6-3. ドメイン名認識の仕組み (1) ドメイン名とは '96〜 * はじめに インタ−ネットを理解する上で、このドメイン名は避けて通れないものである。なかなか 巧妙な仕組みになっていて面白い。マシンが何台かあればミニ・インタ−ネットを作って 遊んでみるとよい。そうすればホスト名とドメイン名の違い、管理や制御の仕方の違いが よく理解できるだろう。ドメイン名はインタ−ネットの世界では、DNS という仕組みで管 理、認識される。この仕組みは集中管理するのでなく、知っていそうな人を紹介するとい う管理の委譲が基本になっている。本章ではその仕組みをイメ−ジとして理解して頂きた い。そうすれば DNS の実装 named の設定も、何をやっているのか、またセキュリティ上 の問題など分かってくるであろう。 * いろいろな名前 ホスト名 :EWSでは hostname コマンドで定義されるコンピュ−タの名前である。ネ ットワ−クの個々のコンピュ−タの名前を、ホスト何々ということが多い。 ドメイン名:例えば kigyou.co.jp も www.kigyou.co.jp もドメイン名といっている。紛 らわしい。kigyou.co.jp をホスト名 www を除いた部分といったりもしてい る。ドメインはそもそもの意味は領域である。ただドメイン名という場合は kigyou.co.jp を示すべきである。 ノ−ド名 :ドメインの階層構造の中で、特定のホストを示す場合、特にノ−ド名という ことがある。通常は使わない。 FQDN :Fully-Qualified Domain Name でドメインネ−ム形式のホスト名という日本 語訳。上記の呼び方以外に、きちんとドメイン名を示す場合に使われる。 /etc/hosts --------------------------------- |192.9.200.5 hostA AAA << ただのホスト名、AAA は別名。 |192.9.200.6 hostB.kigyou.co.jp << ドメインネ−ム形式。FQDN。 [ 本書での取り決めの確認 ] ホスト名といった場合 − hostA.kigyou.co.jp を表わす。 マシン名といった場合 − hostA を表わす。 単にドメインといった場合 − kigyou.co.jp を表わす。 ドメイン名といった場合 − kigyou.co.jp を表わす。hostA.kigyou.co.jp の場合も。 * ドメイン名の取得 '99/09 追記 国内で取得できるドメイン名の種類は、少しずつ増えている。またドメイン名を取り巻く 状況もだいぶ変わってきている。ちょっと現在の状況をまとめおこう。96年ぐらいでは 下記の通り co から go までしかなかったが、その後 ne, gr, ed という3つのドメイン が新設されている。ドメイン名管理は JPNIC がやっているのは変わりない。 JPNIC 管轄 のドメイン名は、1組織につき1個のみしか取得できないのも変わってない。これらは属 性型ドメイン名または組織型というが、JPNIC では地域型ドメイン名というのも相変わら ず発行している。個人でドメイン名をとりたい場合に、地域型ドメイン名を申請するとい うことである。 xxx.co.jp 株式会社、有限会社など。 xxx.ad.jp JPNIC 会員など。 xxx.ac.jp 大学など。 xxx.or.jp 一般団体。 xxx.go.jp 政府関係。 xxx.ne.jp ネットワ−クサ−ビス、プロバイダなど。96年10月。 xxx.gr.jp 任意団体、二人以上の個人または法人からなる団体。 xxx.ed.jp 高校までの学校。つい最近追加された。 ドメイン名の注意点を少し。or は初期の頃、プロバイダが付けていた。 2年ぐらい前か ら ne に変更してくれと JPNIC が言っているが、変えないプロバイダもある。co では会 社の登記簿が必要になる場合もある。以前はいらなかったと思うが(そう今でもいらない、 ドメイン名を取得する時は必要ない)。gr と ne は印鑑登録証明書が必要である。gr は 個人の場合は署名でもよくなっている。国内のドメイン名の基本は1組織につき1つ。場 所が離れている支社用にというのは取れない。DNS の設定やIPアドレスのサブネットの 利用で、ドメイン名は1つでも問題ないと JPNIC は言っている。 その通りだと思う。そ れにしても同じ会社が幾つものドメイン名を持っているような気がせんでもないが。 * 参考URL JPNIC ( Japan Network Information Center ) > 社団法人 日本ネットワ−クインフォメ−ションセンタ−。 http://www.nic.ad.jp/jp/。 紛らわしいのが http://www.jpnic.co.jp/ で JPNIC とは関係ない。JPNIC でのドメイ ンの登録メンテンスは学生ボランティアが作業しているとか。 APNIC ( Asia Pacific Network Information Center ) > http://www.apnic.net/。JPNIC の上位団体。世界のドメイン名の管理は、 世界を3つ のブロックに分けて管理している。APNIC はアジア太平洋地域を担っている。 ICANN ( Internet Corporation for Assigned Names and Numbers ) > 全体組織の階層は IANA( ICANN ) -- InterNIC( NSI ) -- APNIC -- JPNIC というよう になっている。 NSI ( Network Solutions Inc. 米国 ) > http://www.worldnic-jp.com/。NSI は com, org, net などのドメイン名の管理を93 年に InterNIC から委任された。このURLは日本でのサイトで、'98/10/29 から申請、 登録業務を開始している。登録は2年分で 12,800 円。 gTLD ( generic Top Level Domain ) > 一般ドメイン名、com, org, net というドメイン名は誰でも申請が可能である。 JPNIC は関与しない。インタ−ネット接続も問わないようである。http://www.gtld-mou.org/。 ccTLD ( Country Code Top Level Domain ) > 国別ドメイン。jp や kr など2文字で表わす。ちなみに kr は韓国。gTLD 扱いでいい という nu ニウエ国、to トンガ王国なども現われた。 * JPNIC ニュ−スレタ− 会費を払って JPNIC の賛助会員になると送ってくる小冊子。 とあるプロバイダのオフィ スに行った時に一部もらった。いつから発行しているのか知らないが小生が手にしたのは 2001/03/30 発行の第19号、約40ペ−ジ。 "ドメイン名登録事業のための新会社 JPRS を設立" の記事や、 JPNIC が開発した多言語ドメイン名評価キットという "mDNkit につ いて" の記事などがあった。巻末には、バックナンバ−は送料実費で分けると書いてあっ が会員以外でも分けてもらえるのかな。大方の記事は http://www.nic.ad.jp/、JPNIC の 公式Webサイトを見ればあるが。雑誌「INTERNET Magazine」に掲載した "JPNIC 通信" の記事は http://www.nic.ad.jp/jp/pr/article.html にある。 2003/10 見たところ場所 が /jp/pub/ へ変わっていた。1996年7月に1号、2000年10月に51号で終わ っている。/jp/pub/ には "JPNIC レポ−ト"、「UNIX Magazine」掲載のもあった。 * 参考:今となっては歴史的な資料である `2h/10/S 追記 (一部省略) 組織ドメイン名選択のためのガイド 平原正樹 (one of junet-admin) 1991年12月1日 1993年2月1日改訂 このガイドは、JUNET が発足してから今回日本ドメイン名割当委員会が構成されるまでの 長い期間、組織ドメイン名の割り当てに貢献し続けた junet-adminの経験に基づいている。 [ 日本ドメイン名割当委員会は、日本ネットワークインフォーメーションセ ] [ ンターおよびそのドメイン名割り当てグループによって置き換えられた。 ] ドメイン名は、組織を表す名称であり、この名称を選択する基準は、主観的な要素も多く、 このガイドでは相反する指針をそのまま記述している。このガイドを利用する者は、その 組織が置かれている状況、名前付けに対する価値観、社会的な影響などを考慮の上、組織 ドメイン名選定作業の補助として頂きたい。 1. ドメイン名選定の考え方 ドメイン名選択の一つの立場は、ドメイン名は,ドメイン名を名乗る組織のものであり,そ の組織が自由に決定できるという考え方である。ドメイン名を決定する際、アナロジーと して、子供の名前を付けることを想起して頂きたい。名前は、それを名乗る側の意思が最 優先されるべきである。 これに対する立場は、ドメイン名を使う他の組織の人々の便宜を優先し、ドメイン名の体 系を理解し易く、美しくしようとする考えである。ドメイン名は名前であると同時に電子 メイル等における住所でもあるので、一般の利用者には、何を意味しているか判らないド メイン名を付けられては、多くの人が苦労することになる。 全体的な統一性を重視するならば、例えば、大学ならば -u を付け、工業大学ならば -it を付けると、覚え易く、間違いも少ない。ただし、日本語名称が同一でも、英語名称が異 なっている場合がある。また、統一する必然性はなく、名称が類似していても、組織とし ては独立しているのだから、横並びする必要はなく、オリジナルなドメイン名を用いる方 を良しとする考え方もある。 全体的な統一性や正式名称を重視するか、オリジナリティをアピールするかは、その組織 の名称・略称に対する姿勢と、その名称の社会的知名度などを考慮し、その組織の意思と して、ドメイン名を決定するべきである。 2. 属性と JP 定義に基づいて属性を選択する。複数の属性に該当すると思われる場合、いずれの属性に も該当しないと思われる場合は、組織の正確な記述を行なった上で、希望するあるいは最 も適切と思われる属性を選択する。また、法的・外形的な位置付けによって判断を行なう ので、非営利目的の株式会社であっても CO に属する。 3. 略称と衝突 正式名称をそのままドメイン名とするならば、衝突する場合は少ない。一方、略称を用い ると、他の組織と衝突したり、衝突しなくても非常に紛らわしくなることがある。特に企 業では、3文字略称を使う場合が多く、名称の衝突が起こり易い。また、ある組織の略称 が、他の組織の正式名称と衝突することも起こりうる。こういった混乱は、ドメイン名は その組織の自由であるから考慮しないという立場もあるが、他との混同が起こり易いドメ イン名を用いることは、その組織にとっても有益でないとも考えられるので、略称を用い る場合には充分に考慮するべきである。 4. 組織内合意 ネットワークに参加するために新たに略称を作り出すよりは、既に使用している正式名称 や略称を使うべきである。新たな略称や俗称を選択する時は充分に検討し、そのドメイン 名が組織内での合意を形成するようにしなければならない。 正式でない通称をドメイン名として用いたために、将来、組織内で反対が起こり、仕方な く変更申請しても、ドメイン名の変更は、それを利用している多くの人々やネットワーク 管理者に多大な迷惑を掛けるため、正式な組織名の変更などと言った正当な理由なしには 行なうべきではない。ドメイン名は印刷物にも載って流布し、変更を行なっても長い期間 古いドメイン名が用いられるため、基本的に、その組織が複数のドメイン名を用いている ように例外扱いしなければならないのである。 [ 変更の手順に関しては、ドメイン名割り当てについての文書で、例外扱い ] [ 期間を定めている。 ] 5. 3文字ドメイン名および略称 ドメイン名として組織の名称の頭文字を取った略称の場合、その略称をその組織を表す名 称として、対外的に公式なものとして使用していることが望ましい。例えば、名刺や社章、 出版物などに、その略称が用いられていることが望ましい。また、その略称が商標などと して登録されている事実も根拠の一つとなろう。 ドメイン名として組織の名称の一部を省略した場合、上記の頭文字を取った略称の場合に 準じて考える。そのような省略を行なっても、他の組織の名称との衝突や誤認が生じる可 能性が低いならば問題はない。 基本的に、ネットワークに参加するために新たな略称を考案した場合、その略称が組織内 および組織外に浸透するかどうかが判断の分かれ目である。 安易な略称は好ましくない。 使用実績のない正式でない略称の場合、組織内での合意、その略称への思い入れを充分検 討するべきである。 6. ドメイン名の長さ ドメイン名の長さは仕様上は充分に長くても構わない。中途半端な省略よりは、完全にス ペルアウトした方が、覚え易いし、入力ミスも起こり難い。別名付け、ドメイン名のコン プリーション機能、ディレクトリサービスなどを充実することによって、ユーザインタフ ェース側でも技術的に解決されていくだろう。 現実的には、RFC1032 などではドメイン名の中の<組織名>の部分は 12 文字以下が望まし いと書いている。これは、ドメイン名を扱う管理者の作業を楽にする配慮と思われる。ま た、極端に長いドメイン名は OS やネットワークアプリケーションの実装上の制限に引っ かかる恐れもあるので注意が必要である。例えば、幾つかの UNIX の実装では、ホスト名 の長さは 32 文字以下であるので、ドメイン形式でホスト名を設定する場合、組織ドメイ ン名を極端に長くすると、組織内サブドメインやホスト名の長さにしわ寄せが来る。また、 メイルアドレスを一般の申請書などに記入する際、名前の記入枠に常識的な制限があるよ うに、メイルアドレスの記入枠にも制限があることが多い。 8. 和名 日本語での名称に基づいてローマ字でドメイン名を綴ると国内に対しては親しみ易いかも 知れないが、ネットワークの国際性を考えると英語名称の方が通りが良い。また、ローマ 字で綴ると、ヘボン式と訓令式とで綴りが異なる音を含んでいると、アドレスの書き誤り を起こし易い。もしろん、日本語での名称を国際的にも用いようと考えるならば、その意 思は尊重されなければならない。 9. ハイフンと大文字化 複数の単語からなるドメイン名を用いる時は、ハイフン("-") で区切るか、単語の始まり の文字を大文字とするか、いずれかの方法を採ることが一般的である。ドメイン名には大 文字小文字の区別はなく、使用する者が単語の頭を大文字で表現し、他を小文字で表現し ても差し支えない。なお、アンダースコア("_")はドメイン名に含むことはできない。 10. ゾーン 申請する者は、申請するドメイン名を使用するあるいは使用する可能性のあるゾーン(領 域)を明確にしなければならない。このゾーンが、ここでいう組織である。例えば、ある 会社の研究部門がネットワークに参加する時に、会社全体を表すドメイン名を申請するな らば、申請組織は研究所ではなくその会社であり、申請者は会社全体というゾーンでのド メイン名の使用に対する責任を持つ。 ゾーンとして、教育機関、法人等は、社会的に考えても適当である。また、密接に関連し た企業グループなど、単一の管理主体によって結びつけられている法人群もゾーンと考え ることができる。 11. 注意 BITNET、UUCP、CSNET、FIDONET のようなメイルドメイン、EDU や COM のようなドメイン ネームシステムに登録されているトップドメインと同一の<組織名>は、日本ドメイン名割 当委員会によって既に予約されていて、これらの<組織名>を持った一般の申請は受理され ない。これは、JUNET において、省略が用いられていた歴史的経緯による技術的な制約で ある。 (2) ドメイン名管理の動き '02/04〜 * 日本語ドメインインデックス '02/04 日本語のドメイン名でURLアクセスできるという話。えっと思うはが、ともかく入力し てみよう。http://お茶.jp.io/ と入れると3つのサイト出て来る。http://茶.jp.io/ と 入れると1つだけでてくる。なんじゃこれ、いつからこんなことができるようになったの だ。2000年5月に正式にスタ−トすると、とある名古屋での研究会でもらったパンフ レットには書いてあったが、4月27日にはアクセスできた。テストですでに開始されて いた。この日本語ドメインインデックスというのは、先にまともなドメイン名は取得して おく必要がある。そして日本語のドメイン名と対応をとるという訳である。ICANN に公認 された正規のドメインを使用したサ−ビスで、日本では(株)インタ−ネットワンジャパン、 http://www.nic.jp.io/ に申し込むことになっている。 新規登録料 22,000 円、2年目からは 10,000 円/年払う。申し込みは転送先のURLア ドレス、ホ−ムペ−ジの概要など記入するだけである。登記簿の提出だとか、ややこしい 手続きはない。幾つでも申し込むことができる。ホ−ムペ−ジのURLアドレスに対して、 http://商品名.jp.io/ というようにリンクしてくれるサ−ビスと思っていい。 メ−ルア ドレスには使うことはできない。coドメイン名は1会社に1個しかとれないので、1つの サイトで部署や扱う商品が違う場合困った話で、サブドメイン名で分けたりしていた。こ のサ−ビスを利用すれば、そんなことしなくてもずばりのアドレスを振ることができる訳 である。問題は新しいドメイン名、xxx.jp.io がどれだけ今後認知されていくかだ。どう かな−、小生の感触ではあまりな−という感じがするが。`25/08 見たら、まだあった。 * VeriSign が NSI を買収 `02/05 何とドメイン管理の大元の 米 Network Solutions Inc.が、米 VeriSign に買収されてし まった。中立的な組織であるはずの会社がである。そんなこと有りかと思わずうなってし まう。VeriSign 社はインタ−ネットでの認証技術を売り物にする最大手である。 ドメイ ン名をとる時は、同時に認証IDもどうぞということである。これからは企業なり個人な りの本人認証が当り前になっていくだろう。 VeriSign 社が良心的に振る舞ってくれれば、 手続きが一度で済むようになるわけだから、有難い話になる。しかし日本ではどうなるの だろう。JPNIC は会社ではないし、 VeriSign の子会社ということになるわけでもなさそ うだし。日本の VeriSign のサイト見たら、認証IDのお試しができるようになっていた。 その後の様子。NSI は2003年11月に VeriSign から米投資会社に売却された?、日 本語.com、日本語.net 等の日本語ドメイン名の扱いを止めると発表。よろしくないです。 * 汎用JPドメイン名の登録 `21/03〜`23/05 "汎用JPドメイン名優先登録のご案内" というメ−ルが 2001/01/13 が JPNIC から来た。 追って登録のためのパスワ−ドなどが書かれた書面が郵送されてきた。それからまたしば らくして、専用線接続しているプロバイダの東海インタ−ネットから申請代行しますとメ −ルが来た。何や他の会社からも代行しますというメ−ルもあった。汎用JPドメイン名 というのは2つ意味があって、hinomaru.co.jp や hinomaru.ne.jp などのドメイン名を 省略して hinomaru.jp でもいいですよというのが1つ。もう1つは 日の丸.jp と言うよ うに日本語表記が使えるというものである。 日本語表記の方は申請を JPNIC は受け付け はするが、実際に有効になる時期はまだ決まっていない。とりあえず kigyou.co.jp とい うドメイン名を取っていたとして、kigyou.jp の優先権があるということなので、これは 申請することにしよう。 xxx.co.jp が xxx.jp でもいいというもの 申請はプロバイダにお願いする。東海インタ−ネットが案内してきた費用では、第一区分 事前申請登録費用 2,500 円とドメイン登録費用(年間維持費込) 6,000 円である。2年目 からはドメイン維持管理費用というのが、何千円か必要みたいだが、まだ金額は未定との ことである。 優先登録申請受付期間は 2001年2月22日正午 〜 2001年3月23日正午とのこ と。それ以降、申請せずにほかっておくと、誰かに取られちゃうかもしれない。このドメ イン名は取っておいた方がいいと思う。ユ−ザが誤って kigyou.jp と入れても、 ちゃん とアクセスするようにもできる。しかし、このようなアクセスを有効にしたければ、自分 とこの DNS と sendmail の設定をいじる必要がある。 設定がめんどうなら申請登録だけ しておいて、実際の設定は別に後回しでも構わないということである。 2002年4月に入って、去年プロバイダ東海インタ−ネットから取得の手続きをした汎 用JPドメイン名を今年度、東海インタ−ネットで維持継続するか案内がきた。 JPRS の ドメイン維持管理料 3,500 円とプロバイダでの手数料 2,500 円とのことである。計、税 込みで 6,300 円である。 まだ汎用JPドメイン名をインタ−ネットで有効にはしてない が、とりあえず継続しておくこととした。もし、他社のプロバイダにこの汎用JPドメイ ン名の維持手続きを変更する場合は 3,500 円とか。その年の JPRSドメイン維持管理手数 料 3,500 円は弊社に請求が来るとのことで。 一般の企業などで汎用JPドメイン名を使 えるようにしているところは、ざっと見たところまだほとんどないようである。2003 年も引き続き、東海インタ−ネットで維持するようした。 * 日本レジストリサ−ビスについて `21/03 汎用JPドメイン名の登録管理する会社である。JPNIC から汎用JPドメイン名の管理業 務を正式にを請け負うということで 2000/12/26 設立された。日本レジストリサ−ビスと いう( JPRS )、http://www.jprs.jp/。改めて汎用JPドメイン名とは。xxx.jp で終わる ドメイン名のことで、xxx 部は英数字でもいいし、日本語でもいい。小生、日本語のは別 な話かと思っていたがそうではないようだ。http://www.jprs.jp/ を見ると xxx.jp ドメ イン名の検索ができる。ちなみに今話題になっている "三共.jp" を検索したら、 申請で きませんと出た。"三共製薬.jp" を引くと三共株式会社のものとなっていた。てっきり三 共製薬が会社名だと思っていたが三共株式会社だと、 ホ−ムペ−ジも www.sankyo.co.jp だった。ちなみに www.sankyo.com を見たら、これは全然別な外国の会社だった。 最近は○×工業とか○×商事とかいう様な会社名を、カタカナや三文字程度のアルファベ ットに変更するところが多い。これは十分かちあう。個人名ともかちあう。個人名とかち あった場合、企業の方が優先されるのだろうか。JPNIC や WIPO などに訴えられて裁定を 下されれば、悪気はなくても使用権利を取られてしまうのだろうか。 "katou.jp" という のを調べてみた。これはどこかの企業にすでに取られていた。 でも "加藤.jp" はまだ登 録されていなかった。"加藤.jp" を今ならとることができるわけである。しかし加藤建設 とかいう大企業がもしあって、その企業に訴えられたとしたら。"加藤.jp" を手放さなけ ればならないのだろうか。それはおかしいぞ。IBM.jp、"あいことぼくのめもり−"、てな つもりで付けたとか。あってもおかしくない。皆さんはどう思われる?。 そもそも xxx.jp というドメイン名を新たに設ける必要性があったのか。ドメイン名は階 層構造をとってこそ分かりやすく、一目でどういう組織なのか分かったのである。 JPNIC はわざわざ、混乱と紛争の火種を作ったようなものである。しかし、せっかく日本語ドメ イン(汎用JPドメイン名)を獲得しても、現時点で有効でないのである。 "www.加藤.jp" と例えば入れたところで、それを認識する仕組みができていないのである。JPRSのホ−ム ペ−ジを見ても、対応は未定と出ているだけである。見切り発車もいいとこである。さら に言うなら、汎用JPドメイン名の登録受け付けは 2000/11/10 に始まったという。JPRS の設立が 2000/12/26 というのに、一体どういうこと?。 このために先の "三共.jp" と いうような問題も出てしまったのである。かなりおかしい。 * 異常なドメイン名取得合戦 `21/03 大企業なんかどうも、ドメイン名を100も200も取っているらしい。商品の名前だっ たり、部署の名前だったり、ともかく片っ端から取得しているようなのだ。それは他の人 に取られる前に何でもいいから取っておくという姿勢のためである。日の丸工業ならずば りの hinomaru.co.jp が欲しいのは分かる。悪い奴に先にとられて、高額な値段で買い取 るなんてことは避けたいものである。しかし普通は hinomaru.co.jp さえあればいいでな いか。取り出したらきりがない。ドメイン名維持手数料とかいってお金もかかるし、管理 する手間も大変である。大企業なんかにとっては、商標を山のようにとっていることから すれば、ドメイン名を申請する手間や費用ぐらいは微々たるものかも知れない。だからと 言って何でもかんでも取るのはいかがなものか。 とりあえず使わないけど hinomaru.com も取っておこう、hinomaru.to もあった方がいい な。将来情報関連にも進出するかも知れないので hinomaru.ne.jp も欲しい。Eコマ−ス だから e-hinomaru.com もいる。そうだモバイル用に m-hinomaru.info もいるか。 つい でに 2000年だから hinomaru_2000.co.jp もどうだ。hino_maru.com というのが取ら れている、紛らわしいから訴えて使わせないようにしなければならない。などなど際限が ないのだ。そんなにたくさんドメイン名があって、一体どうするというのだ。WWWサイ トが実際にあっても、ユ−ザは覚えることはできないし、覚えるつもりもない。ドメイン 名は1つだからこそ、分かりやすくて利用価値があるのだ。冷静になって考えれば分かる ことだ。オイルショックの時のトイレットペ−パみたいなことを繰り返してはいけない。 * キ−ワ−ドサ−ビス `21/11 Microsoft のWWWブラウザの URL バ−のところで、http://xxx じゃなくて、日の丸工 業とか入れてみよう。web.realnames.com につながって日の丸工業を検索する。ずばり該 当するのがあれば、そのままホ−ムペ−ジを表示してくれる。IE5.0 以上で実装されたキ −ワ−ドサ−ビスという仕組みだそうだ。日の丸工業で出て来なければ、株式会社も付加 してみるとか。ずばりがなくて幾つかある場合は、MSN 検索サイトで幾つか該当するとこ ろをリストする。web.realnames.com からのメッセ−ジは "Keywords by RealNames. The fastest, easiest way to navigate the Web." と出るのみで、 広告が入るというわけで もない。今のところ無料である。これは便利なサ−ビスというか便利なWebの機能であ る。ずっとこれを無料を提供してくれるのなら、もはや国際化ドメインとか日本語ドメイ ンとかは必要ない。Webについては、これで十分である。まさかメ−ルアドレスに日本 語ドメインを使いたい?。加藤@日の丸工業 なんて!。 2002/05/16 JPRS 発表、日本語JPドメインのIE向け閲覧サ−ビスを修了。 Microsoft 社が、米 RealNames 社の技術を使って Internet Explorer でサ−ビスしていた。これに JPRS も関与して日本語JPドメイン名での検索ができるようにしていた。 Microsoft が RealNames との提携を取り止めたため、RealNames 社は2002年5月半ば営業を停止し た。JPRS もこれに伴いこのキ−ワ−ドサ−ビスを5月エンドで止めることにした。 結局 サ−ビスをしていたのは 2001/08〜2002/05 末ということになる。 * 本格的に始まった日本語ドメイン名 `24/04 (株)日本レジストリサ−ビスは、http://jprs.jp/、http://日本レジストリサ−ビス.jp/、 2003/07/10 から日本語JPドメイン名の運用サ−ビスを開始した。 JPRS の 2003/06/30 発表文書によれば、"国際化ドメイン名 IDN( Internationalized Domain Name )登録方法 に関する枠組みが6月20に ICANN から公開されたことを受け、 7月10日より日本語 JPドメイン名の登録管理サ−ビスを RFC 準拠することにした"。この RFC準拠とは、日 本語( Unicode )を ASCII 文字で表現する変換方式を世界的に取り決めたということであ る。変換方式は ASE( Ascii Compatible Encoding )と一般的に言われ、具体的には RACE 方式というのが、とりあえず使われてきた。それを Punycode 方式と言うのを新たに取り 決め、RACE 方式と併用しながら 2003/09/30 に切り替えたということである。JPRS 管理 の大元のDNSサ−バ、ユ−ザ管理のDNSサ−バ、WWWサ−バ設定のドメイン名部を Punycode 方式で記述するということである。 WWWブラウザはそれ用に対応させる必要がある。 2003/06/30 発表の Netscape 7.1 は 日本語ドメイン名を認識するようになっている。Opera 7.2 も対応。Mozilla も対応する ようである。Microsoft Internet Explorer はバ−ジョン 5.0 以上で、 プラグインソフ トを入れることで対応する。http://jprs.jp/i-Nav/install.html、"日本語ドメイン名プ ラグインのインスト−ルペ−ジ" があり、 ここから i-Nav プラグインを無料ダウンロ− ドできる。VeriSign Inc. が作ったソフトである。 i-Nav はここで 2002/10 から提供さ れていた。当初は RACE 方式のが、現在は Punycode 方式で日本語変換するソフトになっ ている。 ところで日本語ドメイン名の登録、利用状況だが、JPRS で紹介されていたので 2004/04/13 時点で 1686 件。著名な企業などはすでに取っている。 検索画面で人の名前 など入れてみたら、加藤.jp なんてのも既に登録されていた。 * トップレベルドメインが自由に `2a/09 普段、日経の雑誌は斜め読みしているのだが、読み捨てならない記事が目に止まった。新 たなドメイン名が策定されるという話。「日系コミュニケ−ション」 2019/09, P.50〜55, "FOCUS寄稿、自由化する一般トップレベルドメイン(gTLD)、企業名だけのWebアドレス が可能に 新ル−ルで要点と申請の要件を知る"。従来ドメイン名の頭は com とかjp とか 決まったものだった。それがこれまで info とか幾つか追加されることもあった。しかし それが、トップレベルドメインが自由に取れることになるというのだ。雑誌記事によると 申請受け付けは 2011年春、利用開始は 2012年頃。申請費用は約1660万円、その後年に約 235万円。それに実際のドメイン名運用は国内では、 日本ベリサインにお願いすることに なるだろう。年1千万円ぐらいかかるかも知れない。多分、界中の大企業はこぞって申請 するのでないか、すると思う。どうするの、えらいことになるぞ。こんなんを新しく設け るべきではない。混乱するのは目に見えている。おぞましい話がまた一つ増えた。 * JPNIC と JPRS のこと JPNIC 日本ネットワ−クインフォメ−ションセンタ−。JPNIC WHOIS Gateway のペ−ジを 見ると、2002年4月1日、JPドメイン登録管理業務は(株)日本レジストリサ−ビス JPRS に移管されました。2005年3月22日より JPNIC JPRS は WHOIS サ−ビスを分 離し、ドメイン名関連の情報 JPRS WHOIS のみで提供する。 (3) インタ−ネットでの管理 '96〜 * インタ−ネットのドメイン階層構造 * root | ------------------------------ | | --------------------- jp ------- com トップレベルドメイン 例 jp | | TLD( Top Level Domain ) | | --------- ad.jp --------- co.jp 第2レベルドメイン 例 co | SLD( Second Level Domain ) | -------- xxx.co.jp 第3レベルドメイン 例 xxx [ トップレベルドメインの種類 ] jp など各国のドメイン名。 com: Commercial、org: Organization、net: Network、 edu: Education、 gov: Goverment、 mil: Millitaly など。 * 独自ドメインの場合 JPNIC のネ−ムサ−バ ns.nic.ad.jp に、自分のドメイン名を登録してもらう。このネ− ムサ−バの named.hosts(または相当ファイル)に以下のように書いてもらうことになる。 1次ネ−ムサ−バのホストは、自分のネットワ−クのホストがなる。2次ネ−ムサ−バの ホストは、接続プロバイダになってもらったり、他のドメインのホストになってもらうこ とになる。1次ネ−ムサ−バはプライマリ・ネ−ムサ−バ、2次ネ−ムサ−バはセカンダ リ・ネ−ムサ−バとも呼ぶ。 named.hosts ------------------------------------- |@ IN SOA .... | | |xxx.co.jp. IN NS hostX.xxx.co.jp. << 1次ネ−ムサ−バの記述。 | IN NS hostY.yyy.co.jp. << 2次ネ−ムサ−バの記述。 * root | ---------------------------------- | | □ DNS << ここに xxx.co.jp を登録してもらう。日 | | | 本のドメイン管理の親玉である。 ------ com ---------------------- jp | | ---------------------- co.jp 2次ネ−ム DNS □ | | □ DNS << 1次ネ−ムサ−バ。 サ−バ hostY | | | | hostX --------- ----------- yyy.co.jp xxx.co.jp << 自分ところのドメイン。 [ JPNIC のデ−タベ−スから ] http://www.nic.ad.jp/jp/db/ の "WHOIS Gateway はこちら" をクリックし、検索したい ドメイン名を入れる。ここでは hinomaru.co.jp と入れたとしよう。下記の表示はでたら めである。いかん、nix.co.jp と言うドメイン名を仮想として、これまで本書では用いて きたが、この名前を使っている会社があった。 nix.co.jp じゃなくて nix.co.jj ぐらい に全部変更せないかんかな。ひょっとして hinomaru.co.jp というのもあるのじゃないの かな。いかん、やっぱりあった `21/09 nslookup でチェック。`22/04 本書の nix.co.jp の記述部を一部を除き、nix.co.jj に変更した。 Domain Information: [ドメイン情報] a. [ドメイン名] HINOMARU.CO.JP e. [そしきめい] かぶしきがいしゃ ひのまる f. [組織名] 株式会社ヒノマル g. [Organization] HINOMARU CORPORATION k. [組織種別] 株式会社 l. [Organization Type] Corporation m. [登録担当者] IKXXXXX n. [技術連絡担当者] IKYYYYY p. [ネームサーバ] dns.hinomaru.co.jp << 1次ネ−ムサ−バ。 p. [ネームサーバ] ns1.provider.ad.jp << 2次ネ−ムサ−バ。 p. [ネームサーバ] ns2.provider.ad.jp << 2次ネ−ムサ−バ。 y. [通知アドレス] katou@hinomaru.co.jp y. [通知アドレス] nic@provider.ad.jp [状態] Connected [登録年月日] 1979/02/30 * プロバイダ等のサブドメインになる場合 named.hosts ------------------------------------------------------ |nix.henomohe.or.jp. IN NS hostX.nix.henomohe.or.jp. << 1次ネ−ムサ−バ。 | IN NS hostY.nix.henomohe.or.jp. << 2次ネ−ムサ−バ。 | or.jp ------------ | □ DNS << ここの named.hosts に登録してもらう。 | | ------------------- henomohe.or.jp | 2次 1次 | □ DNS □ DNS << nix.henomohe.or.jp ドメインのネ−ムサ−バ。 | | | ------------------- nix.henomohe.or.jp これはゾ−ン管理を nix.henomohe.or.jp のネットワ−ク内で行う場合である。自分とこ のホストのIPアドレスの対応情報は、自分とこのネ−ムサ−バでめんどうみますという ことである。1次ネ−ムサ−バ、2次ネ−ムサ−バとも自分とこに置いているが、2次ネ −ムサ−バは上位ドメインでめんどうみてもらうとかでもいい。 * これまでのまとめ ・DNS の実装ソフトは named と言って、サ−バ名はネ−ムサ−バという。 フリ−ソフト で BIND 4.x 系と BIND 8.x がある。今は BIND 8.x 系の開発が継続されている。 ・2次ネ−ムサ−バは1次ネ−ムサ−バの予備である。そのため情報は同じにする必要が ある。どれだけの時間間隔でコピ−するかは、DNS の制御ファイルに書かれている。 ・DNS にはドメイン名からIPアドレスのテ−ブル(正引き)と、IPアドレスからドメ イン名のテ−ブル(逆引き)がある。 ・DNS にはメ−ルサ−バのアドレスも記述する。MX レコ−ドという。 これでどこにメ− ルを送れば配達してくれるか分かるようになっている。 ・最終的には相手のIPアドレスが分からなければ通信できない。DNS から相手IPアド レスが分かれば、ル−ティングによってIPパケットは飛んでいく。 * プロバイダによるドメイン名とIPアドレス管理の意味 `24/02 [ パタ−ン1 ] : : DNS-1,Mail,WWW 古き良き時代のインタ−ネットの姿。 ■ □ △ katou.nix.co.jj ファイアウォ−ルを設けることもな | |1.1 |1.2 かった。クラスBでも割り振られた --------------------------- 1.0 りして、内部ネットワ−ク外部ネッ | トワ−クの区別はなかった。全部パ ただのゲ □ △ satou.nix.co.jj ブリックIPアドレスを使って、各 −トウェイ| |2.2 ユ−ザ個々のホストにも FQDN が付 ------------------------ 2.0 けられ、メ−ルも SMTP で自分のホ | ストまで配信された。 □ △ haruo.nix.co.jj | |3.2 DNS-2 セカンダリDNSはプロバイ --------------------- 3.0 ダになってもらっているとする。 [ パタ−ン2 ] : : DNS-1,Mail,WWW 内部のネットワ−クはプライベ−ト ■ □ IPアドレス。内部ネットワ−クの | |1.1 Public IP ホスト個々に FQDN を付けることは --------------------------- 1.0 nix.co.jj ない。内部ではドメイン名は関係な NAT変換|ファイアウォ−ル い。DNS-1,Mail,WWWのインタ−ネッ △ □ △ ト用サ−バのホスト1台だけ、FQDN 10.2| | |10.3 Private IP を付ければそれで済んでしまう。こ --------------------------- 10.0 関係なし れが現在の一般的な形態だろう。 [ パタ−ン3 ] / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ パタ−ン2に別なプロバイダで高速 \_________________/ 回線を加えてみる。nix.co.jj ドメ ISP1 | ISP2 |iii.co.jj インのDNS管理は、これまで通り □―/ ̄ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄\ ISP1 とする。DNS-1のDNS設定は DNS-2\___/ \___/ :DA64 ADSL: : : ns.nix.co.jj 1.1 : : Mail,WWW mail.nix.co.jj 2.1 ■ □ DNS-1 ■ □ www.nix.co.jj 2.1 このよう。 nix.co.jj | |1.1 | |2.1 --------------- 1.0 ------------ 2.0 ISP2側でDNS逆引きの設定をして | | くれたとすると、例えばこんな感じ NAT変換 □ ファイアウォ−ル □ NAT変換 2.1 temp.iii.co.jj。2.1 の正引き | | と逆引きが一致しないが実際上、問 ---------------------------------- 10.0 題になることはないと思われる。 (4) ドメイン登録情報を見る `21/09 * ル−ツから独自ドメイン nix.co.jp の情報まで $ nslookup nix.co.jp は既に取られているので、仮に jj という Default Server: node_abcd トップレベル・ドメインとして書いてみたが、説明が Address: 0.0.0.0 分かりにくくなってしまった。そのため、ここだけは > help やはり jp として説明する。`22/04 | だ−っと出て来る。 > server 198.41.0.4 << 世界の DNS のル−トサ−バの1つを指定する。 Default Server: [198.41.0.4] Address: 198.41.0.4 > set q=ns << set querytype=ns でも set type=ns でも同じ。 > . << 世界における DNS のル−トサ−バを表示する。 Server: [198.41.0.4] Address: 198.41.0.4 (root) nameserver = M.ROOT-SERVERS.NET (root) nameserver = I.ROOT-SERVERS.NET (root) nameserver = E.ROOT-SERVERS.NET (root) nameserver = D.ROOT-SERVERS.NET (root) nameserver = A.ROOT-SERVERS.NET (root) nameserver = H.ROOT-SERVERS.NET (root) nameserver = C.ROOT-SERVERS.NET (root) nameserver = G.ROOT-SERVERS.NET (root) nameserver = F.ROOT-SERVERS.NET (root) nameserver = B.ROOT-SERVERS.NET (root) nameserver = J.ROOT-SERVERS.NET (root) nameserver = K.ROOT-SERVERS.NET (root) nameserver = L.ROOT-SERVERS.NET M.ROOT-SERVERS.NET internet address = 202.12.27.33 I.ROOT-SERVERS.NET internet address = 192.36.148.17 E.ROOT-SERVERS.NET internet address = 192.203.230.10 D.ROOT-SERVERS.NET internet address = 128.8.10.90 A.ROOT-SERVERS.NET internet address = 198.41.0.4 H.ROOT-SERVERS.NET internet address = 128.63.2.53 C.ROOT-SERVERS.NET internet address = 192.33.4.12 G.ROOT-SERVERS.NET internet address = 192.112.36.4 F.ROOT-SERVERS.NET internet address = 192.5.5.241 B.ROOT-SERVERS.NET internet address = 128.9.0.107 J.ROOT-SERVERS.NET internet address = 198.41.0.10 K.ROOT-SERVERS.NET internet address = 193.0.14.129 L.ROOT-SERVERS.NET internet address = 198.32.64.12 > co.jp. << or.jp や jpと入れても、以下出て来るのリストは同じであ Server: [198.41.0.4] る。co.jp. の最後のピリオドは入れるのが正当かも知れな Address: 198.41.0.4 い。入れなくても別に問題はなさそうだが。 Authoritative answers can be found from: jp nameserver = DNS0.SPIN.AD.jp jp nameserver = NS-JP.SINET.AD.jp ns0.nic.ad.jp が日本のドメインのプライマリ jp nameserver = NS.WIDE.AD.jp −ネ−ムサ、他のはセカンダリ−ネ−ムサ−バ。 jp nameserver = NS0.IIJ.AD.jp http://www.nic.ad.jp/jp/db/dns/ns.htmlにそ jp nameserver = NS0.NIC.AD.jp の記述がある。 jp nameserver = NS-JP.NIC.AD.jp DNS0.SPIN.AD.jp internet address = 165.76.0.98 NS-JP.SINET.AD.jp internet address = 150.100.2.3 NS.WIDE.AD.jp internet address = 203.178.136.63 NS0.IIJ.AD.jp internet address = 202.232.2.34 NS0.NIC.AD.jp internet address = 202.12.30.131 NS-JP.NIC.AD.jp internet address = 61.120.151.100 > server 165.76.0.98 << 日本のル−トサ−バの1つにアクセスする。 > nix.co.jp. Server: [61.120.151.100] Address: 61.120.151.100 Non-authoritative answer: nix.co.jp nameserver = ns1.provider.ad.jp << 2次ネ−ムサ−バとして登録。 nix.co.jp nameserver = ns2.provider.ad.jp << 2次ネ−ムサ−バとして登録。 nix.co.jp nameserver = dns.nix.co.jp << 1次ネ−ムサ−バとして登録。 Authoritative answers can be found from: 日本の6個のル−トサ−バそ ns1.provider.ad.jp internet address = 192.168.10.1 れぞれに nix.co.jp のネ− ns2.provider.ad.jp internet address = 192.168.10.2 ムサ−バの1次2次のIPア dns.nix.co.jp internet address = 192.100.1.1 ドレスが登録されている。 > server 192.168.10.1 << nix.co.jp の2次ネ−ムサ−バにアクセス。 > www.nix.co.jp. << www.nix.co.jp のIPアドレスはあるが、web.nix.co.jpの Server: [192.168.10.1] IPアドレスは2次ネ−ムサ−バでは検索できない。 これ Address: 192.168.10.1 は1次ネ−ムサ−バに、web.nix.co.jp レコ−ドを追加し たまま、 2次ネ−ムサ−バにはまだ反映されていない状況 Name: www.nix.co.jp で起こる。1次ネ−ムサ−バの /etc/named.hostsファイル Address: 192.168.10.1 などの SOA レコ−ドのシリアル番号を上げて、named をリ ブ−トしなければならない。 2次ネ−ムサ−バの中の内容 > web.nix.co.jp. は外からは見ることができないことに注意。 Server: ns1.provider.ad.jp Address: 192.168.10.1 *** ns1.provider.ad.jp can't find web.nix.co.jp: Non-existent domain > server 192.100.1.1 << nix.co.jp の1次ネ−ムサ−バにアクセス。 Default Server: dns.nix.co.jp Address: 192.100.1.1 > web.nix.co.jp Server: dns.nix.co.jp Address: 192.100.1.1 Name: web.nix.co.jp Address: 192.168.10.2 << web.nix.co.jp のIPアドレスが検索できている。 > ls -d nix.co.jp << -d は全部の内容を表示せよということ。 [dns.nix.co.jp] nix.co.jp. SOA dns.nix.co.jp netmaster.nix.co.jp. (1996040101 3600 300 nix.co.jp. NS dns.nix.co.jp 3600000 3600) nix.co.jp. NS ns1.provider.ad.jp nix.co.jp. NS ns2.provider.ad.jp nix.co.jp. MX 0 mail.nix.co.jp mail CNAME dns.nix.co.jp www CNAME dns.nix.co.jp dns A 192.100.1.1 web A 192.100.1.2 nix.co.jp. SOA dns.nix.co.jp netmaster.nix.co.jp. (1996040101 3600 300 3600000 3600) > set all << 現在のオプションの状態を表示する。 Default Server: dns.nix.co.jp Address: 192.100.1.1 Set options: nodebug defname search recurse nod2 novc noignoretc port=53 querytype=ANY class=IN timeout=5 retry=4 root=ns.nic.ddn.mil. domain= srchlist= > set q=soa << set q=any で全部表示。set q=soa は SOA レコ−ド部のみ > nix.co.jp 表示せよということ。 Server: dns.nix.co.jp Address: 192.100.1.1 nix.co.jp origin = dns.nix.co.jp mail addr = netmaster.nix.co.jp serial = 1996040101 refresh = 3600 (1 hour) retry = 300 (5 mins) expire = 3600000 (41 days 16 hours) minimum ttl = 3600 (1 hour) nix.co.jp nameserver = ns2.provider.ad.jp nix.co.jp nameserver = dns.nix.co.jp nix.co.jp nameserver = ns1.provider.ad.jp ns2.provider.ad.jp internet address = 192.168.10.2 dns.nix.co.jp internet address = 192.100.1.1 ns1.provider.ad.jp internet address = 192.168.10.1 > exit $ * そして疑問が 日本そして世界のネ−ムサ−バのル−トサ−バを見る順番はどうなっているのか。ランダ ムに見に行くように named プログラムに仕込まれているのか。そしてさらに、 これらル −トサ−バに登録されている自社のネ−ムサ−バを見る順番はどうなっているのか。1次 2次ネ−ムサ−バはこれこれと申請はするが、実際機構的にそのような解釈がされている のか。一般的には1次のネ−ムサ−バが止まっていれば、2次ネ−ムサ−バに見に行くよ うになっていると考えられているが、本当にそういう動きをするのか。どうにもおかしな 現象が起こった。ここら辺りの仕組みの解説をしているのは、見たことがない。 実は上のように、1次ネ−ムサ−バでAレコ−ド web.nix.co.jp を追加した。 2次ネ− ムサ−バには反映してない。 そしてパソコンなどで DNS の検索IPアドレスをいろいろ なプロバイダのを指定して、web.nix.co.jp を検索した。すると1社だけで検索ができた。 日本のル−トサ−バが常に1次ネ−ムサ−バを見にいくようになっていれば、こんな事は 起こるはずがない。ひょっとすると、日本のル−トサ−バに1次2次を記述する際に順番 を間違えたか、そもそも1次2次の区別はなくランダムにアクセスするようになっている かである。ともかく2次の情報をちゃんと1次から反映させるしかない。 [ 多分こういうことでないのか ] `24/04/28 先ずは、インタ−ネットではネ−ムサ−バの1次も2次も関係ないということ。以下の設 定では、そのゾ−ンの情報を持つネ−ムサ−バは3つあるということ。1次、2次とか言 うのはゾ−ンの管理者側の区別でしかない。 そして JPNIC に登録されたネ−ムサ−バが 次のようなことだったら、3つのネ−ムサ−バはランダムに選ばれることになる。 JPNIC の co.jp ゾ−ンを管理するネ−ムサ−バ ------------------------------------------- |@ IN SOA .... どこからか、www.nix.co.jp の名前解決 | | したい、IPアドレスを教えて欲しいと |nix.co.jp. IN NS dns.nix.co.jp. きたら、co.jp ゾ−ンを管理するネ−ム |nix.co.jp. IN NS ns1.provider.ad.jp. サ−バは、これらネ−ムサ−バのいずれ |nix.co.jp. IN NS ns2.provider.ad.jp. かのIPアドレスを知らせる。昔勉強し | た時は、一番上に書かれたネ−ムサ−バ |dns.nix.co.jp. IN A 192.100.1.1 を知らせる。そのネ−ムサ−バが止まっ |ns1.provider.ad.jp. IN A 192.168.10.1 ていたりしたら次のを知らせる。そう理 |ns2.provider.ad.jp. IN A 192.168.10.2 解したつもりだったが違っていたようだ。 ※昔の named の実装には、ラウンドロビンの機能はなかったので、 ひょっとすると上か ら見ていたのかも知れない。ともかく、ここら辺りはとても分かりにくいところです。 * ゾ−ン転送のことがこれで分かる `2h/07 $ nslookup 2.2.2.2 はDNS1次サ−バで外に出してい 既定のサ−バ−: ns1.provider.ad.jj る。1.1.1.1 はDNS2次サ−バでプロバイ Address: 1.1.1.1 ダになってもらっている。管理は1次サ−バ もプロバイダにやってもらっているという話。 > ls -d nix.co.jp *** ドメイン nix.co.jj を一覧表示できません: Query refused コンピュ−タ−へのゾ −ン nix.co.jj の転送が DNS サ−バ−によって拒否されました。この処理が正しくない 場合は、IP アドレス 1.1.1.1 の DNS サ−バ−で nix.co.jj のゾ−ン転送セキュリティ 設定を確認してください。 > server 2.2.2.2. << DNSサ−バを指定する。Windows 7のDOS窓で操作。 > ls -d nix.co.jp << -d は正引きファイルの全部の設定内容を表示する指示。 DNS1次サ−バの内容は自社ネットワ−ク内からは見る事ができるようにしてもらった。 全部の内容を表示とはそのDNSサ−バが持っている情報、言い替えれば権威DNSサ− バが持っているエントリの情報を全て表示するということ。ゾ−ン転送はそもそもは2次 DNSサ−バが1次DNSサ−バの内容をコピ−するということである。2次DNSサ− バであるというのは何の証もいらない。だから何の制限もなければどこのDNSサ−バか 分からない所からでも自社のDNSサ−バの内容を取得することができる。制限をかける ため1次DNSでは内容取得を許すIPアドレスを記載するのである。自社1次DNSを クラウド上に出したりした場合、社内からDNS設定の内容を確認できるようしておきた い。そんなん場合にもゾ−ン転送の制限設定を行なうのである。たいがい自社ファイアウ ォ−ルのWAN側のIPアドレスからDNSサ−バ内容の取得ができるようにする。 * nslookup より使い易い dig `2h/09/S 追記 DNSの制御ファイルのゾ−ンファイルの記述の確認は # nslookup とやって FQDN を入 れる。例えば hostA.nix.co.jj と入れIPアドレスが出てくればOK。 インタ−ネット 用のDNSなら、外の FQDN 例えば www.iij.ad.jp を入れて recursion が働いているか チェックしておくこと。最近は nslookup より dig コマンドを使うのが勧められる。 dig コマンドはDNSの応答時間が出てくる。このことを知ったのは `2g/07 頃。自社の DNSサ−バ、プロバイダが用意しているDNSサ−バ。幾つか利用できるDNSサ−バ がある場合、どれを利用するのが一番速くWebブラウザの表示をするのか。結構重要な ことである。nslookup はURL名を入れて返って来るIPアドレスを見るのみだった。 Linux には dig コマンドは BIND をインスト−ルしていれば、予め入っている。Windows パソコンには昔から dig は入ってない。nslookup はほぼ?入っていると思う。 Windows 用の BIND を入れれば dig は入る。 ネットワ−ク設定のDNS指定したDNSサ−バを 見にいく。コマンド叩いてから、DNSサ−バの指定を変えることができる。 (5) COM ドメインも取ってみる `22/05 * レジストラとレジストリ( Registrar & Registry ) ・レジストラはドメイン名の登録請負業者。レジストリから委託を受けて代理で登録の受 け付けをする。雨後の筍のごとく、一杯業者ができた。 ・レジストリはドメイン名の管理業者。日本では JPRS がやっている。com, net, org の gTLD はアメリカの VeriSign GRS( Global Registry Services ) がやっている。 ・gTLD は2年有効。汎用JPドメインは毎年更新料がいる。JPRS は最初に 14,000 円の 登録料、翌年から維持費に年 7,000 円必要である。 * ドメイン登録請負業者と各種サ−ビス http://www.register.com/ > 米国のよく知られたレジストラ業者。com, net, org ドメイン名をとる。1年 $35、2 年で $70、5年で $150。他のドメインも一杯ある。無料で DNS の1、2次になってく れる。無料で3ペ−ジ分のホ−ムペ−ジがある。5ペ−ジだと $4.95/月。独自ドメイ ン名のメ−ルも、メ−ルボックス1個につき $29.99/年で利用できる。 DNS の設定は 自分で変更できる。それで別途、用意したパブリックな固定IPアドレスのWWWサ− バを指定すれば、マイWWWサ−バとなる。MX レコ−ドの変更もできる。 他、メ−ル 転送の設定などもできる。取得に当たっては、 First Name(名)、Last Name(姓)、電話 番号など記入することになる。支払いはクレジットカ−ドである。 http://www.nadukete.net/ 名づけてねっと、NTTPC コミュニケ−ションズ。 > com, net, org ドメイン名を取得できる。2001/04/24 から扱い開始。 3,600 円/1年、 7,000 円/2年。汎用JPドメインも 2001/10 から取扱い開始7,200 円/年。"名づけ てねっと" の方が安い。ドメイン転送サ−ビス、2,400 円/月。 WebARENA Suite をレ ンタルサ−バに勧める。http://www.arena.ne.jp/。 共用サ−バホスティングサ−ビス。 50 MB, 3,500 円/月から。レンタルサ−バの一種。50 MB〜MAX 300 MB まで。 一応セ キュリティ対策はやられている。SSL はオプションで利用できる。 http://www.sakura.ad.jp/ > com, net, org ドメイン名を取得できる。DNS の利用料金は月1千円か年1万円、初期 登録料金1千円、10ゾ−ンまでバ−チャルドメインのWWWの利用料金が、パ−ソナ ルというタイプで2千円/月、2万円/年。 レンタルかハウジングで SSL に対応する。 VeriSign への申請代行 1.5 万円、設定 2 万円。 専用レンタルサ−バはホスト1台利 用、セキュリティは自分の責任である。ハウジングはマシンの持ち込み。メ−リングリ ストのサ−ビスあり。xxx@yyy.sakura.ne.jp というアドレスになる。 http://www.name24.jp/ ファ−ストサ−バ(株)、(株)クボタ出資 2000/06 設立 > 汎用JPドメイン名取得。2002年4月からは co, ne, or なども扱い開始。無料の DNS サ−ビス、プライマリとセカンダリ DNS になってくれる。 利用は両方共の利用に 限る。ホ−ムペ−ジとメ−ル転送サ−ビス、それぞれ 980 円/年。 ドメイン名登録申 請で公開される個人情報を、代わりにネ−ム24の名前や住所になってくれるサ−ビス もある。500 円/年、Whois ガ−ドサ−ビスといって個人情報を公開したくない場合に いい。汎用JPドメイン名、登録申請は 7,980 円。次年度以降維持料 7,000 円/年。 http://www.mse.co.jp/ > 汎用JPドメイン登録料 1.2 万円、維持5千円/年。 ちょくちょく雑誌に載っている。 この会社、もともとは粉体関連計測装置などの開発販売をしている、ちょっと驚きであ る。com, net, org それに biz, info なども扱う。 改めて2003年12月、このサ イト見てみた。メニュ−としてはドメインの取得、運用。自社サ−バの運用支援。ドメ イン申請代行があった。それにIPドメイン基礎口座、これはこの内容が簡潔にまとま っていた。それにホスト名からIPアドレスを検索、その逆など whois や nslookupを 画面からできるサ−ビスもあった。 * 企業などで COM ドメインを取るには 海外向けに宣伝とイメ−ジアップを計るため、xxx.com ドメインも取得して運用してみた い。国内用には http://www.xxx.co.jp/ で日本語のサイトとし、 海外向けに英語サイト で http://www.xxx.com/ とする訳である。xxx.co.jp ドメイン名は既に取っていて、DNS の1次サ−バ、メ−ルサ−バ、WWWサ−バは自前で稼働させているとしよう。さて、そ れで http://www.xxx.com/ はどこで稼働させるか。 ikken@xxx.com のメ−ルはどこで受 けるか。 多分、バ−チャルドメインで www.xxx.co.jp と同じサ−バのホストでやるのが、 自然なやり方なのだろう。それぞれ別なサ−バを用意するというのも大掛りである。ドメ イン名の取得自体はどこでやるか。大手のプロバイダなら、com ドメインも取るサ−ビス があるだろう。しかし小さなプロバイダではサ−ビスがない。その場合は、大手プロバイ ダで、ドメイン名だけとる。または http://www.register.com/ といったドメイン業者か ら取るかである。このサイトで個人が取得した記事が、goo など検索すると一杯出て来る。 * 個人がドメイン名を取る時代 ドメイン名というのは、かつては個人で取るようなものでなかった。 それが com ドメイ ンを取るようになり、ニウエ王国の nu やトンガ王国の to を取ったり、はたまたドメイ ン名を取るのが趣味という輩まで出て来る始末である。最近では汎用JPドメインである。 加藤.jp、katou.jp と言うドメイン名が誰でも取れることになった。 それに JPNIC に直 接申請しなくても、レジストラと呼ばれる登録請負業者の安いところから取ればいいとい うことになった。レジストラは一杯あって競争である。正式な認定を受けた業者もあれば もぐりもあるらしい。com ドメインも同様、レジストラの安いところから取得すればいい、 それこそ年10ドルなんてところもあったりする。ちなみに nu ドメインは友達が前に取 った時は、http://www.hihongo.nu/ から2年分45ドルだった。 今ドメイン名を取るな ら com か汎用JPドメインだろう。ただし 加藤.jp という日本語ドメインはまだ有効で はない、先行して取っておくというだけである。目下実験レベルである。 * いろいろ参考 「INTERNET magazine」 2001/07、P.188〜205。 > 3,000 円から始めるホスティング&マイドメイン。このような記事が出るぐらい、すで に個人ホ−ムペ−ジを開設、ドメイン名をコレクションする人が出てきた。 「Q&Aで分かるBIND」 ドメイン運用技術研究会編、エ−アイ出版、2,400 円。 > ネ−ムサ−バの基本からバ−チャルドメイン設定まで。2001/06/12 発行。 http://www.rentalserver.org/ > 個人向けのレンタルサ−バについて何でもの掲示板がある。メ−リングリストとそのア −カイブもある。過去ログをよく読んで投稿などすること。 http://www.networksolutions.com/ > ドメイン取得サイト。VeriSign に買収される前のレジストリ&レジストラ。 今もレジ ストラとしてやっている。見ると VeriSign のWebサイトですと出ている。 http://www.oiden.net/ おいでんホ−ムペ−ジ > フレッツISDN+Linux サ−バ構築 HOW-TO 集、掲示板など。 自宅で常時接続するノウハ ウがいろいろ書かれている。 http://cn24h.hawkeye.ac/ 2000/06/01 から > 常時接続の宴。活発なメ−リングリストあり、セカンダリDNS互助会というのもある。 今のインタ−ネットのル−ルでは、DNS の1次と、どうしても2次も必要なのだ。 http://soa.granitecanyon.com/ > The Public DNS service、無料で2次ネ−ムサ−バになってくれる英語のサイト。ドメ イン名をともかく安いサイトで取得し、DNS はこうしたとこを見つけるというパタ−ン。