9.EWS基本技術 '96〜 9-1. EWSの制御方法 (1) DNS & 電子メ−ル関係 -------------------------------------------------------------------------------- 以下の制御ファイルやコマンドは、各種テストする場合のまとめでもある。 sendmail や named デ−モンの手動起動のやり方などを示した。一部のコマンドは root 権限でなくて も実行できるが、 root で作業することをお勧めする。コマンドのほとんどは実行しても、 ちゃんと起動したかどうかのメッセ−ジも何もでないので、混乱を招きやすいためである。 -------------------------------------------------------------------------------- * Apollo --- DNS 関連 --- /etc/named.boot << ブ−トファイル。 /etc/named.ca << 初期キャッシュファイル。 /etc/named.hosts << ロ−カルホスト逆ポインタファイル。 /etc/named.local << ホストファイル。 /etc/named.rev << ホストファイル逆ポインタファイル。 /etc/resolv.conf << ネ−ムサ−バのクライアントであるリゾルバ。 /etc/hosts << ホスト名など追加、変更はすぐに有効になる。 $ /etc/named & << DNS の起動。 $ /bin/kill -HUP 1092 << named の再起動。1092 は named の PID番号の例。 $ /etc/nmconfig -h hostent_bind << DNS を使う場合はやること。/etc/hostsは見ない。 $ /etc/mkhosts /etc/hosts << /etc/hosts を使う場合は、この2つ実行しておく $ /etc/nmconfig -h hostent_ascii こと。DNS は見ない。 --- 電子メ−ル設定関連 --- /usr/lib/sendmail.cf << sendmail デ−モン制御ファイル。 /usr/lib/aliases << メ−ル宛先管理ファイル。 $ /usr/ucb/newaliases << aliases ファイルの記述を有効にする。 $ /usr/lib/sendmail -bd -q15m & << sendmail デ−モンの起動。 --- 電子メ−ル送付関連 --- $ /usr/ucb/mail -v katou@nix.co.jj $ ld /usr/spool/mqueue/ << 一時保管用メ−ルボックス。 $ ld /usr/spool/mail/ -a << それぞれのユ−ザのメ−ルボックス。 $ /usr/ucb/mailq Mail queue is empty --- 関連ファイル --- /usr/lib/Mail.rc << set append dot save などが記述されている。 /usr/lib/Mail.help /usr/lib/Mail.tildehelp /usr/lib/aliases.dir << aliases ファイルから newaliases で出来る。 /usr/lib/aliases.pag << aliases ファイルから newaliases で出来る。 /usr/lib/sendmail.hf << Help ファイル /usr/lib/sendmail.pid << sendmail デ−モンの PID(プロセスID). /usr/lib/sendmail.st << これはなくても問題ない。 /usr/lib/sendmail.cf.10.4 << SR10.4 用ファイル。必要ならばHPのレスポンス センタ−に言ってもらうこと。もう無理だけど。 --- その他ソ−ス --- /domain_examples/sendmail/ << m4 による sendmail.cf 作成ユ−ティリティ含む。 /domain_examples/tcp/nslookup/ << これらはソ−スプログラムである。OSインスト /gated2/ −ルの時に入れるよう指示してないと、入ってい /snmp/ ないかも知れない。 * INDY % /usr/sbin/named & /etc/sendmail.cf << /etc/ ディレクトリに sendmail.cf をおくこと。 /etc/aliases % /usr/bsd/newaliases % /usr/lib/sendmail -bd -q1m & % ls -al /var/spool/mqueue/ % ls -al /var/mail/ % /usr/sbin/Mail -v katou@nix.co.jj % /etc/init.d/mail stop << 以下は INDY 特有のコマンド。 % /etc/init.d/mail start 別に使わなくてもできる。 Mailer daemons: sendmail. % /etc/init.d/mail start << root 以外で実行するとエラ−。 Mailer daemons: . - 所有者ではありません * SunOS 4.1.x /etc/sendmail.cf /usr/lib/sendmail << 最初 NIS 用としてある。 /usr/lib/sendmail.mx << DNS 用。これを sendmail と置き換える。 /usr/lib/sendmail.main.cf << 最初入っていたサンプル。 /usr/lib/sendmail.subsidiary.cf << 最初入っていたサンプル。 注.NIS 用の sendmail だと分かるように sendmail.nis とコピ−するとよい。 # ls -al /var/spool/mqueue/ # ls -al /var/spool/mail/ * Sun Solaris 2.x # ls -al /usr/lib/send* -r-sr-x--x 1 root bin 235180 .. /usr/lib/sendmail << 2.5.1 のオリジナル。 # telnet localhost 25 220 hostmei. Sendmail SMI-8.6/SMI-SVR4 ready at Tue, 22 Apr 1997 13:58:06 +0900 # cd /etc/mail;ls -al -rw-r--r-- 1 bin bin 153 .. Mail.rc -rw-r--r-- 1 root bin 1201 .. aliases -rw-r--r-- 1 root root 0 .. aliases.dir -rw-r--r-- 1 root root 1024 .. aliases.pag -rw-r--r-- 1 bin bin 1829 .. mailx.rc -r--r--r-- 1 bin bin 12198 .. main.cf -r--r--r-- 1 bin bin 9192 .. sendmail.cf -rw-r--r-- 1 root bin 1490 .. sendmail.hf -rw-r--r-- 1 root root 31 .. sendmail.pid -r--r--r-- 1 bin bin 9192 .. subsidiary.cf /usr/spool/mqueue/ << メ−ルキュ−。 /var/mail/ << /usr/mail からもリンク。 # /usr/bin/mailq # /usr/bin/newaliases # /usr/sbin/in.named & * Apollo だけの特殊事例かな これまで気付かなかったこと `22/03。Apollo ではホスト名に、大文字が入っているとホ スト名として認識しない。/etc/hosts ファイルに記載するのに、 ホスト名として katou はいいが、KATOU とか Katou というのはだめである。本書では万能 sendmail.cf などの 説明に hostG などと用いてきた。注意されたい。INDY では大文字、小文字は構わない。 node_aaa $ /etc/ping KATOU /etc/ping: unknown host KATOU ______ 192.168.3.0 /etc/hosts |.4 eth0 --------------------- □ node_bbb 子 ディスクレス |127.0.0.1 localhost Apollo 特有のネットワ−ク|.3 dr0 |192.168.1.1 a1 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ |192.168.2.2 a2 \_______________/ 192.168.2.0 | dr0|.2 |192.168.2.3 b3 □ node_aaa 親 ディスク付き |192.168.3.4 b4 katou eth0|.1 ↑  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 192.168.1.0 別名 Apollo のディスクレス機の場合、/etc/hosts と /etc/resolv.conf ファイルは親機のを 共有する。他のEWSでもX端末専用機であるとかで、似たような話があるかも知れない。 上記 Apollo を使ったネットワ−クでは、eth0側インタ−フェ−スに、実際にケ−ブルは つながっていなくてもいい。Apollo特有のネットワ−クであるト−クンリングにも、イ− サネットとしてIPアドレスを振ることができる。 node_aaa で自身のインタ−フェ−スに $ ping a1 とすると 192.168.1.1が反応する、a2 は 192.168.2.2。node_bbb でも同様である。 それが他のインタ−フェ−スにアクセスし たらどうか。node_aaa で node_bbb に $ ping b3 とすると 192.168.2.3が反応する。こ れはいい。それが b4 とすると 192.168.3.4 が反応するかと思いきや 192.168.2.3 が反 応する。これは /etc/hosts に "192.168.3.4 b4" エントリが有っても無くても関係ない。 (2) ホスト名の解釈 * 各EWS共通 ホスト名解釈に DNS を使う場合は、resolv.conf ファイルを用意し、 named デ−モンを 稼働すること。/etc/hosts だけを使う場合は、resolv.conf ファイルを消去すること。 * Apollo DNS を使う場合は $ /etc/nmconfig -h hostent_bind をやること。/etc/hosts ファイル を使う場合は $ /etc/nmconfig -h hostent_ascii をやること。nmconfigはマシン起動時 /etc/rc で hostent_ascii に先ず設定され、ついで /etc/rc.localで /etc/resolv.conf ファイルがあれば、hostent_bind に設定し直される。named を起動すると /etc/hostsの 方は見なくなる。 このため Apollo では DNS を使うか /etc/hosts を使うかどちらかし か選択できない。 /etc/hosts を使う場合で $ /etc/mkhosts /etc/hosts を実行すると /etc/hosts.dir と /etc/hosts.pag ができる。これは hosts ファイルの高速解釈版で、hosts ファイルの代 わりに見られることになる。精出して hosts の方を修正しても mkhosts をやらないと修 正が反映されないことになり、間違いのもとである。hosts.dir,hosts.pag ファイルは消 去し、mkhosts コマンドは使わない方が賢明である。 /etc/resolv.conf ------------------------ << Apollo には INDY のようにホスト名検索順序を指 |nameserver 192.9.200.1 定するオプションはない。Sun も同じくない。 * INDY INDY の sendmail はデフォルトで DNS 制御をすることになっているらしい。そのためた だ /etc/hosts を用意しておけば /etc/hosts を見るようなことはない。resolv.conf の 中で hostresorder local と指示する必要がある。それと /etc/resolv.conf がなければ /usr/etc/resolv.conf を見るようになっているらしい。INDY では /etc/hosts の変更は すぐに有効になる。 ちなみに、ダイアルアップの ppp によるインタ−ネット接続では /usr/etc/resolv.conf を見なかった。ロ−カルなネットワ−クでの ping コマンドでは、/usr/etc/resolv.conf を見るようになっていた。このためもし /usr/etc/resolv.conf があれば、間違いのもと のため消去した方がいい。 /etc/resolv.conf ---------------------------- |hostresorder local nis bind << INDY ではホスト名検索の順番を指定できる。 |nameserver 192.9.200.1 この例は local, nis, bind の順でみる。 * SunOS 4.1.x SunOS 4.1.x はデフォルトでは NIS を使うようになっている。 NIS でホスト名が見つか らなければ DNS を見にいくように隠しオプションで設定できる。 DNS だけを使うように するには、公式ではないがそのための動的ライブラリがあるので入れ替える。ただしこれ は英語版のOSの話であって、SunOS 4.1.x-JLE 日本語版ではどうしようもない。ダミ− の NIS をともかく動かすとか姑息な手を使うしかない。 /etc/resolv.conf ------------------------ |domain xx.xx.xx |nameserver 192.9.200.1 * Solaris 2.5.1 このOSでは素直に NIS、NIS+ に関係なく DNS のサ−バ、クライアントになることがで きる。nsswitch.conf の hosts: のとこが肝心である。 以下の設定だと先ず /etc/hosts を見て、なければ DNS の named を見にいくという順番になる。Solaris 2.6 でも制御は 同じである。その後、購入した Solaris 9 のマシンでも同じだった。 /etc/nsswitch.conf /etc/resolv.conf -------------------- ------------------------ |passwd: files |nameserver 192.9.200.1 |group: files |hosts: files dns ← dns を追加するだけ。 | | * Solaris 10 `27/11 2007年ぐらいからの Sun のマシンには、Solaris 10 が標準で入るようになっている。 このOSは Linux を意識して作られているといわれ、Solaris 2.x, Solaris 9 とはいろ いろ異なっているという。ホスト名とIPアドレスの解決のため /etc/hosts ファイルの 他に /etc/inet/ipnodes ファイルが使われるようになった。手元の Solaris 9 マシンで 確認すると /etc/hosts は /etc/inet/hosts のリンクになっている、/etc/inet/ipnodes もすでにあった。/etc/nsswitch.conf のホスト名解決の役割は、Solaris 9 まではhosts エントリを参照するのみだったが、Solaris 10 では ipnodes エントリを先に参照するよ うになっている。ますますややこしい、こりゃ混乱の元になるような気がする。 (3) コマンド一覧と cron * コマンド&デ−モン ※リンクでない元のディレクトリやファイルを示す。 コマンド | Apollo INDY SunOS 4.1.x Sun Solaris 2.x -------------|------------------------------------------------------- newaliases | /usr/ucb /usr/bsd /usr/ucb /usr/bin Mail | /usr/ucb /usr/sbin /usr/ucb /usr/ucb mail | /usr/ucb /usr/bin /usr/ucb /usr/sbin | sendmail | /usr/lib /usr/lib /usr/lib /usr/lib named | /etc /usr/sbin ------ ------ in.named | ---- ----- /usr/etc /usr/sbin ping | /etc /usr/etc /usr/etc /usr/sbin arp | /etc /usr/etc /usr/etc /usr/sbin | ps | /etc /sbin /bin /usr/sbin kill | /bin /usr/bin /bin /usr/sbin tail | /usr/ucb /usr/bin /usr/ucb /usr/sbin vi | /usr/ucb /usr/bin /usr/ucb /usr/sbin | route | /etc /usr/etc /usr/etc /usr/sbin routed | /etc /usr/etc ------ ------ in.routed | ---- ----- /usr/etc /usr/sbin ifconfig | /etc /usr/etc /etc /usr/sbin syslogd | /etc /usr/etc /usr/etc /usr/sbin 等価コマンド | Apollo INDY SunOS 4.1.x Sun Solaris 2.x -------------|------------------------------------------------------- ps | ps -ax ps -e ps -x ps -ef ping | ping ping ping -s ping -s 制御ファイル | Apollo INDY SunOS 4.1.x Sun Solaris 2.x -------------|------------------------------------------------------- mail/ | /usr/spool /var /var/spool /var mqueue/ | /usr/spool /var/spool /var/spool /var/spool sendmail.cf | /usr/lib /etc /etc /etc/mail aliases | /usr/lib /etc /etc /etc/mail | resolv.conf | /etc /etc /etc /etc hosts | /etc /etc /etc /etc named.xxx | /etc /etc /etc /etc | named.run | /usr/tmp /var/tmp /var/tmp /var/tmp named_dump.db| /usr/tmp /var/tmp /var/tmp /var/tmp | SYSLOG | /usr/adm /var/adm /var/log /var/log ※ Apollo の /usr/ucb/Mail も /usr/ucb/mail も同じものである。 ※ sendmail.cf は sendmail デ−モンが動いていると、sendmail.cf を修正した後セ− ブしたり、コピ−したりして上書きはできない。デ−モンを止めて行うこと。 ※ sendmail.cf のディレクトリはOS付属の sendmail の場合である。 ※ SunOS 4.1.x の ps -x は root で実行しないとプロセスは全部表示されない。 ※ SYSLOG は /etc/syslog.conf の中でファイル名、ディレクトリを指定できる。 ※ named_dump.db は kill -INT named_pid とやると named が現在メモリに蓄積したデ −タキャッシュを ASCII ファイルで落とす。 * crontab の使い方 /var/spool/cron/crontabs/root ----------------------------------- |0 * * * * root /usr/bin/date << 毎時0分ごと date コマンドを実行する。 /usr/bin/date は Solaris 2.6での話。 /var/spool/cron/crontabs/root ----------------------------------- << 15分毎に date コマンドを実行する。 |0,15,30,45 * * * * root /sbin/date /sbin/date は INDY IRIX 5.3 での話。 ※ クロ−ンの crontab 指定の * の意味は、前から分 時 日 月 曜日を表わす。 ずっと 曜日を週と書いていた。週ではどうも意味が分からなかった。`23/06 曜日に修正した。 分(0-59)、時(0-23)、日(1-31)、月(1-12)、曜日(0-6、0 は日曜日) である。 ※ Solaris 2.6 では /etc/rc2.d/S75cron で cron デ−モンが動く。 /var/spool/cron/ に atjobs と crontabs ディレクトリがある。atjobs の中は空。 crontabs には adm, lp, root ファイルがある。クロ−ンの動作設定の確認は # crontab -l で出て来る。 * Solaris 2.6 での crontabs のエラ− ちょっとおかしいことがあった`27/04。/etc/rc2.d/S75cron とやっても cronが動かない とか、syslogd は動いているのだが /var/log/syslog にログができないとか。 不可解な 現象が起きた。Mail-Relayの予備マシンに新しい sendmail を入れて動作確認をしている 際のことである。それでマシンを # reboot してロッグインして、すぐに # ps -ef とや ると sh -c /usr/lib/sendmail -oi adm、sh -c /usr/bin/mail adm というプロセスが出 ていた。/var/mail/adm を見たらメ−ルが出ていた。From:, To: は adm@mail.nix.co.jj、 Subject: Your crontab file has an error in it、 本文には "unexpected end of line, This entry has been ignored." とあった。/var/spool/cron/crontabs/root ファイルは エラ−メ−ルの整理などをするために少々いじったりしていた。それが原因かと調べたが # reboot しても変わらず。原因はだいぶ前にテストした adm ファイルの記述にあった。 # vi /var/spool/cron/crontabs/adm # #0,10,20,30,40,50 * * * * root /usr/bin/date << ここにブランクが入っている。これがいけなかった。 〜 えぇ−、こんなことでエラ−になるとは。たまらん。 * Cobalt Qube3 の crontab だと `25/10 このマシンには /var/spool/cron/ まではあったが、その下の crontabs ディレクトリは なかった。それでディレクトリも作って /var/spool/cron/crontabs/rootファイルを作成 したが、cron デ−モンの認識はしなかった。 他の場所を見たら /etc/crontab ファイル があり、/home/temp/test を追記したら即座に有効になった。デフォルトで crondが動い ている。実はこの話、Mail-Store を SS5 から V210 へ置き換えで、 Cobalt ヘのメ−ル 転送ができなくなった。Cobalt のWebメ−ルで見るのに tomo@qub3.nix.co.jj とやっ ていた。それで急遽、新しい Mail-Store の V210 のメ−ルボックスを Cobalt にそのま まファイル転送するようにした。Webメ−ルでメ−ルを読んだ印しの情報は、メ−ルボ ックスのファイルを上書きするため消えてしまう。まあそれぐらい仕方なかとよ。 /etc/crontab Cobalt はDMZに V210 は内部ネ ----------------------------------------------- ットにある。FireWall-1のVer.4.1 |SHELL=/bin/bash ではCobalt から V210に rcp アク |PATH=/sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin セスするの shell を許可すること。 |MAILTO=root |HOME=/ |03,18,33,48 * * * * root run-parts /etc/cron.quarter-hourly | | | |0,10,20,30,40,50 * * * * tomo /home/temp/test << 例えば5時ちょうど、5時10 分、5時20分等にユ−ザtomo の権限で実行せよということ。 /home/temp/test ----------------------------------------------- |#/bin/sh |rcp 192.168.1.1:/var/mail/tomo /var/spool/mail/tomo * cron で5分毎に時刻をファイルに記入する `2b/03 # ls -F /var/spool/cron cron の実行を確認する簡単な方法。Solaris 9に DDD atjobs/ crontabs/ て。Mail-Store でそこはかとなく Qpopper デ− モンが止まってしまうという問題が、半年の内に # chmod +x DDD 何回か起きた。原因は多分 InterScanが利用する PostgreSQL が大量にメモリを消費して、 それが /var/spool/cron/DDD popper に影響するのでないかとみている。 とも -------------------------------- かく popper が止まっていたら動かすようにした。 |#!/bin/sh |/usr/bin/date > /usr/people/katou/PPP /var/spool/cron/crontabs/root 例えば12時5分、10分、15分と実行していく。 -------------------------------------------------------------- | | |0,5,10,15,20,25,30,35,40,45,50,55 * * * * /var/spool/cron/DDD # /etc/init.d/cron stop << cron を起動し直して有効になる。 # /etc/init.d/cron start << # ps -ef | grep cron root 2835 1 0 14:30:48 ? 0:00 /usr/sbin/cron # cat /usr/people/katou/PPP Wed Mar 9 15:35:00 JST 2011 # cd /etc/cron.d;ls -al -rwxr--r-- 1 root sys 72 4月 7日 2002年 .proto prw------- 1 root root 0 4月 28日 15:44 FIFO << これは cron デ−モン -rw-r--r-- 1 root sys 45 1月 30日 2006年 at.deny が稼働すると生成され -rw-r--r-- 1 root sys 45 1月 30日 2006年 cron.deny る特殊形式のファイル。 -rw-r--r-- 1 root sys 17 4月 7日 2002年 queuedefs (4) 各EWSの注意事項 * INDY [ IPアドレスの変更 ] これは注意して設定しないと、マシンがにっちもさっちも行かなくなる。先ずネットワ− ク・ケ−ブルは、システムを完全シャット・ダウンした状態で抜くこと。マシンを起動す る時には、ケ−ブルをマシンとハブなどちゃんと接続した状態で行うこと。マシンが起動 したら root でロッグインして、左上のメニュ−から次のように選択していく。英語モ− ドだとメニュ−の記述が分かり易いが、日本語メニュ−だと連想しにくいメニュ−である。 [システム]→[システム・マネ−ジャ]→[ツ−ル(T)]→[アプリケ−ション]→ ------------------------------------------------------------------ | ネットワ−クの設定 | |----------------------------------------------------------------| | ネットワ−クポ−ト: イ−サネット ec0 | | □ これはプライマリ・ネットワ−クポ−トです | | | | インタ−フェ−ス名 : hostX | | IPアドレス : 192.9.200.1 | | | | □ デフォルトのネットマスクを使用 | | □ このポ−トのネットワ−クを起動 << ここチェックすること。ネット | [ 適用 ] ワ−ク接続することを指示する。 --------------↑-------------------------------------------------- 最後にクリックする。聞いて来ることに答えていくと、自動的にリブ−トする。 [ ネットワ−クの停止と再起動 ] % /etc/init.d/network stop << スタンドアロ−ンで使用する場合。 % /etc/init.d/network start [ route コマンド ] % route add net default 192.9.200.2 1 default という文字列を使うと netstat -r で反応がかえってこない。 INDY をシャット ダウンしようとすると、すごく時間がかかる。何かおかしくなっている。default じゃな く 0.0.0.0 を指定すること。このバグが出たら、設定した経路情報を消せば直る。 ↓ % route delete net default 192.9.200.2 delete net default: gateway 192.9.200.2 [ 雑誌付録の CD-ROM の使い方 ] (Machintosh のソフトも入っている場合) % mount -t is09660 /dev/scsi/sc0d4l0 /CDROM << マウントする。root で作業。 % eject /dev/scsi/sc0d4l0 << CD-ROM を取り出す。 [ アイコンの絵の設定 ] 日本語対応 netscape を netscapeJ とする。 これにも netscape と同じアイコンを表示 するようにしてみる。 % tag /usr/bin/X11/netscape /usr/bin/X11/netscape is tagged with Octal: 0203116 Decimal: 67150 Hex: 0x1064e % tag 67150 netscapeJ [ /etc/hosts ファイル ] /etc/hosts ---------------------------------------------------------------------------- |# Default IP address for a new IRIS. It should be changed immediately to |# the address appropriate for your network. |# (The '192.0.2' network number is the officially blessed 'test' network.) |#192.0.2.1 IRIS << ここコメントにするか、ちゃんとしたアドレスにする。 [ ディスクのファイル整理 ] /proc の中のファイル、ここはディスクをたくさん食うが、残りのディスク容量には関係 ない。無視してよい。マシンの process が一時的に使う場所。% du -k ./proc。 もしディスクが一杯になってきたら、当面使わないソフトを削除して対応する。メニュ− の [システム]→[ソフトウェアマネ−ジャ]→[Manage Installed Software]を使う。 /lost+found には 00256というような数字のファイルが一杯できている。/var/adm/crash にはマシンがクラッシュした時にできる一時的なファイル。/var/tmp には Zmail のメ− ルが異常を起こした場合にできる一時的なファイル。消してよし。 [ その他 ] % jistoeuc file << JISコ−ドのファイルをEUCに変換して表示する。 これに類する漢字変換フィルタはいろいろある。 % hinv << メイン・メモリ、 インタ−フェ−スなどハ−ドウェア の状態を表示してくれる。 dirview によるファイル表示は mailcap では制御されていない。 dirview では拡張子が xxx.html だと WebMagic を自動的に起動するようになっている。 マシンが panic でよく落ちるようなら、SCSI ケ−ブルを疑え。純正品にするとか、ケ− ブルを短いものにするとかしてみる。そんなバナナと思うがそうなのだ。 最初のロッグイン画面に、 シャットダウンのアイコンを作るには /etc/passwd ファイル に shutdown::0:0::/:/etc/halt を追加すること。 nkf,jless は /usr/src/japanese_exe に実行モジュ−ルが入っている。Mule のソ−スは japanese_pub にある。CR,LF 変換の to_dos、to_unix というコマンドもある。 * Apollo [ route コマンドの注意 ] << 正常な場合 >> ------------------ 192.9.201.0 | $ /etc/route add net 192.9.201 192.9.200.2 1 □ □ add net 192.9.201: gateway 192.9.200.2 |.2 |.1 ------------------ 192.9.200.0 $ /usr/ucb/netstat -rn Destination Gateway Flags Hops .. Interface 192.9.201 192.9.200.2 USG 1 dr0 192.9.200 192.9.200.1 U 0 dr0 127 127.0.0.1 U 0 lo0 << 異常な場合 >> 最後の .0 を入れるとおかしくなる。 ↓ $ /etc/route add net 192.9.201.0 192.9.200.2 1 add net 192.9.201.0: gateway 192.9.200.2 $ /usr/ucb/netstat -rn 192.9.200.2 USG 1 .. dr0 ← ここおかしい。 192.9.200 192.9.200.1 U 0 dr0 127 127.0.0.1 U 0 lo0 [ いろいろ ] $ /etc/sys_sh /etc/rc.local << スタ−トアップ制御ファイルを手動実行する。 $ sigp routed -s << routed を停止させる。経路情報は全て保存される。 $ /usr/ucb/expand -4 file > dest.file << 一個のタブを4つのブランクにする。 $ j2euc < file > dest.file << JISをEUCに変換する。 $ sj2euc < file > dest.file << シフトJISをEUCに変換する。 $ euc2j < file > dest.file << EUCをJISに変換する。 $ euc2sj < file > dest.file << EUCをシフトJISに変換する。 $ ld -af 1996/09/01 << 1996/09/01 以降に使ったファイルをリストする。 ただ見たファイルは除く。セ−ブし直したもの。 * SunOS 4.1.x [ ネットワ−クの設定をしていたらロッグインのところでおかしくなった ] /etc/hostname.xx0 でホスト名を変更したためと分かった。 Stop(L1)+A キ−で強制的に 止めて、> b -sw でロッグインまで行かないようにしておき、# ed /etc/hostname.xx0で 元のホスト名に戻したら直った。vi はこの場合使用できない。hostname.xx0 は .le0 で ないと本当はいけないみたいだが、ず−とこれで使っていたが問題はなかった。 [ マシンの通常終了 ] 通常はこうやってマシンをシャットダウンして電源を切ること。ネットワ−ク越しに、こ のマシンにロッグインしているユ−ザにシャットダウンするよと知らせる。 halt を実行 し sync も実行して、直ちに終わる。now のところに数字を入れると、何分後にマシンを 停止させる指示になる。下記の > プロンプトが出たら電源を落とす。 # shutdown -h now | Type b (boot), c (continue), or n ( new command mode ) >b -s シングルユ−ザモ−ドで起動する。 >b disk1 別なディスクから起動する。 >n コマンドモ−ドに入る。 ok boot -s, boot disk1, probe-scsi, sync などが使える。 参考例:Apollo から telnet していて、# shutdown -h now で Apollo に出るメッセ−ジ。 *** FINAL System shutdown message from root@katou *** System going down IMMEDIATELY [ マシンの強制終了など ] Stop(L1)+A キ−を押す。上記の Type b(boot) ... で > プロンプトが出る。なんかの拍 子に ok プロンプトが出る場合もある。まだ、マシンは生きている。goと入れるとさっき までの画面に戻すことができる。マシンの強制終了だけでなく、 ok probe-scsi で SCSI デバイスの状況を調べるといった使い方もできる。 [ ROM のバッテリ−切れ ] 起動したら Ethernet address ff:ff:ff ... HostID:ff... 、 The IDPROM contenst are invalid と出て動かなくなった。 これは ROM 用のバッテリ−(電池)が切れた時に起こる らしい。直すには Sun に言って ROM を作り直してもらうしかない。 しかしこの時、ROM のイ−サネット・アドレスでロックをかけたアプリケ−ションは使えないが、とりあえず 使えないことはない。SPARCprinter は使えなくなったな。電池がなくなると当然、 内部 時計は止まってしまう。電池の寿命はどうも5年ぐらいの感じである。 > n return ifconfig le0 > ok boot disk le0: flags=43 inet 192.9.200.3 netmask ffffff00 broadcast 192.9.200.0 ether 0:0:0:0:0:0 ← 真っ白けになってしまっている。 * Solaris 2.5.1/2.6 [ パスワ−ド・ファイル ] /etc/passwd ファイルはシャドウ・パスワ−ドになっている。 cat で見ると password 部は x となっている。vi では編集できない。 /usr/ucb/vipw という専用コマンドを使 う。/usr/ucb/vipw とだけコマンドを入れると /etc/passwd ファイルが開くので vi の 要領で編集する。 終わろうとするとシャドウ・パスワ−ドのファイルも修正してとメッ セ−ジが出るので、それに従う。 Solaris 2.5.1 では OpenWindows で admintool を使 うこともできる。2.6 の CDE 環境下でも同様なコマンドがあると思う。 [ マシンの停止と再起動 ] # /usr/sbin/halt はやめたほうがいい。rc0.d を実行せず終わる。# init 0 とすること。 または # /usr/sbin/shutdown。 # shutdown -y -g 0 -i 0 とオプションを付けると直ち に停止する。-g が停止までの猶予期間で0秒、デフォルトは60秒。-i 0 は実行レベル で0、ok プロンプトが出た状態でマシンは停止する、boot と入れると再起動する。リブ −トは init 6 でもできる。# shutdown -y -g 0 -i 5 とすると電源も落として停止する、 再起動するには電源スイッチを入れること。 [ マシンがクラッシュしたら ] Stop+A キ−を押す。すぐ ok プロンプトが出る。boot とか sync と入れると再起動する。 Stop+A キ−を押す前に # sync コマンドを数回、叩いた方がいいとか。# sync はメモリ のキャッシュとディスクの整合性を調整する。つまり何かのプロセスの実行で、メモリに まだあるファイルを、ディスクのファイルに書き出すのである。 [ 画面環境 ] 2.5.1 では CDE( Common Desktop Environment ) といって、 業界標準の画面にすること もできる。HP社のEWSの画面と全く同じである。 CDE は Motif で作られている。画 面下に細長く制御パネルが出るのが特徴である。 2.6 では CDE がデフォルトになった。 [ 2.5.1 のロッグアウト ] openwin が稼働している状態では logout できない。openwin を終わらせて logout と入 ること。openwin を終わらせるには、マウス右ボタンでメニュ−を出し選択する。2.6 に は logout コマンドがなくなっている。 [ 2.6 のロッグイン、ロッグアウト ] マシンを起動するとロッグイン画面が出て来る。CDE でなくただの端末画面にするには入 力画の "オプション" --> "コマンド行ロッグイン" をクリックする。console login: と 出る。ロッグアウトは # exit とする。console login: に戻り、 しばらくほかって置く と最初のロッグイン画面になる。それにスクリ−ンセ−バも働くようになっている。これ らの機能は /etc/rc2.d/S99dtlogin が担っている。 [ 2.6 の標準シェル ] # echo $PATH << 2.5.1 とは変わっている。setenv は効かない。例えば /usr/sbin:/usr/bin PATH の設定は左のようにする。しかしこのシェルだと # PATH=/usr/ccs/bin:$PATH 使いづらい。# /bin/csh とやってCシェルにしよう。 # export PATH # /bin/csh << 環境変数の LANG を英語モ−ドの C から日本語にする。 www# setenv LANG ja これで www# man ftp とかやると、 日本語のマニュア www# echo $LANG があれば出て来る。 元のシェルに戻るには Ctrl+D と ja 押す。www# の www は hostname コマンドで出て来る。 [ Solaris 2.6 のパッチ ] # uname -a << OSのバ−ジョンの表示。SunOS 4.1.x でも使える。 SunOS www 5.6 Generic_105181-14 sun4m sparc SUNW,SPARCstation-5 # uname -a ↓パッチをあてた時期が、こちらのホストの方が新しい。 SunOS mik 5.6 Generic_105181-23 sun4m sparc SUNW,SPARCstation-5 # /usr/bin/showrev << -p を付けると、インスト−ルしたパッチをリストする。 Hostname: henomehe Hostid: 90df31ga Release: 5.6 Kernel architecture: sun4m Application architecture: sparc Hardware provider: Sun_Microsystems Domain: Kernel version: SunOS 5.6 Generic 105181-14 March 1999 [ その他 ] # /usr/ccs/make << デフォルトでは /usr/ccs/ は PATH に入っていない。 # /usr/sbin/inetd -s & << -s 必要。ただの inetd だとおかしい。方言を作るな。 # /usr/openwin/bin/openwin << Solaris 2.6 でも一応まだ入っていた。 * その他マシン HP-9000 series このEWSのカ−トリッジテ−プは逆回りする。テ−プもHP製の専用でないといけない。 フォ−マットも特殊である。確か LIF と言って、 テ−プの最初にファイルのヘッダ−情 報をもつようになっている。通常のカ−トリッジテ−プをこのマシンで使うと、テ−プが ドライブの中でくしゃくしゃになる。 (5) 最後の Sun Microsystems マシン `2b/04 -------------------------------------------------------------------------------- EWSという言い方がなくなって久しい。EWSである Sun、最後の最後までめんどうを みようでないか。順々に Sun は保守が終了していく。保守がとうの昔に切れた Sun のマ シンを使っている話は実際まだ多々ある。それを面倒みるのがサ−バ屋さんというらしい。 -------------------------------------------------------------------------------- * マシンが起動してこない ある日のこと、東日本の計画停電に合わせたかのように、いきなりこっちも局所的に数分 間停電した。Mail-Store の V210 マシンだけ問題を起こした。 起動してこずにコンソ− ルには fsck -F ufs /dev/md/rdsk/d6 をやれとでていた。このパ−ティションは #df -k などで見ると /var である。ともかくそれをやって reboot したら起動してきた。しかし 肝心の InterScan7 は動いてなかった。元々は # df -k では /home というのがでていた。 それが今はでてこない。#ls /home はでてくるが、マウントはかけることができないとい う状態になっていた。メ−ルボックスがあるパ−ティションは無事だったので、ともかく 機嫌のいい内にユ−ザのメ−ルを他のマシンにバックアップした。予備の Mail-Store で ある Blade2500 に /var/mail/ 内のファイルをコピ−した。 /var/spool/mqueue-rx/ 内 もメ−ルが溜まっていたのでコピ−した。やれやれ最悪の事態はこれで脱した。 # mount /dev/md/dsk/d7 /home mount: /dev/md/dsk/d7 の状態が準備されていません。 読み取り/書き込みのためにマウントしようとしました。 mount: fsck を実行して、もう一度実行してください。 Sun のマシンを保守契約をしているSI業者に連絡した。東京のサポ−トセンタ−が対応 に出た。システムの現在の状況を調べるための情報ということで、言われたことをやった。 /var/adm/messages全部、/etc/vfstab、mount -v、showrev -a、pkginfo -l、prtconf -v、 iostat -En、df -k、cfgadm -al、metastat -t、 /usr/platform/sun4u/sbin/prtdiag -v。 他にもまだあったが。それでこれだけ大量の情報を送って、見てもらったジャッジがハ− ドディスクには問題は起こっていません。それゆえハ−ドディスクの交換も何も対処する ことはない。とのことだった。しかし依然として/home パ−ティションは認識できていな いのだ。こりゃ困る。それでSI業者の懇意にしている営業さんに相談したら、地元のサ ポ−トチ−ムのSEと話をすることができて、電話とメ−ルのやりとりで復旧できた。 # cat /etc/vfstab #device device mount FS fsck mount mount #to mount to fsck point type pass at boot options # fd - /dev/fd fd - no - /proc - /proc proc - no - /dev/md/dsk/d1 - - swap - no - /dev/md/dsk/d0 /dev/md/rdsk/d0 / ufs 1 no - /dev/md/dsk/d5 /dev/md/rdsk/d5 /usr ufs 1 no - /dev/md/dsk/d6 /dev/md/rdsk/d6 /var ufs 1 no - /dev/md/dsk/d7 /dev/md/rdsk/d7 /home ufs 2 yes - /dev/dsk/c1t0d0s4 /dev/rdsk/c1t0d0s4 /iscantmp ufs 2 yes - swap - /tmp tmpfs - yes - /home/swapfile - - swap - no - # /usr/platform/sun4u/sbin/prtdiag -v System Configuration: Sun Microsystems sun4u Sun Fire V210 System clock frequency: 167 MHZ Memory size: 1GB | 以下だ−と出てくる # metastat -t d7: ミラー サブミラー 0: d17 状態: 正常 2004 年 11月 26日 (金) 17:36:43 サブミラー 1: d27 状態: 正常 2006 年 3月 30日 (木) 17:47:46 パス: 1 読み込みオプション: roundrobin (デフォルト) 書き込みオプション: parallel (デフォルト) サイズ: 69888768 ブロック (33 GB) d17: d7 のサブミラー | 以下全部正常と出た。 * ぶいにいいちまる修復の様子 どうやって修復したか。手順を書いておこう。多分、この書いた手順を見ることはこの先 まずないだろう。そんな近々にまたハ−ドディスクが壊れたんではたまったもんではない。 ともかくやったことを整理しておこう。ポイントはマルチユ−ザモ−ドでだめならシング ルユ−ザモ−ドで fsck をやってみること。マウントできて中身が表示されるようになっ た。すごい元に戻った。壊れてなくなったファイルがないかいろいろ調べた。#last コマ ンドの表示がどうもおかしい。/var/adm/wtmpxファイルがなくなっていた。#touch wtmpx、 # chown adm wtmpx、# chgrp adm wtmpx をやって作った。 /home を認識するようになっ て /home/trend/imss/ 内にある InterScan7 も起動するようになった。 これら作業する際にはマシンのIPアドレスに注意したい。本番機の Mail-Store のIP アドレスのままで作業するなら、ネットワ−クケ−ブルを抜いてやること。自分は一時的 に他とかちあわないIPアドレスを付けて作業した。マシンのIPアドレスは/etc/hosts の記述で変更する。これでリブ−トすればいい。もう1つInterScan7 が使う PostgreSQL 内に書かれているIPアドレスも変更すること。PostgreSQLにアクセスして変えることに なる。メ−ル関係のデ−モンも起動しないようにした方がいい。/etc/rc2.d/S88sendmail を xS88sendmail ぐらいにする。メ−ルを二重に出さないように、溜まっていたメ−ルも 削除する、そのためには /var/spool/mqueue-rx/ 内のファイルを消去する。 # fsck /home << マルチユ−ザモ−ドで fsck やった。mount できず。 # init 0 << マシンをシャットダウンする。 > ok boot -s << シングルユ−ザモ−ドで起動する。 INIT: SINGLE USER MODE うんぬんと出てくる。root のパスワ−ドを入れる。 # metasync -r << すぐに次の # が出た。何じゃこのコマンドは。 # fsck << 全部のパ−ティションに対してチェックをかける。 # mount /home << これでマウントすればめでたし。できた。 # cd /home # cd lost+found;ls #0096265 #0097721 #0098701 #0099694 #0100378 #0144425 #0144495 #0145586 #0096266 #0097723 #0098758 #0099695 #0100379 #0144426 #0144608 #0145587 # ls -al 300個ぐらいファイルがあった。 drwxr-xr-x 2 root other 512 4月 8日 02:15 #0096265 drwxr-xr-x 2 root other 512 4月 8日 02:15 #0096266 たくさんのファイルがある。破損したファイルだが InterScan7 やOSの一時的なファイ ルと思われる。日付が4月7日と8日のものだけのため。 lost+found の中身はディレク トリで実体がないもの。lost+found 内は放置しておいてよし。 これは何かしらメモリの 中でやっていたが、ファイルが消えたということではないらしい。だからマシンとして問 題はないと考えていいとのことだ。これで # reboot して元に戻すべき作業するか、でき ればぶいまるをラックから外して中身の掃除を一度しておきたいものである。 * fsck 実行の様子 [ シングルユ−ザモ−ドで ] # fsck # fsck /home とやればパ−ティション homeだ ** /dev/md/rdsk/d0 け対象になる。 ** Currently Mounted on / ** Phase 1 - Check Blocks and Sizes # fsck -y とやれば ADJUST とか DELETE とか ** Phase 2 - Check Pathnames で聞いてくることは全部 yes とする。 ** Phase 3 - Check Connectivity ** Phase 4 - Check Reference Counts fsck を処理の途中で終わらせるには Ctrl+C。 ** Phase 5 - Check Cyl groups 10112 files, 477251 used, 4688587 free (1955 frags, 585829 blocks, 0.0% fragmentation) FILE SYSTEM IS CURRENTLY MOUNTED. CONTINUE? y ** /dev/md/rdsk/d6 ** Currently Mounted on /var ** Phase 1 - Check Blocks and Sizes ** Phase 2 - Check Pathnames ** Phase 3 - Check Connectivity ** Phase 4 - Check Reference Counts ** Phase 5 - Check Cyl groups 38728 files, 7816333 used, 12839196 free (732 frags, 1604808 blocks, 0.0% ** /dev/md/rdsk/d7 fragmentation) ** Last Mounted on /home ** Phase 1 - Check Blocks and Sizes ** Phase 2 - Check Pathnames ** Phase 3 - Check Connectivity ** Phase 4 - Check Reference Counts LINK COUNT DIR I=99068 OWNER=root MODE=40755 SIZE=512 MTIME=Apr 8 13:15 2011 COUNT 0 SHOULD BE 2 ADJUST? y ** Phase 5 - Check Cyl groups 146787 files, 14888870 used, 19527871 free (7031 frags, 2440105 blocks, 0.0% fragmentation) ***** FILE SYSTEM WAS MODIFIED ***** ** /dev/rdsk/c1t0d0s4 ** Last Mounted on /iscantmp ** Phase 1 - Check Blocks and Sizes ** Phase 2 - Check Pathnames ** Phase 3 - Check Connectivity ** Phase 4 - Check Reference Counts ** Phase 5 - Check Cyl groups 3 files, 12 used, 3101827 free (19 frags, 387726 blocks, 0.0% fragmentation) [ マルチユ−ザモ−ドで ] # cd / # fsck /home ** /dev/md/rdsk/d7 ** Last Mounted on /home ** Phase 1 - Check Blocks and Sizes ** Phase 2 - Check Pathnames BAD INODE NUMBER FOR '..' I=96265 OWNER=root MODE=40755 SIZE=512 MTIME=Apr 8 02:15 2011 DIR=/lost+found/#0096265 FIX? y ** Phase 3 - Check Connectivity ** Phase 4 - Check Reference Counts LINK COUNT DIR I=3 OWNER=root MODE=40700 SIZE=8192 MTIME=Nov 26 14:50 2004 COUNT 2 SHOULD BE 348 ADJUST? y UNREF FILE I=66885 OWNER=root MODE=100644 SIZE=0 だと、ここについては消え SIZE=0 MTIME=Apr 8 20:32 2011 たファイルはないはずということ。 CLEAR? y | 300ぐらい聞いてきた。全部 y で抜けた。 ** Phase 5 - Check Cyl groups FREE BLK COUNT(S) WRONG IN SUPERBLK SALVAGE? y 146787 files, 14888870 used, 19527871 free (7031 frags, 2440105 blocks, 0.0% fragmentation) ***** FILE SYSTEM WAS MODIFIED ***** この際だからシングルユ−ザモ−ドでの挙動を調べておこう。例えば telnet は他のマシ ンからできたかとか。できればシングルユ−ザモ−ドでバックアップも取って置きたい。 * V210 フロントパネルのスパナマ−クが点灯 2011年の夏のこと。ふと見たらスパナのマ−クがだいだい色で点灯していた。すぐに サポ−トセンタ−にメ−ルを送った。 metastat とか iostat とかログをとって添付して。 そしたらすぐに電源異常ということでその日の内にカスタマ−エンジニア(CE)が来てく れて電源ユニットを交換してくれた。先ず筐体をラックから外してサ−バル−ムから持ち 出し一緒に掃除をした。CEさんがエア−で吹いて自分が掃除機のノズルをもって。そし てCEは筐体をラックに取り付け、OSは起動せずに手持ちのノ−トパソコンと RS-232C 接続してマシンの状態をチェックした。画面をみせてくれて、ここの電源ユニットのファ ンの1つが回っていなかったと説明してくれた。それが直っていることを確認して電源を 入れOSを起動させた。ここまでに要した時間は30分ぐらいのものだった。優秀!。 # cd /var/adm これが電源異常のサインだったらしい。 # grep -i error messages.1 | more ↓ Jul 29 23:25:29 hostB rmclomv: [ID 211032 kern.error] PSU @ PS0 has FAULTED. Jul 29 23:40:41 hostB rmclomv: [ID 211032 kern.error] PSU @ PS0 has FAULTED. error の他 panic reset fatal もCEさんはチェックしていた。 "#iostat -En" コマンドやったら Soft Errors: 0、Hard Errors: 0 と出ていた。ソフト 的にもハ−ド的にも問題ないことが分かる。Soft Errors はたまに1つとか2つ出ること もあるが、それ位は特に問題ないらしい。Hard Errors は1つでも問題ありとみなすとの ことである、その場合は metastat コマンドでもって状態を確認してみる。 * 久しぶりの Sun のマシンで戸惑った `2f/04/E # shutdown -y -i0 -g0 Sun Blade 2500 を1年振りに動かした。 Mail-Store | として長年稼働させてきたマシンである。社内だけの umount: /usr1 busy 利用でインタ−ネットには送ることができないという The system down. Mail-Storeとして一日稼働させることになった。本番 syncing file system... done 機の Mail-Store とは別なIPアドレスにして、その Program terminated まま自分の机のところに置いていた。利用を終えてマ ok が出てそのままになった。 シンを元に戻し、シャットダウンする所で戸惑った。 シャットダウンが終わらない。モニタ画面が真っ白になったままになって、シャットダウ ンが完了したのかどうか分からないのだ。モニタとマシンが相性が悪いのか。I-O DATAの モニタをつないでいるのだが。仕方ないので電源を入れ直してみたり、するとマシン起動 時にモニタ画面からアナログ信号が入力されていません、とか出てきたり。以前モニタの 解像度なんかがおかしくて調整にトライしたことがあった。その時にやったコマンドも叩 いてみた # fbconfig -default、でもこれは関係なかった。# shutdown -y -g 0 -i 5 と やらないといけなかった。これでマシンの電源も落として停止した。蛇足、このマシンで 外にメ−ルが行かないようにしたのは、/etc/mail/sendmail-tx.cf で Mail-RelayのIP アドレス "192.168.2.1" と書かれたところが1ヶ所あり、この前にコメント # を入れた。 ------------------------------------------------------------------------------------ [ 付録 ] メ−ルストアの予備機を診ておく `2d/09 * 再度起こった V210 のパ−ティション異常 Mail-Store の置き換えをやるため、 予備の Mail-Store で幾つか確認テストをやろうと 思った。メ−ルソフトで POP3, SMTP のIPアドレスの設定をしてメ−ルを送信してみた。 おかしい。予備の Mail-Store の Sun V210 に telnet で入った。 sendmail は動いてな かった、InterScan のデ−モン類も見当たらない。筐体前面のスパナマ−クは点灯してな い。調べていったら home パ−ティションがなくなっていた。"/dev/md/dsk/d7 /home"。 数ヶ月前、モニタからハ−ドディスク異常のようなワ−ニングが出ていた。これのことだ ったのか。前にやったハ−ドディスクを修復するのをやってみるか。 # cd /opt/trend/imss/PostgreSQL/bin InterScan のRDBが動いてない、変だ。 # ./psql imss sa psql: could not connect to server: ファイルもディレクトリもありません。 Is the server running locally and accepting connections on Unix domain socket "/tmp/.s.PGSQL.5432"? # cd /etc/rc2.d; ls -l lrwxrwxrwx 1 root other ... S98dbctl -> /home/trend/imss/script/dbctl.sh # cd /home; ls -al dr-xr-xr-x 2 root root 512 4月 13日 2011年 . 中のディレクトリがない。 drwxr-xr-x 30 root root 1024 6月 21日 13:49 .. # df -k ファイルシステム kbytes 使用済み 使用可能 容量 マウント先 /dev/md/dsk/d0 5165838 477326 4636854 10% / /dev/md/dsk/d5 5165838 1996428 3117752 40% /usr /proc 0 0 0 0% /proc mnttab 0 0 0 0% /etc/mnttab fd 0 0 0 0% /dev/fd /dev/md/dsk/d6 20655529 7360889 13088085 36% /var swap 2879408 80 2879328 1% /var/run swap 2879656 328 2879328 1% /tmp /dev/dsk/c1t0d0s4 3101839 12 3039791 1% /iscantmp "# mount /dev/md/dsk/d7 /home" やったら前と同じワ−ニングが出た。"# metastat" は 異常なし。"# dmesg" では "Jun 21 02:00:xx" 時刻のログがたくさん出た、 でもエラ− というのではない。/var/adm/messages なども、そう問題なるようなのはなさそうだった。 # fsck /dev/md/dsk/d7 1回目はこんなようにやった。CLEAR? のとこだけ 'n' にした。 ** /dev/md/dsk/d7 ** Last Mounted on /home CLEAR? n、ADJUST? y、SALVAGE? y で。 ** Phase 1 - Check Blocks and Sizes ** Phase 2 - Check Pathnames | "# mount /dev/md/dsk/d7 /home" やったら RECONNECT? y 駄目だった。以前はこれでマシンをシングル | ユ−ザモ−ドにして fsck をやったが、今回 ***** FILE SYSTEM WAS MODIFIED ***** はそのままもう一度やってみた。 # fsck /dev/md/dsk/d7 だめ押しで2回目やってみた。聞いてきたのはこれだけだった。 RECONNECT? y 左のように5回だけ聞いてきて、すぐに終わった。 ADJUST? y CLEAR? y "# mount /dev/md/dsk/d7 /home" をやってみる。 問題がなけ ADJUST? y れば何もメッセ−ジは出てこない。何も出てこなかった。 SALVAGE? y # cd /etc/rc2.d 前にトラブルが起きた際に、 このマシンでは /etc/rc2.d/ の # ./xS88sendmail start S88sendmail を一時的に xS88sendmail にした。先ずsendmail を動かした。そしてメ−ルソフトから自分宛に送ってみた。で # ./S98dbctl start も sendmail が動いただけではメ−ル送信ができるだけだった。 # ./S99CMAGENT start この際どうなのか動作確認してみた。InterScan の中でメ−ル # ./S99IMSSUI start を処理してもう1つの sendmail に渡して、自分宛のメ−ルは # ./S99MONITOR start 帰ってくる、メ−ルソフトで受信ができる。 https://192.168.1.x:8445/IMSS.html InterScan の動作も確認しておくこと。 * バックアップを取ってみるか この際だからシングルユ−ザモ−ドでの挙動を幾つか調べておこう。シングルユ−ザモ− ドでバックアップも取って置くことにしよう。例えば telnet は他のマシンからできたの かとか。バッファロ−製NASの TeraStation にパ−ティションをコピ−しよう。 でき ればテ−プにとった方がより望ましいが。仮想サ−バのバックアップ用に TeraStationを 買ったので、それでいいだろう。Mail-Store を仮想サ−バで動かしたとしても、 予備機 はこれまでのマシンとしておきたい。 仮想サ−バを VMotion やクラスタにしておけば予 備機はいらないが、そこまでの投資はできなかったので。