[付録] d. ともかくダイアルアップ接続 ● ダイアルアップ接続の設定 `23/12 初め * どっこいダイアルアップ接続 愛用の SONY の VAIO ノ−トを盗まれてしまった。急遽、友人が2年程前に作ってくれた パソコンにモデムを付けて、インタ−ネット接続回復を試みることになった。ダイアルア ップの設定なんて超久し振りである。先ずはパソコンショップに行って、何でもいいから 外付けモデムを買おうとした。そしたら店頭には置いてなく、取り寄せになるという。ハ −ドオフにあるかも知れないと思い、行って見たら3ヵ月保証の棚にはない。ジャンク品 の篭の中にぐちゃっとあった。買った後は動かなくても返品はできない。マイクロコムの 製品で RS-232Cケ−ブルとモジュラ−ジャックが付いて300円。電源アダプタはなかっ た。フジフィルムの ZIP ドライブの電源アダプタで、ランプが点灯した。しかしRS-232C の口に差しても反応がなかった。ボ−ドがおかしいのか。悶々と日が過ぎて行った。 それにしても、完全に時代は変わった。56 Kbps が最大かと思っていたら 115.2 Kbps が 出てきて。VAIOには最初からモデムが内臓されていた。セットアップするのは簡単だった。 ジャンク品はどうやったら使えるようになるのか。Windows 98, Me や 2000には、ハ−ド ウェアの追加でもモデムが古すぎて、もはや自動検出のリストにない。そうなるとフロッ ピ−なんかに入ったセットアップファイルかドライバが基本的には必要なのだが、そんな のはジャンク品には付いてない。友人にモデムをもらったところで、状況は似たようなも のである。会社のインタ−ネットでドライバを探してみるしか手はない。インタ−ネット がないことには、まるで情報を集めることができない。 完全、浦島太郎になってしまった。たまには、パソコンもなければインタ−ネットもない という生活もいい。いざないとなると、これまでどっぷりとその世界に漬かっていたこと がよく分かる。特にインタ−ネットは部屋で一人でいても、外界に繋がっている気持ちが 非常に強く働いていたことが分かる。しかしそれは錯覚であり、やはり仮想的な現実なの である。仕事でもプライベ−トでもインタ−ネットにかまけるようになって以来、そうし た漠然とした外界に繋がる糸を頼りに、だらだらとこの5年も6年も過ごしてきてしまっ た。目を覚まさなければいけない。リアルワ−ルドは孤独であり、メ−ルや掲示板などと 言うものは砂の器みたいなものであるということを。 いろんなとこからモデムを手に入れた。Microcom V.34ESΠ 28.8Kbps、一斉風靡したモデ ムだ。ジャンク品で300円、電源アダプタなし、25ピン−9ピン RS-232C ケ−ブルあり。 茶の湯クラブをやっているお寺から HUCOM-EX336、33.6 Kbps、1996/10 発売、23,800 円 定価、電源アダプタなし、電源の口がちょっと違う。アイワの PV-BW2881ももらった、電 源アダプタあり。結局、家では Microcom に付いていた RS-232Cケ−ブルとアイワのモデ ム、会社のインタ−ネットでドライバをダウンロ−ドし、これで何とか接続ができた。練 習として会社で使っているパソコンに、I・O DATAの DFML-560E をセットアップし てみた。このモデム付属の回線モニタのソフトで 28.8 Kbps 出ているのが示された。 アイワの PV-BW2881 を自作 DOS/V 機につなげてダイアルアップ接続してました。何か全 然つながらない。相手の集合モデムにつながるまではいいが、そこからユ−ザ認証が時間 かかる。1分とか2分、それでつながる時もあれば回線を切断してしまう場合の方が多い という。コンプマ−トへ行ってモデムカ−ドを買ってみました。自作機ならたいがいOK だよという。AOpen の品物 2,080 円。PCIカ−ドで、箱を開けてマザ−ボ−ドに差す場所 は一目瞭然。マシンをリブ−トして、新しいデバイスを認識しました、付属のドライバの CD-ROM を入れてと。自作パソコンはこうやって作るんだ。何となく分かったぞ。 それで アクセスはというと。一発でつながるようになりました。速度も 50 Kbps 位出ています。 * 現在のモデムの通信規格 TIC(東海インタ−ネット)のアクセスポイントの速度を見ると、 アナログ 56 Kbps と 記されている。56 Kbps というのは、V.90 規格対応ということである。 巷には V.92 な る規格も出ているが、プロバイダはあまり対応してない模様である。デルのカタログなど 見ると、最近のデスクトップパソコンにはモデムは内臓されていない。ノ−トパソコンに は内臓 56 Kbps, V.90 か V.92 モデムが入っているのが多い。V.90 の下が V.34 で、こ の規格には 28.8 Kbps と 33.6 Kbps 両方が含まれているようである。 * モデムの例 (株)アイ・オ−・デ−タ機器の DFML-560EL 2001年10月付けの詳しい取扱説明書があった。V.90/K56flex 対応 56 Kbps。ITU-T 標準勧告の V.90、アメリカロックウェル社の K56flex、受信最高 56000 bps に送信最高 33600 bps。取説には Windows XP にまで使う説明があった。 通信規格 : ITU-T V.90/V.34/V.32bis/V.32/V.22/V.21 と K56flex。 デ−タ圧縮機能 : ITU-T V.42bis, MNP5。 [ モデムのドライバの取得 ] http://www.iodata.jp/ から辿る サポ−トライブラリという場所に過去の製品のドライバなどがしっかりとあった。保守打 ち切りでまるで、何も無しにしているメ−カが多いというのに、素晴しい。DFML-560EL用 には Windows 95/98/98SE/Me/NT4.0/2000, MacOS 用があった。Windows 2000 用のをクリ ックすると、圧縮ファイルが展開され今見ている画面にフォルダなどができる。1年程前 にも Windows 2000 パソコンに設定したのだが、ディスクが壊れて `26/03 に再度設定し 直した。ドライバは DFML-560EL と DFML-560Eをインスト−ルした。どちらでも繋がった。 [ネットワ−クとダイヤルアップ接続]で設定した。手元の電話回線は直通、アクセスポイ ントの電話番号を 05xxx と入れてやったら、 電話回線はビジ−ですと出るばかりだった。 ネットを検索して対応のらしい記事を見て、電話番号を P05xxx としたらできた。取説の Windows 2000 での追加設定で、モデムのプロパティ "発進音を待ってからダイアルする" チェックを外すように記述してあったが、関係ないようだった。 * Windows 98 に入っているモデムのドライバを確認するには? [コントロ−ルパネル] -> [モデム] -> [モデムのプロパティの画面] -> [追加] -> インスト−ルするモデムの種類を選んでください ◎その他[次へ] -> ハ−ドウェア ウィザ−ドを実行しない [次へ] -> モデムを一覧から選択するので検出しない [次へ] -> 製造元 HUCOM、モデル V.34ESΠ が入っていた、28.8 Kbps 対応である。 HUCOM-EX も入っていた。これも 28.8 Kbps 対応である。 * 1995年当時のモデムの通信規格 [ 伝送方式の種類と規格 ] 伝送速度(bps) | 伝送モ−ド | 変調方式 |エラ−制御方式 | デ−タ圧縮方式 ---------------|-----------------|-----------|---------------|--------------- 18000(最高) | PEP | DAMQAM | PEP | PEP2 ---------------|-----------------|-----------|---------------|--------------- 9600(4800) | V.32 | QAM | V.42 | V.42bis 2400 | V.22bis | | | ---------------|-----------------|-----------| MNP Class 1-4 | MNP Class 5 1200 | V.22 Bell 212A | DPSK | | ---------------|-----------------|-----------| | 1200/75 | V.23 | FSK | | 300 | V.21 Bell 103J | | | [ CCITT のVシリ−ズ・モデム規格 ] *** 単にVシリ−ズ勧告とも言う *** V.21 300 bit/sec、全二重 V.22 1200 bit/sec 全二重 V.22 bis 2400 bit/sec 全二重 V.27 ter 4800 bit/sec 半二重(G3ファックス用) V.29 9600 bit/sec 半二重(G3ファックス高速モ−ド用) [4線式にすれば 9600 bit/sec で全二重] V.32 9600 bit/sec 全二重 ------------------------------------------------------------ V.25 bis モデム制御用コマンド V.42 エラ−訂正手順(MNP方式に準じた規格) V.42 bis デ−タ圧縮方式 ※ MNP方式。Vシリ−ズ勧告に対して、マイクロコム社が独自に開発したMNP方式 と言うのがあり、デ−タ圧縮とエラ−訂正に関して定めている。MNPクラス4以上 はデ−タ圧縮を行い、クラス5以上はデ−タのエラ−訂正も行なう。MNPモデムは エラ−フリ−なため、端末ソフト側でのエラ−チェックは必要ない。 ※ PEP( Packetized Ensemble Protcol )。Telebit 社が開発した独自の高速伝送プロト コル。デ−タ圧縮が可能な場合は、最大 19,200 bps で送受信できる。トレイル・ブ レイザ−と言う、当時最高速を出した伝説のモデム。 ※ CCITT( Consulting Committee of International Telegraph and Telephone )。国際 的な通信規格を決定する国際電信電話諮問委員会。これは古い名称で、電気通信標準 化センタ−、ITU-T( International Telecomunication Union ) になっている。 * Apollo の RS-232C にモデムをつないでの基本的なテスト $ tctl -line 1 -default << Apollo でモデムを介して時報を聞く。 $ emt emt> F1キ−を押してリモート・モードにする。 atn? 先ずモデムの設定状態を表示してみよう。 at~&t 次にモデムのテストをしてみよう。OK が返えってくればOK。 atdp0117 電話をかけて時報を聞いてみる。0 は外線接続の指示です。 * Apollo の RS-232C にモデム DFML-560EL をつないだところ $ tctl -line 1 -default << Apollo でモデムを介して時報を聞く。 $ emt emt> F1キ−を押してリモート・モードにする。 atn? 先ずモデムの設定状態を表示してみよう。 at~&t 次にモデムのテストをしてみよう。OK が返えってくればOK。 atdp0117 電話をかけて時報を聞いてみる。0 は外線接続の指示です。 Windows 2000 パソコンでモデムの状態を確認する。[電話とモデムのオプション]->[モデ ム] で {I-O DATA DFML-560EL COM1} を選択し [プロパティ] クリック。[全般]のポ−ト の最高速度 [115200 ▽]、[診断]->[モデムの照会] でコンピュ−タからモデムにちゃん とアクセスできるか確認できる。 {I-O DATA DFML-560EL COM1} -> [プロパティ]->[詳細]->[既定の設定を変更]->[詳細]で ハ−ドウェアの設定が出て来る。モデムの通信パラメ−タである。デ−タビット 8、パリ ティ なし、ストップビット 1、変調 標準。 $ tctl -tty 3 -rts_enable -cts_enable -bpc 8 -parity even -stop 1 $ /com/emt emt> line 3 emt> EMT remote mode... F1 to exit. at OK ATP&P3 パルスダイアル 20 pps を指定する。 OK ATM1 モデムから音を出す、ATM0 でオフ。 OK ATL3 音を最大にする。 OK ATD117 時報を聞く。雑音のなかにかすかに聞こえる。 A2 second timeout waiting for char after CR. $ tctl -line 3 Status of Line 3: Erase (character delete) character: 08 (hex) Kill (line delete) character: 15 (hex) End of file character: 04 (hex) Quit character: 03 (hex) Fault character: 1C (hex) Suspend character: 1A (hex) New line delay: 0 Speed: 9600 Raw: TRUE, Echo: TRUE, Cvt_NL: FALSE CvtRaw_NL: FALSE, Host_Sync: FALSE, Input_Sync: TRUE RTS: TRUE, DTR: TRUE, DCD: FALSE CTS: TRUE, Quit_Enable: FALSE, Fault_Enable: FALSE Susp_Enable: FALSE, DCD_Enable: FALSE, CTS_enable: TRUE BP_Enable: FALSE, RTS_Enable: TRUE Eight bits per character, Parity: Even, One stop bit Errors enabled: FRAMING Polite: FALSE $ tctl -line 3 -insync -sync -bpc 8 -parity even -stop 1 これでもOK。 ● ダイアルアップ接続の設定 1995年当時記述 * インタ−ネット黎明期でのお話し ただのダイアルアップ接続でも非常に苦労したという話しである。 まだ Windows も 3.1 の時代で、PPP のソフトもろくになく今日のように簡単には設定ができなかった。ずっと この章は本文の方に入れておいたが、内容的にはもう付録にするしかないだろう。 以下 Silicon Graphics INDY、OSは IRIX 5.3 の場合の設定を示す。Windows パソコン 等では、画面で項目を埋めていけばいい。注意点としては、ネ−ムサ−バのIPアドレス、 POPサ−バのドメイン名、POPサ−バのポ−ト番号、それにATコマンドの ATDP か ATDT ぐらいに注意すればよい。接続先は "東海インタ−ネット" を例にする。 ・Silicon Graphics INDY、OSは IRIX 5.3。 ・モデムは SUNTAC で 38400 bps の PPP を設定する。 ・電話回線はパルスダイアルである。 ・Windows パソコンで PPP 接続するには、画面でネ−ムサ−バ、メ−ルサ−バ、ニュ−ス サ−バのIPアドレスかドメイン名を入力することになる。メ−ルサ−バは POP3 クライ アントとして設定することになる。もしポ−ト番号も入れよとあれば 110 といれること。 ・INDY 以外のEWSでは ppp-2.1.2 とか dp-2.3 という PPP ソフトがある。dp-2.3 は動 的IPアドレス割当てには対応していないので、ダイアルアップIP接続には使えない。 ppp-2.1.2 の方はダイアルアップIP接続に使える。ただしオンデマンド機能はない。オ ンデマンドというのは PPP をバックグラウンドで半分起動しておけば、いちいち ppp コ マンドを打たなくても、インタ−ネットを使う時に電話して接続してくれる機能をいう。 * モデムと INDY を接続する モデムは INDY の RS-232C ポ−トの2番につなぐこととする。 1番は一応システムが使 うことになっているので、2番の方が無難である。ただしここで少し注意しなければなら ない。ポ−トは直径 10 mm ぐらいの丸いコネクタで、 普通よく使う 25 ピンの形状では ない。モデムは 25 ピンなので、専用のケ−ブルが必要である。購入してもいいが、買う と結構高いので自作してしまう。ピンのつなぎは以下のようにすればよい。 | DIN-8 オス| DB-25 オス ----|-----------|------------ DTR | 1 | 20 ( INDY のマニュアルより ) CTS | 2 | 5 TXD | 3 | 2 GND | 4 | 7 RXD | 5 | 3 RTS | 6 | 4 DCD | 7 | 8 GND | 8 | 7 * PPP 制御ファイルの編集 /etc/inittab ------------------------------------------------ |t2:23:off:/sbin/getty -N ttyf2 dx_38400 /etc/uucp/Systems -------------------------------------------------------------------------------- |inet Any ACUP 38400 0-0526834138 "" \r\c ogin:--ogin: ABC12345 ssword: henomohe /usr/lib/uucp/Devices ------------------------------------------------ |ACUP ttyf2 null 38400 212 x suntac モデムはデフォルト設定のままとする。ここで電話をかける前 に AT コマンドでモデムの設定をしている。 /usr/lib/uucp/Dialers -------------------------------------------------------------------------------- |suntac =W-, "" \dATe1q0&d3s2=128L0+MS=74,1,300,28800\r\c / | OK-ATe1q0&d3s2=128L0+MS=74,1,300,28800\r\c-OK atdp\T\r\c CONNECT-\c-CONNECT /etc/ppp.conf ------------------------------------------------ |inet debug=3 remotehost=0,0 lochost=0,0 out add_route 続く | active_timeout=240 inactive_timeout=240 debug の項目を入れておくと PPP のログが画面に出る。ちゃんと接続できる ようになったら、debug 部分を消してもよい。 * DNS の設定 /etc/resolv.conf << DNS クライアントを設定する。 ----------------------------- これだけでよい。 |nameserver 157.14.130.5 |nameserver 157.14.130.4 |hostresorder local bind * ニュ−スの設定と起動 /usr/local/lib/rn/server << News サ−バを指定する。 ---------------------------- |news.tcp-ip.or.jj % /usr/etc/ppp -r inet << root で PPP を起動してから xrn を起動する。 News への最初のアクセスは、少し時間がかかる。 % /usr/bin/X11/xrn * 電子メ−ルを使えるようにする INDY 付属の Zmail を例にとり説明する。これは95年4月にダイアルアップIP接続を 始めた時の設定である。情報もろくになく Silicon Graphics の人にアドバイスを受けな がら、やっとのことでメ−ルを使えるようにした記録でもある。 今となっては POP を使 うのに sendmail.cf がいるのはちょっと変だなと思うが、そのままにしておこう。Zmail は当初から MIME をサポ−トするなど機能的には高かったが、やや一般性が薄い。 INDY のユ−ザマネ−ジャで、POP で電子メ−ルをやり取りするユ−ザを登録する。 ここ では katou というユ−ザを作る。/usr/people/katou ディレクトリ下に .lang, .login, .zmailrc などのファイルができる。katou でロッグインして以下のように編集すること。 % cat /etc/passwd katou::110:100:Internet:/usr/people/katou:/bin/csh /etc/sendmail.cf << INDY のオリジナルの sendmail.cf を修正する。 -------------------- これは root で作業すること。 |DDtcp-ip.or.jj |CDtcp-ip.or.jj |DFmx.tcp-ip.or.jj |CFmx.tcp-ip.or.jj |DTtcp-ip.or.jj | | |S11 | | |R$*<@$+>$* $@$1<@$2>$3 |#R$+ $@$1<@$j> |R$+ $@$1<@tcp-ip.or.jj> << $j を tcp-ip.or.jj に変更する。 | | |S21 $j を変更しなくてもメ−ルは送ることできる。しかしメ−ルの From の所が hostnameコ マンドによるホスト名になってしまう。 From は tcp-ip.or.jj じゃないとまずい場合が ある。何かの申込みをするのに電子メ−ルを送ると、申込み書を自動で電子メ−ルで返す のがよくある。これは送った時の電子メ−ルの From アドレスを利用している。あるいは 電子メ−ルをもらった時に、返事を出すのにリプライ・メ−ル機能を使ったりする。 /etc/aliases -------------------- aliases ファイルをいじったらやること。 |postmaster:katou << root なのを |root:postmaster katouに変更 % /usr/bsd/newaliases rootで作業 |nobody: /dev/null する。 /etc/aliases: 32 aliases, ... ~.lang ~.login << .zmailrc で設定してもよい。 ------------- -------------------------------- |ja_JP.EUC |setenv MAILHOST mx.tcp-ip.or.jj ~.zmailrc ------------------------------------------------------- |set saved_by_version="Z-Mail (3.2.1 6apr95 MediaMail)" |unset warning |set alternates |#set mailhost=mx.tcp-ip.or.jj << .login で setenv する代わりになる。 |set pop_options |set pop_user=katou |set recursive |set use_pop |# |if hdrs_only | exit |endif | | % /usr/etc/ppp -r inet << root でロッグインして PPP を起動。 % /usr/bin/X11/zmail << 別な画面で katou でロッグインして % /usr/bin/X11/zmail -gui << GUIベ−スの場合の起動。 * メ−ルのトラブルの例 東海インタ−ネットにある自分のメ−ルボックスがこわれた。MIME のデ−タを送ってテ ストしていたら、メ−ルが蓄えられているにもかかわらず、メ−ルがないとでてしまった。 東海インタ−ネットのメ−ルボックスを一度空にすることにした。メ−ルボックスはただ のファイルであり、消してもまたメ−ルが来れば作られる。心配な人は以下のようにやっ てみること。 % telnet userXX.tcp-ip.or.jj Connected to mx.tcp-ip.or.jj. SunOS UNIX (mx.tcp-ip.or.jj) login: katou [ 注.... は省略した部分 ] Password: SunOS Release 4.1.4-JLE1.1.4 (CARAT) #1: ... katou@mx.tcp-ip.or.jj[home/katou] 1> ls -lg -rw------- 1 katou tcpip 97071 Jan 23 11:53 mbox katou@..> touch kk << 空のファイルを作ってみる katou@..> ls -lg -rw-r----- 1 katou tcpip 0 Jan 23 13:40 kk katou@..> chmod 600 kk << モ−ドを変更する katou@..> ls -lg << mbox と同じモ−ドになった -rw------- 1 katou tcpip 0 Jan 23 13:40 kk katou@..> rm mbox << mbox を消去する katou@..> touch mbox << 空の mbox を作る katou@..> chmod 600 mbox << モ−ドを元に戻す katou@..> ls -lg -rw------- 1 katou tcpip 0 Jan 23 13:41 mbox ● モデムの設定について * SUNTAC モデムの設定とデフォルトの状態 もしモデムをあらかじめ設定しておきたい場合は、モデムをともかくコンピュ−タに接続 し、通信ソフトを使って AT コマンドでレジスタ−の値を変更しなければならない。 Sun なんかのEWSではこの通信ソフトに tip という端末ソフトを使うのだが、 これが結構 使う設定がやっかいである。動作も安定しない。この場合パソコンの通信ソフトを使う方 がはるかに簡単でよい。WTERM でも CCT-98 でもなんでも構わない。 $ tctl -line 1 -default << Apollo につないでモデムの状態をみた $ /com/emt emt> EMT remote mode... F1 to exit. at\s SUNTAC MS288AF ACTIVE PROFILE ------------------------ DTE SPEED : 9600bps DCE SPEED : DISCONNECT LINE STATUS : OFF LINE LAST DIAL NUMBER : P36 DIALING MODE : PUSH AUTO ANS : DISABLE ATS0=000 DATA MODE : DATA AT+FCLASS=0 ERROR CORRECTION : AUTO MODE AT\N5 DATA COMPRESSION : V.42bis/MNP5 AT%C3 SERIAL FLOW CNT. : RS/CS AT\Q2 ------------------------------------------------------- DETAIL DISPLAY [Hit Any Key] ------------------------------------------------------- ACTIVE PROFILE ---------------------------------------- B0 E1 F1 L1 M1 Q0 T V1 X4 &C1 &D3 &S1 &T5 &Y0 S00:000 S01:000 S02:043 S03:013 S04:010 S05:008 S06:004 S07:050 S08:002 S09:006 S10:014 S11:070 S12:050 S18:000 S25:005 S26:001 S37:000 S38:020 STORED PROFILE 0 -------------------------------------- B0 E1 F1 L1 M1 P Q0 V1 X4 &C1 &D2 &S1 &T5 S00:000 S02:043 S06:004 S07:050 S08:002 S09:006 S10:014 S11:070 S12:050 S18:000 S37:000 STORED PROFILE 1 -------------------------------------- B0 E1 F1 L1 M1 P Q0 V1 X4 &C1 &D2 &S1 &T5 S00:000 S02:043 S06:004 S07:050 S08:002 S09:006 S10:014 S11:070 S12:050 S18:000 S37:000 STORED PHONE NUMBERS ---------------------------------- 0= 1= 2= 3= OK * PPP 接続デバッグ指定時のログ % ppp -r inet inet: debug=3 mode=out demand-dial mindevs=1,out=1,max=4 active_timeout=240,inactive=240 ppp[1325]: inet LCP1: initialized ppp[1325]: inet IPCP1: initialized ppp[1325]: inet CCP1: initialized ppp[1325]: conn(inet) ppp[1325]: Device Type AACUP wanted ppp[1325]: Internal caller type 212 ppp[1325]: Use Port /dev/ttyf2, acu - /dev/null, Phone Number x< ppp[1325]: /dev/null is open ppp[1325]: filelock: ok ppp[1325]: filelock: ok ppp[1325]: dcf is 7 ppp[1325]: fixline(7, 38400) ppp[1325]: ACU write ok(null) ppp[1325]: fixline(7, 38400) ppp[1325]: set interface 212 ppp[1325]: processdev: calling setdevcfg(, AACUP) ppp[1325]: gdial(suntac) called ppp[1325]: expect: ("") ppp[1325]: got it ppp[1325]: sendthem (ATe1q0&d3s2=128L0+MS=74,1,300,28800^M) ppp[1325]: expect: (OK) ppp[1325]: ATe1q0&d3s2=128L0+MS=74,1,300,28800^M^M^JOKgot it ppp[1325]: sendthem (atdp0,0526834138^M) << 電話している。 ppp[1325]: expect: (CONNECT) ppp[1325]: ^M^Jatdp0,0526834138^M^M^JCONNECTgot it << 電話がつながった。 ppp[1325]: getto ret 7 ppp[1325]: expect: ("") ppp[1325]: got it ppp[1325]: sendthem (^M) ppp[1325]: expect: (ogin:) << ロッグイン名を送っている。 ppp[1325]: 21600/LAPM-V^M^J^M^Jpm1.tcp-ip.or.jj login:got it ppp[1325]: sendthem (ABC12345^M) ppp[1325]: expect: (ssword:) ppp[1325]: ABC12345^M^JPassword:got it ppp[1325]: sendthem (henoheno^M) << パスワ−ドを送っている。 ppp[1325]: banner: ppp[1325]: inet: saving 0 bytes to salvage ppp[1325]: inet: starting to use /dev/ttyf2 ppp[1325]: inet IPCP1: event Open ppp[1325]: inet IPCP1: action TLS ppp[1325]: inet LCP1: event Open ppp[1325]: inet LCP1: action TLS ppp[1325]: inet LCP1: set kernel LCP parameters << ここら辺りから相手モデムと ppp[1325]: inet 1: entering Establish Phase どのように通信するかネゴシ ppp[1325]: inet LCP1: Initial(0)->Starting(1) エ−ションしている。 ppp[1325]: inet LCP1: event Up ppp[1325]: inet LCP1: send Configure-Request ID=0xaf ppp[1325]: inet LCP1: request MRU=1500 ppp[1325]: inet LCP1: request ACCM=0x00000000 ppp[1325]: inet LCP1: request my magic=0x6907709e ppp[1325]: inet LCP1: request protocol compression ppp[1325]: inet LCP1: request address field compression ppp[1325]: inet 1: write 0x18 bytes: proto=0xc021 01 af 00 18 01 04 05 dc 02 06 00 00 .. ppp[1325]: inet LCP1: Starting(1)->Req-Sent(6) ppp[1325]: inet IPCP1: Initial(0)->Starting(1) ppp[1325]: inet: read 0x14 bytes: proto=0xc021 01 01 00 14 02 06 00 00 00 00 05 06 f5 .. ppp[1325]: inet LCP1: received Configure-Request ID=0x1 ppp[1325]: inet LCP1: accept peer's transmit ACCM=0x00000000 ppp[1325]: inet LCP1: accept protocol compression ppp[1325]: inet LCP1: accept address field compression ppp[1325]: inet LCP1: event RCR+ ppp[1325]: inet LCP1: send Configure-ACK ID=0x1 ppp[1325]: inet 1: write 0x14 bytes: proto=0xc021 02 01 00 14 02 06 00 00 00 00 05 06 .. ppp[1325]: inet LCP1: Req-Sent(6)->Ack-Sent(8) ppp[1325]: inet LCP1: event TO+ ppp[1325]: inet LCP1: send Configure-Request ID=0xb0 ppp[1325]: inet LCP1: request MRU=1500 ppp[1325]: inet LCP1: request ACCM=0x00000000 ppp[1325]: inet LCP1: request my magic=0x6907709e ppp[1325]: inet LCP1: request protocol compression ppp[1325]: inet LCP1: request address field compression ppp[1325]: inet 1: write 0x18 bytes: proto=0xc021 01 b0 00 18 01 04 05 dc 02 06 00 00 .. この間プリントするときは切ること ppp[1325]: inet LCP1: Ack-Sent(8)->Ack-Sent(8) ppp[1325]: inet: read 0x18 bytes: proto=0xc021 02 b0 00 18 01 04 05 dc 02 06 00 00 00 .. ppp[1325]: inet LCP1: received Configure-ACK ID=0xb0 ppp[1325]: inet LCP1: event RCA ppp[1325]: inet LCP1: action TLU ppp[1325]: inet LCP1: MTU=1500 MRU=1500 bigxmit=0 TOS=y qmax=50 pcomp=y acomp=y ppp[1325]: inet LCP1: my magic=0x6907709e,his=0xf5f6d08e tx_accm=0x0 rx_accm=0x0 ppp[1325]: inet LCP1: set kernel LCP parameters ppp[1325]: inet 1: entering Authenticate Phase ppp[1325]: inet 1: entering Network Phase ppp[1325]: inet IPCP1: event Up ppp[1325]: inet IPCP1: send Configure-Request ID=0xa1 ppp[1325]: inet IPCP1: request VJ comp, 16 slots without slot # comp ppp[1325]: inet IPCP1: request ADDR 0.0.0.0 ppp[1325]: inet 1: write 0x10 bytes: proto=0x8021 01 a1 00 10 02 06 00 2d 10 00 03 06 .. ppp[1325]: inet IPCP1: Starting(1)->Req-Sent(6) ppp[1325]: inet LCP1: Ack-Sent(8)->Opened(9) ppp[1325]: inet: read 0x10 bytes: proto=0x8021 01 01 00 10 02 06 00 2d 0f 00 03 06 9d .. ppp[1325]: inet IPCP1: received Configure-Request ID=0x1 ppp[1325]: inet IPCP1: turn off slot number compression ppp[1325]: inet IPCP1: accept VJ header compression with 15 slots ppp[1325]: inet IPCP1: set its address to 157.14.128.5 from ADDR Request ppp[1325]: inet IPCP1: event RCR+ ppp[1325]: inet IPCP1: send Configure-ACK ID=0x1 ppp[1325]: inet 1: write 0x10 bytes: proto=0x8021 02 01 00 10 02 06 00 2d 0f 00 03 06 .. ppp[1325]: inet IPCP1: Req-Sent(6)->Ack-Sent(8) ppp[1325]: inet: read 0xa bytes: proto=0x8021 03 a1 00 0a 03 06 9d 0e a0 00 ppp[1325]: inet IPCP1: received Configure-NAK ID=0xa1 ppp[1325]: inet IPCP1: set our address to 157.14.160.0 from ADDR Nak ppp[1325]: inet IPCP1: event RCN ppp[1325]: inet IPCP1: send Configure-Request ID=0xa2 ppp[1325]: inet IPCP1: request VJ comp, 16 slots without slot # comp ppp[1325]: inet IPCP1: request ADDR 157.14.160.0 ppp[1325]: inet 1: write 0x10 bytes: proto=0x8021 01 a2 00 10 02 06 00 2d 10 00 03 06 .. ppp[1325]: inet IPCP1: Ack-Sent(8)->Ack-Sent(8) ppp[1325]: inet: read 0x10 bytes: proto=0x8021 02 a2 00 10 02 06 00 2d 10 00 03 06 9d .. ppp[1325]: inet IPCP1: event RCA ppp[1325]: inet IPCP1: action TLU ppp[1325]: inet IPCP1: Ack-Sent(8)->Opened(9) ppp[1325]: inet IPCP1: ready 157.14.160.0 to 157.14.128.5, rx_vj_comp=y,tx=y rx_comps .. ppp[1325]: + route add default 157.14.128.5 1 << デフォルト経路を設定している ppp[1325]: route already exists ppp[1325]: + killall -v -ALRM routed << 動的経路制御の routed が稼働 ppp[1325]: プロセス が見当たりません していれば停止する。 ppp[1325]: + killall -v -USR1 gated ppp[1325]: プロセス が見当たりません << 動的経路制御の gated が稼働 ppp[1325]: inet LCP1: set kernel LCP parameters していれば停止する。 ppp[1325]: inet CCP1: event Open ppp[1325]: inet CCP1: action TLS ppp[1325]: inet CCP1: turn off RX compression ppp[1325]: inet CCP1: turn off TX compression ppp[1325]: inet CCP1: Initial(0)->Starting(1) ppp[1325]: inet CCP1: event Up ppp[1325]: inet CCP1: send Configure-Request ID=0x8 for BSD Compress ppp[1325]: inet 1: write 0x7 bytes: index=6 proto=0x80fd 01 08 00 07 15 03 2c ppp[1325]: inet CCP1: Starting(1)->Req-Sent(6) ppp[1325]: inet: read 0xd bytes: index=6 proto=0xc021 08 02 00 0d 80 fd 01 08 00 07 .. ppp[1325]: inet LCP1: received Protocol-Reject for compression control protocol ppp[1325]: inet CCP1: event Down ppp[1325]: inet CCP1: Req-Sent(6)->Starting(1) ppp[1325]: inet CCP1: event Close ppp[1325]: inet CCP1: Starting(1)->Initial(0) ppp[1325]: inet LCP1: event RXJ+ ppp[1325]: inet LCP1: Opened(9)->Opened(9) << これが出たら mosaic などで アクセスできる。 ppp[1325]: inet: IP activity: moderate << アクセスし始めるとこのように ppp[1325]: inet: IP activity: low 表示される。