クライマーズ・ハイ

満 足 度
55.3%
回答者数28


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★★★
From: トッチャンボーヤ(NO MAIL) 8月 28日(木)20時25分01秒
仕事に対するぶつかり合いを描く物語は大好きです。面白かったと思います。役者陣もはまってたと思います。しかし、この描き方だったら、現代パートと家族関係の描写は余計かなと思います。題名にある『クライマーズ・ハイ』にこだわらなければ、山登り仲間の部分もいらないと感じます。新聞社の話がメインにあるわけだし、あの原作を映像化するなら、思い切って絞るべきだったのではないかと…。その方が、あの事故に対し、どう向き合ったかが表現できたはず。その意味で、読者投稿の場面がなくなったのは残念です。とは言え、このトーンがたまらなく好きっす。
From: りゅうた(NO MAIL) 8月 18日(月)01時32分05秒
原田カントクって、ホント独りよがりな映画ばかり作りますね。それでも今回の映画は、魍魎や伝染よりはマシですが、それでも自己マン120%でしたね。大統領の陰謀チックな不自然な新聞社セット、P・グリーングラスの向こうを張った(つもりであろう)揺れるカメラと細かいカット割。さらには古の名画からの引用「チェック、ダブルチェック」・・・カントクはどれもお気に入りのようですが、結局この物語(原作)を1ミリも活かしてないということには気づいていないようですね。皆さんおすすめのNHKバージョンは、確かにこの映画の100倍よかったです。
From: なつき(NO MAIL) 8月 16日(土)14時18分23秒
1985年だと思わせる「気遣い」も見られず、不自然な美術セットにガッカリしています。 新聞社内は日頃仕事をしていないかのように整然としていて社長室は床に社章が描かれているセンスにリアルは感じません。世界観を確立せずに、人々がただ怒鳴り合っているだけではいけません。 人間は怒鳴られれば緊張します。 そこで画面では素早く切り変わるカットの数々でさらに緊張感は増します。脚本も破綻しているので、観客に想像させる余地を与えたと言うのは勝手です。描ききれない部分をそのようにすり替えてしまう監督には力があるとは思えません。 2時間半もあるのに無駄ばかりです。
★★★★★
From: THX(NO MAIL) 8月 13日(水)20時36分58秒
傑作です。登場したキャラクターが全て魅力的に演出されていて、特に重要なシーンでのセリフには迫力、説得力が素晴らしい。全ての人物が悠木を核として、生き生きと描かれていました。多くの命を飲み込んだ凄惨な大事件を知らない世代も含めて、報道するサイドの群像劇として昇華させる事によって、しっかりと観客の心に刻んみこんだ作品だと思います。
★★★★★
From: Diaz(NO MAIL) 8月 8日(金)17時11分49秒
映画を見て、原作を読んだら、NHKのドラマも見たくなって3作見てしまいました。「NHKのドラマが上」という評価が目立ちますが、私はそれぞれに力作と感じます。あれだけの原作を2.5Hで忠実にドラマ化したNHKのプロデューサーには頭が下がりますし、ナレーションを使わずに演技と映像でぐいぐい押してくる映画も、また違った魅力があり、この3つの作品に最近無かった満足感を覚えました。もうすぐ8月12日ですね。
★★★★★
From: 西瓜糖(NO MAIL) 8月 5日(火)23時36分35秒
とにかく熱くて男くさい映画でした。こういう邦画を観たのは久しぶり。一緒に観にいった邦画嫌いの友人も「良かった!」と言わせるくらいでした。思ったより事故の場面はなく、新聞社の人間関係の引っ張り合いが軸でした。編集と営業の対立の場面の緊張感がおもしろい。この映画の一番の収穫は「堺雅人」ですね。今まで特に意識していなかったんですが、こんなに上手い俳優だとは!個人的には、事故調査委員長に取材する時、後ろから音もなくしなやかに近づく様子がよかった。色気があります。
From: 花水木、キイ(NO MAIL) 8月 5日(火)00時50分36秒
この映画は全編通じて表面的だ。あの事件とそこに関わった人たちを真剣に見据えていない。撮りたい映像、カッコイイと思う映像を繋いでるだけ。だから、響かない。航空機史上最大の犠牲者という現実の事件があるからこそ、この映画に重みがあるように感じられるのであって、原田監督の演出では、それはまったく感じられなかった。米軍絡みの母の回想社長のセクハラニュージーランドロケ全部いらん!事故遺族が社を訪れるシーン親子関係もっとちゃんと描け!事故原因を疑うテロップそんなことで映画に重みを出そうとするな!
★★★★
From: ゼッペキ、ハーケンだっちゅ(NO MAIL) 8月 4日(月)20時18分01秒
原作の素材の選択と配列をかえ、新たなストーリーを加えて構成しなおした労作。よく根気強く映画化したもんだ。演技と演出がすごい迫力。ああいう現場のやりとりに慣れてない優しい方々は面食らうだろう。ネタバレ「ベルト・サスペンダー」「チェック・ダブルチェック」というコトバを挿入して、ネタを落としたくだりを描いたあたりは、原作のヘタレトラウマ負け犬感を払拭してグー。「クライマーズハイ」「下りること」が非常に明快になった。原作が言わんとしていたことなのか、一解釈(新たな創作)なのかは、正直よくわからんが。原作読んでいたがため、「原作と違うじゃん」と思いながら以上のような余計なことも考えてしまった。それは罪だ。楽しめたけどね。原作読んだ観る映画は、いつも苦労する。寸止め海峡の美徳。あれが事故原因ではないといつかなったとき、降りた信念・勇気、直感が本物になるのでしょうか。下でどなたか書いてたが、そうしたいという監督の思いが確かに伝わった。
★★★★★
From: トム・ビショップ(NO MAIL) 8月 3日(日)01時35分31秒
 スピード感、ディティールまでのこだわり。原作とは異なる設定。珍しく原作と同等の出来。メタファーも隠し味としてよく使っている。叙事的で強烈な現実をみせつつ叙情的な余韻を少し見た後に残された。魍魎に続き素晴しい。キャスト・スタッフ全てに敬意を表せる日本の数少ない社会派ドラマだと思いました。
★★★★
From: ぴっける(NO MAIL) 8月 2日(土)08時54分53秒
新聞記者の魂の映画、みたいな。今、現在でこのような新聞記者たちがいるのだろうか?とか情熱を持って自分は仕事してるのだろうか?とか。なんか、仕事のことずっと考えて見てました。組織の中では「個性」というのはやっぱ活かしきれないんだな、と。ラスト近くの「抜きネタ」シーンはかなりしびれました。でも、確かに説明不足の映画でもあります。
★★
From: мiо(NO MAIL) 8月 1日(金)13時45分47秒
全体的には良かったんですけど・・・いまいちスカッとしませんでした。せめて最後、1面を派手に飾って終わってほしかったなぁ
From: ちり(NO MAIL) 8月 1日(金)01時25分37秒
堤さんはじめ皆さん素敵でした。でも、映画は何だか楽しめなかったです。(あ、funじゃなくてinterestじゃないというコトです。)私は日航機事故の年に生まれたんですけど、それを題材にしてるから、だからなに?みたいな。うまく言えないですけど、え?それで?ってツッこみたくなるようなそんな感じです。
★★★★
From: どりんかーずはい(NO MAIL) 7月 31日(木)00時03分19秒
小説愛読者です。荒いが時間におさめたなかでは最高の出来!だと思います。堺雅人の佐山に免じて干し4つです。
★★★
From: ダブルJ(NO MAIL) 7月 27日(日)10時00分30秒
普通に面白かったです。しかし、映画の評価を、他人のレスにムカっときたからって、腹いせに?低評価をつける人がいることにビックリ。
★★
From: 磯貝十郎左衛門(NO MAIL) 7月 26日(土)09時07分53秒
日航機墜落事故を取り扱う報道機関の話ならば、絶対に避けては通れない「事故被害者への直撃取材(現在の心境など)」という部分の描写が必須だと思いますが、劇場版ではその部分がバッサリとカットしてあるため、都合の悪い部分を切り取られた感は否めない。この事件を直接的ではないにしろ取り扱うのならば、前記の描写と遺体搬送の体育館でのくだりなどは不可避なはずなのに、それらが省略されてしまっているため、「現場の混乱」、「記者の熱意」は観客に伝わろうが、事件事故の背景から浮いてしまっているかのよう。ここらへんは、上記の描写を全て取り入れたNHK版「クライマーズ・ハイ」の方が出来が良いと言われる所以だと思う。NHKの方は悠木が部下に遺族への取材や被害者の面取りを命じる場面があり、それに反発する新入社員の部下(後に事故死)など、極めてリアルな実際にあったであろう人間の葛藤が逃げる事無く描かれており、製作者の本気が感じられました。特に被害者の面取りは「その方が(新聞が)商品としてよくなるから」という理由を悠木に言わしめたあたりは、マスコミの現実を表している白眉な部分です。今回の劇場版は、不要な描写が多すぎる上に編集が雑な部分があり、極めつけは「役者のセリフが聞き取れない場面が多い」という映画として致命的な要素が多いだけに残念です。駄作ではないが、今一度ブラッシュアップしてから出し直すべき内容だと感じた。
★★★★
From: jun(NO MAIL) 7月 25日(金)18時21分39秒
この作品はとても真面目に作られており、私は好印象を受けた。以下ネタバレありこの作品を見ようと思う方は、間違えてはいけないのはこの作品は日航123便の墜落における原因を探る話ではないし、事故事態を直接扱う話でもない。あくまで未曾有の大惨事を扱うことになった、地方新聞社の遊軍記者の社内での葛藤や、人間関係を縦糸に、家庭内での孤立や息子との確執を横糸として編み上げたものであるということ。ラストに挟まれる原因うんぬんの字幕は事故原因に疑問を投げかけるものではなく、作中で事故原因とされている圧力隔壁の損傷以外にも異論を唱える人は多く、他の原因かもしれませんよ、という公平を保つためのメッセージであろう、このあたりはゾディアックとはまるで違う。さらに言えば、この事故を映画にすること自体を問題とする方もいるようだが、作中でおかしな改変をされることもなく扱われているので、私はまったく問題とは思わなかった。この作品が問題だ、不愉快だというのなら「マリと子犬の物語」などはどうだというのだ。原作を大きく捻じ曲げ、お涙頂戴の物語に仕立ててしまっている、このような売らんかなという根性が見え見えの作品にこそ憤るべきであると私は思う。俳優陣は原作の熱い雰囲気をよく再現しており、丁々発止のやりとりなど見せ場は存分にある。ただ、家庭内での孤立を描く場面が説明に多くの時間を割かず、僅かなエピソードとセリフしかない為に、自分で補間するようになるが、必要にして十分なヒントは散りばめられている。映画という尺の決まった中ではこのくらいが限界なのだろう。
★★
From: ハジメ(NO MAIL) 7月 25日(金)08時46分59秒
うーん、自分はこの作品、乗れなかったなぁ。最近のマンガみたいな日本映画の中では健闘してる部類だと思うんだけど、役者の熱気がカラ周りしてるっていうか。うまく言えないんだけど、役者が頑張れば頑張るほどコッチが冷めちゃうっていうのかな。あのタイミングで有名な「遺書」を読ますのもメチャメチャ意図見え見えって感じだったし。
★★★★
From: けいすけ(NO MAIL) 7月 23日(水)23時31分40秒
 序盤はいまいちかなあ・・・と思って観ていたのですが、段々作品に引き込まれていきました。 編集局と販売局、デスクと部長など北関東新聞社内の人間関係が面白かった(というと語弊があるかもしれませんが)です。 1985年の日航機墜落事故の事故原因はまだ諸説があるそうで、事故の究明はまだ終わっていないのだ・・との思いを新たにさせられました。
From: yuuk(NO MAIL) 7月 23日(水)08時58分50秒
ここの皆さんのコメント、マジ?って感じです。原田カントクファンの皆さんですか?僕の周りでは、ほとんどが否定派なのに・・・・。・時代の空気が感じられない・小手先の編集テクがウザイ・日航機事故を狂言回し的に使うのはいいが、敬意が感じられない・セクハラ描写がうっとうしい・母親の過去って関係あるの?・ラスト、海外ロケの必要が感じられないなどなど。相当ガッカリきましたけどね、個人的には。
★★★
From: けんどー(NO MAIL) 7月 20日(日)19時50分41秒
※内容に触れてます。ここ数年駄作・愚作が続いた原田眞人だが、今作は昨今のハリウッド映画的な緊張感溢れる絵作りと最近のトレンドに背を向けた「いい顔俳優」をメインに据えた大胆なキャスティングで実に腰の据わった力作に仕上がっていた。少なくとも前半までは…しかし映画は中盤以降から話の軸が二転三転し、それまで保たれていた緊張感がぷっつり切れてしまっている。ハッキリ言って●○の愛人や悠木の過去話なんて不要だし、そもそも映画の一つの核である社長と悠木の対決自体が、互いの対立点が映画の中で見えないこともあって消化不良も甚だしい。原作に準拠した脚本にせざるを得なかったにしても、焦点が定まらないドラマを繰り広げた結果、映画は日航機墜落事故と関係のない展開に向かってしまったのではないか。実際問題あのタイミングで有名な「遺書」を朗読する必然性がまったく不明で、その辺は前半で登場する自衛隊員のエピソードの重厚感と比べてもまったく見劣りしてしまっている。ラストシーンも長すぎる。志の高い映画であることは否定しないが、あまりに問題が多く、諸手を挙げて賞賛することができない、というのが正直な感想。
★★★★
From: pon(NO MAIL) 7月 19日(土)23時53分44秒
わかりにくい場面や聞き取れないセリフがいくつかあり、見終えた時は正直NHKのドラマの方がよかったなと思った。主人公とその家族との関係、特にラストがいまひとつすっきりしない。また老け方がいまいちの為か時代の流れが感じられない。連赤連赤と早口で言われても、若い人には何の事かわからないだろう。しかし、緊張感はすごかった。それにしても、元ちとせは必要だったか・・?
★★★★★
From: PON酢(NO MAIL) 7月 18日(金)19時54分14秒
演技合戦だけでも見応えたっぷり!邦画は特撮やCGではハリウッドに逆立ちしたって適うわけないんだからもっともっとこんな映画を作らなきゃ!持続する緊張感に興奮しました!
From: まろん(NO MAIL) 7月 17日(木)01時06分17秒
この映画が何を伝えたかったのか皆目分からないというと言いすぎだが、本質以外の部分だけが肥大化し、一番大切な「真実」の持つ重みがどこにもない。圧力隔壁破損説」に疑いを投げかけるメッセージをラストに取ってつけたように映し出すセンス、最後に海外で締める意味、どれも中途半端。それでも昨今の邦画と比べれば、それなりのレベルの作品ではあるが、数年前にNHKが見事にドラマ化しているので、それと比較して辛口の採点とした。
★★★★★
From: 四朗(NO MAIL) 7月 15日(火)22時07分55秒
NHKで放映されて佐藤浩市が主役を演じて岸部一徳との激しいやりとりが有名になった作品だが、今回もそれに負けず劣らず良い作品になった。再度映像化した理由としては、墜落原因をスクープしようとしたとき、堺雅人にいわせた「(圧力隔壁の破壊が原因というのは)話ができすぎてますよね」のひと言だろう。当時はこれで済んだ話になったが、未だに米軍がらみの事故ではないかという憶測が叫ばれ、映画の中でもチラッと話されてる。堤真一の母親の話、妻や息子との別れ、友人のくも膜下出血での入院、社長のセクハラなど話を広げすぎた感はあるが、それらを差し引いても新聞社内でのぶつかり合いは迫力があった。「インテリが書いてヤクザが売る」といわれる新聞をうまく表現。最近はこういう男くさい映画に良い作品が多い。久しぶりにもう一度見たくなる映画だった。
★★★★★
From: よいき(NO MAIL) 7月 14日(月)12時38分31秒
この作品の主人公、悠木はこの作品の原作者でもある方です。そのあたりを知っていると…この作品は決して日航ジャンボ機の墜落原因とか悲惨さを伝える作品ではないということがわかってもらえるのでは?と、思います。ひとつの事故がきっかけでいろいろな方々の人生が変わる。新聞記者としての葛藤も上手に描かれているし…。かなり原作に忠実に作ってあるなと。原田監督は「金融〜」とか「あさま〜」とか群像劇がけっこう上手だとあらためて思いました。
★★★★★
From: ウッド(NO MAIL) 7月 14日(月)09時40分22秒
この映画は大変な傑作だと思います。少なくとも、わたしの映画人生の中では深く記憶に残る映画のひとつとなりました。比喩的表現としての山岳シーンを含め、随所にこだわりを感じる映画でした。インターネットを調べてみましたら、こんな記事がありました。抜粋ですが・・<8.12連絡会 日航ジャンボ機御巣鷹山墜落事故被災者家族の会>の代表の人からのコメント『「一人でも多くの人に観てほしい。」そして、監督さんはじめこの映画の製作に携わった皆様へ 520の御霊とともに「ありがとう」と伝えたいと思っています。』当事者の方からこのようなコメントを寄せてもらえる映画というのは幸せな映画ではないでしょうか。
★★
From: 出瀬千駄郎(NO MAIL) 7月 13日(日)23時41分32秒
初日に鑑賞しましたが、新聞社内での人間ドラマは大変良かったと思います。ただ日本航空123便の墜落事故自体が完全に背景となってしまっているがため、事故自体の悲惨さがあまり感じられず、悲壮感が予想していたものより さほどなかったというのが正直なところです。事故現場の描写の関係から、現場から帰還した記者の見た地獄というのがイマイチ伝わってこないため、後半で同僚が事故死するのがピンと来ない。堤真一が被害者遺族に新聞を無料配布するシーンは良かったのですが、もっと被害者遺族に直撃せねばならない記者の葛藤などを挿入した方が、より事件がリアルに感じられると思いました。この日航機墜落ものは以前TBSで放送された「ボイスレコーダー」という再現ドラマの出来が良かっただけに、どうしてもそれと比較してしまいます。作品が当てている焦点自体が違うので、一概に甲乙がつけがたいのですが、更に映画版にはカタルシスがないので、ちょっと鑑賞後が微妙ですね。個人的に、現代シーンの必要性を感じなかったので、あれは全部カットした方がよかったと思います。あれのせいで話の緊迫感の腰が折られたような感じになっているのは否めません。社長のセクハラ描写も作品のポイントと関係がなく、正直 盛り込みすぎて消化不良になっている作品だと思います。もっと目の前で起こった大惨事に対して、新聞記者がプロ魂を持って真実を伝えるために被害者の心情を推し量りつつも取材敢行して、「紙面でどこまで命の尊さを訴えられるのか?」というメッセージを全面的に打ち出した映画なのかと思っていましたが、自分の期待とはだいぶ異なっていたので、評価としては残念ながら今ひとつです。ただ決して駄作ではなく、報道現場の空気は感じられる内容の作品になっているので、一見の価値はある作品だと思います。
★★★
From: ネコバ(NO MAIL) 7月 13日(日)17時04分02秒
重大な事件に直面した、立場の違う新聞関係者同士の対立・あるいは個人の中での葛藤と言うものは十分に描かれている。堤真一、堺雅人、遠藤憲一を始めとする役者の面々の熱演もあり、あの事故下での報道現場の混乱は強烈に伝わってきたし、それによって生み出される臨場感は、まるでサスペンス作品であるかのように観るものを圧倒する。しかし個人的にはこの作品を、優れた人間ドラマだと言うことだけで、手放しで単純に評価することは出来ない。何よりあの事故を、被害者でもなんでもない、部外者の人間ドラマを作るためのネタとして利用していることに対して、個人的にはある種の不快感を感じる。この映画が、事故の真実に迫った作品と言うのなら問題はない。しかしこの作品は事故そのものを描いているのではない。本作は、あの事故を伝える報道現場をフィクションにして描いている。更にはそこで展開される人間ドラマは、登山シーンやエンディングを見ても分かる通り、結局は悠木という一個人の物語としても描かれる。日航機墜落事故を描きたいのであれば、安西や悠木親子などの架空の個人の話は入れるべきではなかったし、逆にそう言った個人のドラマを描きたいのであれば、「日航機墜落事故」や「御巣鷹山」などの実在の名称は使わず(最終的にはそれを想起させる結果になるにせよ)、あくまでも架空の事件・事故として作品化して欲しかった。現場の記者たちの壮絶なやり取りなど、濃密なドラマとして観るべきところの多い作品であるだけに、本作を上記のような理由で一映画として素直に評価出来なかったことは、個人的には非常に残念に思う。