* 平成11年12月のお稽古 12月19日 今年も最後のお稽古になりました。ちょっと料理を出そうと思って います。家にはおばあさんの時代に買ったという会席膳があります。 四国の今治漆器です。茶懐石で使う膳より一回り大きくて、婚礼の 時なんかに使ったそうです。お寺でもこれまで何回か稽古で使って みました。やはりしっかりしたものですから、使うにも少し構えま すね。今度はできれば点心にしたいなーと今思っています。でも点 心用のお盆がない。瀬戸の平皿にするかなー。急遽半月盆でも買う かなー、なんて考えているところです。料理は持ち寄りです。吸い 物はその日、その場で作ります。昆布出しで手まり麩でも浮かしま すか。以前吸い物作ってもらったのですが、何と昆布を引き上げる タイミングが長すぎて昆布くさくなってしまいました。楽しみです。 残念でした。全員で4名だけでした。和尚さんとお寺にいた他2人 に座っていただいて点心を出しました。瀬戸の平皿やら丸のお盆な どに盛ってみました。笹の葉と松葉を少しあしらい、侘び助を箸置 きにして。点心は懐石膳とは違って、少しぐらいの遊びは許されて いいかと思います。今度、四国の今治に行ったら半月盆買ってこよ。 なかなか点心は面白いです。和紙の気のきいたのもあれば敷き紙に 買っとかないかんな。注意点。半紙なり和紙を皿の上に敷いて料理 を置くわけなんですが、料理は汁気を他の紙などで吸わせておくこ と。べたべたになりますからね。んー、でも半田の人は来てくれる と思ったのにー。遠いけどちゃんと来てねー。 * 平成11年11月のお稽古 11月28日 ここしばらく体調が思わしくなく、ぐたーとしてました。これでは いかんと食べるもの食べて体も動かすことにしました。会社の近く にゴミ焼却場の廃熱利用の温水プールがあって、ともかく浮きに行 こうとこないだから4回程行きました。顔を付けると息ができない ので、横泳ぎしかできませんが喜んで泳いでいます。風邪がまた流 行り始めているようですが、プールのお陰か元気一杯です。茶の湯 の抹茶は健康にはいいのですが、やはりある程度は体を動かし汗も かく必要があります。健康な体であってこそ、人にもきげんよく接 することができるというものです。皆でプールに行って遊びましょ う。ウォータスライダーも面白いよ。初めは恐いけど。 * 平成11年10月のお稽古 忘れない内に書いておきましょう。10月2日、昨年の瀬戸物祭り 以来、何かと案内を頂いている陶芸家のご自宅に伺いました。場所 が分かりにくいというので、市民会館まで出迎えてくれました。電 話では加藤といってもピンと来られないので、いっけんですと言っ たら、何だいっけんさんかと合点してもらえました。至って瀬戸の 作家の方はきさくな人が多いです。いろいろ見せてもらいました。 あつかましくも、予算はこれだけですと。それでなんと油滴の水指 を頂いて帰りました。来年の花祭りのメインが出来ました。欲を言 えば皆具にしたいとこです。楽しみにしていて下さい。 最近、ここ何回かのお稽古は若い女性でにぎわっています。最初友 達を一人連れてやってきた女性がいました。その方が今回は、大挙 六人ぐらい連れてやって来られました。お茶は初めての人ばかりと いうことでしたが、ずっと正座されていてたまげました。やはり何 か機会があれば一度ぐらい座ってみたいという女性は、まだまだい るんだなと思った次第です。こうして一回でもいいからやってみる ことがあれば、またの時が来るというものです。とりあえず、お辞 儀に、お菓子とお抹茶の頂き方をやりました。何人かの人にはお茶 を点てるとこだけ体験してもらいました。 そうそうお菓子のことを書いておかねば。前日の土曜日、岐阜に柿 を買いに行きました。小生の母校の高専の近くが富有柿の産地でし て道端ででも柿を並べて売っています。農協の出店に入って、柿以 外にもいろいろあって、地元の和菓子屋が作っている柿羊羹を一棹 買っておいたのです。余計な包装なしの正味でして、ずっしり重い という。一口食べてみました。しっかり柿の風味が詰まっていてお いしかったです。大垣の柿羊羹よりうまかった。今日は柿尽くしと いう趣向で、他にももらった柿羊羹みたいのも出しました。これは プルトップ缶に入っていまして、やはりだめでした。 話しを岐阜に戻して、せっかくだから谷汲にも行ってみようかと足 を伸ばしました。意外にも人が出ていました。久し振りに来て、あ れこんなに参道って長かったかと思いました。戒壇巡りもついでに。 帰りがけ、谷汲駅の前に蜂蜜屋さんがあって、プロポリスとこんに ゃくを買いました。プロポリスは癌にも効くとかいう蜂のエキスで すが、香りがすごくいいので、それだけでもいいかなと思っていま す。こんにゃくは丸いやつで、それはしっかりしています。そして 最近できたのでしょう、谷汲温泉につかって、あーよく一日遊んだ と喜んで家路についたのでした。えっ誰と行ったって?。彼女とだ ったらよかったのにねー。親孝行でした。 * 平成11年9のお稽古 朝夕少し冷えるようになってきました。9月も半ば過ぎです。時と いうのは相対的なものかも知れない。そんな風に今感じました。子 供の頃は一日が長く、一年なんてのはとんでもなく長いものでした。 何を見てもやっても珍しく面白く。それが誰でも、だんだんと..。 んー、そんなこと思うんだったら、永平寺にでも修行に行くか。一 日はとんでもなく長いぞ。いやいや急がば回れ、短くても長くても いいのだ。明珠在掌。メイシュタナゴココロニアリ。般若心経ーー。 秋はお茶会の季節です。明日10月10日は徳川美術館での茶会で す。なんと会費は2万3千円。ご当地一番の茶会です。明治村の茶 会はもう終わったのかな、そう4月でした。こちらは確か1万5千 円。どちらも行ったことはありません。22才ぐらいの時、会社の 茶道部から昭和美術館の茶会には行きました。2階で一服よばれた ことを覚えています。7千円ぐらいだったかなー。半分部費から出 まして。さすがに高い茶会では名品が出ます。徳川茶会では徳川家 に伝来した道具でお客さんに振る舞われるのです。利休の涙の茶杓 が出たこともあったようです。しかし万単位ですからねー。おいそ れとは。サラリーマンの身では。 本当はもっと先生方、個人でお茶会やられたらどうかなと思います。 ごく小規模で。京都の何かのお祭りの時は家を開放して、家の御道 具やらをお披露目して誰彼なくもてなす行事があると、以前本で読 んだことがあります。そうそうそんな感じで、他の先生方やら近所 の人にもかけていらっしゃって下さいと。今のお茶会のスタイルを 見ていると全くの内輪だけか、いきなり大寄せの茶会かしかないよ うでであります。内輪だけではもてなしの実践にはなりませんよね。 ましてや大寄せではねー。大枚をはたいて茶会へ行くのならば、3 回の内1回は自分の茶会に使ったらどうでしょう。そうすればお互 い、あまり手土産がどうのと気を遣わなくても済むかも知れません。 * 平成11年8月のお話し 暑かった夏も終わりです。朝方は少しひんやりするようになりまし た。そして蜩のカナカナという声が聞こえてきたら、いよいよです。 終わりです。26日多度大社へ行ってきました。まだ日が高かった ので鳴いていませんでした。夕方になると多分聞こえたと思います。 多度大社へは車で1時間程度です。何かあったらお参りに行くので す。その日は本厄のお払いをお願いしました。お払いなんて始めて で緊張しました。やっぱりこういうのは、精神のけじめなんでしょ うね。心地よい緊張というのはいいものだと思いますよ。 レギュラーの方、といっても二人しかいないのですが、どちらもお 休みで、今日は閑古鳥かなと思ってましたら、新しい方が三人もお 見えになりました。そうこうする内、檀家の方がやってきて全く油 断も隙もありませんでした。暑い日で、炭を少し多くつぎ過ぎたよ うで、釜の煮えがおさまりませんでした。夏下冬上でしたか、炭の つぎ方を言ったものです。なかなか釜の湯を適度にするのは難しい ものです。利休さんもそれを言ってます。茶の湯の極意はと尋ねら れた時に、湯を服の良きように沸すこと。尋ねた人はそんな簡単な ことでなくて、他にあるでしょうと。そしたら利休は、それができ たら貴方の弟子になりましょうという話しがあります。 そうそうついでに抹茶を飲む作法を教えてくれというのがあります。 とりあえず飲み方だけ。それだけで茶会でも、どこかのお宅で抹茶 を出されても大丈夫だと言うことらしいのです。全くナンセンスな ことです。何がって茶道では無賓主とか一座建立という言葉があり ますが、客振りというのがとても大切なのです。抹茶が出る場面に 限らず人と飲食を共にする場合、その場にふさわしい話題でもって、 なごやかに時間を共にすることが一番大切なことなのです。抹茶の 飲み方なんぞ、二の次です。そこでもてなされるだけでなく、ホス トに協力し、話題を提供することも必要なことなのです。 正月に友達が友達を連れてやってきたことがありました。その友達 は自分のことだけ話し、しまいにはえげつない写真集の話しを始め ました。こっちは薩摩切り子のグラスを冷やし、正月花も入れて待 ってのことです。思わず正月早々そんな話しをされたんでは、たま ったもんでない。さっ、もうお開きだから帰ってくれと言いました。 お弟子さんやらいろいろ家にやってきましたが、客振りが素晴らし かったのは、外人さんでした。京都のお寺で十年以上修行され、小 生と同じお寺で畑をもくもくとやっていた男です。嫌なことは一言 も話題にしなかった。修行時代の話しを面白おかしく話してくれま した。全くどっちが日本人なんでしょうねー。 * 平成11年7月のお話し 名古屋では梅雨が明けました。22日のことです。かんかん照りで。 皆さん体に気を付けて健康で1日1日を過ごしましょう。11日の 日は高野山に母と参ってきました。これで15年かかって四国八十 八ヶ所、完拝しました。高野山はお大師さんが入寂された地とあっ て、行く値打ちのある所でした。信じがたい山深い場所にありまし た。千二百年前の話しです。茶道は約四百年前。人は歴史の中に生 きている。そう実感した一日でした。 高野山からの帰り道、バスの中では大竹しのぶが出た映画が上映さ れていました。障害を持った子供を抱え、リストラにあい、安心し て働けるようボイラー技師の資格を取るというストーリでした。そ の職業訓練所での同じくリストラにあった人達との触れ合いを軸に していました。日本人の庶民の生活がやっと安定したのは、戦後だ という話しがあります。しかしほんのつかの間のことでした。本当 人は一体何をやっているのでしょうか。安定したかに見えた生活は 砂上の楼閣でしかなく、ちょっとしたことでぼろぼろになってしま うという。もう少し今の日本人は賢かったと思いたいものですが。 片や千二百年ですよ。高野山は多分、今後百年経っても変わらない と思います。千年でも人が生きている限り変わらない気がします。 しかし、この娑婆はどうなるのでしょうか。百年先さえも全く分か りません。茶道はどうでしょうかねー。寺院での茶道は残るかも知 れませんが、庶民の中では危ないかも知れません。今の日本人はア イデンティティを失っていると思います。ただ日本列島に住んでい る人間でしかなくなっている。親から子への伝承もどんどん薄れて いっています。どこかで、何らかの伝承、大きく言えば教育がやっ ぱり必要だと思うのです。子供の頃、道徳の時間や習字がありまし た。今もあるんでしょうかねー。 * 平成11年6月のお話し 今度のお稽古にはお客様が2名来られる予定です。20日、日曜日 名古屋三越で茶陶芸の個展を見てきました。そこでお茶碗を頂きま した。早速、これで一服お出ししましょう。徳川園のお茶会にも出 されている陶芸家だそうです。素直で少し小振りな抹茶茶碗です。 予想通り3名お客様がありました。まあお客というより初めての人 といった方が正解ですが。でもお二人は別な方でした。花祭りの時 に来られた方で、若い娘さんを伴ってのことです。もう一人は何と お着物で来られました。雨も降っているというのに。小生同様、不 審庵の短期講習に行かれた方でした。ずっと子育てに追われて、よ うやく時間が少し取れるようになったとのことです。茶道はその間 離れていたそうですが、さすが身のこなしが違います。いつもの人 達は目を白黒させていました。こういう方が一人座に加わると、雰 囲気ががらっと変わるものですね。 2時頃おいで下さいと案内していたので、ちょうど最初のお薄が終 わるぐらいの時に来られました。小生がそれからお薄をやって例の きん窯天目で、一服召し上がって頂きました。そして久しぶりにお 濃茶を、当クラブNo.1にやってもらうことにしました。縁高重 を出して、おまんじゅうを一つずつ入れましてと。お客様には5人 座ってもらって。えらくしーんとしてましたよ。最後の拝見では、 ふすまを閉めて亭主は下がります。正客が定位置にお道具を返しま す。そこで一瞬の時間の空白ができるのです。ここでどうぞなんて 亭主に声をかけたのでは、駄目です。 するとすーっと、ふすまが開いてやおら亭主は入ってきます。これ が面白いのですよ。さてなんて答えるか。これまた面白い訳です。 決まりきった問答ですが、大変結構に拝見させて頂きました。ただ 今のお茶入れは、お茶杓は、おしふくは。亭主は何それと答えるわ けですが、どうせ名のある物ではありません。適当に銘を付けるの です。これがちょっと恥ずかしいのですね。若い娘さんだったりし たら、もう顔を赤らめて茶杓の銘を "朝顔" でございますとか言う のです。でもおばさんはいかんなー。恥じらいがなくなっている。 お茶の時は恥じらいを忘れてはいけませんよぉー。 * 平成11年5月のお話し だいぶ暑い日も出てきました。そろそろ夏の雰囲気が漂ってきま した。安城の会社の周りは田んぼで、夕方になるとカエルがゲロ ゲロやっています。5月のお稽古はお客様は5人でした。先月か ら加わった人にもお点前をやってもらいました。多分十年振りぐ らいなのでしょう。思い出しながらですので、だいぶ時間がかか ってしまいました。小生も見ていて、どこまで行ったのかなと一 瞬思ったりしました。来月もがんばりましょうねー。 お菓子はいつも買う店があるのですが、行ってみたら休みで、こ りゃ困ったことになった、どこで買おうかと思いました。反対方 向に確か一軒あったなと行ってみました。いろいろ茶道で使えそ うなまんじゅうがありました。じょうようとあやめというのを買 ってみました。1個160円ですがね。ちょっとあんが、口に残 るような気がして、やはりいつものお店の方がいいなと感じた次 第です。お抹茶もその日は買いました。じいさんがやはり一人留 守番をしていて。新茶ももらちゃいました。どうもありがとう。 掛け物は、見慣れない色紙があったので、それにしようと掛けて みました。なんて書いてあったけ。いかんついこの前のことなの に忘れてしまった。いい加減な先生だこと。さて来月は、本当の お客様が3人ぐらい来られるかも知れません。楽しみです。茶会 に変身ってとこです。長板に平水差にしようかな。この平水差は 瀬戸の陶芸家の方に頼んで、3年越しでできたものなのです。シ ンプルで何の変哲もない形をしています。まだ使いこなせないで す。もっともっと勉強しなくちゃ。 * 平成11年4月のお話し   だいぶさぼってしまいました。花祭りの茶会も無事終わりました。   お客さまは80人ぐらいでしたでしょうか。今回は3月からみえ   た若い女性2名も助っ人に加わり、始まって以来の華やかな雰囲   気になりました。着付けはお寺の檀家のおばさんがやってくれま   した。総勢7名もお願いしちゃいました。来年は自分で着ましょ   うねー。茶会の最中お稽古もやっているんですかーと、お尋ねが   何人かからありました。今月末のお稽古は、またにぎやかになり   そうです。   そうそう品のよさような2人連れのご婦人が席に入りました。な   んと母が入っている短歌の会のおえらいさんでした。小生席に入   り応対しましたが、掛け軸の書もすらすら読まれるし、ただ者で   はないなと感じました。檀家総代の方も同じ会に入っていて、呼   ばれたとのこと。後で分かりました。まったくどのようなお方が   来られるか分かったものでないので、大変です。なんかえらく気   にいられたみたいで、また来ようと話していたそうです。 * 12月のお話し もう今年も終わりになります。月に一回ずつ釜をかけて、あれよ あれよという間に1年が過ぎていきます。自分自身もう一度初心 にかえって、お稽古にいかないかんと思いつつ。もはや自分が教 えていく番なのかな−とも。今月のお稽古は、レギュラ−1人と 以前来られていた方2名、それに和尚さんでした。お点前はレギ ュラ−の方にやってもらいました。この方は3年ぐらいなるので すが、全くの初心者で、茶道は無理かなと思われました。しかし 奇麗な点前になりました。座っている姿もお茶らしくなりました。 小生としても、うれしいことです。おばさんでも立ち振る舞いが 奇麗になることは、茶道が本来もっている力のなせる業です。そ れを間違わずに、引き出してやると自然に茶道らしくなっていく ものです。女性が茶道をやる意味というのは、ここにあるのかも 知れません。ここで奇麗だといっているのは、点前の順番を正確 におっていくことではありません。雰囲気なのです。長年、茶道 の稽古をしている女性の中には、きっちりお点前し過ぎて、面白 くないな−と思うことがあります。 さて来年は、この前から来て下さるようになった方をしごくこと にしましょう。先ずは花を入れて頂こうかな。あとは姿勢を直し てと。半東の経験もないようだから、その稽古もして頂こう。普 通の稽古ではなかなか半東というのは出てきません。茶会ぐらい のものですかね。このお寺の稽古では、いつお寺さんへのお客さ んが来るか分かりません。そのためお客さんがきた時点で、茶会、 つまりおもてなしの茶に変わるのです。面白いでしょう。もし初 めて稽古に来られても、そのような場面になれば即あなたも亭主 方に回るのです。 * 11月のお話し 10月のお稽古はなぜかたくさんの方が見えました。それに加え お寺の先代の法要もあり、お坊さん方の接待をさせて頂きました。 小生も黒紋付きで正装することにしました。五月頃、着物を頼ん でいたのですが、わけを言って間に合わせてもらいました。白生 地を泥染めで黒に染めて、はじめて黒紋付きを着ました。いや− 普通の着物とはまた違いますね。本当ピシ−としました。女性陣 も黒帯を締めてもらって。いつにないお稽古になりました。この ホ−ムペ−ジを見て来て下さるようになった女性にも、着物をそ の場で着せてしまってワイワイ楽しい一日になりました。 小生のこのクラブには遠慮は禁物です。一度覗いて見たいな−と 思われている方は、飛び込みで結構です。一緒にまんじゅう食べ てお抹茶を頂きましょう。初めておいでの方はお客様ということ でタダです。それ以後は1回500円です。しかし嫁さんもらっ たら、こんなように続けられるかな−。一緒にお茶を楽しめる嫁 さんが来てくれなくては。甲斐性なしですが皆様よろしく。 * 10月のお話し 10月15日から19日とかけて、四国に帰えりお遍路さんをし てお祭りをみました。名古屋に戻る際、岡山で途中下車し後楽園 も初めて行ってみました。さらに備前の伊部にいきました。伊部 までは何もないところなのですが、伊部についたらもう備前焼の お店ばかり。陶芸家が皆それぞれお店を構えているのです。しか し結構高いです。水差しや茶入れはどの店も、だいたい8万円か ら10万円といったところ。花入れは1万円から。もう一杯あり 過ぎて選ぶのに困ってしまう。 そんな中、じょうろうほととぎすをウィンドウに入れてあった店 で話が弾み、筒型のオ−ソドックスな花入れを買うことにしまし た。桐箱に入れてくれました。家に持ってかえり、あらためて見 るとなかなかのものです。荷物を一杯もって、さらに陶器まで買 って帰えるのは結構こたえました。しかしよかった。今月のお稽 古に早速使いましょう。さて何を入れるかな。今から楽しみです。 追記:じょうろうほととぎすというのは、ほととぎすの仲間でも 非常にデリケ−トで育てるのがかなり難しいらしいです。そのお 店にあったのは、葉っぱも見事について黄色の可憐な花がついて いました。花入れは口がややすぼまった形のもので、少し垂れぎ みで、このじょうろうほととぎすを一枝入れてありました。