10-3. Linux について (1) Linux の概要 '98/12〜'99/04 * PC-UNIX の動向 98年後半に入って、急速に Linux が活気を呈してきたような感じがある。 感触として 年明け、どど−と Linux インスト−ル済み DOS/V がでてきそうな気がする。Windows ユ −ザの数十%は99年中に、Linux 併用になるのでないか。そんな感じが。Linux を始め FreeBSD, BSD/OS, OpenBSD, Solaris for x86 など多々あるが、 どうも Linux がメジャ −になっていくようである。別にサ−バ用とかどうとかの得手不得手はなさそう。これま では BSD 系のOSがサ−バ用としては、よく採用されていたようである。 98年8月ぐ らいから Linux の商用パッケ−ジがどんどん出てきた。少し前までは BSD 系の方が安定 していてよいとなっていたが、 今では Linux の方にマ−ケットは向いている。99年に 入って、この傾向は完全に明らかになった。 [ 歴史 ] Linux は '91/10 ヘルシンキ大学の Linus B. Torvalds がカ−ネルを配布開始した。 今 も Linus 氏がまとめをしている。ここではカ−ネルのみを配布している。 ドライバなど 周辺ソフトも含めていろいろな Distribution Package がある。 * 使用感想 友達の自作 DOS/V 機に TurboLinux のベ−タ版をインスト−ルしてみた。 ハ−ドに詳し い人なら、あまり問題なくインスト−ルできるだろう。 小生は Linux 基本パ−ティショ ンのところで適当にシリンダ数なんかを入れたので、500メガしか領域をとらないこと になってしまった。また X Window の設定まできたところで、これも適当に OK と指定し ていたら画面が小さくなってしまい、また X Window が起動しないことになってしまった。 まあ、1回でインスト−ルを完璧にやろうとするのが間違いで、何回かやってみることが 必要である。総じて TurboLinux のインスト−ルは難しいことはない。 X Window を使わ ないのであれば、ただのインタ−ネットサ−バで使うような場合、もうこれでスタンバイ OKである。最初からいろいろなデ−モンが動いている。'98/12。 -------------------------------------------------------------------------------- みんなタダでせっせとソフトを作っているのだから、そのソフトを用いて儲けようとする 企業は寄付を Linux コミュニティにするべきだぞ。いかにも寄付が少ないようだ。 大手 家電やコンピュ−タメ−カの大口寄付を期待したい。寄付してね!、100万円ぐらい。 -------------------------------------------------------------------------------- ・個人的にはすごく期待している。 UNIXが Windows に押されて風前の灯火だったの がこの Linux によってググッと盛り返してきそうな気がするのだ。 ・ナナオの液晶ディスプレイを上記では使った。きれいだ−。このディスプレイは筐体2 つをスイッチで切り替えることができる。便利!。 ・TurboLinux のベ−タ版は、DOS/V マガジンのおまけ CD-ROM。98年12月にはこうし たおまけ CD-ROM がたくさん出た。 ・Linux の起動時のメッセ−ジを見ていたら、オオ−、これはまさしくUNIXと声をあ げてしまった。 ・UNIXの基本的なことを先ず勉強しないと、Linux のインスト−ルは簡単でも使うこ とはできない。友人は root て何、ls て何って言っていた。 ・個人環境は大方インスト−ル時やユ−ザ登録時に、環境は設定される。その後は、PATH の設定、Mule のちょっとしたカスタマイズ、.Xdefaults も少しいじっておけばいいか。 * Linux の配布状況 TurboLinux 3.0 98年12月10日前後発売。http://www.pht.co.jp/ > Pacific Hitech, Inc. が開発。X-Truetype Server (X-TT)、X Window に TrueType フ ォントをラスタライズして表示する。Apache + PHP, PostgresSQL 6.3.2, GIMP, egcs, kterm, パッケ−ジマネ−ジャの rpm の日本語化を進めた。 8/10/12/20 dot 日本語フ ォント搭載。プロフェッショナル版には市販ソフトの Applixware、dp/NOTE、Wnn6が入 っている、29,800 円。スタンダ−ド版は 5,800 円。 Red Hat Linux + PJE > ただの Red Hat Linux は英語版。雑誌のおまけ CD-ROM なんかについてくる。 ftp で とればタダ。ftp.lb.kdd.co.jp/OS/Linux/packages/redhat。日本語対応版は PJE とい う別の日本語化のパッケ−ジをインスト−ルする。(株)五橋研究所のレ−ザ5出版局 が販売している。99年2月、Red Hat Linux 5.2J を発売。http://www.cdrom.co.jp/ Plamo Linux > 個人で日本語化にとりくんでいる。これも結構いいかも。「Software Design」 '98/12 に特集とインスト−ル CD-ROM あり。この号はすぐに売り切れた。作者の個人環境をベ −スに、すぐ使えるようにカスタマイズ、設定してあるのがいい。 Vine linux 1.0 > はねひでや氏らのプロジェクトの Projct Vine 作成、'99/01 配布予定。さて出たのか な。Red Hat Linux 5.x ベ−ス。http://vine.flatout.org/。 '99/05 に配布となった。 簡易エディタの vedit、電子メ−ルソフト vmail、他 Gimp, Tgif, Tknamazu など入る。 技術評論社から '99/06/18、Vine Linux 1.1CR として発売。 http://www.gihyo.co.jp。 Debian GNU/Linux 1.3.1.r8 > FSF の GNU Project。ftp.debian.org/debian/。別に日本語化のパッケ−ジをインスト −ルする。次の Slackware 同様。マニアまたはプロ向きのパッケ−ジである。 Slackware > 数年前まではこれしかなかった。プロ向き。別に日本語化のパッケ−ジをインスト−ル する。PJE( Project JE ) という日本語拡張キット。 * アプリケ−ション WordPerfect for Linux >「UNIX MAGAZINE」'98/11 に記事あり。http://www.corel.com/ 関連企業の Corel Computer は Linux を使用したネットワ−クコンピュ−タを発売。 dp/NOTE for Linux/BSD v2 > ワ−プロソフト。オムロンソフトウェア(株)。9,800 円。 「UNIX MAGAZINE」'98/10に記事が少しある。お試しのダウンロ−ドは10分間だけ使え る。10分ばかでは何とも評価できない。結局、触ることはなかった。 Applixware 日本語版 for TurboLinux > Applix Inc. が開発。29,800 円。Applix Words, Spreadsheets, Mail, Graphics が入 っている。Microsoft の Word、Excel とデ−タ互換がとれるようになった。 でももう ちょい。http://www.pht.co.jp/applixware/。 InterBase 4.0 RDB お試し > リオスコ−ポレ−ション。「UNIX MAGAZINE」'98/11 に記事あり。 米 InterBase Software Inc. の RDB。http://www.rios.co.jp/iblinux/。 Adaptive Server Enterprise 11.0.3 > 米 Sybase の RDBMS。'98/09/23 無償提供。「UNIX MAGAZINE」'98/12 に記事あり。 クライアントの Open Client Library 10.0.4、Embedded SQL/C。 OSは Red Hat Linux 5.0, Caldera OpenLinux 1.3。http://www.redhat.com/。 INFORMIX-SE の Red Hat Linux 5.1 版 > 米 informix の RDBMS。無償。「UNIX MAGAZINE」'98/12 に記事あり。すでに Caldera OpenLinux 1.2 と SuSE Linux 5.2用はある。Informix Dynamic Server 7.3、Informix Dynamic 4GL は今後出る予定。http://www.informix.com/jp/ Ingress II Linux Edition ベ−タ版 > 米 Computer Associate International の RDBMS。'98/10/19 無償ダウンロ−ド。 http://www.cai.com/products/betas/ Oracle RDMBS > Oracle 社は少しためらっていたようだが。 Linux をサポ−トすることになったもよう。 年が明けて99年2月頃、20万円ぐらいで出してきている。 * Window Manager twm : Tab Window Manager, X Window のデフォルト。 mwm : Motif Window Manager。 fvwm : mwm ににたフリ−のもの。twm をベ−スにしている。 fvwm2 : fvwm をベ−スにしている。一番ユ−ザは多いらしい。 AfterStep : NEXTSTEP 風。きれいな画面らしい。TurboLinux のデフォルト。 fvwm95 : Windows 95 風。今さら使うまでもないか。 Lesstif WM: Motif 風。 GNOME : GNU Network Object Model Environment。 KDE : K Desktop Environment。Qt ラブラリを使っている。 GNOME と KDE は単なるウィンドウ・マネ−ジャでなく、 デスクトップ環境と呼ばれてい る。どう違うかは各自、画面を見てもらいたい。 mwm と AfterStep では明らかに見てく れは違うし、また GNOME なんかとはまた違っている。mwm なんか kterm に毛がはえたよ うなものだ。デスクトップ環境で有名なのは CDE( Common Desktop Environment )共通デ スクトップ環境である。CDE はHPのEWSに載っているものである。 確か OSF だった か、EWSの共通環境を定める団体によって、CDE をデスクトップ環境の共通としたわけ だ。それで Sun の Solaris でも使えるようになっているわけである。 CDE は Motif ベ −スで、Linux では多分使われないし、デファクトにもならないだろう。 * プログラミング開発環境 Linux と商用UNIXのプログラムの互換性はいかに。ほぼソ−スレベルでは問題ないみ たい。各種 Linux の配布では、Linux カ−ネルは同じのためバイナリ互換はある。 バ− ジョンの違いでバイナリ互換でない場合もあるかも知れないが。 また Linux のC言語は POSIX にちゃんと対応しているので癖がなく、他のUNIXからのプログラムの移植は容 易だと言われる。Oracle なんかリ・コンパイルしただけという話だ。 C++は少しこな れていないような、namespace など最新機能の実装にちょっと問題があるようである。 X Window のプログラミングは問題ないと思われる。 X Window 自体は R16 が最終リリ− スで、だいぶ枯れてきている。X関係のディレクトリも一般的なようでもある。Motif は フリ−の Lesstif/Motif 1.2 という開発用ヘッダとライブラリがある。Motif は 1.2 以 降も他のUNIXでは出ていると思うが、このバ−ジョンで十分である。Lesstif が日本 語対応になっているかは要チェックである。 多分 R16 は国際化がなされているので大丈 夫だと思う。また Motif には、どうも商用ソフトもあるようである。 GTK+ : GIMP Toolkit 1.0.2 GUI library、 フォトレタッチソフト GIMP で使われてい るGUIの構築ライブラリ。 WWWに日本語マニュアルを作成しているプロジ ェクトあり。GTK によるデスクトップ環境 GMONE もあり。 Qt : GUI の構築ライブラリ。まだ本も雑誌にもない。 WWWに日本語マニュアルを 作成しているプロジェクトあり。 Tcl/Tk : インタ−プリタ−の X Window のGUI構築ツ−ル。 大学などで以前からよく 使われている。かなり簡単に使うことができるらしい。本が1冊出ている。 * 他 PC_UNIX いろいろ DOS/V 用 − FreeBSD、NetBSD、BSD/OS、Solaris for x86、Solaris7、UnixWare7。 PC-98 用 − FreeBSD(98)、NetBSD/pc98、Linux/98。 MAC 用 − MacBSD、MkLinux。 UnixWare というのは米SCO 社の NetWare を含んだ商用UNIXである。バ−ジョン7は 99年5月に配布開始。Solaris7 は99年9月に配布開始している。 両者ともただに近 く、日本語も対応している。ただし使用は個人利用に限られる。Linux に対抗しようとい う訳だ。他にもパソコンでも動くOSはある。参考程度に。Macintosh に採用されるはず だった BeOS。日立が98年末 BeOS 搭載パソコンを出している。GNU Hurd, Plan9, TRON, OPENSTEP なんてのもある。 * 参考 http://www.linux.or.jp/ Linux の公式ペ−ジ。 http://www.ascii.co.jp/linux アスキ−の Linux 通信。 http://www.plathome.co.jp/ Plat' Home、PC-UNIX 関連の店。 http://www.globe.to/~moka/ 高知大学。Qt, Debian など。 http://www.jp.freebsd.org/ FreeBSD の公式サイト。 http://www.flatout.org/~wing/Linux/ ハ−ドウェア動作確認リスト、はねひでや。 http://w3.clat.hi-tech.ac.jp/LDP/ Linux Documentation Project。 http://linux.nikkeibp.co.jp/column/download2/ サ−バ機としてのスペックについて。 * 追加分 Vim というエディタ。Vi IMproved といって vi を改良したエディタということ。 Linux に限らず Windows、UNIXなんでもOK。ともかくエディタはUNIXを扱う上でなく てはならない。多機能である必要はない。十分直感的に基本的な操作ができることが肝心 である。「Software Design」`02/09, P.69〜77, "初めてのVim" を見られたし。 Linux 対応 RAID、使えそうなのが出てきた。ニュ−テック、http://www.newtech.co.jp/。 一番安いのが、外付けハ−ド RAID 1 の New Duo シリ−ズ、実質容量 30GB で24.3 万円。 高いのは 500 万円ぐらいまである。"総合カタログ No.11, 2000年 夏&秋号"見られたし。 このメ−カ、Linux だけなく SGI や Sun のサ−ドパ−ティ製品としても実績がある。 朝日新聞 2004/01/10、"リナックスはどんなOS?"。NTTドコモが携帯電話に、人事院 が Linuxを導入うんぬん。さてどんなもの。Vinelinux、redhat、turbolinux、LindowsOS はサポ−トありの有償版が1万5千円前後。 ハ−ドディスクを使用しない、CD-ROM から 起動の KNOPPIX は有償版なし。LindowsOS にも CD-ROM で起動するタイプがある。 VMware はどうか、Linux 上で Windows を動かす仮想マシンの市販ソフトである。 DOS/V パソコンに Linux と Windows をいれてデュアルブ−トのマシンに仕立てても、動くのは どちらか一つだけ。ちょっとこれでは淋しい。小生まだ触ったことがないが、結構広まっ ている模様。http://www.vmware.com/、http://www.blend.co.jp/vmware-jp/。'02/04 だいぶ前に、お気に入りにブックマ−クしてた。 見たら Linux の起動時のことを詳しく 書いてあった。Linux の起動については、ちょっと分かりにくい気がしてた。これで勉強 させていただきます。http://www.itmedia.co.jp/help/howto/linux/0007master/01/、第 1回起動スクリプトを知って基礎を理解しよう、12ペ−ジあり。 (2) TurboLinux での操作 << TurboLinux 3.0 日本語版による >> '98/12〜'99/04 * 日本語環境の設定 *** 以下 Linux 環境のお勧め *** Wnn を漢字変換に使うことにする。日本語変換サ−バは Wnn6、サ−バ名 jserver を、ク ライアントも Wnn と相性がいいのを使うことにする。 kterm など漢字端末のウィンドウ では uum を使う。Mule はかな漢字変換のクライアント egg が内臓されている。 漢字変 換の操作は概ね uum と同じである。 uum の方だったか FUNCTION キ−でロ−マ字にした り、アルファベットにしたりできる。uum は初めて実行すると、いくつかの頻度ファイル を作るか尋ねてくる。YES と答えるとその場で作成し、これで学習するようになる。 Ctrl+\ で日本語入力モ−ドのON/OFF。 Ctrl+w で変換する。 Ctrl+o 文節を伸ばす これでカタカナにすることができる。 Ctrl+i 文節を縮める UNIXつまり Linux での日本語入力には、いろいろなやり方がある。 漢字変換サ−バ は Wnn、"ワタシの名前はナカノです" が一番古い。Wnn4 はフリ−扱いで、 Wnn6 は商用 となっている。Wnn は中国語とか多国語対応になっていて、やや処理が重いといわれてい る。日本語のみで軽いのがNEC作成の Canna である。TurboLinux Pro には Wnn6 が入 っているし、Wnn も Canna サ−バも起動するようになっている。 この他にもソニ−作成 の Sj3 や SKK、VJE-Delta などがある。ATOK も Linux 用に出てくる予定である。 さて VJE や ATOK がクライアント/サ−バ方式なのかは知らない。もともと MS-DOS 用であり、 サ−バもへちまもなかったのだから。いやクライアント/サ−バでした。 サ−バ名 |サ−バの確認| クライアント名 --------------------|------------|----------------------------------- Canna (cannaserver) | cannastat | canuum, kinput2, 対応Mule Wnn ( wnnserver ) | wnnstat | uum, kinput2, 対応Mule(egg), xwnmo * ユ−ザディレクトリの設定 ~/.bashrc bash の設定ファイル。bash はBシェル系である。 ------------------------ |export PATH=.:$PATH カレントディレクトリをパスに含める。 | |alias dlf rm Apollo のコマンドみたいにする。 |alias crd mkdir |alias cpt 'cp -r' ------------------------------------------------ |alias dlt 'rm -r' root でロッグインしてユ−ザを作成すると、 ホ−ム |alias wd 'cd \!*;pwd' ディレクトリができて、幾つかの環境設定ファイルが |alias crf touch 入っている。katou というユ−ザを作ったとするとホ |alias pst ps -e −ムディレクトリは /home/katou になる。 |alias lusr 'who am i' ------------------------------------------------ | |alias d 'pwd;ls -F' |set filec |limit coredumpsize 0 * X Window 環境の設定 ~/.xinitrc ---------------------------- login してXを起動すると、kterm も開くようにする。 |#!/bin/sh 画面幅x高+左上からX座標+左上からY座標。 | | |kterm -geometry 100x25+5+520 -fk kanji16 -fn 8x16 -fr r16 & | | ~/.Xdefaults ---------------------------- |KTerm*font: 8x16 kterm の環境設定。17インチ・ディスプレイぐらい |KTerm*kanjiFont: kanji16 だと文字サイズは大き目でないと見にくい。 |KTerm*romanKanaFont: r16 | |KTerm*kanjiMode: EUC ここらは、あらかじめなっているかも知れない。念の |KTerm*scrollBar: true ため。 |KTerm*scrollKey: true | |Emacs*background: #efffff Muleの環境設定。背景の色を少しうっすらにする。デ |Emacs*foreground: #000000 フォルトは #ffffffで真っ白でまぶしい。foreground |Emacs*pointerColor: #ff0000 は文字の色で黒にした。 TurboLinux の場合、漢字タ−ミナル kterm の環境設定ファイルは、Xのアプリケ−ショ ンとして /usr/X11R6/lib/X11/app-defaults/KTerm にある。 これにフォントのサイズな んかが書かれている。ちなみにデフォルトのフォントサイズは14ポイントである。 [ 参考 ] INDY IRIX 5.3 の場合 /usr/lib/X11/app-defaults/KTerm ------------------------------------------ |*fontSet: 7x14,--mincho-*--14-*,-*--14-* * Mule の環境設定 ~/.emacs このファイルの設定は、その場で有効になる。 ---------------------------------------- |; K&R 流のCプログラムのインデント ; 全部設定することはない、好みで。 |;(setq inhibit-startup-message t) |;(setq c-indent-level 4) |;(setq c-continued-statement-offset 4) |;(setq c-argdecl-indent 4) |;(setq c-brace-offset -4) |;(setq c-label-offset -4) | |(setq-default tab-width 4) ; タブを4にする。 |(setq-default indent-tabs-mode nil) ; タブをブランクにする。 |(setq scroll-step 1) ; スム−ズなスクロ−ルにする。 |(setq line-number-mode 1) ; 何行目か表示する。これは好み。 |(setq enable-double-n-syntax t) ; n n で 'ん' とする。 |(global-set-key "\^?" 'delete-char) ; Delete キーをちゃんとそうする。 |(setq blink-matching-paren nil) |(setq kill-whole-line t) * vi の環境設定 ~/.exrc ------------------ |set tabstop=4 タブを4にする。タブコ−ドが入る。 |set shiftwidth=4 タブの数と合わせた方が便利らしい。 |set number 行番号を表示する。デフォルトでは表示しない。 上記には省略形がある。set tabstop=4 は set ts=4 でもいい。しかしこんなところで省 略する必要はない。むしろ分かりにくくするだけで、使わない方がいい。タブはタブコ− ドでなく、ブランクが入るようにした方がいいだろう。小生はそうしている。ビ−プ音も できればなくしたい。vi はピ−、ピ−言ってうるさい。 .bashrc に xset b off で音を なくす、on で音をならす。キ−ボ−ドのクリック音は xset c off でなくなる。 行番号 の表示はやめた方がいいかも、カット&ペ−ストすると行番号も入ってしまうのだ。誰が エディット作業で行番号をコピ−してくれと頼むか!。 * vi 操作のイロハ *** ここからは Linux の操作 *** 先ずはエディタを使えないことには話にならない。更にエディタをそこそこ使いこなすに は、カット&ペ−ストできることが大切である。 ともかく vi は ESC キ−を押すことが 肝心である。何せ vi は編集モ−ドさえ出ない寡黙なエディタなのである。ファイルをセ −ブするのは ESC + : とやってから w!。ESC + : とやって q! は、編集をキャンセルし て終わる。ただの w, q に wq というのもある。カ−ソルの移動は h,j,k,l である、 矢 印キ−もたいがい使えるだろう。Ctrl+f,b で1ペ−ジ画面サイズ移動、Ctrl+d,u で半画 面移動。それと以下のコマンドで最低限の操作はできるだろう。 ・ESC + a で追記。A もあり。 注.ESC+a とは ESC キ−を押してから ・ESC + i でその場所から記入。I もあり。 小文字の a を入力するということ。 ・ESC + dd でその行削除。x で1文字削除。 ・ESC + yy で1行複写。P でカ−ソルの上、p でカ−ソルの下にコピ−。 ・ESC + dd で1行削除。次に P または p で、この1行は移動になる。 ・ESC + 3yy で3行複写。こういうのができないと頗る使い勝手が悪い。 慣れてきたら ESC + {, }, [[, ]] もやってみよう。Ctrl + f, b, e, y, d, u もやって みよう。取り消しは ESC + u, U。文字列のサ−チは ESC + : とやり画面下で /katou な どと検索文字を入れる。n または N を入れると次に行く。 文字列の置き換えもできた方 が便利である。ESC + : で 0,$s/katou/ikken/g とやる。ファイルの先頭から最後までを 対象にして一発で置き換える。g を c にするとその都度聞いてくる。 * マシンの起動 ただのクライアント・マシンで使うには、必要ないデ−モンを起動させないようにした方 がいいかも。インスト−ル時にサ−バタイプかクライアントタイプか選択できる。サ−バ にするとマシン起動時に amd デ−モンの所で時間がかかる。amd は automount daemonの ことであり、NFS のサ−ビス側デ−モンである。 UNIXとしての起動環境は System V 系であり rc0.d, rc2.d などの設定である。/etc/rc.local もあるが。 # LILO boot: ブ−トしてこの画面になったらすぐに linux といれると Linux が起動 する。win と入れると Windows が起動する。 ほかっておくとデフォル ト設定の方が起動する。 Linux の中で Windows を稼働させたりはでき ない。どちらか一方しか稼働しない。 # startx X Window を起動する。たいがいマシン起動時には、X Window も自動で 立ち上がるようになっている。startx は手動で起動する場合である。 # turboservice 環境設定メニュ−。端末モ−ドで使える。画面が出てきて各種デ−モン の起動設定を行う。X Window によるGUIのは xturboservice である。 * ネットワ−クの設定など マシンをインスト−ルする時に、いろいろ聞いてきてだいぶのとこは設定されているはず である。 インタ−ネット接続するのに必要な DNS や経路情報の設定である。経路情報は 大方デフォルトゲ−トウェイの設定しかないのだが。まあ、UNIXで経験ある人なら特 にGUI画面で設定しなくても出来てしまうだろう。 /etc/sendmail.cf CF ツ−ルから作成すること。 /usr/sbin/sendmail メ−ルを送る sendmail デ−モン。 /usr/sbin/ipop3d POP3 サ−バ。 /var/log/ ログファイルのディレクトリ。 # netstat -rn 経路情報を表示する。 /etc/host.conf ホスト名解決の参照順序。/etc/hosts を見てなければDNS ------------------ の /etc/resolv.conf を見る。最初からこうなっている。 |order hosts,bind /etc/resolv.conf ここは自分で記入すること。 ------------------------- |search nix.co.jj 自分のドメイン名。 |nameserver 192.168.10.1 プライマリ DNS サ−バ。 |nameserver 192.168.20.1 セカンダリ DNS サ−バ。 # ps ax | grep inetd プロセスを全てリストする。-ax のハイフンは無しにする。 # cd /etc/rc.d/init.d/ 様々なスタ−トアップ・スクリプトがここにある。 # inet restart TCP/IP ネットワ−クのスタ−ト。inetd 等の再起動。 最初 /etc/inetd.conf には何も設定されていないといってよい。 Telnet, FTP サ−ビス をするには、# turboservice で "inet" を選択すること。 /etc/inetd.conf にエントリ が書き込まれて、その場で有効になる。まずそのマシンで、自分に telnet かけて有効に なったか確認してみるといい。# telnet localhost とやる。 # cd /etc/rc.d; ls -F 稼働制御ファイル。 init.d/ rc.local* rc.sysinit* rc1.d/ rc3.d/ rc5.d/ rc* rc.news* rc0.d/ rc2.d/ rc4.d/ rc6.d/ # ls rc2.d System V 系スタ−トアップ制御。 K05innd K30sendmail K85nfsfs S30syslog K15httpd K35smb K87ypbind S40crond K15sound K45named K89portmap S60lpd K20nfs K50inet S01kerneld S75keytable K20rusersd K55routed S10network S85gpm K20rwhod K60atd S12canna S90nvi-m17n.recover K30mcserv K60mars-nwe S20random S99linuxconf S99local * telnet の制限 このOSはデフォルトでは telnet で他のマシンから root でロッグインできないように なっていた。tcp_wrapper も組み込まれているので、それによるものかも知れない。他の マシンから telnet で root アクセスするには、いったん一般ユ−ザで入って、"su -"ロ ッグインするといい。しかしどこで制限がかかっているのだろう。tcp_wrapper での制御 ファイル /etc/allow と /etc/deny はあったが、中身は何もない。ん???。 [katou]$ su - ただの su だと katou の環境を引き継ぐ。su - だとroot Password: の /.profile を実行する。 [/root]# Ctrl+D で元の katou に戻る。 /etc/inetd.conf ------------------------- tcp_wrapper が組み込まれていた。 | | ↓ |telnet stream tcp nowait root /usr/sbin/tcpd in.telnetd * いろいろ # useradd ユ−ザ登録専用コマンド。または/etc/passwd に直接書く。 # passwd パスワ−ドの最初の登録。# passwd katou などとやる。 # /usr/sbin/pwconv これでシャドウパスワ−ドにする。 # mount /mnt/cdrom CD-ROM の扱い、マウントする。 # umount /mnt/cdrom アンマウントする。 # fsck ディスク異常で起動しなくなった場合などやってみる。 * ちょとプログラミング CとC++言語のコンパイラが入っている。egcs という gcc の拡張版である。これらは GNU プロジェクトの有名なコンパイラである。 % gcc -v とやるとバ−ジョンが表示され、 "gcc, g++ GNU project C and C++ Compiler" と出てくる。 test.c ------------------------ # cc test.c コンパイル、gcc でもいいみたい。 |#include # gcc test.c |main() { # ~/a.out デフォルトでできた実行モジュ−ル。 | printf("hellow\n"); |} hellow.C ------------------------ # g++ hellow.C -o hellow |#include # ~/hellow C++のサンプルです。 |int main() |{ | cout << "hellow\n"; | return 0 ; |} * ちょとプログラミングその2 "よい子のC++" から抜粋した `2h/11/E 追記。 // ( o1.C ) // C++のいんちきオブジェクト−その1 // #include // オブジェクトは生成したル−チンのスコ−プ内での // みアクセスできる。そのル−チン以外でアクセスし class Label { // たい場合は、グロ−バル変数のように宣言しなけれ int i ; // ばならない。 public: Label() {} Label( int p ) { i = p ; } void set_i( int p ) { i = p ; } int get_i() { return i ; } void set_other_i( void* t,int p ) ; // これはおまけです。他のオブジェクト } ; // にメッセ−ジを送るという感じの関数。 void Label::set_other_i( void* t,int p ) { ((Label*)t)->set_i( p ) ; } /* これは出来ない、サブル−チンの中ではオブジェクトを扱えない void sub() { extern Label a ; この extern 宣言が効かない cout << a.get_i() << endl; } */ Label c ; // 方法1:グロ−バルでオブジェクトを宣言する void sub1() { cout << c.get_i() << endl; } Label* d ; // 方法2:メインでオブジェクトを宣言し、そのポインタを使う void sub2() { cout << d->get_i() << endl; } void main( void ) { Label a(3) ; // sub() ; Label b(4) ; b.set_other_i( &a,5 ) ; cout << a.get_i() << endl; // a の値5 c.set_i( 6 ) ; sub1() ; // c の値6 d = &a ; d->set_i( 10 ) ; sub2() ; // a の値10 cout << a.get_i() << endl; // a の値10 } (3) Cobalt Qube3 はどうかな `21 * Qube3 の概要 `21/03 Cobalt は2000年中に Sun Microsystems に発展的に買収された。Cobalt にとっては よかったらしい。それからすぐ出てきたのが、Sun Cobalt Qube3J Professional Edition である。必要なのは全部入っている。`21/01/26 発売になっていた。ディスクのソフトウ ェア制御によるミラ−リングがサポ−トされた。これまでの Cobalt Qube2Jではサポ−ト されてなかった。これで十分部門サ−バとして活躍させることができる。ミラ−リングを サポ−トするのは、Qube3 シリ−ズの中でも Professional Editionだけである。 お値段 は約46万円。450 MHz, 20.4 GBx2, 128 MB PC-100 SDRAM, UltraWide SCSI インタ−フ ェ−ス1つ。プリインスト−ルのソフトも少し記しておく。ただしこれら全部のソフトを GUIで設定できる訳でない。 Apache, Perl, MySQL, PostgreSQL, Squid, SMTP, IMAP4, POP3, FTP, DNS, SMB, Majordomo, DHCP Server/Client, POP before SMTP など。 実際、買って触ってみました。マニュアルが非常に充実しました。Cobalt Qube2J の時は ペラペラで70ペ−ジしかなかったのが、なんと265ペ−ジです。ストレ−トケ−ブル が付属、黒色の2メ−トル。他いろいろ気が付いたこと。管理画面へのWWWアクセスは http://192.10.10.1:444/ というように444番ポ−トがいる。それに Cookie もWWW ブラウザで受け付けるようにしておかないけない。イ−サネットのポ−トが2つあるので ゲ−トウェイとしてのテストもしてみた。何かパケットが向こう側にいかないぞ、おかし いみたい。もっとおかしいというか、微妙というか。設定によってIPアドレスで個人の WWWにアクセスできないことがある。回避するには[システム ]->[TCP/IP] で "DNS サ −バ(省略可)" は何も書かないこと。何か Cobalt Qube2J でも個人WWWの URL が、お かしかった。Qube3 のバ−ジョン、release 6.0 (Carmel)、Kernel 2.2.16C7 on an i586。 qub3# /usr/sbin/ahttpd -f /etc/admserv/conf/httpd.conf << Qube3 の管理用、444番。 * Qube3 の Apache の制御ファイル /etc/httpd/conf/httpd.conf 個人用WWWサイトにアクセスするのに、IPアドレ ---------------------------- スでアクセスできずに、ホスト名を探したりするのは | | RewriteEngine が On になっていて、RewriteCond と |ServerName web.localdomain RewriteRule による、URL 書き換えル−ルも関係して | | いるようである。 qube3# cd /etc/httpd/conf;ls -F access.conf conf_assemble* http.old mime.types access.conf~ figlets/ httpd.conf srm.conf* qub3# ps -ax | grep httpd << /usr/sbin/httpd プロセスが幾つかある。一番若いPID qub3# kill xxxx 番号のプロセスを kill すると、他のも同時に消える。 qub3# killall httpd << これでもいい。全部の httpd プロセスが消える。 qub3# /usr/sbin/httpd -f /etc/httpd/conf/httpd.conf << ホ−ムペ−ジ用、80番。 qub3# ls -F /etc/httpd conf/ logs@ modules@ php.ini ssl/ << cgi-bin ディレクトリはない。 /etc/httpd/conf/httpd.conf -------------------------- |Port 80 |User httpd |Group httpd |ServerRoot /etc/httpd /etc/httpd/conf/srm.conf ------------------------- |DocumentRoot /home/temp << ここにコンテンツをおく。CGIプログラムもここである。 | 拡張子は cgi か pl である。 |AddHandler cgi-script .pl |AddHandler cgi-script .cgi /home/temp/test.cgi Netscape などでアクセス ------------------------------ ----------------------------- |#!/bin/sh |http://192.168.1.1/test.cgi |echo Content-type: text/plain |---------------------------- |echo | 日付けがでたらOK |/bin/date | qub3# chmod +x test.cgi [ コンテンツを作ってみた ] -------------------------------------------- |http://192.168.1.1/ ブラウザ IE6 での表示 $ telnet 192.168.1.1 |------------------------------------------- qube3# cd /home/temp |Index of/ qube3# ls -F 最初は何も無し | qube3# touch 111.txt | Name Last modified Size qube3# echo katou > 111.txt | Parent Directory 15-Jul-2005 14:50 - qube3# touch 222.txt | 111.txt 18-Jul-2012 13:35 1k qube3# echo satou > 222.txt | 222.txt 18-Jul-2012 13:36 1k * Qube3 で rsync をコンパイルする `22/02 ftp.infoscience.co.jp から rsync-2.4.8.tar.gz をとってくる。rsync-2.5.2.tar.gzが この時点で最新だが、途中でコンパイル・エラ−で終わってしまった。あらかじめ入って ないか qub3# rpmfind rsync で探したがなかった。 とりあえず /home/users/katou/ に rsync-2.4.8.tar.gz をダウンロ−ドして入れてみた。 qub3# zcat rsync-2.4.8.tar.gz | tar xvf - qub3# cd rsync-2.4.8 qub3# ./configure qub3# make qub3# make install << /usr/local/bin/ に rsync コマンドが入った。 * Qube3 のネットワ−ク qub3# /sbin/ifconfig eth0 eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 00:S0:W0:44:EC:Q5 inet addr:192.168.2.1 Bcast:192.168.2.255 Mask:255.255.255.0 UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1 RX packets:1522 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0 TX packets:1426 errors:311 dropped:2 overruns:0 carrier:234 collisions:111 txqueuelen:100 Interrupt:11 Base address:0x5200 qub3# netstat -rn eth0 がプライマリでΙ、eth1 がセカンダリでΠ。 Kernel IP routing table Destination Gateway Genmask Flags MSS Window irtt Iface 192.168.1.1 0.0.0.0 255.255.255.255 UH 0 0 0 eth1 192.168.2.1 0.0.0.0 255.255.255.255 UH 0 0 0 eth0 192.168.2.0 0.0.0.0 255.255.255.0 U 0 0 0 eth0 192.168.1.0 0.0.0.0 255.255.255.0 U 0 0 0 eth1 127.0.0.0 0.0.0.0 255.0.0.0 U 0 0 0 lo 0.0.0.0 192.168.1.2 0.0.0.0 UG 0 0 0 eth1 ifconfig コマンドがある /sbin ディレクトリは、デフォルトのパスには含まれていない。 因に traceroute コマンドも含まれていなくて、/usr/sbin/traceroute にある。netstat は含まれていて /bin/netstat である。この netstat -rn でのコマンドは、 上記のよう に他のUNIXとはちょっと変わった表示になっている。 * Qube3 への telnet > telnet 1.1.1.1 Windows XP のDOS窓から telnet。 Windows 7 Coblat Linux release 6.0 (Carmel) には telnet コマンドはない、TeraTerm等を使う。 Kernel 2.2.16C7 on an i586 login: admin Password: admin [admin admin]$ su - Password: admin [root /root]# cd /etc [root /etc]# cat named.conf // BIND 8 configuratiopn file // automatically generated Tue Dec 24 14:02:03 2015 | 続いて勝手に手でいじってはいけないと注意書きあり。 // end of file. * Qube2 の IP Masquerade IPアドレスの変換をする IP Masquerade は、パケットフィルタリングの ipfwadm が入 っていた。ipfwadm は Linux カ−ネルの 2.0 系で、2.2 系は ipchains である。使い方 はほとんど同じである。これでファイアウォ−ルとしても設定できることになる。フィル タリングの設定を、Qube2 の管理用のWWW画面で少しやってみたが、どうもうまくいか なかった。ル−ルとしては最後に全部禁止を入れるはずなのだが、それを設定すると本当 に全部禁止になってしまった。なんのこっちゃ。 * ipchains と ipfwadm のこと追記 `2h/09/M Qube3 でコマンド打ったところ。 # ipchains -L Chain input (policy ACCEPT): `2h/09/M特に何もやってないので、ポリシ−の設定は Chain forward (policy DENY): ないと出ている。設定は以下のようにやるみたい。か Chain output (policy ACCEPT): つてだいぶ前に試したかも知れない、昔過ぎて忘れた。 # /sbin/ipchains -A forward -p tcp -s 0/0 1024:65535 << 0/0 すべてのホスト。 -d 192.168.1.5 25 -j ACCEPT << REJECT, DENY あり。 # ipfwadm -l Chains are empty. (ie. ipfwadm has not been used on them). かつて ipfwadm を試したところ。多分 Qube2 でやったのでないか。 # ipfwadm -I -a deny -S 192.168.1.0/24 -D 0/0 -W eth0 # ipfwadm -I -a accept -S 192.168.1.0/24 -D 0/0 -W eth1 # ipfwadm -I -a deny -S 0/0 -D 0/0 -W eth1 # ipfwadm -I -l IP firewall input rules, default policy: accept type prot source destination ports acc tcp 192.168.1.0/24 anywhere any -> http acc icmp 192.168.1.0/24 anywhere any # ipfwadm -O -l IP firewall output rules, default policy: accept type prot source destination ports acc tcp anywhere 192.168.1.0/24 http -> any # ipfwadm -M -l IP masquerading entries prot expire source destination ports udp 02:14.01 192.168.1.1 www.nix.co.jj netbios-ns (61127) -> domain udp 02:14.01 192.168.1.1 ns0.cad.co.jj netbios-dgm (61128) -> netbios-dgm (4) Linux プリ・インスト−ルマシン `98 * マシンのハ−ドの仕様 インタ−ネット・サ−バではない、内部ネットでのファイルサ−バやWWWサ−バ、ある いはそのクライアントとして使うことを想定する。 マシンは Windows 98 と Linux デュ アルブ−トの DOS/V 機とする。Linux は TurboLinux をインスト−ルする。 [ 本体 ] 幾らぐらいが適当なのかよく分からない。たぶん2〜30万円である程度のスペックのサ −バ DOS/V 機になるのでないか。普通 NT サ−バとかいうと、 IBMでもコンパックで も高いぞ。200万円ぐらいする。Linux のプリ・インスト−ルのサ−バ機が99年4月、 初めてレンタルで登場している。ちなみに紹介しておこう。横河レンタ・リ−ス(株)が 出した。値段は正価 1,446,000 円を Call だと。結構高いぞ。HPの DOS/V マシン自体 が高いのだわな。 Linux on HP NetServer LC3 パッケ−ジ、RAM 64MB, 4.2GB, DAT 8GB Apache, Samaba, TurboLinux 3.0、電話サポ−ト1年分 上記スペックは、ややサ−バとしては役不足な気がする。もっと安くて性能のいいものも ある。あまり宣伝してないが、春日井にある aone なんかが企画しているのなんかどうだ。 思うに RAID とかいわなければサ−バ用もクライアント用もないのでないか。冷却ファン が少し大きいとか、ケ−スに注意を払っているとか。パ−ツでもそうそう変わるものでな い。バルク品だからといって悪いわけでない。メ−カサポ−トがないだけだ。まあそもそ もパソコンにサポ−トなんて期待するのやめた方がいい。 [ ディスプレイ ] まだ Linux ではあまり液晶ディスプレイはサポ−トされていないみたいだが、 もうこれ から買うディスプレイは、スペ−スをとらずに目にやさしい液晶ディスプレイだ。イイヤ マの液晶ディスプレイ TSA3931HT、0.2385 mm ピッチ、1280x1024 dot、 15.4 inch が今 ならお勧めである。'98/11 発売。 パソコンのディスプレイ解像度は歴史的にいろいろあ る。VGA : 640x480、S-VGA : 800x600、XGA : 1024x768、S-XGA : 1280x1024 てところか。 UNIXとして使うには、解像度は 1280x1024 は欲しい。UNIXでは 1280x1024 を使 うのが普通なのである。 [ マウス ] マウスは3つボタンだぞ。2つボタンでも使えないことはないが、UNIXは3つボタン だ。Windows では真ん中のボタンがあまることになるが、このボタンはダブルクリックに 割り当てるといい。Sony VAIO では最初からそうなっていた。1クリックで画面が開くの は便利だぞ。スクロ−ルマウスはやはりやめた方がいい。Xのアプリケ−ションによって は、使えないものがでてくる。 * マシンの設定の仕様 [ Linux ] 配布パッケ−ジ:万が一マシンがおかしくなっても自分で再インスト−ルできるのを選ぶ。 TurboLinux 日本語版が適当に思う。スタンダ−ドとプロフェッショナル版があるが、 と りあえずプロフェッショナル版にする。TurboLinux は Red Hat Linux をベ−スにし、イ ンスト−ルを簡単にしたものである。その分ちょっと癖があり、独自な構造になっている。 ファイル共有の設定:Windows 用の Samba を使えるようにしておく。 一番単純な設定で よい。NFS もちょっと設定しておく。クライアントとサ−バ用で。オ−トマウントのサン プルもおいておくとよい。httpd もごく簡単に設定しておく。これらで HTML ファイルを サ−バ側にできるようにして、cgi-bin などのテストもできるようにする。 サンプルユ−ザ:ユ−ザ環境のサンプルである。そうね−、とりあえず pengin でどうか。 /usr/pengin/ を作り、ここに Mule やXのカスタマイズのサンプルを作っておく。 管理 者は便利だ。ここにC言語のサンプルコ−ドをおいておく。 HTML のサンプルもあるとな おグッドだ。 ユ−ザ管理環境:このマシンの初期設定では NIS は使わないことにする。 関連デ−モン は起動しないでおく。NIS には触れない方がいい。やりたければ管理者の責任でやるしか ない。それでいい。NIS の設定と運用はかなりややこしい。 マシン管理環境:時間同期の NTP デ−モンはあった方がいいかも。 大元はどこか別にあ って、それにあわせるとする。あわせ方を少し説明してあげれば親切。クライアントマシ ンに syslog はいらないと思う。これは管理者に判断してもらえばいい。 ソフトウェア環境:フリ−ソフトをすぐ使えるようにインスト−ルしておく。エディタの Mule は先ず必要である。ある程度のカスタマイズもやっておくこと。 他 GIMP 始め xfm、 ImageMagick、Netscape など。 Netscape などすぐ使うようなアプリケ−ションはアイコ ンで画面に出しておくこと。xfm はファイルマネ−ジャである。 ネットワ−ク環境:192.168.0 ぐらいで、デフォルトで設定しておく。どこをどう直せば いいかマニュアルを用意してあげると親切である。デュアル・イ−サネットにしておくま での必要はない。メ−ルはどうするか。POP なら Netscape で見るようにする。POP がい やというなら sendmail の設定が必要になる。 X Window 環境:これ結構ややこしい。 各種日本語フォントやスケ−ラブル・フォントも インスト−ルしておきたい。 ここまで設定して販売している DOS/V マシンは今のところ ないみたい。多分今後もないかも。X Window のウィンドウマネ−ジャはどうする。 fvwm、 mwm などいろいろある。とりあえず TurboLinux のデフォルト AfterStep でいい。 プログラミング環境:コンパイラはCとC++使えるようにしておく。 GNU gcc か egcs をインスト−ルしておけばよい。C、C++のサンプルコ−ドとコンパイルスクリプトも 用意してあげれば親切である。それに Tcl/Tk も使えるようにしておくとなおいい。 日本語入力環境:何にするか。kinput2, Wnn4, Wnn6, Canna, VJE などたくさんある。ま あ別になんでもいいのだが。kinput2 でとりあえずいいのでないか。Windows のユ−ザな ら Wnn も Canna も関係ない。むしろ同じ操作でどこでも日本語入力できる方が分かりや すくていい。 エディタは何にする:pico と言うエディタが結構使いやすそう。 Linux をコ−ディング している人達はもっぱら pico( Pine Composer ) だそうだ。pine と言うメ−ル読み書き ソフトのエディタらしい。 漢字変換は内臓されていないので kinput2 を使う。ついでに シェルは?。 Linux は bash がデフォルトなのでこれでいい。 UNIXで一般的な csh より bash の方が使い勝手がよい。 [ Windows ] 初めから必要なソフトは入っている方がいい。 Windows OSを入れただけでは Netscape は入らない。できるなら Netscape Communicator だけでなく、せめて Netscape の Mail ソフトもあった方がいい。IE しかないんでは片手落ちである。 よく使うソフトはショ−トカットで、最初から画面に出しておくこと。できるだけ管理者 が、あとからごそごそしなくても済むようにする。圧縮解凍ソフトの Lhasa、テキストエ ディタの秀丸、これは4千円。秀丸はシフトJISもEUCも対応しているので便利だ。 メ−ルは Windows も Linux も、Netscape Mail を使ってもらうこととする。POP でなく SMTP 接続を仮定しておく。Mule は便利だが、Windows のユ−ザに Mule を使えと言うの は、少し酷な気がする。Netscape Mail を使う場合、マシンに sendmail の設定はいらな い。Mule からメ−ル送る場合は sendmail は必要だが。 * そのほか サポ−トは基本的にノンサポ−トとする。富士通は何らかのサポ−トをするらしい。電話 サポ−ト程度じゃないか?。壊れたらほかってもらう、多分それしかない。ただしある程 度の処置方法はホ−ムペ−ジに記載すること。それにディスプレイを後から液晶にかえた いような場合、売れ筋のものだけそのやり方をホ−ムペ−ジに記載する。 だいたい Linux の情報は散らばっていて、探すだけでも大変。 ここを見たら自分の買っ たマシンについては、あらかた分かるようにしておくのが親切というものだ。情報は整理 され、集まっていてこそ利用価値がある。探せばどこかにあるというのはもはや情報では ない。でもリンク情報だけでは困る。独自にまとめた情報が有益なのだ。 その後の大手メ−カの態度について。 やはり Linux Community への参加は消極的なよう である。ノウハウを出したくない。責任問題に関わることは触れたくないということらし い。元々大したノウハウもなく、責任も取るつもりもないくせに。ソフトウェアをクロ− ズすることにより、内部を明らかにせず、責任の所在を不明にしたいわけだ。 セキュリティ対策はクライアントでは何もやることない。インタ−ネットのサ−バにする 場合でのみ必要。普通の内部サ−バでもやる必要なし。インタ−ネット・サ−バでは、と もかく不要デ−モンを稼働させないこと。NIS, NFS はやらない。lpd, portmapper,inetd もなし。Xも使わない。メ−ルは sendmail より qmail の方が安全である。 まあこうし たガイドラインを示すにとどめる。あまり下手に詳しくこうしてくれと書くと、責任問題 に発展する可能性もある。 (株)SRAの Linux サポ−トサ−ビス。基本的なソフトウェア bash とか sendmailとか の有料の問い合わせサ−ビス。年間40万円で、20件までメ−ルかファックスで質問で きる。但し最善の努力ですみやかに回答するが、保証はできないとのこと。セミナ−の無 料参加または割引サ−ビスも受けることができる。http://osb.sra.co.jp/ を見られたし。 他にも同じようなサ−ビスをする会社があるが、料金は似たようなものだった。`23/03 (5) 自宅にあるHPのマシン SuSE *** 10年経っての Linux *** `28 頃 * じゃんけんで勝ってもらいました SuSE or SUSE ドイツ製の Linux ス−ゼ HP ProLiant ML115 G5。2007年4月発表。デュアルコア AMD Opteron 1210 (1.8GHz, 2x1 MB L2キャッシュ)。キ−ボ−ドとマウスつき。Serial ATA 80GB。CD-ROM ドライブは 2,100円プラスで DVDドライブになる。OSSuSE Linux Enterprise Server for ProLiant (1CPU)、1年間サブスクリプション、メディアなしが 26,250円(税込み)。 「HPプロダクトセレクション」2008/06号、によれば 25,200円(税込み) から、1Pエン トリ−サ−バの人気モデル。25,200円からって、それで一体なんぼになるの?。他のモデ ルはどんなのがあるか、ML はこれで全部。ML115, ML110, ML150, ML310, ML350, ML370。 HPのダイレクトプラスのホ−ムペ−ジで自分で調べた。届いたマシンのそれぞれのパ− ツの番号を照らし合わせて、CPUが新しいのに変わっていて、91,000円だった。型番を 調べて見積りしてみたら9万1千円だった。それでメモリはどれだけ積んでいるの?。 モニタのサイズは 1280x1024 ピクセルは欲しいぞ。標準では 1024x800 らしい。 これは どうかな。マシンに電源を入れてみたが、Linux は立ち上がってこなかった。メ−ルして 聞いたら Linux はイメ−ジをダウンロ−ドして、自分でインスト−ルするのだと。 8月 9日に SuSE Linux の DVD をもらった。これでとりあえずインスト−ルすればいい。 2つの大きなファンがあって、マシンの起動時に結構大きい音がする。ブワ−というブロ ワ−音。うるさいので部門用サ−バとしてはどうかな。ただのオフィスに、机の横におい ておくような設置なわけで。うるさいファンは静音タイプのファンに交換して使っている 友人がいた。SuSE Linux をインスト−ルだけして1年ほかっていてしまった。 構成全部の説明と値段が詳しくでているのが "HP ProLiant ML310 Generation5 システム 構成図 2008年4月16日"、PDFで34ペ−ジ。 Smart アレイ E200/128 BBWC コントロ−ラ 52,500円税込み。ハ−ドウェア RAID 0,1,5 対応。ディスクコントロ−ラオンボ−ドSATA コントロ−ラ内臓 SATA RAID 0,1 機能。HDD容量 最大 3TB(SATA)、1.2TB(SAS)。 「NETWORK MAGAZINE」2007/08, P.97〜109, "特集:3自作サ−バはもう古い 低価格IAサ −バ購入ガイド"。NEC、HP、デル、IBMのサ−バの比較表。HP ProLiant ML115と NEC Express5800/110Gd の記事など。「NETWORK magazine」2009/05, P.105〜113, "賢い サ−バの選び方 第3弾 低価格サ−バカタログ"、格安サ−バの定番 HP ProLiant ML100。 * HP ProLiant ML115 G5 触ってみた 箱に入っていた CD-ROM で基本的な設定をする。それからもらったDVD で SUSE Linux を インスト−ルする。やってみた。2時間ぐらいでできた。何かよく分からないけどできた。 ファイアウォ−ルがデフォルトで稼働している、telnet の23番ポ−トを記述し開ける。 パソコンから telnet が効かない。xinetd で telnet を有効にする。telnet は2つ項目 があった。サイトから telnetd を取ってこようとする。 インタ−ネットにそのとき接続 できなくて、DVD からとりますと表示されたので、DVD を入れると DVD からとってきた。 SuSE Linux Enterprise Server。2008年9月にこれをインスト−ルしてみた。CAサ −バをどうするかと聞いてきた。その時はインスト−ルは選択しなかったが。メニュ−画 面にある。注意深く設定すればユ−ザ認証サ−バとして使えるということか。 OpenLDAP はデフォルトではインスト−ルされない。 インスト−ルの過程で入れるかと聞 いてくる。LDAPのブラウザ、サ−バ、クライアントのメニュ−アイコンがある。サ−バを クリックすると DN を設定するらしき画面がでてくる。 Xen をフル活用するにはCPUに Intel VT か AMD-Vがないとだめ。仮想化支援機構とい うもの。ML115 には AMD-V が載っている。 CPUが仮想化に対応したのがでてきている。 仮想化をCPUレベルで実装 Intel VT とか。SuSE には Xen が標準で入っている。 * ML115 のファンを静音タイプに変える `2a/06 どうもうるさいというだけで動かす気になれない。3つあるファンで特にうるさいのはケ −スのファン。これを取り換えてみる。筐体の外からネジ4つで固定しているだけで、簡 単に外すことができる。ケ−ブルは4本でコネクタ部も4ピンのメス。黒ケ−ブルが上に なる。DELTA ELECTRONICS,INC. の DC BRUSHLESS MODEL AFC0912DF。大須のパソコンショ ップに現物を持っていき、これで静かなのが欲しいんですがと相談した。丁寧に対応して くれた。3ピンのばかりで4ピンのは1つしかなかった。特に静音タイプとかでないので、 あまり効果はないかも知れませんがと遠慮がちだった。羽根の形状を見たら先端部が丸み を帯びていた。税込で 1,080円と言うことなので一度試してみますと買った。 早速つけてみたところ音は半分ぐらいになった感じで、これなら家の中でも動かすことが できる。もちろん起動時の音は大きいがそれも半分ぐらいの音である。Owltech STANDARD ケ−ス用DCファン、PWM パルス幅変調方式、92mmm 2ボ−ルベアリング OWL-FY0925PWM。 コネクタ部の真ん中あたりにスライドの突起がある、これは彫刻刀でさっと削った。ファ ンには電源コネクタがついているがどこにも付けず、そのままほかっておけばいい。ちな みにファンのコネクタを抜いてマシンを起動したら、ファンの何たらエラ−とか出て起動 途中で停止プロセスになりマシンは止まった。静かになったはいいが、だからと言ってど んどん触るかといえばそれは別。SuSE は情報が少ないので、触りにくいのは変わらない。