慎重に選んだけど
切れたセットなんてドコにあるんだよ!

ホントに時々コンパクトなピークなのがあるんだけど
その場所にいられない

そうとうアウトで浮かんだ挙げ句
むりやりコンパクトに見えるセットにテイクオフ
ボトムのピークでダンパーにドガーンと叩き付けられて終了


浜を歩いてたら隊長のスーパーライドを目撃した

 

 

4枚目凄い場所にいますが
この直後に板と2列になってカールに吸い込まれました
これメイクしてたら雑誌の表紙モノでしょ

 

速すぎてカメラがフレームアウト寸前

 

スゴイ猛チャージ

隊長〜そのうちケガするよぉ〜

 

しました〜

食事中のヒトごめんなさい〜

 

 

ポイントほぼ全景

真ん中のいつものアウトの今ブレークしてるので
アタマオーバーぐらい

わかりにくいですが
スーパーアウトは倍以上の距離

サーフボードで行けなくもないだろうけど
もしそこでトラブったら海保のお世話になるしかない
つーかトラブっても浜からじゃ認識できません

 

18倍ズームで撮った美しくユルく割れるスーパーアウト
ウインドでヤリたい

 

撤収後にさらにドバドバになったポイントを俯瞰する

この状況でありながら
さらに新たに入水しようとするヒトがいた
そうとうヤリそうなヒトだったので出れるかもと思ったけど
あと1歩というところで
100万回巻かれて浜に打ち上げられ
もう一度トライしてまた同じことを繰り返し
あっちゅう間に着替えてどこかへ走り去りました

 

ちなみにこの

ヲレがフィッシュで出る時から
たぶん1時間半ぐらいしかたってないんすけど
キョーレツな変化でっす

とにかく朝イチから昼過ぎまでの間に
ありとあらゆる波(海)を経験することができ
Gロボもさぞかし満足でしょう
ん?満足じゃない?
ストレス溜まりまくり?

我々が撤退するころには西風ビュービューとなり
波も少しサイズダウンした感じはありましたが
まあクローズですね

隊長はその後
夕方メジャーPで入ったそうですが
ヒトの波にヤラれたらしいです

つーか頭の傷を先に直した方が良いんでわ?

 

なんだかサイテーの波なしから
一気にどタフな波へ

今後のヲレたちはいったいどうなるの?

back