01,02.Sep.2009

 

台風のシーズンである
これから毎週のようにドキドキやガッカリのココロのウネリが
まさしくグランドスウェルと共に押し寄せるのであろうか

 

というわけでまずは11号くんである

 

 

 

1日

 

日曜日のアサイチから各所で「極上ファンウェーブ!」の声が届けられ
あろうことかA面(太平洋)のみならず
B面(日本海)からも「サイコー」の雄叫びが上がったのだった

そして夕方へ向けてさらなるエクセレントになりつつ
大方の予想通り月曜は全クローズ
B面のエクセレントも終息に向かったらしい

でもって我々の火曜日だ
台風通過後スタンダードの吹き返しの爆風によるスーパーフラットか
はたまた適度な波が残るのか
それはすべて秋の風次第なのだった

 

 

5時前
いつものコンビニのトイレに座りながら携帯情報チェック
「メジャーP夜明け前チェック、ほぼ無風、ムネ、ミドルからのトロめかトロワイド」
ふむふむそう来ましたか

 

「トロめ」とか「トロワイド」とか
波乗りやらない人には
「それは近海モノですか?」
「大トロ?それとも中トロ?どっちなのかはっきりしろい!』
って感じなんだろうが
波乗り的に言うと
ユルい割れ方でロング的にはありがたい中トロか

でも「トロワイド」ってのはイタダケない
いわゆる「ニュルっときてバーン!」って感じの波である
つまり乗りシロがあまりないってことである

 

てなことを考えながら爆撃をすませ
5時いつものP着

「無風」?
サイドの風強いです
「胸」?
アタマはありそうだな
「トロめかトロワイド」?
高速ホレホレワイドじゃね〜か!


でもって
ん?車少ない?
既に入水してる人はショートが3名のみ
ポイント全体で車は5、6台
そこそこヤレそうなのに人少ないです

 

面白いことに
おおむね波のサイズと人の数は反比例するカンケーにあるらしいのです

「膝たまに腰、無風、トランクスいっちょ」
みたいな状況をマックスとして
波の善し悪しにそれほどカンケーなくサイズと共に減少し
アタマサイズになると一気に減る

さらに
「波数多くてワイドでスープ地獄」
とかだとさらに減る
そして
「頭オーバーから頭半たまのセットでダブル」
とかだと
ほとんど変態オヤヂが数名って世界になる

もちろん膝以下の面悪とかでも数名って感じなのだが

 

まあそんなこたあどうでも良い
人が少なくて調子良い波ってのは
なにものにも代えられないシアワセなのですから

 

最近調子良いピークは
昨日のクローズの影響ですっかりダメになったかと思ったけど
まだそれなりのクオリティを残してるらしい

でもさすがにこのサイズになると
かなりホレて高速
ショートの人も抜けるのけっこう苦労してた

 

ロング的にはコレでも既にレイトだと思う
もっと斜めにテイクオフしないと厳しい
1枚目で既にボトムを横に走ってないと

言い訳するようだけどリップ見てもらうとサイドオフの風の強さがわかりますね
テイクオフで板がなかなか降りて行かないんです


2枚目でちゃんとカールの内側にいたらカッチョ良い写真になったのになあ
でも4枚目の先の方のホレ方見てもらうとわかるけど
そんなとこにいたら
たぶん板とともにボトムに叩き付けられてたでしょ〜

 

最初はこんな感じで
何度も叩き付けられたり巻かれたり前に逃げたりしました

そうこうするうち
デカイセットは通常のピークからテイクオフすると
途中で先にもう一個ピークが現れることに気づいたのです

 

こういう小さい波だと
ショルダーも張らないけどクローズもしない

 

これも小さい波だけど
2枚目(1枚目と2枚目の間にあと4コマある)の先の方が落ちてきてますね
このあたりにもうひとつピークができちゃう

 

正確に言うと細かいピークが
こんな感じでいくつかできるらしい

 

これなんか
巻かれても良いから
もっとカール寄りにいないとダメですね

 

そんなわけでチョットバックしてカールの近くに
でもショルダーが伸びてない
(上の写真と同一のシークエンス)

 

あいかわらずレギュラー側は少ないです
でもってショートライド

 

 

結局
でかいセットは先にもう一個ホレるピークが現れるってのを学習したおかげで
テイクオフポジションを修正して
何本か調子良いのを滑らせてもらえて
そのうち一番気持ちよかったのが下のシークエンス

 

最初に載せたシークエンスとサイズ的にも波の形も良く似てるけど
今回は意識して斜めテイクオフ
しかもテイクオフポジションがちょっと先

瞬間写真的には
3枚目でもっとカールギリギリにいたらカッチョ良いと思うんですが
でもそこにいたら6〜8枚目の
もうひとつのピークを抜けられなかったと思います

はっきり言ってダメなとこだらけですが
一番ダメなのはラインが低すぎってことです
もしもこの波がチューブになってて
もしもその中にいたいのなら
もっとハイラインをキープしないと
まあそんなこと言うのは100年は早いワケですが
最後の方で視線が合ったショートの人もそう思ってるに違いないです

 

それにしてもこうやって並べてみると
いかにナニもしてないかがバレますな

ようするに
良い波に良い板でテイクオフしたなら
波の正しい位置で
板の正しい位置に低く静かにステイしてれば
あとは乗り手はナニもしなくても
波と板が勝手に事を進めてくれるってわけです
でもそれでホントに楽しいのかどうかは
その人それぞれなわけですが
まあ自分は楽しんでます
いちおう

 

上2枚それぞれ違う波です
でもセットはいわゆるマシーンブレーク状態でした
それで人も少なくて
まさしく至福のひとときです

 

でもその至福のひとときも
1時間半ぐらいで突如セットがなくなり
人も少しだけ増えてきたので上がることにしました
デカめのセットはほぼなくなりましたが
アベレージ胸ぐらいはキープ
でも風はつよくなり
ワイドさも増した感じです

 

フォトグ様の練習タイムかなと思ったけど
コンディション的にあまり気乗りがしない感じだったので
シゲさんに電話してみたら
「某メジャーPでメロウな感じで人も少ないのでS軍団で入ります」
とのこと
とりあえず自分は満足したので合流して遊ばせてもらうことにした

 

某メジャーPは3カ所ぐらいのピークに人が10人づつぐらい居ただけで
ここにしては空いてました

 

上の写真とは違う波です

自分はほとんどだれも居ない一番隅のピークで
ほぼ貸し切りで遊ばせてもらいました

風はビュービューだったけど
レギュラー側も3、4本ロングライドできて楽しかったです

 

でもってそのまま帰ろうかなと思ったけど
カズさんからメールで
ミヨンダさんとマツイさんと一緒に今から海に向かいます
ということだったので
ふたたびいつものポイントで合流

風でガタガタで割れづらい波を
フォトグ様も交えて5人で午後遅くまで堪能して終了しました

 

なんだか長い1日でした

 

帰り際
風が落ちてきて波が整ってきた感じだったので
明日ももしかして遊べるんでは?

 

 

本日の技あり一本!

「シューヘイさんこれわ巴投げですか?」
「見事に決まりましたね」
「もしかして犬神家のタタリ系とか?」
「こりゃ〜また一本とられましたなワッハッハ(ツマランわ!)」

 

 

 

2日

 

 

夏休みの間
すっかり部活をサボったミドリクレヨン隊員(Gロボ)

そろそろ退部届けでも出してもらおうかな
と思ってたら突如復帰するという

まあヲレも中学のころ
夏休みまるまる部活サボって
新学期の登校が気まずかったからなあ
まあゆっくりやってくれたまえ

ってそんなコトで波乗り上手くなると思っとるかバッカモ〜ン!!!!
今までの倍以上シゴクからそのつもりでいろぉぉぉぉ
歯ぁ食いしばれぇぇぇぇ!
顎ぉ引けぇぇぇぇぇ!!!

 

予測では昨日の午後あたりから東風に替わるはずだったのが
夕方まで西風だった
でも東に振れて上がるのは間違いないみたいで
西から東に替わる無風の瞬間がアサイチ訪れ
もしかして至福の一瞬を再び味わえるのではないかと

 

思ったわけだが当然のごとく甘かった
アサイチから東風びゅーびゅー
全然ダメ
終わっとります
至福の瞬間は夜中に来てすっかり終わったようで

 

なのにも関わらず昨日より人全然多〜い!
なんだよバーロー
つーか昨日の波で今日の人だったらもっと悲しいから
まあこれはこれでユルす
でもとにかく入ろうという気になかなかならない波状況
ガチャガチャの腰波(波とは呼べない)

 

それでもせっかくだからパドル訓練だけでもするかいな
とフォトグ様と一緒にボードを抱えたが
Gロボの姿が見えない
いきなり車で爆睡である
どうやら夜中まで仕事で
徹夜で高速走って
やっと到着したとこらしい
まあ無理せずのんびりやろうよ
ってそんなことで波乗り上手くなると思っ...(以下省略)

 

フォトグ様?
なんか良い感じじゃ?

 

ちなみにめでたく大手術も成功し
いつもお世話になってる浜名湖舘山寺のKSCサーフストアーさんから退院した
真っぷたつになった9'0"は今後フォトグ様の小波限定練習ボードとしての
人生を歩ませていただくことになりました

それにしてもKSCさんの芸術的なリペアワークには感動です
ありがとうございました
そして今後もよろしくお願いします

 

本日は昨日に引き続いてミヨンダさん
そして久々のOノさんも合流

 

フォトグ様スープでテイクオフの練習中

タイミングは悪くないんだけど
パーリングを恐れてか
立ったあとで重心が後ろすぎなので置いてけぼり

 

3枚目で前足を胸に引きつけたのは良いんだけど
後ろ足が後の方に残って
でもってそのまま立ち上がっちゃった(腰高)ので
重心が後ろに残りバハハ〜イとなったワケです

後ろ足も同時に前に引きつけてれば腰高も防げる(たぶん)し
後ろに重心が残るのも防げて
とりあえずスープの下の斜面を滑れてるはずです

さらに欲を言えば1枚目と2枚目の間ぐらいで立ち上がってれば良いのですが

それにしても
なんだよこのヒトの多さ!

 

最近ときどき変ったボードをヘージツでも見かけることが多くなりましたが
この女性はワザとこうしてるのか不明です
しかも左右のフィンもどうやら違うものらしいです
コレでブイブイ乗られたらサーフィン業界はナニも言えなくなりますよね

もしかしてコレでテイルをフィンの直後から真っ直ぐぶった切ったら
シモンズの出来上がり?

全然違うわ!

 

ミヨンダ嬢

昨日かなり後ろ髪引かれつつも他の部員が全員上がったので
シブシブ上がったミヨンダ嬢であるが
全員無視してもっとやっとけば良かったと
かなり後悔しておられる!
プンプン!

 

お!
みどりクレヨンダブル!

この2本はそれぞれ単独でいるよりも
こうして2本並んだ方が良い感じですね

 

 

ここまで隊長が登場してないですが
アサイチメールし
返事がないので
1ラウンド終了時点で電話もしたのですがまったく出ず
きっとどっか調子良いとこでやってるんだろうなと
ヲレはイヤイヤ2ラウンド目やって上がってきたら
突如隊長が登場

「どっかでやってました?」
「寝てました」
「波が悪いからフテクサレて?」
「いや疲れてて全然目が覚めなかったのです」

わはは隊長らしいです

 

隊長のニューマシーンは
テイル廻りのカラーがカッチョ良くなった

 

隊長も海を見て相当ゲンナリしてたけど
入ってしまえばこの通り

 

本日、波のサイズは昨日よりちょっとだけ落ちた感じだけど
スープの量が昨日より増えてた
波が悪いくせにゲティングアウトだけかったるいという
サイテーのパターンです

 

隊長3コマその1

 

3コマその2

全体的にワイドでガタガタだけど
特にライト側は抜けられないのが多い

 

レフトその1

 

レフトその2

 

本日のベストウェイブをミヨンダ嬢がゲット

ホントはもっと長い(全29コマ)けど
長過ぎなので後半カットしました

 

そしてOノさんもグッドウェイブゲット

 

そんな感じです

 

アレ?
そういえば
Gロボどこ行った???

Gロ〜ボく〜ん、あそびましょぉ〜
また来週
バ・ハ・ハ〜イ

 

 

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